Basic Channel - BCD-2 (Basic Channel/2008) 

Basic Channel - BCD-2
Label: Basic Channel (BCD-2)
Format: CD
Released: 2008
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***夏休み痛飲グ日記 8/16(sat)***
・Quinta da Aveleda 2007 Vinho Verde
・Monsaraz Alentejo 2006 Vinho Tinto
友人のウドン王子宅におよばれ。

CDで聴くBasic Channelガイド 第12/12回

今年2008年、永年守らなくても良い沈黙を守り続けて来たBasic Channelレーベルが、唐突に再始動! と言っても、本作はBC-01 (1993)、02 (1993)、05 (1994)、07 (1994)、09 (1994) の5枚の12"から計6曲選ばれた過去作品のコンピレーションであり、新作ではありません。
それにしても#01「Enforcement」や#02「Phylyps Trak」あたりの、ズッシリと重たく、かつ性急なビートを聴いてしまうと、在りし日の、いちばんカッコ良かった(とあえて言ってしまおう!)Basic Channelの存在に改めて気付かされてしまった。そう、結局これなんスわ。僕にとってBasic Channelは、Jeff Millsと並ぶハードミニマルの元祖(Jeffは本家って感じですかね)。当時、Jeff Millsが "Waveform Transmission" シリーズのVol.4にBasc Channelの起用を考えていると雑誌のインタビューで語っていたけど(確か『Loud』だったか)、いやぁソレ実現してほしかったなぁ。
Basic Channel=アブストラクトなダブ・テクノという認識しかないひとは、とにかくこのCDを聴いてぶっ飛んで欲しい。
しかしこの時期にBasic Channelの中でもハードな作品をコンパイルしたのには、どういった意味合いがあるのかな。ハードミニマルの夜明けは案外近いと言うことなのか知ら。
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Basic Channel - BCD (Basic Channel/1995) 

Basic Channel - BCD
Label: Basic Channel (BCD)
Format: CD
Released: 1995
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CDで聴くBasic Channelガイド 第1/12回

唐突に始めてしまったBasic Channel特集。それにしても2008年のテクノシーン最大のニュースは、以前書いたようにX-102の復活と、そしてこのBasic Channelの復活(プラス、MauritzMoritz von Oswald Trioの来日!)であることに間違いはないでしょう。
Basic Channelは、元Palais SchaumburgのMauritzMoritz von Oswaldと、ベルリンのレコ屋兼レーベルHard WaxのオーナーMark Ernestusによる、ユニット兼レーベル兼マスタリングスタジオの名前であり、もともとジャマイカで生まれたダブを基調とした作品を、ヴァイナル・ベースでリリースしています。
そこで今回の特集タイトル【CDで聴くBasic Channelガイド】ですが、ヴァイナル・ベースの作品をあえてCDで聴くとは、ハイ、つまりBasic Channel初級編ですね。僕自身Basic Channelの作品をヴァイナルで集めているわけではないのであまりコアな内容は書けませんが、これまでBasic Channelに触れることのなかったひとに新たな門を開くことが出来れば "してやったり" です。

ところで本体のBasic Channelレーベルは1993年から1994年のたった2年間に9枚の12"をリリースしたのがその活動のほとんど全てなのですが、それらの作品に加え、未発表曲をまとめたのがこの『BCD』。ヴァイナルから録られた曲も含めて、リスニング向けにエディットされている(ような気がします)。そしてヴァイナルライクなプチプチとノイズ混じりのざらついた音響の4つ打ちのダブは、それまでのテクノやハウスにはなかった深淵な世界を生み出している。Jamaica meets Berlin!
テクノの歴史上最も重要な発明はアシッドハウスとBasic Channelの2つだと答えたのは石野卓球ですが、彼らのこの "発明" は、後のテクノシーンに多大過ぎる影響を遺してしまった。現在も直接的なフォロワーが後を絶たず、ミニマルダブと呼ばれるジャンルが派生していることは勿論のこと、Basic ChannelがなければWolfgang VoigtのStudio 1シリーズ(過去レビュー >>)は生まれ得なかっただろうし、Studio 1がなければRichie HawtinがConcept 1シリーズを始めることも、作風を大きくミニマル化することもなく、引いてはここ数年のテクノシーンがミニマルの潮流に飲み込まれることもなかったであろうことは疑うベくもありません。

