VA - Yellow Claw presents The Barong Family Album 

Artist: VA
Title: Yellow Claw presents The Barong Family Album
Label: Barong Family
Catalog#:
Format: File
Released: 2016/09/09
Yellow Clawが主宰するオランダのレーベルBarong Familyが、昨年の9月にリリースしたフリー・ダウンロードのコンピレーション。

レーベル名のとおり、まさしくファミリーのようなレーベル所属アーティストたちによるコラボレーション曲のみで構成されていて、トラップやムーンバートンやベースハウスからゲットーテックにトロピカルハウスにハードスタイルまで、ベースミュージックの振り幅の広い多彩性をこれでもかってくらい楽しめます。

個人的な好みだとオランダのベースハウス・ユニットMoksiの関わったトラックはどれも出色の出来。とくにジャングルテラーでおなじみのWiwekとタッグを組んだ「Masta」なんてベースハウス・フォーマットのジャングルテラーでめちゃくちゃかっこ良くて、その音楽性にシヴィれます。

僕はベースハウスを漁ってるなかでこのレーベルに行き当たったんですけど、ベースミュージックの中心と辺境を同時にフォローできるBarong Familyは、いまいちばん注目すべきレーベルのひとつなんだろうと思いますね。



Tracklist
01. Yellow Claw & San Holo - Old Days
02. Cesqeaux & Chace - Work It
03. Dirtcaps & Mightyfools - Wasted
04. Moksi & Mike Cervello - Harvest
05. Wiwek & Moksi - Masta
06. Cesqeaux & The Galaxy - P.S.A
07. Yellow Claw & Dirtcaps - Money Machine feat. Tellem
08. Dirtcaps & Mike Cervello - Shut Up and Dance
09. Moksi & Mightyfools - Throuwback
10. LNY TNZ & Moksi - Lock the Door
11. Mike Cervello & The Galaxy - Luxor
12. LNY TNZ & The Galaxy - Work That
13. Moksi & Fountain Of Youth - Hold Me Down
14. Fountain Of Youth & Wiwek - No Way

水曜日のカンパネラ - SUPERMAN 

Artist: 水曜日のカンパネラ
Title: SUPERMAN
Label: Warner Music Japan
Catalog#: WPCL-12464
Format: CD
Released: 2017/02/08
既発の「アラジン」「カメハメハ大王」(from『SUPERKID』/過去記事)「一休さん」(過去記事)を含む、水曜日のカンパネラ、メジャー初のフルアルバム。

前作EP『UMA』(過去記事)は外部プロデューサーを複数迎えた結果、メンバーでありサウンド・プロデューサーのケンモチヒデフミの手による楽曲が半数以下に抑えられたという経緯もあり、全曲ケンモチヒデフミ謹製のフルアルバムの発表は、僕も含め多くのカンパネラーたちが心待ちにしていたところであろう。特に『UMA』収録の「チュパカブラ」と「ツチノコ」が本当に素晴らしかったので、このクオリティの高いトラックで埋めつくされたアルバムを聴いてみたかったと、個人的にも『UMA』リリース時には実に残念な思いをしたものだった。

本作『SUPERMAN』のトラックに関しては、大きな跳躍を魅せた前作アルバム『ジパング』(過去記事)と同様にフューチャーベースを中心に、煌めきディスコテック、R&B/ガラージ、トロピカルハウス、そしてベースハウスといったバリエーションが彩りを添えている。このことはケンモチさん自身からも今作は前作の延長線上の音になるといった発言があった通りで、これは停滞ではなくむしろ円熟と発展であると捉えておきたい。期待通り最新&最高のエレクトロニック・ダンス・ミュージックであり、安定感すら感じる。
既発曲以外では、レイヴピアノ連打のエピックなベースハウス「オードリー」と、UKガラージにハードコアテクノのテイストを混ぜたような「オニャンコポン」が出色の出来。
そして全体を覆うのはダークサイドとは無縁に思われるポップでポジティブな空気感。これもメンバーの発言にあったとおり、バッドトリップ感のあった『UMA』からの反動なのだろう。本作『SUPERMAN』においては、これが虚構であることを声高に主張するかのように、どこまでもどこまでもキラキラとしている。

といった感じで、本作『SUPERMAN』の仕上がりは期待通り・想像通りで、大きな跳躍は見られないものの安定したクオリティを維持している。……というわけでは実はまったくなくて、個人的には想像もしていなかった大きな跳躍を再び魅せてくれた。それは何を隠そう、コムアイのボーカルである。
以前からコムアイのキャラクターの面白さやパフォーマーとしての才能に関しては揺るぎのない信頼を持ってはいたが、本作におけるコムアイのボーカルは、その唯一無比の声質と個性だけではなく、見事なまでの伸びやかさと表現力の豊かさを自らのものとしている。これには本当におどろいた。まさかコムアイがボーカリストとしてこれほどまでのポテンシャルを発揮して大化けするだなんて。

