Comptoir15(コントワール15) (大阪・西大橋) 

西大橋の商業ビルの半地下エリアにあるビストロ、Comptoir15に初訪問。創業は2015年9月とのことです。ミシュランガイド京都・大阪では、2020年から2023年まで4年連続ビブグルマンに選出されています。



お店は初めましてでしたが、当店の店主は、20年以上前に吾々が通っていた某老舗ビストロでソムリエ、その後店長を勤められた方。20年前にその店を借り切って吾々の結婚式の二次会を行った際にスタッフとして担当していただいた方でもあります。
今回、おそらく10数年ぶりの再会を果たしましたが、吾々のことを覚えていただけていたようで嬉しく思います。

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厨房を囲むように配置された円形の珍しいカウンターに通され、再会の挨拶もそこそこに、先ずはシャンパーニュでカンパーイ。

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当店は料理はアラカルトで、ワインは店主におまかせで、というスタイル。
ひとまず初めてなので前菜盛り合わせ(2人前)からお願いしました。

パテドカンパーニュは、かつて通い詰めた某老舗ビストロの味を思い出しました。当店の店主がその店のスタッフだった頃、キャセロールに入ったパテドカンパーニュをテーブルまで運んできて、フォーク何本分の厚さに切り分けるかを聞いてくれるのが楽しかったなぁ。

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2杯目は、私はアルザスのオレンジ、

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妻はラングドックの白を、それぞれ選んでもらいました。
前菜盛り合わせだけで延々と飲めるので、次の料理の注文を忘れていました。

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次の料理に合わせて、私にはブルゴーニュのシャルドネを、

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妻にはシャブリ。

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頼んでいた料理はエスカルゴ ブルゴーニュ風。こちらもかつて通った老舗ビストロで定番だった一品です。

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メインの肉料理に合わせたワインは、私にはマディランの赤、

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妻にはボルドーの赤。

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メインに選んだのは、黒豚トマホーク(肩ロース)スパイスロースト。
見よこの迫力! 最高に肉食ってる感がありウマーでした。

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食後のデザートワインとして出されたのは、私はシャンパーニュの酒精強化ワイン、

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妻はルピアックの貴腐ワイン。それぞれ珍しいものを出してもらったような気がします。

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私の柚子とチョコレートムース ムース・オ・ショコラ添え、

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妻のモンブラン 塩キャラメルアイスクリームにもよく合いました。

よく食べ、そしてよく飲みました。会計はひとり1万3千円ほどだったので、ワインの値段は逆算すると1杯あたり1,200〜1,500円といったところか。
店名の通りカウンターとテーブル合わせて15席のお店を、店主ひとりで調理から配膳、会計までこなしており、しかも料理やお酒の提供のタイミングもまったく破綻することなく、スーパーマン級のプロの仕事を見せつけられました。
料理はまだまだ食べてみたいものがたくさんあるので、これからビストロの気分のときは利用して常連を目指したいと思います。
いやぁいい店だった。なんでもっと早く行かなかったんだろ。ごちそうさまでした。



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余白 (大阪・本町) 

コロナ禍だけが原因ではないけど、お気に入りの飲食店がなくなったり、閉店まではしなくても営業形態が変わってしまったりといった経験を重ねるにつれ、そのお店に通っていた当時の自分の考えを記録に残しておけば良かったと思います。そのお店のどこに自分が惹かれ、毎回通っていたか、何を食べ、何を飲み、何を思い、何を感じ、何を考えていたか、時間が経つとともに、どうしてもだんだんと記憶は薄れていってしまうからです。
一昨年あたりから当blogで訪れた飲食店の記録を積極的に残すようになった理由のひとつです。



"余白" は2021年2月に本町の久太郎町にオープンした焼菓子(昼)とフランス料理(夜)のお店。シェフは札幌出身で、吉花(過去記事)がオステリア・ヨシエだった頃(おそらく)に働かれていたとのこと。
吾々は今回吉花の吉江シェフにお店を紹介していただき、昨年の12月に初めて訪れました。
外観写真は公式サイトより(はいまた撮り忘れた)。

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この日の献立。
当店のコースは8品12,000円と6品7,800円の2種類があり、今回は初めてと言うこともあって12,000円のコースをお願いしました。

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カウンターだったのでワインも目の前のシェフに相談しながら、シャブリをボトルでお願いすることにしました。スッキリ冷えていて目が覚めるような美味しいワインだ。

