Mesto - Step Up Your Game 

Artist: Mesto
Title: Step Up Your Game
Label: Spinnin' Premium
Catalog#: SPPREM055
Format: File
Released: 2017/03/17
ドラムンベースとフューチャーベースの出会い、これは新しい!

Mestoはアムステルダムのトラックメーカーで、若干17歳。制作を始めて3年ほどのキャリアになるとのこと。昨年Spinnin' Recordsと契約し、本作がSpinnin'からは2作目(ソロとしては1作目)となる。
ビートはまぎれもなくドラムンベースなんだけど、上モノの音色とチョップの仕方、サンプルの選び方、ブレイクもしくはドロップの展開、これらはいずれもフューチャーベースそのもの。やぁ、おもしろいねぇ。
Spinnin'からの1作目「Chatterbox」(Fox Stevensonとの共作)では軽やかな明け方ベースハウスをやってみせていてこちらもフレッシュで良かったし、Mestoの名前は今年覚えておいたほうがいいかもよ。



Tracklist
01. Step Up Your Game (Original Mix)

Marquis Hawkes - Outta This Hood 

Artist: Marquis Hawkes
Title: Outta This Hood
Label: Clone Jack For Daze Series
Catalog#: CJFD21
Format: File
Released: 2014/06/23
またビールblogしか書けない周期に入り込んでるので(ビールの記事ストックがだいぶたまりました)、リハビリ代わりに軽くディスクレビューを。

いつもロウなシカゴ・ハウスやデトロイト・テクノを聴かせてくれるCloneのサブレーベルClone Jack For Daze Seriesの新作。
悪〜いヴォイス・サンプル、ドタドタしたキック、シャッフルしたハイハット、ブリーピーなシンセのポルタメントなどは、もはやDance Maniaスタイルと言ってしまっても良いと思うが、ゲットー滋味があふれ出したシカゴ・ハウスとなっている。
このMarquis HawkesというひとはDixon Avenue Basement Jamsっていうアンダーグラウンドなアナログ・リリースのレーベルからいくつか作品を出しているが、ここ1〜2年で出てきたほぼ新人の模様。こういうのを聴くとシカゴ・ハウスの未来だって捨てたもんじゃないって思うよ。



Tracklist
A1. Outta This Hood
A2. Peanut
B1. Talkin Shit
B2. Like That

meg - スキャンティ ブルース 

Artist: meg
Title: スキャンティ ブルース
Label: Dream Machine
Catalog#: HDCA-70002
Format: CD
Released: 2002/07/10
[Amazon.co.jp] [試聴]
「スキャンティ ブルース」は、meg(現MEG)による2002年のデビュー曲。
最近は中田ヤスタカプロデュースだったりする彼女ですが、デビューは岡村靖幸との共同プロデュース(作詞meg・作曲岡村靖幸)によるものでした。
ちなみに、靖幸の最新ツアー "アイボリー"(過去記事)においてセルフカバーされています。しかもオープニングナンバーとして。
このCDには「スキャンティ ブルース」が2ヴァージョンとそれぞれのカラオケが収録されており、オリジナル・ヴァージョンのプロダクションはUBARTMAR.COM(現Ubar Tmar)によるもの。これは、レコーディングの途中でmeg側とモメた靖幸が途中で手を引いたため、UBARTMAR.COMがあとを引き継いだ、という説が有力です。
しかしながら、この密室感のあるエレクトリックでムーディーなハウス・チューンは、どの程度靖幸の意向が残されているのかいないのかはわかりませんが、結果的に素晴らしくかっこいいものに仕上がっています。ほぼ同時期に発表された岡村靖幸と石野卓球の「Come Baby」にも共通する雰囲気が存在していることから、アレンジの骨格は靖幸のものではないかなと妄想します。先日のライヴで演った際のアレンジもオリジナル・ヴァージョンに近いものでしたから。
もう一方の "HAIKALA" ROCK TASTEと題されたヴァージョンは、クレジットを見ると100パーセント靖幸の手によるもののようです。が、いまいちピンと来ないつかみどころのない中途半端なロックアレンジとなっており、自分にはよくわかりませんでした。この曲はオリジナル・ヴァージョンの方が圧倒的に好みです。
ところで、ジャケットのデザインがどこかで見た感じだなぁ、Imajukuみたいだなぁと思ったら、ディレクターがDJハンバーガーでした(Burger & Rice名義)。然もあらん。