ちなみに巷ですっかり定着した "ベーチャン" という呼称、実は僕はあまり好きではないので、このblogでは長いけどBasic Channelと呼ぶことにします。Basic Channelのことを "ベーチャン" と呼び始めたのはおそらくライターの三田格氏だと思いますが、僕は三田氏は音楽を漁るうえでのガイド役として全幅の信頼を置いてはいるものの、この略称はユーモアとは言えどうなのかなと。三田氏はドラムンベースのことも "ドンベー" なんて呼んでいたけど、こっちの方は定着しませんでしたね(笑)
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Bruno Pronsato - Why Can't We Be Like Us (Hello? Repeat/2008) 

Bruno Pronsato - Why Can't We Be Like Us
Label: Hello? Repeat (Hello010 CD)
Format: CD/MP3
Released: 2008
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田中フミヤの招聘でCHaOSに3度ほど来日している、シアトル出身ベルリン在住のBruno PronsatoことSteven Fordの2ndアルバム。
音を聴く限り、Ricardo Villalobos直系の有機的なディープミニマル。なんだけど、元スピードメタルのドラマーという謎な経歴(これはshooterさん情報)が関係しているのかどうかはわからないが、モノトーンな質感の中にも、多彩なリズムパターンが秀でている。
かつてハードテクノ界にCari Lekebuschという複雑怪奇なリズムのプログラミング・スキルを持ったプロデューサーがおりましたが、このBruno Pronsatoはそのミニマル版とでも言えば良いのか、あくまでDJユースな4/4のビートの中に、もんのすごい繊細かつダイナミックなうねりを生み出している。
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BOØWY - Last Gigs Complete (EMI/2008) 

BOØWY - Last Gigs Complete
Label: EMI Music Japan (TOCT-26540 )
Format: CD×2/MP3
Released: 2008
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良くも悪くも、その後の二ホンのロックバンドのベンチマークとなったBOØWYが、20年前の1988年4月5日に行なった再結成ライヴの音源の完全版がリリース。たまに勘違いされる方がいるようなので一応書いておくと、BOØWYの解散日はあくまでも1987年12月25日であり、この "Last Gigs" は、解散から3ヶ月余り後の早すぎる再結成というのが公式見解です。
旧盤『Last Gigs』から、伝説のアンコール5曲を含む全11曲を追加収録。今回はMCも収録されており、ファンにとってはまさに待ち望んだ末のリリースと言えるでしょう。DVDも同発。一方では、ここ数年のBOØWYを取り巻くEMIの商売のやり方への批判もファンの間では渦巻いているようですが、僕個人としては、およそ15年ほどこのバンドの音から遠ざかっていたので、いい意味での距離感を持って、ニュートラルな感覚で聴くことが出来たんじゃないかと思います。まぁ懐かしい。それだけですわ。
ただ、今回新たに収録されたMCなんかを聴いて、BOØWY解散以後はひたすらマッチョイズムに突き進んでいる感のあったヒムロックの印象がちょっと変わった。これは僕にとっては20年目の収穫。あとはまぁ、BOØWY関連で各メンバーの解散後の活動も含めて、僕がいちばん好きな作品は布袋の1stアルバム『Guitarhythm』だというヒネクレ具合なもんで、やっぱり布袋のギターはライヴよりもスタジオ仕事の方がソリッドかつマシーン・ライクでカッコイイよなぁ、ということを再認識しました。
蛇足ながら、その『Guitarhythm』というアルバムは、80年代後半当時のマッドチェスター・ムーブメントと完全に同期した、最高にスリリングなエレクトリック・サウンドでオススメです(布袋はそもそもエレクトロニックミュージック好きなんですよね)。このアルバムがニホンの音楽業界ではほとんど評価されてないのが僕には理解出来ん。
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Butch - Mushroom Man (A.F.U./2008) 

Butch - Mushroom Man
Label: A.F.U. (AFULTD.13)
Format: 12"/MP3
Released: 2008
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おとついの木曜日、またIKEAポートアイランド店に行って来ました、今度はひとりで。前回、レジに並んでおきながら時間切れで買えなかった商品たちを回収して来ましたよ。朝9時45分に着いて開店10時に入店、11時には買い物を終えて店を出ていたので、在店時間はおよそ60分(笑) さすがにガラガラでレジの待ち時間もゼロでした。皆さーん、可能なら平日の朝イチに行くことをオススメしますよー。
そのあと久しぶりに摂津本山のパレルモさんでランチ。タイ風カレーとコエドビール(瑠璃)を頂きました。ごちそうさまでしたー。

