DJフクタケ - ヤバ歌謡2 Nonstop DJ Mix -TVテーマ編-

Title: ヤバ歌謡2 Nonstop DJ Mix -TVテーマ編-
Label: USM Japan
Catalog#: UICZ-8163
Format: CD
Released: 2015/02/25
前作が好評だった(そうな)7インチ・マスターDJフクタケによるミックスCD『ヤバ歌謡』の2作め。
今回も60年代から80年代の歌謡曲の中から、DJフクタケのフィルターを通して "再発見" された "ヤバイ歌謡曲" が紹介されている。
今作は "TVテーマ編" と銘打たれているとおり、テレビ番組で使用された楽曲しばりでの選曲となっているが、これに関しては、実際に聴いてみても、例えば選曲の幅が限定されてしまっているといった違和感は特に感じなかったですね。というのは、この時代の歌謡曲は、そもそも主にテレビを媒介して人々に聴かれていた音楽だったと思うからです。
ただ、アルバムのシリーズ続編として、前作とまったく同じコンセプトではなく少しだけ変化(制限)を加えることによって、購買者(リスナー)の興味を改めて惹く手法は上手いと思うし、間違ってないと思います(そうしてまんまと買ってしまったのは何を隠そうこの私である)。
いわゆる和モノレアグルーヴの発掘はここ10数年花盛りで、昨今のシティポップ再評価もその一部だと僕は捉えているけれど、不況が故に、レコード会社は過去の遺産を使った元手のかからない都合のいいリリースを求めるだろうし、若い購買者(リスナー)は新譜に回すお金がなくてBOOK OFFなどの100円コーナーに埋もれた過去作品をディグる、そういった状況が後押ししたムーヴメントであるという側面も一部にあることを、ここで指摘しておきたい。いや、指摘させてください(笑)。
ただ、DJフクタケについては、7インチのアナログのみを使用するというこだわりようでその付加価値を高めているのみならず、選曲者の知識とセンスで楽曲に新たな視点を加えて再提示することによって、これまで意識していなかった楽曲の新たな面を認識させてくれるというクォリティを誇っている。ハッキリ言って、知ってた曲も知らなかった曲も、聴いていると驚きの連続でしたわ。
ところで、このアルバムは60年代から80年代までの歌謡曲からの選曲と言っておきながら、実は1曲だけ90年代の曲が入っている。1990年の森川美穂「Blue Water」(「ふしぎの海のナディア」OPテーマ)がそれで、録音自体はもしかすると1989年にされた曲なのかもしれないけれど、それにしても衝撃に感じたことは、トゥイニー(ついに)90年代がレアグルーヴの範疇で語られる時代がやってきているということだ。『声優レアグルーヴ』なんかはすでにその辺先行してるけど、90年代のレアグルーヴ化はおそらく今後急速に進むだろう。そのとき、90年代をリアルタイムで過ごした僕たちの世代は、はたしてかつて僕たちが目にしたのと同じような老害の醜態をさらすことなくいられるだろうか(自信ないなぁ…)。
![]() | ヤバ歌謡2 NONSTOP DJ MIX -TVテーマ編- Mixed by DJ フクタケ (2015/02/25) DJ フクタケ 商品詳細を見る | ![]() | ヤバ歌謡 SUPER NONSTOP MIX~MIXED BY DJフクタケ (2014/02/19) VARIOUS ARTISTS 商品詳細を見る |
01. C-C-B - Romanticが止まらない (1985年/TBS系ドラマ「毎度おさわがせします」主題歌)
02. 芦部真梨子 - ガラスの仮面 (1984年/日本テレビ系アニメ「ガラスの仮面」OPテーマ)
03. 小林泉美 - Dancing Star (1983年/フジテレビ系アニメ「うる星やつら」OPテーマ)
04. 石井明美 - CHA-CHA-CHA (1986年/TBS系ドラマ「男女7人夏物語」テーマソング)
05. 沢口靖子 - Follow me (1988年/TBS系ドラマ「痛快!ロックンロール通り」劇中歌)
06. 宇野ゆう子 - サザエさん (1969年/フジテレビ系アニメ「サザエさん」より)
07. 松尾清憲 - サニー シャイニー モーニング (1987年/フジテレビ系アニメ「めぞん一刻」OPテーマ)
08. H2O - 10%の雨予報 (1983年/フジテレビ系アニメ「みゆき」OPテーマ)
