Karafuto - Funky Squad Remixes (Kodaira Tracks/2008)
Karafuto - Funky Squad RemixesLabel: Kodaira Tracks (KODAIRA 009)
Format: 12"
Released: 2008
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事件事件! なんと、1996年にリリースされていた田中フミヤの別名義カラフトの1st EP(過去レビュー >>)収録曲「Funky Squad」が、12年の時を経てよみがえりました!! ライセンスを取ったのはニホンの小平市のテクノレーベルKodaira Tracks。
「Funky Squad」と言えばどす黒くねちっこいファンク・グルーヴが特徴のミニマルハウスだったわけですが、この傑作トラックを、d'Kawa、Toni Vokado、PetetokというKodaira勢3組、そしてカラフト自身が料理。
先ずカラフト本人の手がけたA1。オリジナルで特徴的だったブルージーなヴォイスサンプルにエフェクトをかけてごくごく控えめに使いながら、完全にイマのディープミニマルにリメイク。ジャズの解釈が新たに加えられており、まさに2008年版。しかしフロアでどう聴こえるのかはわからんが、これは相当地味なトラックです。
A2のKodaira Tracks主宰のd'Kawa、B1のToni Vokado、そしてB2のKodaira Tracksもうひとりの主宰者Petetokと、皆オリジナルのヴォイスサンプルとクラクションのようなサンプルを、比較的オリジナルに忠実にフックに使っている。
そんな中、オリジナルのサンプルを組み直し、なおかつパーカッション連打のミニマルに仕立て上げたToni Vokadoは、オリジナルのトラックに新たな視点を加えていて好感が持てます。
かのTM Networkを大胆にカヴァーしたAsianDynasty Recordsの例を挙げるまでもなく、ニホンのインディー・テクノレーベルは最近頑張ってますね。そしてニホンの若手DJ/プロデューサーが育っているのと同時に、田中フミヤのようなシーンの屋台骨をを最初期から支えていたようなヴェテランがそれらに呼応出来る環境にあるというのは、なんとも素晴らしいことだと思います。
- [2008/06/20 00:04]
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Akiko Kiyama - Seven Years (District Of Corruption/2008)
Akiko Kiyama - Seven YearsLabel: District Of Corruption (DOCCD01)
Format: CD/MP3
Released: 2008
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2004年にPortableのSüd Electronicからデビューし、2005年のRichie Hawtin『DE9 | Transitions』にトラックが使用されたことによって知名度を上げ、その後もJay HazeのContexterriorや田中フミヤと半野喜弘のop.discなどからリリースを重ねて来たドープ・ミニマリストAkiko Kiyamaの1stフル。
ディープなアシッドベースのぐにゃぐにゃした感じとリズムのかっちりした感じの対比が、本作の面白い特徴。このリズムのかっちり感が、最近多い(Villalobos以降の)有機ミニマルとは違って、とてもテクノっぽく感じて新鮮。いや、テクノっぽいって何なんだとか聞かれてもうまく答えられないですが。
このひとはライヴに定評があるらしいですね。いちど観てみたいわぁ。
- [2008/06/12 22:59]
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Kaito - Alive (●KOMPAKT/2008)
Kaito - AliveLabel: ●KOMPAKT (●KOMPAKT 173)
Format: 12"/MP3
Released: 2008
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ワタナベヒロシ氏待望のニューシングルがリリースされましたー!!
