Loco Dice - 7 Dunham Place (Desolat/2008) 

Loco Dice - 7 Dunham Place
Label: Desolat (Desolat CD 001)
Format: CD/MP3
Released: 2008
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Loco Dice (Cocoon, m_nus) とMartin Buttrich (Planet E) による新興レーベル "Desolat" は、001番にDeep DishのDubfire(過去レビュー >>)を、003番のSebbo (Planet Vision) のリミキサーにはBasic ChannelのMoritz von Oswaldを起用するなど、テクノ・レーベル界のエリートコースをひた走っていると言っても過言ではない。そんなDesolat初のアルバムリリースは、レーベルオーナーのひとりであるLoco Dice!
ところで、昨年聴いたアルバムの中でいちばん完成度の高い作品だったのは、音のスタイルは違うが、今でも聴きたいかどうかは別としてやはりJusticeの『』(過去レビュー >>)だと僕は思っていて、それに類する完成度の高いアルバムが今年ミニマル界からこうして出てくるなんて実は考えてもいなかった。
そもそもLoco Diceと言えば、Villalobos以降のディープミニマルという印象の強かったひとですが、単に有機的なVillalobosフォロワー的なミニマルではない、ヴァラエティに富んでいながらもシリアスに一本筋の通ったフロア仕様のミニマルテクノが並べられていて、1曲1曲のクォリティの高さもアルバムとしての流れやまとまりも、非常によっく出来ている。それでいて(Justiceのように)あざとさを幾分も感じさせないところは奇跡的。ラストにダブで〆るあたりも、目新しさはなくともテクノのアルバムとしては完璧。
個人的には今年のベストアルバム候補としてキープしておくのに何の躊躇もない1枚。
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Lucio Aquilina - Magic M (Cocoon/2007) 

Lucio Aquilina - Magic M
Label: Cocoon Recordings (COR 12 041)
Format: 12"/MP3
Released: 2007
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TrapezよりデビューしたAquilina & VenturiのLucio Aquilinaによる、もっかヒット中(?)のCocoonからのシングル(Cocoonはテクノ界の『笑っていいとも!』ですな)。先日紹介したM.A.N.D.Y.『Fabric 38』や、もうすぐ発売されるEllen Allien『BoogyBytes Vol.04』といったミックスCDにも収録。
#A「Magic M」は、ブリブリしたベースラインにフィルタリングかましたアシッドな浮遊感(ただし低空飛行)のある長いイントロから、コロコロした音色の幽玄なメロディーを奏で出すトリッピーなミニマル。#B「My Cube」も同じ系統のトラックだが、おとなしめのメロディーと丸いキックが気持ち良い。
若干あざとさを感じないでもないけど、好きにならずにはいられないエレクトロミニマル・トラックスです。
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Lowfour - Stenmark (Kupei Musika/2005) 

Lowfour - Stenmark
Label: Kupei Musika (12S01)
Format: 12"/MP3
Released: 2005
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さて、【B2B DJ風ユニットTheめがね〜ず presents Kupei Musikaフェスティバル08 〜"Kupeiの拳2" 湯けむり旅情まんが道青春片道切符編・さらばユリア!強き男は死しても愛を語らず!!〜】(だから長いって)記念すべき第1回、Kupei01番はスウェーデンのAndreas Tillianderの変名Lowfour。
#A1はオリジナルver.。まるでSoundhack/Smith'n'Hackのようなカットアップされたディスコサンプルがカッチョ良過ぎるカッチリしたハネ系グルーヴのテックハウス。
#A2はスウェーデンのTomi KiioskことFolieことStefan Thorによる、比較的原曲に忠実な、リズムをジャストなグルーヴのものに差し替えたリミックス。
#B1の同じくスウェーデンのFuture/Past ProductionsことAndreas Hörlénによるリミックスは、一転、ミドルテンポのディスコファンク・チューン。
#B2は、ブニュブニュしたアシッドなシンセと控えめなTB-303系のベースラインが合わせられた、僕好みのアシッド・テックハウス。
Tillianderのテックハウス路線の作品はやはり素晴らしいし、何よりレーベル第一弾のリリースでこのクォリティは、Kupeiの今後を約束したようにも感じます。

