Perimetre - Utopia 

Artist: Perimetre
Title: Utopia
Label: Harder & Louder Recordings
Catalog#: HLTD054
Format: File
Released: 2017/01/07
ドラムンベースでここ数年隆盛を誇っている国と言えば間違いなくロシアだと思いますが、またしてもバチボコかっこええロシアン・ドラムンベースが出ましたのでご紹介。
ロシアのハードコア/ドラムンベース・レーベルHarder & Louderから、Perimetreなる新人アーティストの1stフルレングス。
ドラムンベースのサブジャンル的にはダークステップとかニューロファンクとかになるかと思うのですが、ここで聴いてほしいのはドライでタイトかつアタックの強いドラムと、小刻みに地滑りを起こし続けているかのようなダブステップ以降の世代を感じさせる暴れまくる発信系のベースライン、そして全体を覆うダークでサイバネスティックな世界観。
少しでも気を許すとドラミングの実験をこれでもかとぶち込んできて足元をすくわれるし、なにより全編を通して表現される疾走感が尋常じゃない。
おそるべきロシアン・ドラムンベースの世界は今年も引き続き要注目です。



Tracklist
01. Biolizis
02. Aberration
03. Roll Out
04. Unarmored
05. T10C
06. Utopia
07. Awakening Two

Planet Of Drums ‎- Acid Over LA 

Artist: Planet Of Drums
Title: Acid Over LA
Label: Missile Records
Catalog#: M 71
Format: File
Released: 2016/06/27
Planet Of Drums最新作! Planet Of Drums最新作!
大事なことなので2(略)

Planet Of Drumsは、1994年から1996年にかけてリリースしていた、Tim TaylorとDan Zamaniを中心としたプロジェクトだ。アフリカン・パーカッションを大胆に取り入れたアシッド・テクノで一世を風靡し、国内盤のCDもリリースされた。90年代にテクノやアシッドハウスを聴いていたひとはみんな好きだったんじゃないかな。

本作は「Acid Over LA」なるトラックのリミックスが3ヴァージョン、という構成のEP。
「Acid Over LA」のオリジナルが存在するのかそれともしないのかは、ちょっと調べたところではわからなかった。1995年のシングル『Planet Of Drums 03』に「Acid Over Manhattan」というトラックがあったけど、そのアンサーソング的な位置づけと考えて良いのだろうか。
(ちなみに当blogのタイトル "acid over the rainbow" は、この「Acid Over Manhattan」と電気グルーヴの「虹」をかけ合わせて作られたということは、あまり知られていない。)

さて、本EPに収録の3ヴァージョンの中では、最近のアシッド関連のリリースでは必ずと言っていいほど名前を見かけるClemens Neufeldがやはり出色の出来。除々にビルドアップしていくミニマリスティックなアシッド。切迫感のあるシンセのフレーズがかっこ良いけど、決して音は90年代っぽくはないです。ツルッとした近年のアシッドハウスっぽい作風。
じつはこのClemens Neufeldのヴァージョンがオリジナルなんじゃないか、とも思うけどこれは想像の範囲を超えないですね。



Tracklist
01. Acid Over LA (Trax-X vs Sinesweeper Mix)
02. Acid Over LA (Sturgeon808 Mix)
03. Acid Over LA (Clemens Neufeld Mix)

PANDA 1/2 - ときめきの果実 

Artist: PANDA 1/2
Title: ときめきの果実
Label: P and A Entertainment
Catalog#: PANDA-4
Format: CD
Released: 2014/10/29
『ときめきの果実』は、2代目ヴォーカリスト小出きす就任後2作目となるPANDA 1/2のシングル。
前作『ひかり射す』(過去記事)のときも書いたけど、いまやPANDA 1/2は渋谷系パロディユニットではない。思春期の甘酸っぱさを感じさせるちょっとこそばがゆい正統J-POPユニットなのだ。
リード曲「ときめきの果実」は、少女の恋する気持ちを歌う明るくふんわりとしたギターポップ。Bメロにちょっと入るマイナーコードにせつなさを感じる胸キュンチューン。もーぎーたての果実を…って、オイついさっき渋谷系パロディじゃないって書いてしまったのコレどうすんだ!?
で、えー、カップリングの「乙女の祈りが届くまで」は昭和歌謡っぽいメロがすごく面白いですね。
小出きすのヴォーカル、ちょっとかすれた感じが気持ちよくって、前作とくらべて歌唱の安定感も出てきたので、今後魅力的なヴォーカリストになりそうな気がしてきた。そしてJames Panda Jr.の書くメロディは胸にグッとくる。改めてメロディメーカーだなぁと感じました。