#A「Everlasting Dub」はKaito名義初期の名曲「Everlasting」(1stアルバム『Special Life』収録)のDubヴァージョン。●KOMPAKT音源を使用したDJミックスCD『Contact To The Spirit』(過去レビュー >>)のために用意されたトラックに、さらに手を加えたもののようです。オリジナル・トラックにずっしりと重く力強いビートを投入し、シンセラインの上からかけられたエコーやディレイが、まるできらきらと乱反射しているかのようなサイケデリックな感覚を生み出している。
#B「Alive」は新曲。生っぽいベースやギターのサウンドのフレーズをフィーチュアした、夏らしい、と言うかイビサっぽくもある哀愁系メロディーのグッド・トラック。間違いなく、昨年の本名名義の1stアルバム『Genesis』(過去レビュー >>)以降のサウンドと言える。
今月には何と曽我部恵一を全編にフィーチュアした本名名義の2ndアルバム『Life, Love』をリリースするワタナベヒロシ氏ですが、近年は湿り気のあるメロディーを中心とした作風が多いことから、この先どんなところに向かって行くのだろうと楽しみ半分不安半分。願わくばクラブミュージックとの接点を持ち続けて欲しいし、例えば喜多郎や姫神のようないわゆるニューエイジ路線には走って欲しくないなあとも思います。
- [2008/05/23 14:01]
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Kotai + Mo - Elektro Music Department (Elektro Music Department/1998)
Kotai + Mo - Elektro Music DepartmentLabel: Elektro Music Department (EMD CD01)
Format: CD
Released: 1998
今夜はEllen Allienに行きたかったのですが、仕事で遅くなったのでやんぴ。長らくクラブ遊びもしておりません。
ベルリン地下テクノと聞いて思いつくのがこのレーベル、Elektro Music Department。
KotaiことKlaus Kotaiにより1995年にリリースが開始されたこのレーベルは、おそらくまだディープ・ミニマルといった概念がなかった頃から、まさしくディープ・ミニマルとしか言いようのない、深海の奥底に沈み込んだ分厚いコンクリートの箱の中で打ち鳴らされているかのような、深く、くぐもった音響のミニマリスティックなエレクトロ/テクノを世に送り出している。レーベルのロゴやジャケット、ラベル等のミニマムなデザインはいかにもドイツ的。
ちなみに、現在ドイツを代表するミニマル/テックハウスのレーベルであるTraum Schallplatten等を主宰するTriple RことRiley Reinholdも、RRR名義でリリースの経歴がある。
Kotai + MoはKlaus KotaiとMo LoschelderによるElektro Music Departmentの看板ユニットで、本作は1998年のアルバム。
まったくフォーマット然としていなくて、どこにもおさまらない、おさまりドコロの悪さは今聴いても変わらない。ただ、これもリスニング仕様ではなく、あきらかにフロア仕様の音。フロアのサウンドシステムで聴いたらどんなことになるか、いちど体感してみたいもんです。
- [2008/03/29 01:02]
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K. Hand - Acacia Classics Volume One (Acacia/1997)
K. Hand - Acacia Classics Volume OneLabel: Acacia Records (ACACIA CD-001)
Format: CD-R
Released: 1997/2007
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日曜の晩に急に熱が出たので月曜の朝病院に行ったら、インフルエンザじゃないただの風邪とのこと。そんなわけで現在静養中なんですが、やることなくて暇なのでこっそりとblog更新。
デトロイトのディスコハウサーKelli Hand女史が主宰するAcacia Recordsのコンピレーションが昨年再発されまして、まあこれもその時は買うの忘れてたんですが、今年に入ってふと思い出してdiskUNIONのオンラインショップで購入。97年発の原盤は多分CDだったと思うのですが、この再発盤はやっぱりと言うかCD-R。
Kelli Handの作るハウスミュージックはとにかくラフでダーティーな部分が魅力で、このノリは天然モノ以外のなにものでもない。ざっくりしたリズムと切り刻まれたディスコサンプルのからみはシンプルなれど独特のグルーヴを持っている。まあ簡単に言うとシカゴハウス直系のデトロイトハウス。
#01はClaude Youngとの競作。#05は石野卓球のミックスCD『Mix-Up Vol.1』(1995) にも使われてましたね。#09は初期UR、つまりMad MikeとJeff Mills、そしてデトロイトハウサーのヴェテランMike Clarkが制作に関わっています。そして#13はBeltram「Energy Flash」ネタ!
ちなみに、このアルバムをiPodで聴こうと思ってiTunesでリッピングしたところ、ジャケ画像を勝手に取得したのでまさかと思って調べたら、何とこのアルバムをはじめAcaciaのカタログがiTSで買えるようになってるではありませんか! いやー、恐ろしかねー。
- [2008/01/29 19:04]
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雷マラソン - ヌルピョンも雷マラソン (ーーー/1994)
雷マラソン - ヌルピョンも雷マラソンLabel: ーーー (N001)
Format: CD
Released: 1994
高速の料金所のおっちゃんがサンタクロースのコスプレをしてるのに笑った。(これ大阪だけ?)
