Chicago Skyway & DCook - Lager EP 

Artist: Chicago Skyway & DCook
Title: Lager EP
Label: M>O>S Recordings
Catalog#: MOS_DEEP_007
Format: MP3
Released: 2011
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シカゴのシカゴアシッド・マニアChicago SkywayのニューシングルはオランダのハウスレーベルM>O>Sから。
Chicago Skywayといえば、昨年CD-Rでひっそりとリリースされたアルバム『Wreckage』がオールドスクールなシカゴアシッドを忠実にトレースしていて素晴らしかったのですが、今作ではむしろオールドスクールなデトロイトテクノにフォーカスしているように聴こえる。
#1(レーベルオーナーAroy Deeによるエディット)は、303(的な音)を非使用のシカゴアシッド。Steve Poindexter「Computer Madness」に代表される、ブリーピーなシンセを全面に使用したアシッドハウス・・・なんだけど、Ron Trentの名作「Altered States」を思わせる浮遊感のあるクラウディーなシンセがふわっと降りてきてから世界ががらっと変わる。
#2はシンセやパーカッションがさらにデトロイト寄りに、まるで90年代前半のB12やDan Curtinといったデトロイトフォロアー/ピュアテクノのようなチープなエレクトロニックソウルへ。#3は#2のSteven Tangによるリミックスで基本的に同路線。
アナログな質感の古ぼったいテクノやハウスが好きなひとにはオススメ。

(ディスクレビューで、○○風、とか、まるで○○のような、とか書くのは楽だし、例えとして出された対象を知ってるひとには通じるかも知れんけど、やはりあまり望ましくないし避けるべきだよなぁ。反省・・・。)
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Choochoogatagoto - Warship Only Of Foolishness (Node/2011) 

Choochoogatagoto - Warship Only Of Foolishness
Label: Node Label (NODE-009)
Format: CD-R
Released: 2011
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昨年DJ Tuttleと大橋アキラ(サイケアウツG)が立ち上げた関西発の新レーベルNodeですが、コンピCDとサイケアウツGのノンセクトラジカルズによるメガミックスを出したあと運営体制が若干変わったらしく(大橋アキラが退いた?)、レーベルのロゴも一新されて興味深いリリースをハイペースで続けてくれています。(再)
そんな中届いたのは、何とVol.4 RecordsからリリースしているChoochoogatagotoのニューシングル。今回ももちろんMarginal Recordsで買いました。藤子名人と言い、どうやらNodeはネットレーベルからのすくい上げにも力を注いでるみたいで。良いことなのか悪いことなのかはよくわからんけど。
Vol.4 Recordsではシカゴハウスからの影響も感じられるフィルターハウスやアシッドハウスをやっていたChoochoogatagotoですが、今作ではNodeのレーベルカラーを意識してなのか何なのか、レイヴィーなラガジャングルやJUKE(っぽい4つ打ち)みたいなBPM高めのハイブリッドな悪ノリ音楽を奏でている。このチャカポコした音のチープさは、形は違えどまぎれもないシカゴハウスの亜流か。
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サイケアウツG - みそアーメン (Node/2011) 

サイケアウツG - みそアーメン
Label: Node Label (NODE-007)
Format: CD-R
Released: 2011
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昨年DJ Tuttleと大橋アキラ(サイケアウツG)が立ち上げた関西発の新レーベルNodeですが、コンピCDとサイケアウツGのノンセクトラジカルズによるメガミックスを出したあと運営体制が若干変わったらしく(大橋アキラが退いた?)、レーベルのロゴも一新されて興味深いリリースをハイペースで続けてくれています。
そんな中届いたサイケアウツGの久々のニューシングル。Marginal Recordsで買いました。
タイトル通りアーメン使いのハーコージャングルがぎっしり、かと思いきや、今風な4つ打ちのヘヴィーなベースラインものなんかもやっていて、きっちりアップデートして出して来るな~という感想。ガンダムネタとか好きなんだけど、それ以前にやたら低音効いていてかっこいいです。オススメ。
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Cari Lekebusch - Det Jag Vet (H. Productions/1999) 

Cari Lekebusch - Det Jag Vet
Label: H. Productions (HPCD10)
Format: CD
Released: 1999
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CDで聴くハードミニマル 第12回

Jeff MillsのDJからThe Adventを知り、そのThe Adventのリミックス・アルバムに参加していたという流れで前回Steve Bicknellを取り上げました。今回もThe Adventのリミックス・アルバムに参加していた流れでCari Lekebuschを取り上げたいと思います。
Cari Lekebuschは、1994年頃にEXperimentalやMissileといったレーベルからのアシッドテクノのリリースあたりから注目され始めたスウェーデンのプロデューサー。90年代後半のハードミニマル期にオリジナリティを発揮してその評価を不動のものとした。同時多発的に出てきたスウェーデンのテクノ・アーティスト達の音を総称して "スウェディッシュ・テクノ" などとも呼ばれたが、スウェディッシュ・テクノの兄貴分的な位置にいたのがこのCari Lekebuschである。
このアルバムは、自身のHybrid/H. Productionsからシングルで発表されたトラックなんかを集めてノンストップにした編集盤。ヒップホップ/エレクトロやレゲエ/ダブからの影響もあらわな、リズムの作り込みが細かく低音の効いたダンストラックは彼のオリジナル。音楽的にはあまりミニマルではない(つまりJeff Millsや初期Basic Channelの流れとは別の流れである)ので狭義のハードミニマルとは言えないかも知れないが、この音は間違いなく当時のハードミニマル全盛のテクノシーンで受け入れられたものだった。
H. ProductionsやDrum Codeなどから出ていた彼の一連のシングルはアナログでしか聴けないが(今は配信でも買えるのかな?)強烈にカッコイイ曲が多いのでオススメです。
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Cobblestone Jazz - The Modern Deep Left Quartet (Studio !K7/2010) 

Cobblestone Jazz - The Modern Deep Left Quartet
Label: Studio !K7 (!K7258CD)
Format: MP3
Released: 2010
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ミニマル(テクノ)にジャズのフレーヴァーを持ち込んだ、Mathew JonsonらによるCobblestone Jazzの2ndフル。古今東西テクノにジャズ、なんて珍しくも何ともない組み合わせではあるのだが、彼らの場合はもともとジャズ畑の出であるにもかかわらず、トラック構築にジャジーな要素を用いながらもミニマルとして成立している(要するに踊れる)点が素晴らしい。ジャズとミニマルのフュージョンは前作『23 Seconds』(過去レビュー >>)からさらに一歩も二歩も進んでいて、洗練の域に達している。紛う方無き今年のミニマルを代表する傑作ではないかと。
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