09. 中原めいこ - ダイヤモンド見分けなさい (1990年/テレビ朝日系「いつか行く旅」テーマソング)
10. 鈴木宏子 - 薔薇は美しく散る (1979年/日本テレビ系アニメ「ベルサイユのばら」OPテーマ)
11. THE FANG (インストゥルメンタル) (1979年/テレビ朝日系ドラマ「江戸の牙」テーマ曲)
12. 白石冬美 - 怪物くんの子守歌 (1968年/TBS系アニメ「怪物くん」(モノクロ版)より)
13. 山田隆夫 - スーパーカーなーんちゃって (1978年/東京12チャンネル「対決!スーパーカークイズ」より)
14. 山田隆夫 - 僕はカウンタックマン (1978年/東京12チャンネル「対決!スーパーカークイズ」より)
15. ハニー・ナイツ - ジョー90 (1968年/毎日放送系「ジョー90」OPテーマ)
16. ヤング・フレッシュ - 河童の三平 (1968年/NET系「河童の三平 妖怪大作戦」OPテーマ)
17. 水木誠&ヤング101 - オレンジ (1972年/NHK「ステージ101」より)
18. ヤング101 - 怪獣のバラード (1972年/NHK「ステージ101」より)
19. 加藤みどり - レッツ・ゴー・サザエさん (1970年/フジテレビ系アニメ「サザエさん」より)
20. 岡崎友紀 - 風に乗って (1973年/TBS系ドラマ「ラブ・ラブ・ライバル」主題歌)
21. 高見恭子 - 忍者はどこじゃ (1986年/NHK「みんなのうた」より)
22. 西尾えつ子 - ド・ン・マ・イ来々少年 (1989年/フジテレビ系アニメ「らんま1/2」EDテーマ)
23. 東芝児童合唱団他 - 大魔王シャザーン (1968年/NET系アニメ「大魔王シャザーン」OPテーマ)
24. すぎうらよしひろ - マッハバロン (1974年/日本テレビ系「スーパーロボット マッハバロン」OPテーマ)
25. 森川美穂 - Blue Water (1990年/NHKアニメ「ふしぎの海のナディア」OPテーマ)
26. 1980チューインガム・カンパニー - 未知へのロマン (1979年/TBS系「まんが はじめて物語」OPテーマ)
27. 子門真人 ブッシュ・シンガーズ - UFO少年団 (1976年/TBS系アニメ「UFO戦士 ダイアポロン」EDテーマ)
28. 上條恒彦 - 愛は傷あと (1978年/東京12チャンネルアニメ「超スーパーカー ガッタイガー」EDテーマ)
29. つちやかおり - 答えはいらない (1986年/フジテレビ系アニメ「生徒諸君!」EDテーマ)
30. 中村由真 - Dang Dang気になる (1989年/日本テレビ系アニメ「美味しんぼ」OPテーマ)
31. 中原めいこ - ダンス・イン・ザ・メモリーズ (1988年/日本テレビ系アニメ「きまぐれオレンジロード」EDテーマ)
32. 石川セリ - 遠い海の記憶 (1974年/NHK「みんなのうた」より、少年ドラマ・シリーズ「つぶやき岩の秘密」主題歌)
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- [2015/04/08 23:12]
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Flores Del Vicio - Reach A Better Feeling

Title: Reach A Better Feeling
Label: Opal Tapes
Catalog#: OPAL 058
Format: File
Released: 2015/01/09
Opal TapesというカセットテープのレーベルからリリースされたFlores Del Vicioというアーティストによる6曲入りミニアルバム。
Opal Tapesはイギリスのレッドカーという街で2012年から活動しているレーベルで、ハンドメイドによるカセットテープの作品を、リリース毎の本数は限られているものの、結構なハイペースでリリースし続けている(一応書いておくと、Bandcampでデータ販売もやってる)。
Flores Del Vicioは、以前にもOpal TapesからリリースしているDJ Ford Fosterと、William Wattsという人物によるユニットであるとのこと。