モダンチョキチョキズ(当時)のヌルピョン率いるバンド、ヌルピョンと田村麿〜ヌルピョンと安土城〜ヌルピョンと雷マラソンが唯一遺したCDが本作だ。雷マラソンのヌルピョン以外のメンバーは梶野秀樹、吉森信、芳垣安洋、岸本基、広兼剛と、基本的にモダンチョキチョキズのメンバーであるが、モダンチョキチョキズがそうであったように、これは90年代の関西のミュージシャン/プレイヤーの精粋である。
室町幕府の征夷大将軍全十五代を歌い上げたジャパニーズ・プログレッシヴロックの傑作「足利十五代」で幕を開け、「南宮山」や「左近の桜、右近の橘」、「鳶と晒し首」といったニホンの歴史上の出来事を題材にした素晴らし過ぎる心理描写の楽曲が並ぶが、非日常的な出来事の繊細な心理描写を描いた「私にICE」や「鬼」も出色。ヌルピョンのライヴの様子がわかる臨場感あるライヴ音源「ドレミの歌」も最高。ボーナストラック的扱いながら、例の画描き歌を歌った「ボンボンチョンチョン」(山本精一がギターで参加)もまた・・・。
とまあ早い話がハズレ曲なしの大名盤なんですが、脇を固めるメンバーによるがっちりした演奏のかっこよさは言うに及ばず、ヌルピョンは優れたパフォーマーであると同時に稀代のメロディメーカーでもあったのだなあと再確認しました。
残念ながら当時、このアルバムは全国区のメディアにはほぼ完全に無視されてしまいましたが(『TV Bros』くらいじゃないか?、取り上げたのは)、90年代の関西インディー界から生み出されたニホンのロックの(ある意味)金字塔であり歴史的重要作。現在ほぼ入手不可能なのがなんとも惜しい。
・・・引き続きこんなのを取り上げてしまったことをお詫び申し上げます(笑)
- [2007/12/22 09:50]
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Kenny Larkin - Azimuth (Warp/1994)
Kenny Larkin - AzimuthLabel: Warp Records (WARP CD 20)
Format: MP3
Released: 1994
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元コメディアンという異色の経歴を持つのはテクノヘッズにはトリビアにもならない常識、デトロイトのKenny Larkinによる記念すべき1st。
デトロイトのアーティストと言えど、もろデトロイト・テクノなサウンドだけではなく、初期Basic ChannelのBPMちょい早めのハードミニマルに影響を受けたと思わしきシンプルでミニマルなリズムが目(耳?)を引く。初期Basic Channelにはデトロイトとの太いパイプによるコネクションが存在していたため、デトロイトのアーティストがリアルタイムでBasic Channelに影響を受けていたとしてもまったく不思議ではありません。
またメロディーや複雑な変拍子はジャズからの影響が色濃い。
僕のイチオシは#09「Wires」だな。浮遊感のある清涼なシンセラインにマッシヴなビート、ドスの効いたフリーキーなベースライン、最高にカッコイイ。
それから『電気グルーヴのテクノ専門学校Vol.2』にも収録された#02「Track」は、トリッピーなウワモノが跳ねる、初期Basic Channelライクなシンプルなミニマル・トラック。
このアルバムは、デトロイト・ファンのみならず全てのテクノヘッズをうならせるであろう、文句ない傑作。
- [2007/10/07 03:11]
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Kaito - Contact To The Spirits (●KOMPAKT/2007)
Kaito - Contact To The SpiritsLabel: ●KOMPAKT (KOMCDJ002)
Format: CD
Released: 2007
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ワタナベヒロシがKaitoとして所属しているドイツの "テクノ" レーベル、●KOMPAKTの音源を使用した二ホン独自企画のDJミックスCD。僕的にはもうこの組み合わせだけでオッケーです。
他人の曲を使ったDJミックスであっても、ワタナベヒロシならではの叙情的で幽玄な美しい世界が感じられるのが流石。重く力強いビートも健在。