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Luke Vibert - Chicago, Detroit, Redruth (Planet-μ/2007) 

Luke Vibert - Chicago, Detroit, Redruth
Label: Planet-μ (ZIQ175CD)
Format: MP3
Released: 2007
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はい、横に寝て前に向いて生えていた親不知、引っこ抜いてきました(正確には粉砕)。今回は左の上下。抜く時は2年前の前回ほど痛いめに合わなくて助かりました。ただ、ぼちぼち麻酔が切れはじめて痛くなってきました、ううう・・・。そんなわけで気を紛らわすためにblog更新。

さて、このblogではさんざん取り上げてる僕の大好きなLuke Vibertですが、今年2作目のアルバムは本名名義で(今年1作目のレビューはこちら)。Planet-μからは2枚目のアルバムになります。
今作も例によってアシッド・エレクトロに決まってるさ、と思って聴いてみると、#01は軽快なジャズピアノのサンプルが跳ねるブレイクビーツ。おっ、これはWagon Christ名義の大傑作アルバム『Tally Ho!』の再来かッ!! #02以降もまさしくLuke節、オプティミスタっぷり全開のブレイクビーツだったり。#03のスピーク&スペルが喋りまくるアシッド・ブレイクビーツハウスや#07のペラペラのリズムがLukeっぽいアシッドハウスなど、アシッド・サウンドも健在。ジャングル/ドラムンベースはやってないにしても、このアルバムはこれまでのLukeの活動の総決算のように聴こえます。傑作!

それにしても、Planet-μはいま本当にイキオイのあるレーベルですね。μ-Ziqはもちろん、このLuke Vibert、前回取り上げたShitmat、そして何と元No Future一派のNeil Landstrummまでもがアルバムをリリースしている。いまやここがエレクトロ/ブレイクビーツ・ミュージックの最前線でしょう。

(気づけばLuke Vibert、もうニューアルバム出てます! 『Moog Acid』。創作意欲あり過ぎ!)
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Lovely Chords - The Lovely Cut (DJs Are Persons/2007) 

Lovely Chords - The Lovely Cut
Label: DJs Are Persons (Episode 10)
Format: MP3
Released: 2007-05-20
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ちょっとタイミングを逃して紹介出来なかったアルゼンチンのエレクトロ・ユニットLovely ChordsのDJミックスMP3。以前からLovely Chordsをプッシュし続けているmiss luneさんがたまたま(?)Lovely Chordsの記事を書いてたので、びんじょります。
基本的にいわゆるニューエレクトロ的なミックスなんですが(はい、僕も "フレンチエレクトロ" と呼ぶのをやめて "ニューエレクトロ" と呼ぶことにしましたのだ、ややこしいから)、ドイツ初のハウスミュージックのレコードとされるWestBam「Monkey Say, Monkey Do」や、シカゴアシッドのクラシックLil' Louis「Video Clash」(あれ? これTyreeのトラックじゃないの?)といった結構マニアックなクラシックス、それからCornelius「Beep It」あたりがミックスの振り幅を広げているように感じます。あと、JusticeやMSTRKRFTといったニューエレクトロの売れドコロを使ってないのも良い。
今ニューエレクトロのDJミックスってくさるほどたくさんあるけど、例えば必ずJusticeが使われていたりして、そういう意味ではまだまだ底の浅いシーンだと思うんですよね。一晩のプレイの中で例えばJusticeガラミのトラックを1曲も使わずにセットが成立するくらい層の厚いシーンになれば、もっと色々変わってくるのかなあと思います。

ちなみになんですが、Lovely Chordsの最新トラックはMr Brownのリミックス。下のリンクからダウンロード出来ますよ。
Mr Brown - I dance for money (Lovely Chords Remix) >>
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Luke Slater - Fabric 32 (Fabric/2007) 