本作『Reach A Better Feeling』は、たぶんFlores Del Vicioとしての初めての作品だと思う。Opal Tapesの他の作品と同じく、とにかくロウな質感が特徴的で、工業的な騒音や金属音、電子音が攻撃的に並べ立てられている。ただし単にノイズだけのエクスペリメンタルな作品というわけではなく、それらのノイズが規則的な4つ打ちのビートにからめ取られ、とてつもない破壊力を持ったダンストラックとして暗闇のフロアを揺さぶることが容易に想像できる。
つまり、僕の大好物なインダストリアル・テクノ万歳! Aphex Twinはもうこういったタイプの曲はまったく作りそうにもないけど、ここ数年、世の中には飽きの来ないインダストリアル・テクノがたくさんあふれているので無問題(モウマンタイ)なんですよね。
Tracklist
01. A Bug With Gilded Wings
02. Bob Marley Polo Shirt
03. My Red Blooded Desires
04. The Red Dirt
05. They Have Meeting About You
06. You Will Never Change
- [2015/01/24 11:42]
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DJ Funk - Gold: 20th Anniversary Greatest Hits Collection

Title: Gold: 20th Anniversary Greatest Hits Collection
Label: Dance Mania
Catalog#: DMR1014
Format: CD-R×3
Released: 2014/09/30
で(続き)、今年の秋にはFunk先生の活動20周年を記念した、(ほぼ)コンプリート・ベストな作品集がリリースされましたワーパチパチ。ちなみにこれもCD-Rなんですが(笑)、もういいよなんでも!
CD(-R)2枚に先生の代表的なトラックを詰め込み、さらにメガミックスCD(-R)が1枚付いて…まぁ、そこそこいいお値段するのですがね。
初期の楽曲は、まだハードミニマルをやってた頃のJeff Millsが頻繁にプレイしていたことで知名度が上がり、1995〜1996年あたりのシカゴハウス・リヴァイヴァルで、Dance Maniaから量産されたわけのわからない(←褒めてるんです)ゲットーハウスの一部としてテクノシーンに認知されるに至ったわけですが、音楽的にはRobert Armaniなんかのチープかつバンギンなシカゴハウス直系にヒップホップ・フレーヴァーを少々、というのが個人的な当時の印象でした。ただし、「Pump It」を聴いてもわかるように、Technotronicネタのヴォイス・サンプルの連打の加減とか、とにかく芸風として他の誰よりも振り切っていた。
しかしそもそもアクの強かったゲットーハウスはわりとすぐに飽きられ、またDance Maniaの倒産もあって、永らく一部の好事家たちの音楽でしかなかった時代を経るのですが、その間Funkはデトロイトのゲットーテックに接近したりするもあまりパッとせず、DJ FunkならびにDance Maniaを代表とするゲットーハウスに再び脚光が集まるようになったのは、2000年代に勃興したエレクトロ(いわゆるニューエレクトロやフレンチ・エレクトロ)からの再評価でした。これは、1990年代のテクノからのシカゴハウス再評価と同じ構造を持つ動きで、つまりは新しい世代による過去の非メインストリーム音楽の掘り起こし作業にほかなりません。
2000年代の(ニュー)エレクトロにおいて、シカゴ・ゲットーハウスは積極的に引用され、オリジナル・シカゴ・ゲットー世代とつながるのにもそれほど時間は要しませんでした。そこで生まれた金字塔とも言うべきトラックがJustice「Let There Be Light」のDJ Funkによるリミックスですが、Funk自身が「Bounce Dat Ass」の名で自らの作品として剽窃するのにもそれほど時間は要しませんでした(笑)。
フランスの場合、特にパリには移民が多く、以前からアンダーグラウンドなシーンでゲットー・ミュージックが受け入れられていたという背景もあります。
日本の場合も、ごく一部でゲットーハウス好きは根強く生き残っており(僕もそのひとりだと自認しているけれども)、2010年代に入ってからのジューク/フットワークの隆盛とリンクしながら、昨年末あたりからの世界的な(?)ゲットーハウス再評価へとつながりを見せている。
