Gherkin Jerks - Alleviated Records presents Gherkin Jerks 

Artist: Gherkin Jerks
Title: Alleviated Records presents Gherkin Jerks
Label: Alleviated Records
Catalog#: ML-9016
Format: CD
Released: 2013/10
昨年、Mr. FingersことLarry Heardが1988年から1989年にかけてシカゴのGherkin Recordsに残した、Gherkin Jerks名義の2枚の12インチシングルの音源がCDにまとめられてリリースされました。

#01~05はEP『Stomp The Beat』(1988) から、#06~11はEP『1990』(1989) から、そして#12~14は未発表曲という構成。
何故か、『Stomp The Beat』収録の「Din Sync (Get Up And Do Your Thang)」のみ、今回の再録から漏れている。『Stomp The Beat』自体も昨年このコンピと同じAlleviated Recordsからリイシューされているので、特に大人の事情とかではなさそうだけど、謎だ。

『Stomp The Beat』収録曲は、リズムマシンのサウンドがボテボテとしたアーリー・ハウス。
『1990』は、そこからデトロイト・テクノ色が強くなり、曲名も含めてコズミックに。シカゴのLarry Heardがこの時期デトロイトに接近していたのは驚きだが、Larry Heardのパブリックイメージであるディープハウスの音楽性を考えるとまったく不思議ではない。

で、未発表曲3曲がどチープなアシッドハウスで、まさに今L.I.E.S.とかから出ていてもおかしくないロウハウス。
このコンピレーションやリイシューのレーベル側の目的もおそらくこのあたりに存在している。ロウハウスのルーツとしてのシカゴアシッドやディープハウスの掘り起こしはいくつかのレーベルが意識的に取り組んでいるところだけれど、今作もそのひとつだ。

ALLEVIATED PRESENTS THE GHERKIN JERKS ( 直輸入盤 ・ 帯ライナー付 )ALLEVIATED PRESENTS THE GHERKIN JERKS ( 直輸入盤 ・ 帯ライナー付 )
(2013/11/13)
GHERKIN JERKS、ガーキンジャークス 他

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Alleviated RecordsAlleviated Records
(2013/12/05)
Gherkin Jerks

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Tracklist
01. Don't Dis The Beat
02. Tar-Disc
03. Acid Indigestion
04. Midi Beats
05. Parameters
06. Meltdown
07. Blast Off
08. Red Planet
09. Saturn V
10. Space Dance
11. Strange Creatures
12. Psychotic Fantasy
13. Ecstasy (Original Full Take)
14. Reznaytor

Gunrose - Tears Of Pleasure 

Artist: Gunrose
Title: Tears Of Pleasure
Label: BNR Trax
Catalog#: BNR TRAX 18
Format: MP3
Released: 2012
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Boys Noize(レーベルの方)頑張ってますね。サブレーベルBNR Traxの18番はまたもやアシッド・トラック集です。
かつてのニューエレクトロのムーヴメントで "再発見" もしくは "発掘" されたアシッド以降の系譜にある、シカゴハウスのどす黒さを若干漂白したかのようなビートにフリーキーなブリープ・シンセと303っぽいアシッド・シンセがからむオールドスクール風のニュースタイル・アシッド。トラック3の「Acid Waves」のミニマルなアシッド・リフなんてなかなかいい味出してるよなぁ。ビンビンくる。全体的に303(っぽいシンセ)の鳴り方が90年代のアシッド・リヴァイヴァル期っぽいのも面白い。
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Gui Boratto - Renaissance: The Mix Collection (Renaissance/2009) 

Gui Boratto - Renaissance: The Mix Collection
Label: Renaissance (REN55CD)
Format: CD×2/MP3
Released: 2010
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先月末のエコポイントの一部仕様変更にあわせて液晶テレビ(AQUOSの42型)を買いました。いままで地デジ未対応のブラウン管テレビを使ってたんです。もちろんまだまだ使えるけど。ついでに一緒に買うつもりだったブルーレイレコーダはもう少しオアズケ。当初は単純に、テレビがAQUOSだから合わせればいいやとSHARP製を買おうかと思っていたのですが、検討していくにつれて他メーカでもいいかなと思い始めて悩み中。

