Gant-Man & Traxman - The Best Of Dance Mania: Chicago Ghetto House (Dance Mania/2003) 

Gant-Man & Traxman - The Best Of Dance Mania: Chicago Ghetto House
Label: Dance Mania Records (CDDR-8526)
Format: CD-R
Released: 2003/2007
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珍しくケータイからblogをUPしてしまった。いや、つい笑ってしまったもので。

このblogでは何度も紹介しているシカゴハウスの徒花的レーベルDance Mania Recordsより、03年にリリースされながらニホン国内には入ってくることもなく廃盤となっていたJUKEもの(いわゆるゲットーハウス)をミックスしたレーベル・ベストが昨年再発されまして、僕はK. Hand(過去レビュー >>)と一緒にdiskUNIONのオンラインショップで今年になって購入。この再発劇を手がけたのはDance ManiaからリリースするDJ Slugoという人物だと言われていますが、何とこのCDケースに入ってるジャケットは、このDJ Slugoの過去の(?)ミックスCDのジャケットの裏面にプリントされています。反故紙感覚。ある意味エコだ。こんないい加減さ、シカゴ以外には絶対あり得ません。そして勿論、当然のようにCD-R。
内容はいつもの通り。アホアホなヴォイスサンプルやラップに、チープなざっくりした腰にくるジャストなハウスビート。スキモノにはたまらない100パーセントJUKEトラックス。僕的にはもう鉄板です。特にピークは終盤の#45のDJ Deeon「Southside (DJ Shouts)」から#46のDJ D-Man「Westside (DJ Shouts)」にかけてのサウッサイとウェッサイのケンカ御輿。ここでシャウトされ続けるDJの名前を聞いてると、一体シカゴには何人のDJがいるんだとビビる。
JusticeがDJ Funkをリミキサーに起用したり、Surkinがインタビューで若い頃Dance Maniaに影響を受けた(いや今でも若いやろキミ)と話していたことが現している通り、またフレンチヒップホップとの親和性もあることから、最近はニューエレクトロの文脈でも耳にすることの多くなったJUKE(シカゴもの)やJIT(デトロイトもの)といったゲットーミュージックですが、この機会にノーテンキでダーティーなパーティーミュージックに触れて卑猥に腰を動かしてみてはいかがでしょうか。
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Gui Boratto - Atol (Remixes) (Harthouse Mannheim/2007) 

Gui Boratto - Atol (Remixes)
Label: Harthouse Mannheim (HH MA 005R-6)
Format: 12"
Released: 2007
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昨日は会社の研修会でいつもより早く帰れたので、今週末で閉店するCISCO大阪店に最後のご奉公に行ってきました。さすが70%OFF、掘りつくされて壁のレコ棚はほぼスッカラカンでしたが、そんな中買い逃してたものをいくつか救済してきましたよ。
しかしCISCO大阪店閉店のエントリを書いた時点では、渋谷の店舗もすべてなくなるなんて想像もしなかったなあ。まあ、わざわざ電車賃払ってレコ屋まで足を運んで買い物するという行為をしなくなった僕みたいなのが増えたのが原因なので言える義理ではないのですが、それでもやはり残念です。CISCO大阪店のスタッフの皆さん、今までありがとうございました。

で、昨日CISCO大阪店で買ってきたのその1、復活したHarthouseから今年2月に出たGui Borattoのリミックス・シングル。リミキサーはHardfloor、Alex Flatner、そしてGui Boratto自身。
Hardfloorのはお得意の跳ね系グルーヴのワイルドピッチ・スタイル。不穏な雰囲気のメロディをTB-303を使って気持ち悪く奏でています。
Alex Flatnerというひとはまったく知らないのですが、エレクトロハウス系のひとみたいですね。走るベースラインが良いです。
Gui Boratto自身のは叙情感たっぷりな展開の中にもビキビキ気味のシンセラインがかっこいいエレクトロミニマル。
オリジナルを聴いていないので比較はできませんが、この中ではやはりGui Boratto自身のリミックスが一歩抜きん出てるかな。

ところで、僕がCISCOで初めて買ったのがHarthouseの12"だったのですが(過去記事 >>)、偶然にも、最後にCISCOで買ったものもHarthouseの12"となりました(しかも両方Hardfloorがらみ)。このレーベルは僕の原点のひとつなんです。
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Gerardo Frisina - The Latin Kick (Schema/2005) 

Gerardo Frisina - The Latin Kick
Label: Schema Records (SCCD 395)
Format: CD
Released: 2005
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昨日NUの前で北島三郎に遭遇しました(今月大阪に来てるらしいです)。僕は歩きながらiPodでバイレファンキのミックスを聴いていたのですが、そのシュールな組み合わせにちょっとクラクラしました。