あと、レーベルのA&RであるMichael Mayerのライナーノーツを読んで得心したのですが、Kaitoの音楽は●KOMPAKTにとってはトランスだったんですね。トランスはエレクトロと並んでドイツで生まれた音楽であり、ドイツ人の誇りなのだそうですが、90年代半ば以降、カスみたいなユーロトランスが跋扈したおかげで、ドイツ人は忸怩たる思いを抱いていたということが想像出来ます。実際Michael Mayerは98年か99年頃の初来日時にJam & Spoonといったトランス・クラシックもプレイしていたし、初期のトランスには少なからず影響を受けているはずなんですわ。
ちょっと高音がシャキシャキし過ぎるのが気になるけど(マスタリングの所為かな?)、自信を持ってオススメ出来るキレイなミックスCDです。
- [2007/09/01 14:32]
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川辺ヒロシ - Dadada (Koplatiko/2007)
川辺ヒロシ - DadadaLabel: Koplatiko (koplat-02)
Format: CD
Released: 2007
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一応昨日で仕事の方も一段落したので(毎年のことなんですが、今年の5月もGW以外の土日は全て仕事で埋まりましたぜ)、まだ出来てなかったベランダ・ガーデニング(注:食えるものオンリー)の種まきをしましたよ。バジル、ルッコラ、コリアンダーに加え、今年は何とチンゲン菜も(笑)
うまいこと芽が出てくれると良いなあ。
Tokyo No.1 Soul Set / InKの川辺ヒロシ初のオフィシャルDJミックスCD。
CISCOのインタビューを読んだけど、僕の意見はこのインタビュアーとは反対で、川辺ヒロシ本人と同じ意見。すなわち、ヒット曲や旬なアーティストをがしがし使ってイケイケのミックスだなあ、と。もちろん音自体がイケイケなわけではないですが、比較的バウンシーなエレクトロミニマルを軸とした、テクノ/ハウス/ディスコダブっていう感じのミックス。ドラッギーなトビの部分とにじみ出す渋さの両面に感嘆。いやこれ、完全に僕好みでなおかつ時代を現わしていてしかもカッコイイ。今年聴いたミックスCDの中では1・2を争う出来ですわ。
しかしまあ、昔スチャの流れでLB Nationとか聴いてたときは、まさかTokyo No.1 Soul Setのひとがこんな音楽やるなんて想像もできなかったなあ。
- [2007/05/28 19:29]
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Klaxons - Myths Of The Near Future (Polydor/2007)
Klaxons - Myths Of The Near FutureLabel: Polydor (1720652)
Format: CD
Released: 2007
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UK発、最新型のメディアハイプ "ニューレイヴ"。
ニューレイヴについては先ずlapinさんの記事を読んでもらうとして、そのニューレイヴの代表的なバンドがこのKlaxonsなのだそうです。
芸風的には、90年代初めに流行ったレイヴ(ハードコアテクノ)風のシンセのオケヒットのリフやジャングルっぽいブレイクビーツを、ギターやドラムを使ってバンドサウンドでやってみたっていう、実はアイディア勝負の一発ノリっぽい雰囲気がプンプンします。昔『Acid Brass』って、レイヴ期のアンセムをブラスバンドでカバーしたというおバカなアルバムがありましたが、ノリとしてはそれに近いような気すら・・・。
先にシングルCD『Xan Valleys』を聴いた時には、レイヴ調のギターリフなんかがカッコいいし、新しい感じもしたんだけど、いかんせんアルバムではそういう曲調以外の部分がめっさフツーというか、凡庸なロックバンドにしか感じないですわ。ヴォーカルも線が細いし、だいたいダンスシーンに根差した音楽とも思えないしなあ。
と言う訳で、シングルは聴いても、このアルバムはもう聴くことはないかも知れません。ニューレイヴ自体、来年の今頃には物笑いの種になってたりして(今でもなってるって?)。
- [2007/02/08 15:30]
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