T.P.H. (Thomas P. Heckmann) のレーベルA.F.U. (Acid Fuckers Unite) から、ButchことBülent Gürlerのシングル。A.F.U.は最近はPopofとか、T.P.H.以外のアーティストも積極的にリリースしているようですね。
音の方は、昔のようなギトギトのアシッド・チューンではなく、ミニマル・・・なんだけど、#Aはなんとスーパーマリオネタ。だからMushroom Manなのね、ははは。30代には懐かしすぎる。しかし単なるネタものかと思いきや、マリオのジャンプ音で展開を作っていてなかなかハマる。それでもやっぱり飛び道具かなあ。
#B1もゲームか何かのサンプリングを使用してるっぽいけど、元ネタがわからん(昔からゲームはほとんどやらないので)。3トラックとも地味なミニマルなれど、ごくわずかに(いやもうわからないくらい)アシッド感が感じられます。
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Boys Noize - Oi Oi Oi Remixed (Boysnoize/2008) 

Boys Noize - Oi Oi Oi Remixed
Label: Boysnoize Records (BNR CD003OI)
Format: CD/MP3
Released: 2008
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リミックスワークで神懸かり的な冴えを見せるPara Oneを讃えるエントリその1。

Boys Noizeの昨年のアルバム『Oi Oi Oi』(過去レビュー >>)からのリミックス集。ほとんどはEPで既発のもの、なのかな? Para Oneの手がけた「My Head」は、アルバムからのリカット・シングル『Lava Lava』からの再録。
いかにもPara Oneな、硬い、ミニマルなスカスカのビートに、脳みそを掻きむしるようなブリープシンセ。もうこれだけでご飯何杯でもの世界ですわ。Para Oneは跳ねた独特のグルーヴを作るのがホント巧い。このひと、レーベルはInstitubesやし、フレンチ/ニューエレクトロのアーティストとして一括りにされるのも理解出来るけど、でも、特にこのひとの4つ打ちのダンストラックは、いわゆるエレクトロとは全然触感が違うんですよねぇ。そこが、僕が「Para Oneだけは残る。」と言い続けてる根拠であり最大の理由なのです。どちらかと言うとテクノヘッズにこそもっと聴いて欲しい。
このリミックス・アルバム、ApparatもSurkinもいい仕事してるんだけど、通しで聴くとどうしてもPara Oneの所為でかすんでしまいますな。
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Boys Noize - BuggedOut! presents Suck My Deck (New State/2008) 

Boys Noize - BuggedOut! presents Suck My Deck
Label: New State Recordings (NEWCD9024)
Format: CD/MP3
Released: 2008
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今日は珍しくクルマでFMを聴いていたのですが、いつからニホンのポップスやロックはこんな道徳臭い歌ばかりになっちゃったのだろう。ちょっと吐き気がした。こんな音楽ばっかり聴いて育った子どもたちがどんな大人になってしまうのか、考えるととても怖いです。

このところ、DJミックスCDではニューエレクトロの中に面白いのが多くて、このジャンルもそろそろネクストレヴェルに移行しつつあるのかなという印象を受けるのですが、その中でも僕の心をわしづかみにしたのがこのBoys NoizeのDJミックスでした。
何度か書いてるかも知れませんが、僕はニューエレクトロ/ニューレイヴ系のDJミックスの中で、現在のテクノ系のDJがあまり使うことのないシカゴハウスのクラシックや89年あたりのハードコア・レイヴが隠し味的に使われているのを聴くのがすごく好きなのです。ここでは#15「Stakker Humanoid」(ただしFeadzによるリミックス)、ニューエレクトロ系ミックスではお馴染みの#18「Video Crash」、#25「I Like To Move It」、そしてこれも「Video Crash」同様大人気の#31「Vamp」などを聴くことが出来ます。まぁ今回の場合は結構ベタなセレクトですが。そのほかにも、Soundhackなんかを使ってるあたりはドイツ人っぽいなと思うし、そしてラストのRomanthonyで、ああ、やっぱりDaft Punkが大好きなのね、とフレンチタッチ以降のアーティストであることを再確認。
おそらく、FabricはJusticeにこんな感じのミックスCDを作って欲しかったんだろうな。そして、それをスカしたJusticeよりも、若さ故の(?)真っ向勝負に出たBoys Noizeの方に僕は軍配を上げたい。
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Burial - Untrue (Hyperdub/2007) 