ときめきの果実ときめきの果実
(2014)
PANDA 1/2

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Tracklist
01. ときめきの果実
02. 乙女の祈りが届くまで
03. ときめきの果実 (Instrumental)
04. 乙女の祈りが届くまで (Instrumental)

Perc & Truss ‎- Two Hundred 

Artist: Perc & Truss
Title: Two Hundred
Label: Perc Trax Limited
Catalog#: PTL003
Format: File
Released: 2014
実は個人的にも待望していたPerc Trax Limited (PTL) の第3弾は、前作と同じくテクノ界の恐悪狂人団ことPerc & Trussのコンビによるもの。内容も同じく安心の、ゲギャギャンゲギャギャンゆってる悪夢のようなインダストリアル・アシッド。
「Two Hundred」は、Atari Teenage Riotがミニマルをやればもしかしたらこんな感じになるかもしれない(アルバム『The Power & The Glory』でもそんなノリはありましたけどね)。
「Forever Your Girl」では、ニューエレクトロっぽいブーストしたキックにハードコアレイヴ(デステクノ)のシンセリフが乗っかってたりする。
というように、単純なインダストリアル・テクノ+アシッド・サウンドみたいな作風ではなく、新しい試みを随所に織り交ぜているあたりも素晴らしいなと思うのです、その姿勢が。
しかしこの手の音楽を最強の音質と音圧で浴びたいな。特に大阪ではなかなか難しい状況ではあるけれど。



Tracklist
01. Two Hundred
02. Judd
03. Forever Your Girl
04. Van Der Valk

ぱいぱいでか美 - PAINPU 

Artist: ぱいぱいでか美
Title: PAINPU
Label: Pink Records
Catalog#: PINK-005
Format: CD
Released: 2014/05/31
せっかくなのでもう1組、最近のアイドルの曲を紹介しときましょうか。アイドル? なんだよね? 名前は出オチ感しかないぱいぱいでか美のデビューシングルは大森靖子全面プロデュース。

これガバです。ロッテルダム・テクノです。「Poing」です。
「PAINPU」は、Rotterdam Termination Source「Poing」のあの有名過ぎるビョンビョンいう音が全編に渡って鳴り響き、BPMもガバそのものなアイドル(?)ソング。残念ながら歪んだいわゆるガバ・キックが使われているわけではないけど、もう充分です。ニヤニヤしまくりです。かつて細川ふみえが切り開いた巨乳ガバというジャンルに、ようやく現れた刮目すべき新星。日本の未来は明るいと言わざるを得ない。
ちなみにシングルには大森靖子が歌ったヴァージョンも併録されていて、ぱいぱいでか美はわざとなのかと思うくらいお世辞にも歌がうまいとは言いがたいけど、大森靖子ver.を聴くと、カップリングの「プレイリードッグ」も含めて、実はしみじみいい曲であることが理解出来る。このシングルはぜひとも来年のRSDあたりでアナログ・リリースしてもらいたいものだぜ。
しかし「PAINPU」の、「Poing」ネタっていうアレンジの部分も大森靖子の手によるものなのかなぁ。だとすれば恐るべしシンガー・ソングライターだと思うんだけど。

PAINPUPAINPU
(2014/05/31)
ぱいぱいでか美、大森靖子 他

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Tracklist
01. PAINPU
02. プレイリードッグ
03. PAINPU (大森靖子ver.)
04. プレイリードッグ (大森靖子ver.)