Venetian Snares - Your Face 

Artist: Venetian Snares
Title: Your Face
Label: Planet Mu
Catalog#: ZIQ367
Format: File
Released: 2015/07/24
前回の続き)で、2つめがこれ。

ジャケはちょっとグロいですけどね。僕らの世代だとおそらく誰しもがトラウマになっているであろう、いわゆる "蓮コラ" をついつい思い出してしまいます。
90年代からブレイクコア系のアーティストとして活動するVenetian SnaresことAaron Funkによる7曲入りEP(ミニアルバム?)。

音的には、有り体に言えばAphex Twinチルドレンのひとりといった感じの、牧歌的なのか悪意があるのかよくわからないような無邪気なメロディーと、複雑にチョップされ、エディットされた超高速ブレイクビーツのアンサンブル。さすがブレイクコアのひと、そこに若干のガバ臭をかもし出しているところが個人的な好み。
昨年のAphex Twinの新譜にもFlying Lotusの新譜にもイマイチのめり込めなかった僕ですが、本作のレイヴ・ミュージックとベース・ミュージックをつなぎ合わせるような意識的あるいは無意識的な動きには興奮をおぼえます。



Tracklist
01. Your Face When I Finally
02. Former Eagle
03. Red Orange 2
04. Become Magic Dolphins
05. Stockpiles Of Sentiment
06. Misericordial
07. Your Face When I Finally (Glass Version)

Vualitron - Blagodub EP 

Artist: Vualitron
Title: Blagodub EP
Label: Dubwax
Catalog#: DUBWAX001
Format: MP3
Released: 2012
[試聴]
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ベルリンの地下ハウス・レーベルRawaxのサブ・レーベルで、おそらくミニマル・ダブを中心にリリースされると思われるDubwaxの第一弾リリースは、Vualitronなるアーティストによる5曲入りEP(12"は4曲入りのマーブル・ピクチャー・ディスク)。VualitronはJet SetのサイトにはウクライナのDenis Voloshinの変名と書いてあるが、詳細は不明だ。
エコーの効いたいわゆるミニマル・ダブっぽい空気感を基調としながらも、歪みのある電子音や音響処理、インダストリアルな質感のリズムは、不穏な雰囲気をこれでもかと煽り立て、精神の表面にざらざらとしたささくれを作る。作り続ける。
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The Vision - Waveform Transmission Vol.2 (Tresor/1993) 

The Vision - Waveform Transmission Vol.2
Label: Tresor (Tresor 17)
Format: CD
Released: 1993
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CDで聴くハードミニマル 第3回

はい、いちおうここまでをハードミニマル前夜と規定します。The Visionは元UR、Robert Hoodのソロ・プロジェクト。URのMad Mikeがハードコアから離脱してフュージョンテックに向かったとき、Jeff Millsはさらなるハードコアの荒れ地へと舵を切ったのですが、それに追従したのがこのRob Hoodでした。
このアルバムはシカゴアシッドをロウファイのままテクノ化した音、とでも言えばいいのかな。Jeffが音密度の極めて高い重厚なグルーヴを出すのに対し、Rob Hoodは音と音との隙間を意識した空間的なグルーヴを出すのが巧い。仮にJeffのサウンドがテクノ的であるならば、Robのサウンドはハウス的と言えるかもしれない。実はこのようなRobの空間的な音の配置は、90年代のハードミニマルよりもむしろ現在のミニマルに強い影響を与えていると思うのだけれど、それはまた別の話、ということで。
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Vibert/Simmonds - Rodulate (Rephlex/2008) 

Vibert/Simmonds - Rodulate
Label: Rephlex (CAT 194 CD)
Format: CD
Released: 2008
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***夏休み痛飲グ日記 8/17(sun)***
・なし
相方の実家におよばれ(ドライバー)。

僕が昔から大好きでこのblogでも逐次取り上げているLuke Vibertと、最近はVoafoseの名前でも活動している(らしい)Jeremy Simmondsによるコラボレーション・アルバムの2作目がリリースされました。何と前作『Weirs』からおよそ15年ぶりという奇跡的な復活劇。『Weirs』と言うと、個人的には数あるLuke Vibertの作品の中でも間違いなくベスト3にランクインするであろう好きなアルバムでした。その作風は、メタリックでアシッディーなエレクトロ。
本作も同じような質感の作品ながら、牧歌的なユルい空気感のウワモノはまさしくLuke Vibertの世界。そのなかでも、エレクトロニックな楽曲よりもモロWagon Christなブレイクビーツの#11「V.A.J.」なんかがやはり良い出来。
しかしこのひと (Luke) の作品は、毎回 "良作" というレヴェル止まりなんですよね。この多作さではそれだけでもたいしたものだとは思うのですが、もうひとつ突き抜けたところまで行って欲しいなぁ、というのがファンとして思うところ。
あと、このひとは他者とのコラボにおいて別の一面を見せてくれる部分があるので、彼のアルバムの中では唯一未聴であるJean Jacques Perreyとの『Moog Acid』も早く聴いてみたいところ。
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The Velvet Underground & Nico - The Velvet Underground & Nico (Verve/1967) 

The Velvet Underground & Nico - The Velvet Underground & Nico
Label: Verve Records (V6-5008) / (823 290-2)
Format: LP / CD
Released: 1967 / 1986
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昨日のSuicideもそうだけど、NYパンクを聴いてたら当然の如くこのバンドに戻ってしまった。ヴェルヴェッツ!
ユルいよー。トロトロですわ。このダウナー感、気怠さは多くのNYのバンドの特徴でもあると思うのですが(最近だとClap Your Hands Say Yeahとか)、元凶(?)はこのアルバムでしょう。
退廃の美学と快楽。

(僕は#01の「Sunday Morning」が大好きなんですが、本日、日曜日の朝、これを聴いていました。)
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