ケンモチさんの最強トラックに、コムアイさんの最強ボーカルが加わることにより、もはや現在の水曜日のカンパネラには全能感しか感じない。
他にも、練りに練られた歌詞の重箱の隅をつついたり「アマノウズメ」泣けるとかっていろいろ語りたいことはありすぎるくらいにあるのだが、本稿の論点がぼやけそうなのでまたの機会にするとしても、最後にこのことだけは言っておきたいてか言わせてくださいたのむ。

『SUPERMAN』は、間違いなく水カン史上最高傑作であると。



Tracklist
01. アラジン
02. 坂本龍馬
03. 一休さん
04. オニャンコポン
05. チンギス・ハン
06. チャップリン
07. オードリー
08. カメハメハ大王
09. 世阿弥
10. アマノウズメ



Perimetre - Utopia 

Artist: Perimetre
Title: Utopia
Label: Harder & Louder Recordings
Catalog#: HLTD054
Format: File
Released: 2017/01/07
ドラムンベースでここ数年隆盛を誇っている国と言えば間違いなくロシアだと思いますが、またしてもバチボコかっこええロシアン・ドラムンベースが出ましたのでご紹介。
ロシアのハードコア/ドラムンベース・レーベルHarder & Louderから、Perimetreなる新人アーティストの1stフルレングス。
ドラムンベースのサブジャンル的にはダークステップとかニューロファンクとかになるかと思うのですが、ここで聴いてほしいのはドライでタイトかつアタックの強いドラムと、小刻みに地滑りを起こし続けているかのようなダブステップ以降の世代を感じさせる暴れまくる発信系のベースライン、そして全体を覆うダークでサイバネスティックな世界観。
少しでも気を許すとドラミングの実験をこれでもかとぶち込んできて足元をすくわれるし、なにより全編を通して表現される疾走感が尋常じゃない。
おそるべきロシアン・ドラムンベースの世界は今年も引き続き要注目です。



Tracklist
01. Biolizis
02. Aberration
03. Roll Out
04. Unarmored
05. T10C
06. Utopia
07. Awakening Two

【ビール】 アサヒ ドライプレミアム豊醸 贅沢初仕込 とれたて国産素材 

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アサヒビール株式会社(本社 東京、社長 平野伸一)は、国産素材にこだわった『アサヒドライプレミアム豊醸 贅沢初仕込―とれたて国産素材―』を、12月20日(火)から数量限定で発売します。
(中略)「ドライプレミアム豊醸」の“濃厚で深みのある味わいと広がりのある華やかな香り”といった特長はそのままに、2016年に収穫した国産麦芽、国産ホップ、国産米を使用しました。この時期だけの“とれたて国産素材”を使った、初仕込ならではの、華やかなホップの香りと麦芽のうまみをお楽しみいただけます。

ニュースリリースからコピペ)

アサヒのプレミアム価格帯のレギュラー商品であるドライプレミアム豊穣(過去記事)の特別限定リミテッドエディション(黒いボディのデジタルマシーンだターボチャージャーもついてるんだぜ)。初仕込みを国産原料にこだわっておこなったとのこと。さっそくいただいてみます。
グラスに注ぐとスッキリとした黄金色。泡持ちは意外とあまり良くない。飲んでみると、ホップのフルーティさが香る、ような気がする。レギュラー・バージョンには僕は "ミキサーのHI、MID、LOWをすべて上げたパツパツの音質のDJ" という感想を持ったけど、ホップの主張が一歩前に出るだけで全体の印象がやわらかくなるもんなんだなぁ。
奥さん、数量限定なのでいまのうちに。




Diplo & Autoerotique - Waist Time 

Artist: Diplo & Autoerotique
Title: Waist Time
Label: Mad Decent
Catalog#: MAD304
Format: File
Released: 2017/01/13
Diploの新曲は、カナダのベースハウス・プロデューサーAutoerotiqueとの、カタチは違えど何度目かのコラボ。
最近のDiplo仕事はトワークっぽいのが結構お気に入りだったのですが、ここではむしろAutoerotique色が全面に出たストレートなベースハウスに仕上がっている。ブイブイと、あるいはフォンフォンと鳴るベースラインが現行ベースハウスの定番ではあるもののどちゃくそかっこいいし、一方のボイスサンプルの選び方なんかはいかにもDiploっぽかったりするな、と。

AutoerotiqueはSteve AokiのDim Makからリリースしており、昨年の『Kids Don't Care EP』がヒットして話題になりましたが、このEPのタイトル、もしかしてMachines Don't Careをもじってたりするんでしょうかね。だとしたら面白いなぁなどと思っておるのですが。



Tracklist
01. Waist Time