Burial - Untrue
Label: Hyperdub (HDBCD002)
Format: MP3
Released: 2007
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珍しく大阪でも雪が積もった今日、さらに雪深い、いつもの隣県某市に仕事で出かけたのですが、さすがにクルマではなく公共交通機関を利用しました。疲れた・・・。

2006年の1stがダブステップの代表作となったBurialの2nd。リリース元のHyperdubのカタカナのロゴがカワイイですが、ここってRephlexのKode9のレーベルだったんですね。てっきりBurial自身のレーベルだと勘違いしてました。
チリチリとノイズ混じりの閉塞感を感じる陰鬱で密室的な空気を、まるで抜き身のナイフのような鋭い切れ味を持つ2ステップ直系のビートが切り込んでいく作風は、1stから特に変化はしていないものの、やはり独特のうねりを持っていて気持ちよい。ソウルフルなヴォーカルやヴォイスサンプルの使用率は、1stよりも若干高くなっているかも。
出色は、#13「Raver」。ハウスビートを刻む4つ打ちのダブステップで、まるでAndrew Weatherallが手がけたかのような煙たく土着的なディープハウス。今後このフォーマットのトラックをもっともっとダブステップシーンに展開していくとかなり面白いことになりそう。まぁそれは別にBurialがやらなくてもいいけど。
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Boxcutter - Glyphic (Planet Mu/2007) 

Boxcutter - Glyphic
Label: Planet Mu (ZIQ187CD)
Format: MP3
Released: 2007
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土曜日に酔っぱらって帰ってきたときに、ダウン着たまま眼鏡もかけたまま、何故か敷き布団と畳の間に挟まって寝てたら、翌朝相方に眼鏡を踏まれてフレームが粉砕したので(不可抗力)、それ以来昼も夜も外でも家でもサングラス(度入り)かけて生活してます。だって何も見えないんだもん。

Boxcutterはアイルランド出身で元ギタリストという経歴を持つBarry Lynnによるプロジェクトで、『Glyphic』はその2ndアルバム。リリース元は、ブレイクビーツ・ミュージックの前衛にしてレイヴ・リヴァイヴァルの先鋒でもあるPlanet Mu。
曲によっては細かく切り刻まれてエディットされたドラムンベースや、90年代初頭のBlack Dogなんかを彷彿とさせるインテリジェント・テクノといったサウンドも垣間見せてはいるものの、基本的なスタイルとしては、重苦しさのあまり感じない、御伽草子のように軽妙なダブステップ。
僕はダブステップはたくさん聴いてないのでそんなに比較は出来ないのですが、元々レゲエ好きだったので(90年代前半にニホンのクラブにテクノが入ってくる以前、レゲエのクラブで遊んでたもので)ダブ/レゲエ色の濃い緩やかなトラックがやはり気持ちいい。まぁそれならルーツレゲエ聴いとけやって話ですが。
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Boys Noize - Oi Oi Oi (Boysnoize Records/2007) 

Boys Noize - Oi Oi Oi
Label: Boysnoize Records (BNRCD002EXBP)
Format: MP3
Released: 2007
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ニホンでは "ニューエレクトロ最後の刺客" みたいな宣伝文句をつけられているBoys Noizeの待望の1stフル。
ドイツのアーティストなのでもう少しエッヂの効いたシャープなジャーマン・エレクトロの部分も期待していたんだけど、ディスコ・テイスト、ヴォコーダーヴォイス、フリーキーなブリープシンセ、そしてディストーションのかかったベースラインと、完全にフランス産ニューエレクトロを踏襲しているなあ。このひともDaft Punkが大好きなんだね。ところどころに、おっ!、と思わせるグッとクる部分もあるんだけど、全体としては驚きのないアルバムになってしまったなあ。
リリースのタイミングも関係していると思うけど、せめてDigitalismやJusticeのアルバムと同時期に出ていたら、また違った評価になったハズ。もちろん嫌いじゃないけど、ちょっと遅かった。残念。
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