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・トリュフと柚子のケークサレ

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・ズワイガニとマスカット 大豆 ココナッツ 冬瓜

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・桜肉と甘エビ 山葵 金柑 三つ葉 蕗

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・トマトと鰹節 雲丹 茴香タリオリーニ

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・鴨のソーシソン 根セロリ 山菜 蕗の薹

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・鰆 柿の田楽 菜の花 柚子 キャビア

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・青森 銀の鴨 根パセリ バラ 秋トリュフ

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デザートワインも選んでもらいました。ヴィショラ。

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・日本酒と酒粕のフォンダンショコラ 加計呂麻島の海塩のソルベ

以上、食材の組み合わせの妙技には吉江シェフの遺伝子を感じつつ、どのお皿も手が込んでいて美味しかった。

前述の通り12,000円と7,800円の2種類のコースに加え、アラカルトの注文も可。カジュアルな雰囲気で居心地が良く、お酒もお手頃な価格のものが揃っていて、これから通いたいお店に出会うことができました。
かつて同じ本町にあった某レストランに月イチで通っていたことを思い出したりもして。吾々にとってそんな存在のお店になればいいなと思います。



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吉花(CHICCA) (北海道・札幌) 

ミシュランガイド札幌2017でビブグルマンに選出されたイタリア料理店オステリア・ヨシエが、移転とともに吉花(CHICCA)(キッカ)と店名を変えて再オープンしたのは2020年のコロナ禍1年目のこと。
吾々は、妻がインスタでフォローしている札幌のグルメな方の投稿で、お店の存在を知りました。
完全予約制・紹介制とのことでしたが、昨年の5月にインスタのDMで吉花の吉江シェフに連絡を取ったところ、快く予約を受け入れていただき、昨年10月の訪問を心待ちにしていました。



二条市場近くのビルの1階の奥まった場所に、暖簾のかかった日本料理店のような佇まいのエントランス。
店内はオープンキッチンのカウンター6席というミニマムな構成ながらも開放感があります。特にフルオープンの厨房が広々としており、清潔感があって、しかもお洒落。様々な調理器具が、いつでも使えるようにシェフの手の届く場所でスタンバっている様はとても格好良い。

この日は吾々を含む5名3組のお客さんで18:00一斉スタート。席に着くと、先ずナイフを選ぶ儀式(居酒屋で日本酒を飲むお猪口をお盆から選ぶイメージです)。ポルトガルのナイフがあったのでもちろんそれをチョイスします。
お料理は12,000円(税サ別)のコースに、5杯6,000円(同)のワインペアリングをお願いしました。

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1杯目はフランチャコルタでカンパーイ。

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この日の食材がプレゼンテーションされました。期待に心弾む。

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・小豆島の新物のオリーブ

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・あん肝のブルスケッタ

あん肝にイチヂクという組み合わせ。もはや鉄板の酒泥棒である。

洋皿なのですが金継ぎが施されており、シェフに尋ねると金継ぎは自らでされているとのこと。お洒落です。

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・マツカワガレイ 神経締め4日目 オリーブオイル・塩・ワサビで

実に滋味深い。しかし最初の泡でここまで引っ張るにはちと酒が足らんぞ。

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とか思ってたら2杯目の白が来た。ヴィノジア。

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・真ダチ マルサラ酒漬け

今日もタチがいただけてとても嬉しい。シチリアの酒精強化ワインを使った変わり種。

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・牡蠣と鞍掛豆のタルタル

シェフや同席した常連さんと、鞍掛豆は別名パンダ豆と呼ばれてるんですよ、という話でプチ盛り上がる。

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3杯目は嬉しいオレンジワイン。サラローラ。

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・松茸のグリル かぼちゃのピュレ オホーツクの塩

松茸を炭火で焼くという直球ながら、付け合わせにイタリア料理の精神が宿っている。

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・蝦蛄のグリル かぼちゃと蝦蛄出汁のポレンタ

それはこの蝦蛄にも同じく。かぼちゃで作られているので言わばポレンタ風なのですが。

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なんと4杯目もオレンジ。マッダレーナ。

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・網走の白魚 イクラ むかごのリゾット

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・金華豚の炭火焼き 粒マスタード添え

かなりレアな見た目の火加減で、肉食ってる感が強い。

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やっぱりお肉には赤ですよねー。5杯目はモンキエーロカルボーネ。

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・ボリボリ茸 はたけしめじ ポルチーニ 春よ恋のタリアテッレ

タリアテッレは目の前のパスタマシーンで切り立てのパスタをその場で湯掻いたもの。

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・ラフランス 黒イチヂク いちごのザバイオーネソース

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・ほおずき

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・エスプレッソ

以上、前述の通りおまかせコースとワインペアリングで、ひとりアタマ2万2千円に届かないくらい。
また、シェフや隣り合わせたお客さんとの会話も楽しく、この日は札幌のおすすめ鮨屋をいくつか教えていただいたりしました。次回札幌訪問時に活かしたいと思います。
そのときには、吉花への再訪も必ず。