具体では、Boysnoize RecordsによるDance Maniaトリビュート・アルバム(過去記事)、StrutによるDance Maniaのベスト盤(過去記事)、DJ Funk『Booty House Anthems 3』(過去記事)、Wax Master『Let Me See Ya Foot Work』のリプレス(過去記事)、そしてDJ Funkの来日とミックスCD『From Chicago To Tokyo』(過去記事)といったリリースからも慮ることが出来るし、そういった動きは当blogで逐次フォロー出来ていたと自負もしておるところですよええ。
さらに来月にはStrutからのDance Maniaのベスト第二弾『Ghetto Madness』も控えていて、これはDance Maniaのゲットー部分にさらにフォーカスを当てた選曲となっていることから、もう少しこの動きは続くんじゃないかと予想と期待と。
そんなDJ Funkの(ほぼ)コンプリート・ベスト。過去に一部で流通したCD-R(過去記事1/過去記事2)とは重複していないトラックも多いし、今聴くにちょうど良いんじゃないですかねぇ(Amazonのアフィリンクない商品なのにこんなに熱込めてblog書いてんだから、マジでオススメなんだよ察せよ)。
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Tracklist
1-01. House The Groove
1-02. Pump It Erk N'Jerk
1-03. Knock Knock
1-04. Work It
1-05. The Original Video Clash II
1-06. Work Dat Body
1-07. Pussy Ride
1-08. Big Ole Booty
1-09. Doggy Style
1-10. DJ Funk Gonna Hurt Somebody
1-11. Jump Up
1-12. Ho's in This House
1-13. Booty Bounce
1-14. I Need Weed in My Life
1-15. Da Roof
1-16. Booty Dead
1-17. All You Freaks
1-18. I'm so High
1-19. Get Funky
1-20. Hey I Feel Alright
1-21. I Am Getting High
1-22. Pump It
2-01. Shake It Up / Bounce Dat Ass / Believe In Sex / Face Down Ass Up / Pop Dat Thing / Booty Clap (Bha2 Megamix)
2-02. Booty Bounce (Gta Remix)
2-03. Pop'n Champagne (feat. Spenda C)
2-04. Titties'n Beer (Mix)
2-05. Touch the Ground (feat. Eddie Deng)
2-06. Bounce Dat Ass (feat. Justice)
2-07. Fuck Dat Ass
2-08. Pump It / Pussyride / Booty Perk U Later (Remix) (feat. Bro Safari & Knuckle Children)
2-09. Tits in My Face (Cenob1te Remix) [feat. Cenob1te]
2-10. Booty Clap (Ookay Remix) [Boys Noize Edit] [feat. Ookay & Boys Noize]
2-11. Fuck Face Down
2-12. Bang It (feat. DJ Godfather)
2-13. Back Dat Thang (feat. DJ Godfather)
2-14. Dirty Disco (feat. Funkworm)
2-15. Life Is a Mystery
2-16. High Frequency
2-17. Have’n Sex (Acid Mix)
2-18. Free At Last
2-19. Happy Feet
2-20. Run U.K.