Luke Slater - Fabric 32
Label: Fabric (FABRIC63)
Format: CD
Released: 2007
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かつてSubvoiceの佐久間英夫をして "UKで最も信頼のおけるテクノ・アーティスト" と言わしめ、Planetary Assault Systems名義のハードミニマルから7th Plain名義のアンビエントまで、多彩な才能を発揮していたLuke Slater。個人的にも昔から大好きで思い入れの強いアーティストだったのですが、近年はLuke Slater名義でのニューウェーブ/エレポップ路線での活動も鳴りを潜めていたところ、昨年オウン・レーベルMote Evolverを立ち上げ、そしてロンドンの人気ミックスCDシリーズ "Fabric" の最新作を担当と、いよいよ活動を再開してきた模様です。
本作は、シカゴっぽいミニマルで始まり、テクノ(ミニマル)とエレディスコ/テクノエレクトロの間を行ったり来たりしながら最後はミニマル・ダブで終わるという、普通で考えるとまとまりのないミックスになりがちなところを、ベテランの技量なのか、統一された世界観で見事にまとめられています。現在のシーンの空気感と、ここ数年の本人のニューウェーブ/エレポップ路線の作風もきちんと盛り込まれており、1本筋が通った、良く出来たミックスCDだと思います。
ただ惜しむべくは、これが "Luke SlaterのミックスCDである" ということ。
良くも悪くもこぢんまりとまとまっていて、逸脱した面白さや理屈を吹っ飛ばすくらいのパワーが感じられないんすわ。これがもし無名のDJのミックスであったなら、もう少し高い評価を与えてしまったかも知れないなあ。
やはりLuke Slaterにはいつだって大きな期待を抱いてしまうのでした。次作のオリジナル・アルバム(Luke Slater名義なのかP.A.S.名義なのかはわからんけど)に期待だ。
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Liebe Ist Cool - Podcast 2 (Archipel/2006) 

Liebe Ist Cool - Podcast 2
Label: Archipel (ARCH026)
Format: MP3
Released: 2006
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首の方はちょっとだけ落ち着いて来たかもです。頭痛が出ないだけでHappyになれるなんて。健康ってスバラシイ。

YOTABLOGUEさん経由。
ベルリンの男女デュオLiebe Ist Coolが昨年末にシングル『Podcast 2』をネットリリースしてました。Liebe Ist Coolについては、yota3000さん同様、shooterさんのエントリで気になってたとこ。
このシングル収録の「OK! (Version 2)」という曲、これが、カットアップされたヴォイスサンプルがファンキーなグルーヴを生み出していて、印象に残る、まるでダブのベースを早回しにしたかのようなベースラインはぶっとく小刻みに走っており、最近聴いたテクノの中ではいちばんカッコいい!
このユニットの作風が普段からこんなのなのか、それともこの曲だけイレギュラーなケースなのかは、他作品を試聴した限りいまいちよく掴みきれなかったのですが、こういうタイプの曲を他にもやってるのであればちょっと追いかけてみようかな、と思わせるユニットです。

追伸1:ダウンロードページからzipファイルを落としたら何故か解凍出来なかったので、1トラックづつ落とそうとしたら、1トラック目(「OK! (Version 2)」)のリンクが間違ってて探し当てるのに苦労しました。
http://www.archive.org/download/arch026/arch026_1-liebe_ist_cool_-_ok_version2.mp3
2トラック目以降はサイトのリンクから落とせます。
追伸2:yota3000さん、僕もLiebe Ist Coolのコミュに参加しましたよ!(笑)
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Luomo - Paper Tigers (Huume/2006) 

Luomo - Paper Tigers
Label: Huume (HUUME10)
Format: CD
Released: 2006
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はっきり言って仲村トオルって大根ですよね。いや、『氷点』観てて思っただけなんですが。まあしょせんビーバップですからね(暴言)。あ、飯島直子が演技上手いのもびっくりだったけど。

Vladislav Delayのポップサイド、Luomoの3rd。
#01ではAGFが、それ以降の8曲は前2作に引き続きJohanna Ilvanainenがヴォーカルを担当していて、ぶっといベース、わかりやすいシンセライン、そしてキッチュなJohanna Ilvanainenのヴォーカルがとても心地良い、ポップなヴォーカルハウス・アルバムに纏められてます。
そこかしこにダブ的な音響処理も見られるけど、あくまでスパイス程度と言うか、いやらしくない程度に抑えられている。
例外は#01のタイトル曲と#09で、こちらはモロにダブダブ。
ミニマルなグルーヴを保ちながらも、この万人が聴きやすさ、親しみやすさを感じるであろうトラックメイキングはなかなかのものです。
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Laurent Garnier - Retrospective (F-Communications/2006) 