それにしても、いいお店にはいいお客さんが集まるんだなぁと改めて感じました。
吾々もプロの客として、そのようにありたい。



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【ビール】本当に美味しいノンアルコールビールを探せ2023 (9本目) アサヒ ゼロ 



今年10月にいったん終わらせた当シリーズですが、その後大本命の1本がリリースされたので、どうしてももう1本記事を書いておかなければなりません。
その名はアサヒ ゼロ。

アサヒ ゼロ|アサヒビール

アサヒ ゼロ|アサヒビール

ビールのうまさにこだわる人のAlc.0.00% “濃厚なビール由来の、麦のうまみ” アサヒ ゼロ

私事で恐縮ですが、現在週数本ペースでお世話になっており、ノンアルコールビールに関してはこの商品以外は一切買っていないという状況です。
今回の記事を書くにあたって初めてメーカーサイトを見て知ったのですが、この商品、実は関西限定発売だったんですね。

アサヒ ゼロの特徴は、いったん通常のビールを醸造した後、そこからアルコールを抜く作業を加えることによりノンアルコールビールに仕上げるという製法。
この製法のおかげで、通常のビールとくらべてもほぼ遜色のない違和感のないビール感を味わうことができます。
ビール飲みたいときの満足度は極めて高し。
2023年最大のベストバイのひとつと言って良いでしょう。

[本当に美味しいノンアルコールビールを探せ2023 ] 記事一覧
acid over the rainbow

acid over the rainbow

ongaku and...

※旧店名※ 鮨しののめ (北海道・札幌) 

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はじめましての鮨しののめさんは2016年創業。円山の商業ビルの2階にて、16,500円のおまかせコース1本で営業されています。

おまかせはつまみからということで、まずは生ビールでカンパーイ。
当店の生はサッポロクラシックです(写真ないけど)。観光客としてはとてもありがたい。

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・軽く低温調理した雌タコ

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・マハタ 小ネギとポン酢ジュレ

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・タチ 蕎麦つゆ

タチ(鱈白子)を蕎麦つゆでいただくのは初めてでした。今年も札幌でタチを食べることができて嬉しい。

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あかーんこれは日本酒や。ということでおまかせで1合。上川大雪の彗星特別純米。生ビールは引き続きチェイサーとしていただきます(写真ないけど)。

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・鮎の魚醤で洗ったミンククジラ 焼きなすのピュレにネギと素揚げにして刻んだ大葉

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・鮑と銀杏 シラウオの餡かけ

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・あん肝に干しイチヂクと奈良漬 赤酢を煮詰めたソース

これはとんでもなく酒泥棒。

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ということで次の日本酒をお願いしました。国稀の特別純米。

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ここから握りに入ります。
当店のガリは角切りのピクルスっぽい味わいでガリガリかじれます(ガリだけに)。

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・スミイカ

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・北寄貝

タイミング良く、ホッキは時期的に今年は本日までの提供とのこと。

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・ニシン

そして当店スペシャリテのフォトジェニックなニシンですが、今年の提供は10月いっぱいとのこと。脂の乗りがやべえ。

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・マグロ 漬け

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・トロ

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・小鰭

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・ブリ すりおろしたエシャロット

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・バフンウニ

こちらもタイミング良く、今年は本日より提供開始というバフンですが、これが跳び上がるほど甘かった。
前の月に淡路島の由良で赤ウニをいただいたところでしたが、それをゆうに越えてきた。(もちろんウニの種類により味の特徴が異なるのは承知しています。)

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・穴きゅう

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・干瓢

見てると同じ1本の細巻きでも女性には3等分、男性には2等分で供されており、ちょっとした心遣いを感じる。

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・赤出し

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・卵焼き

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・ハスカップソースのパンナコッタ

以上、おまかせコースにふたりで日本酒2合と生ビールを数杯飲んで、お会計はひとりアタマ2万円を切りました。なんという満足感でしょう。
つまみも鮨もどれもこれも高得点を叩き出しており、特に妻はシャリの旨さにうなっておりました。
また、大将(僕は関西の文化圏の人間なので、どうしても親方ではなく大将と呼んでしまうのです)や隣り合わせたお客さんとの会話も楽しく、この日は札幌のおすすめイタリアンのお店をいくつか教えていただいたりしました(ちなみにこの日のランチに伺ったセミーナの店主と大将は友達だそうです)。

かならず再訪すると心に決めましたが、2024年よりおまかせコースは19,800円になるようです。今年行っといて良かったー(笑)



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