スキャンティ・ブルーススキャンティ・ブルース
(2002/07/10)
meg

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Tracklist:
01. スキャンティ ブルース
02. スキャンティ ブルース ("HAIKALA" ROCK TASTE)
03. スキャンティ ブルース (Instrumental)
04. スキャンティ ブルース ("HAIKALA" ROCK TASTE) (Instrumental)

Mushroom Now! - Traveller's Light 

Artist: Mushroom Now!
Title: Traveller's Light
Label: Transonic Records
Catalog#: TRS-25005
Format: CD
Released: 1994
[試聴]
[Amazon.co.jp] [iTunes Store]
KANAMORIの『夜半解体』(過去記事)を聴いて思い出したのがこのアルバムだった。サワサキヨシヒロが1994年にMushroom Now!名義でリリースした2ndアルバム(ちなみに1stアルバムは、本作のリリース元のTransonicの前身レーベルTriggerからTechno The Gong名義でリリースしたカセットテープ。これ当時店頭で見かけたけど持ってない)。
ここで聴ける "超" がつくほどの楽天的なトリップ・ミュージックは、『夜半解体』のそれとは完全に真逆のもの。それでも、サワサキヨシヒロはApollo(R&S Recordsのチルアウト・ディヴィジョン)から海外デビューしたのでアンビエントの流れで評価された印象が強かったけど、Techno The GongやMeditation Y.S.という名義からも明らかなように、彼の音楽の根幹はプログレだ。
このアルバム、ひさしぶりに聴いたけど浮遊感が思いのほか気持ち良く、そして身体の奥が火照るような高揚感がある。これあれだ、温泉だ。当時は気づかなかったけど、サワサキヨシヒロの今やってることと実は地続きで、ブレてなさにびっくりする。

SOUNDS OF TRANSONIC 1994-1995SOUNDS OF TRANSONIC 1994-1995
(2000/11/29)
V.A.

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Tracklist:
01. Cosmic Koenji
02. World Voyage
03. 2017 Space Flight
  including
  1. Glittering Of The Asteroid Bay
  2. Astrodrive Part 1
  3. Dimension Zero
  4. Astrodrive Part 2
  5. Bursting Of Sun Egg, Sueo
04. Night Drive T. To Y.
05. Frozen Road In The Rain

Mr.YT - Fragments 

Artist: Mr.YT
Title: Fragments
Label: Elements Of Soul
Catalog#: ESCDX2
Format: CD-R
Released: 2012/10/28
[試聴]
[Amazon.co.jp] [iTunes Store]
Mr.YTと言っても高橋幸宏のことじゃないです。ユウジ・テクノウチこと竹ノ内裕治氏が97年から98年にかけてR&S Records傘下のGenerations、Apollo、Global Cuts、Diatomycといったレーベルからリリースしていた12インチ作品がCDにまとめられ、今年10月のM3において各35枚限定で販売されました。Disposable名義の『Complete Planetrax -discovery of the solar systems-』とMr.YT名義の『Fragments』の2枚。ちなみに自身のBandcampではダウンロード販売もされています。
『Complete Planetrax -discovery of the solar systems-』の方は当時のOliver HoやDamon Wildにも似たハードミニマル期の作品でこちらもカッコいいんだけれど、今回取り上げるのは『Fragments』。
収録曲が再録されている『Brand New Day EP』っていう4曲入りのダブル12インチが出た15年前、このクレジットにあるユウジ・テクノウチって何者?、と思いながら、楽曲はもちろんタイトルや曲順、ジャケットに至るまでトータルアートとして素晴らしく、夢中で聴いたものでした。本当に名盤というに相応しい。結局それ以降竹ノ内裕治氏の音楽に触れる機会はありませんでしたが、こうしてまとめてリイシューされて感慨深さがあります。
音楽的にはアンビエントとディープハウスという二大枢軸でまとめられており、純度の高い透明感のある音像が最高に気持ち良いダンスミュージックとなっている。残念ながらCDはすでに完売しているがダウンロードでも買えるので、未聴の方は是非にとオススメ。

Tracklisting:
01. Morning
02. Afternoon
03. Evening
04. Nite
05. Ocean in Heaven
06. Pacific Jazz
07. Regard
08. Reve
09. Souvenir
10. Poisson D'Avril