さて今回は、そのとき聴いていたミックスを紹介するわけでもなく(まあ売り物じゃないので)。
Gerardo Frisinaというひとのことは何も知らないのですが、bigflagさんのレビューを読んで購入。
アルバムタイトル通り、ラテン風味の強いクラブジャズ、と言えばよいのかな。しかしこのテのクラブジャズにありがちな単なる雰囲気ものに陥っていないのは、サンプリングを使用せずに作られたという楽曲にプレイヤーの熱が感じられるから、かも知れない。トラックの構造はミニマルなクラブトラック仕様になっているので、もちろんDJプレイにも堪え得ることでしょう。こういうCDは何枚あってもいいな。
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Geoff White - Nevertheless (Background/2006) 

geoffwhite.jpgGeoff White - Nevertheless
Label: Background Records (BG 049)
Format: CD
Released: 2006
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ハーゲンダッツのドルチェ・シリーズ、先ずは "ティラミス" を食ったのですが、これめっちゃウマい! すぐに買い占めねば!!

昨年のリリース以来、各所で高い評価を得ているGeoff Whiteの5年振りの2ndアルバム。Andy VazのBackgroundより。ずっと気にはなっていたんだけど、先日shooterさんの秀逸なレビューを読んで、購入に至りました。

上モノはクリスタルの破片が舞い上がるかのような美しさと切れ味を感じさせ、それでいて以前はその線の細さも目立ったリズムは、それが嘘のように太く鳴り響く。

もう、shooterさんのこの一文にまさる様なフレーズを思いつかないので、僕としてはこれ以上特に書くべきことも見つからないわけですが(と逃げてみる)、この12年余に渡るダブ・ミニマルの歴史において、オリジネーターであり道標として常にシーンに君臨していたMaurizioの存在を塗り替えるまではいかないまでも、新たな指標のひとつとなり得る1枚なのではないでしょうか。
Geoff WhiteはかつてForce Inc.などからリリースしていた人物で、Stewart Walkerとの共作アルバムなんかも出してるみたいなんですが、僕はこのひとの作品はほとんど持っていないなあ。Spectralのコンピくらいかも。ダブ・ミニマルの中にも、ジャズの系譜のコードがそこかしこに見られて新鮮でした。心地良さすら感じます。
"テクノ" はいつだってフロンティアであるべきと願う僕のような原理主義者の向きにはおぞましいことでもあるけど(少しおおげさ)、もしもテクノに様式美なるものが存在するのなら、このアルバムは今後、そのようなものになるのかも知れません。
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Gui Boratto - Chromophobia (●KOMPAKT/2007) 

Gui Boratto - Chromophobia
Label: ●KOMPAKT (KOMPAKT CD 56)
Format: AAC
Released: 2007
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仕事の帰りに本屋に寄ったら、うおおっ『1ポンドの福音』Vol.4が出てる!! しかも最終巻だって!? うわあ、この作品はもう完結しないものと勝手に思い込んでいただけに、とても感慨深いものがあります。18年目の完結・・・。

以前紹介したHug aka John Dahlbäck(過去レビュー >>)と同じく、マイナーリーグK2(サブレーベル)からメジャー●KOMPAKTに移って1stアルバムをリリースしたブラジルのGui Boratto。
このアルバムが、今の僕の好みにジャストの最高に素晴らしい仕上がり。ハッキリ言って、今年のベストアルバム候補!
いわゆるBorder Community以降のサイケな感覚を持った、(僕に言わせると)かつてのジャーマントランスのようなドラッギーかつメランコリックな雰囲気のあるエレクトロミニマル。エレクトロ、ミニマル、プロッグ、エレクトロニカ、そしてシューゲイザーも少々の越境と混血の音楽。無粋な説明なのを承知で書くと、Nathan Fakeの1stアルバム過去レビュー >>)をもっとフロア寄りにしたらこうなってたのかもな、とも感じます。
展開しまくる構造が新鮮だったりする#04#05と、きらきらとメランコリックで叙情的な#05#12、#10#02、#12#01、美しすぎるアンビエント作品#11#08あたりは特にオススメ。
前述のJohn Dahlbäckといい来月アルバムリリースをひかえているThe Fieldといい、●KOMPAKTもこのテのある意味流行りとも言えるエレクトロミニマル路線に本格的に参入してきましたね。ちょっとあざといなあとも感じてしまいますが、それだけ旬の音だということなのでしょう。
ちなみに僕はBeatportにてAACファイルを購入。ユーロ高の昨今、US$で買い物できるサイトは重宝します。
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