3-01. Gold Megamix
- [2014/11/15 17:55]
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DJ Funk - From Chicago To Tokyo (シカゴから東京へ)

Title: From Chicago To Tokyo (シカゴから東京へ)
Label: Dance Mania
Catalog#:
Format: CD-R
Released: 2014/07/25
日本のdiskunionが企画・販売したDJ Funkの最新DJミックス来日記念盤。
DJ Funkと言えば、説明不要のシカゴ・ゲットーハウスの第一人者であり、今年やっとこせリリースされた『Booty House Anthems 3』(過去記事)がマサカのNon-Mixだったということで、個人的にもFunkの新しいDJミックスを聴きたい熱が高まっていたところに飛びこんできたリリース情報。100枚限定CDだということでさくっと予約注文して届いた商品を確認したら、案の定、CD-Rでした…。
いや、いいんですよ、CD-Rでも。僕は聴きたいと思ったらメディアにはこだわらずに買いますから。
ただ、購入時にTwitterにも書いたことだけど、せめてお店のサイトの情報は正確を期してほしいと思うわけです。今作みたいな、CD-Rにしては強気の価格設定をしている商品に対しては特に。
(注:現在はサイトの商品ページにもCD-Rであることは明記されています。僕がTwitterでごちゃごちゃ言ったからってわけでもないんだろうけど。)
内容は、いつものFunk節…のみならず、(ニュー)エレクトロ〜ベース・ミュージック以降のゲットー・サウンドにも目配せをした、EDMとも交差する雰囲気が込められたミックスとなっている。今のFunkの現場感覚がそっち方面に向いていることは、前述の『Booty House Anthems 3』を聴いても感じ取ることが出来るが、もうひとつの特徴としては、過去のFunkのミックス作品のように実は細やかにエディットされたものではなく、オーソドックスなDJミックスであることも挙げられる。実際のプレイはこんな感じなんだろうなと想像。
このCDが発売された今年の7月に来日し、東京でのギグを終えたFunk先生ですが、次回は関西にも来てほしいですねマジで!
- [2014/11/11 21:11]
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Floorplan - Paradise

Title: Paradise
Label: M-Plant
Catalog#: M.PM16
Format: File
Released: 2013/07/01
Underground Resistanceのオリジナル・メンバーだったRobert Hoodが90年代から使い続けている変名、Floorplanが、満を持してリリースしたファースト・アルバム。まぁ出たのはもう去年ですが。
Robert Hoodは、90年代から徹頭徹尾、ストイックでモノトーンなミニマル・テクノ(ミニマルじゃないよ)を吐き出すかたわら、"Nighttime World" というシリーズではエレクトリックなジャズを表現したりしていて、このFloorplan名義では、ざっくり言うとディスコやハウスをやってる。僕はNighttime Worldと並んでFloorplanの作品が大好きなんです。以前紹介した比較的最近のシングル「We Magnify His Name」(過去記事)なんて、ゴスペル・ハウスの精粋って感じでほんと素晴らしかったし。
そんなFloorplanさんの初のアルバムは、BPMはハウスのそれではあるものの、意外と比較的テクノ寄りのグルーヴでまとめられている。ディスコ・サンプルは随所に取り入れられてるんだけど、大ネタを小節単位でべったりと使ったりってことがなく、今までのFloorplan名義とRobert Hood名義の中間あたりの音作りをしている感じ。
風化したようなドライな触感のリズムと、ウェットなサンプルやウワものの対比が感じられるトラックが多く、曲順も緩急が効いていて、おとなのテクノって感じのナイス・アルバムだと思います。
![]() | PARADISE ( 直輸入盤・帯ライナー付 ) (2013/07/10) フロアプラン aka ロバート・フッド、FLOORPLAN aka ROBERT HOOD 他 商品詳細を見る |
![]() | Paradise (2013/06/27) Floorplan 商品詳細を見る | ![]() | Paradise [Analog] (2013/07/23) Floorplan 商品詳細を見る |
Tracklist
01. Let's Ride
02. Baby, Baby
03. Change
04. Altered Ego
05. Never Grow Old
06. Eclipse
07. Higher!
08. Confess
09. Chord Principle
10. Above The Clouds
- [2014/04/20 09:51]
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