Laurent Garnier - Retrospective
Label: F-Communications (F 255 DCD)
Format: CD×2
Released: 2006
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レビューを書こうと思ってDJ FunkのミックスCDを3枚続けて聴いてたら、さすがにうんざりして来た。もう当分いらねえ(笑)。なのでゲットーハウスはまた機会があればってことで。やっぱり、何でもバランスが大事みたいだ。
そんな訳で、今回はバランス感覚に優れたベテランDJを紹介しよう。デトロイトテクノ、シカゴハウス、NYハウスに心からの敬意を払い、最大限の愛情と熱意を自国フランスのクラブシーンに注ぎ続けた男、Laurent Garnierを。

80年代、マンチェスターのハシェンダでのレジデントから帰国後、彼はゼロからフランスのクラブシーンを築き上げた。クラブを作り、ミニコミを作り、そしてレーベルを作り、数々のアーティスト/DJを育て上げて来た。
そんな彼の作品を、僕はミックスCDはたくさん持ってるけど、オリジナルアルバムは1枚も持っていなかった。なぜなら、僕は彼のことをDJとしてリスペクトしていたけど、アーティストとしてはそれ程訴えかけて来るトラックを作っているようには思っていなかったからだ。

まあそんな考えはまったく間違いだったってことは、このGarnierの2枚組ベスト盤を聴けばよくわかるんだけど。
デトロイトテクノから強く影響を受けたトラックの数々を主体に、どの曲も彼の強靭でポジティブな精神を現わしているかのように力強く打ち鳴らして来て、心にも体にもガツンと訴えてくるものがある。
特に素晴らしいのは「Crispy Bacon」、「Coloured City」、そして「Astral Dreams」(って、デトロイト色満載なアルバムなのに、俺が選んだのはどれもダークでハードなテクノです)。
まあ中にはヘンなのも混じってるけど=Alex from Tokyoとコントみたいなことやってる「La Minute De Japonais」。これは入れなくても良かったんじゃないか?(笑)

ところでDaft Punk以降のフレンチタッチのひと達って、GarnierやF-Comクルーとの交流ってあるのかな? まあ世代の違いもあるんだろうけど、あまり交わってるような印象がないのは何でかなあ。誰か、教えてプリーズ。
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Last Front (最後前) - "Chaos" West/Urban Cowboy (Torema/1994) 

紹介が遅くなったけど、タロウさんのふぃーりん☆ナウでもKitsuneのオールカタログレビューがスタートして、いよいよじんわりと輪の広がってきた感のあるオールカタログレビュー、略してA.C.R.です。個人的にはハードテクノ/ハードミニマル方面からの参加も期待したいところですが、JeffのAxisとかPurpose Makerあたりなら全部そろえてる人も多いんじゃないかなあ?

● とれまレコード特集: TRM JPN 007 (1994)

Tracklist:
A1. Chaos West (Summertime Mix)
B1. Urban Cowboy (Original Mix)
B2. Chaos West (Dove Loves Dub Re-Construction)


とれま007番はLast Frontの3枚目、そしてLast Frontのラスト・シングルです。
前2作はフミヤ以外のメンバーの特徴も多いに感じられた作風だったのが、ここに来てフミヤ色の前面に出た、色気も素っ気もないほぼリズムトラックのみの「"Chaos" West」という曲をドロップ。当時の自らのパーティー名を掲げたその曲は、しかしLast Front名義の曲の中で最も鬼気迫るカッコイイものとなっているのは皮肉なところ。暗闇を猛進するかのような連打される力強いビートは、Poodle「Sunshine Club」のリミックスにも通じるものがありますね。曲の後ろで延々流れてる浮遊感ある気持ち悪いシンセが何とも不気味。唐突に波の音で終わり。
B1「Urban Cowboy」は以前のLast Frontに近い感じのシンセ使いで、後半から攻めて来るアシッドもの。B2の卓球によるリミックスは直線的で攻撃的なアシッド・トランスと、B面はアシッド・サイドな感じですね。時代です。

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