ドイツはケルンのKompaktなどからリリースするブラジルのシューゲイズミニマルの勇Gui Borattoによる2作目のオフィシャルDJミックスCDは、前作(過去レビュー >>)に続きCD2枚組のボリューム。自身の楽曲に込められた美しくも退廃的なロマンティシズム溢れる高揚感は、DJミックスであっても同様の輝きを放っている。
Gui Borattoに関しては、僕は結構早い段階からプッシュして来た自負があるけど、しかしここへ来てさすがにこの作風にも少し飽きて来たかも知れない。ちょっと甘さに胸焼け感がするかな。もちろんこれは僕の個人的な感じ方で、もう終わったとか言ってるわけでは全然ないので、念のため。作品のクオリティは相変わらずかなり高いレヴェルをバランスしている。単に、情感たっぷりのダイナミックな展開を見せるCD1よりは、比較的ミニマリスティックで感情を抑え気味のCD2のほうが長く聴けそうに感じるのが今の僕の気分だということだけだ。
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Gui Boratto - Take My Breath Away (Kompakt/2009) 

Gui Boratto - Take My Breath Away
Label: Kompakt (KOMPAKT CD 70)
Format: CD/MP3
Released: 2009
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安定してますね~(八木沼純子)と思わず言いたくなるくらい、ブラジルのシューゲイズ・ミニマリストGui Borattoの2年振りの2ndアルバムは鉄板だった。もう安心して身を任せていられるクォリティ。
個人的に衝撃だった1stアルバムのテイストをほぼトレースしたその内容には意外性は全くないが(あるとすれば、えっヒネリなし!?、という裏切り感)、気分を高揚させる扇情的なシンセラインや、心の琴線を震わすポップで美しいメロディが今回も随所に練り込まれている。このひとはやはりリズムやビートのグルーヴではなくウワモノで展開をつくるひとなんだなぁ。これほどの音の色彩感覚の豊かさを持つテクノ・アーティストは、僕は他にちょっと思いつかない。
願わくば、高い評価を得た1stアルバムに続く作品ということで、もう少し実験精神を旺盛にしてほしいところでもあったけれども、ありがちな、空気読めずに皆の期待している内容をスカしたりするような勘違いアーティストよりもよっぽど潔い。
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Gui Boratto - Addicted Vol.2 (Platipus/2007) 

Gui Boratto - Addicted Vol.2
Label: Platipus (PLATCD165)
Format: CD×2/MP3
Released: 2007
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●KOMPAKTからのアルバム『Chromophobia』(過去レビュー >>)で一躍テクノ/ミニマル・シーンの中心に躍り出たブラジルのGui BorattoによるDJミックス。リリース元のPlatipusはUKのレーベルで、90年代前半から活動しているジャーマントランス~サイケデリックトランスの老舗。Union Jackの「Two Full Moons And A Trout」というトラックが大ヒットしたことで古いテクノファンにはお馴染みのハズ。
アルバム『Chromophobia』はミニマル以降のビート感覚にトランスめいた情感ある世界を組み合わせた傑作でしたが、DJはどんな感じなんだろうと思って聴いてみたところ、これが期待を裏切らないディープ・トランス。艶やかなエレクトロニックな音色と彩りのあるメロディがじわりじわりと恍惚の世界に導いてくれるので、リスナーはただここに身を委ねるだけで良い。Robert Babicz、Minilogue、Daso、Radio Slave、Sascha Funke、SuperMayerといったエレクトロミニマル好きには馴染みのアーティスト達のトラックが並ぶ中、このミックスのいちばんの聴きドコロは、やはりGui Boratto「Hera」~The Field「Over The Ice」がメドレーになるCD2の終盤。このベタ過ぎる曲順は本人じゃないと許されないですよ。ここがピーク。最高に気持ちいい。
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