Xasso - Audimania (e.p.) 

Artist: Xasso
Title: Audimania (e.p.)
Label:
Catalog#:
Format: File
Released: 2014/01/29
前作『Tour from nowhere e.p.』(過去記事)からは半年振りとなるXassoの2曲入りEP。前作と同じくBandcampで公開/販売が始まっています。

1曲目の「Reine blanche」は、前作の雰囲気を受け継いだアーリー・デトロイトなエレクトロ/テクノ。『Garden On The Palm』の頃の初期ケンイシイに似た牧歌的なインテリジェント・テクノっぽさも感じる。
そもそもインテリジェント・テクノはヨーロッパにおける第一次デトロイトテクノ・リヴァイヴァルでもあったわけですからね。
(まったく余談だが、書きながら、実は『Garden On The Palm』を持っていなかったことに気づいた。近く調達します。)

で、2曲目の「くちひげ泡バルーン」こと「Moustache bubble baloon」は、TB-303のクローン機であるx0xb0xのサウンドを前面に出したアシッド・トラック。
1小節毎に違うパターンのキックが鳴らされ、それが4小節単位で繰り返される変則的な4拍子のビートの上を、浮遊感のあるキラキラと輝くウワものが舞い、そしてアシッド・フレーズが小躍りするかのように歌うという、ラブリーかつ叙情的な曲。
素晴らしいです。

ちなみに今回の作品もカタログナンバーは…ついてないですね…。


Tracklist
01. Reine blanche
02. Moustache bubble baloon

Xasso - Tour from nowhere e.p. 

Artist: Xasso
Title: Tour from nowhere e.p.
Label: xasso.bandcamp.com
Catalog#:
Format: MP3/FLAC/AAC/Ogg Vorbis/ALAC
Released: 2013/07/02
[試聴/ダウンロード]
[Amazon.co.jp] [iTunes Store]
アシッド・コンピ "TB or not TB" シリーズに参加していたXassoのデビューEP。
SoundCloudやアップローダーなんかを使って楽曲を1曲単位で発表するひとはたくさんいるし、それはそれで機動力があっていいんだけど、その場合ディスクレビューblogなんてものをやってる者からするとなかなか紹介しにくいんですよね。最低限、作品タイトルとジャケット画像だけでもほしい(出来ればカタログナンバーも…)。
そういう意味でも待望だったXassoの初EP。聴くまではアシッドものか、以前ライヴで見たノイズ・インプロ的な作品かと予想していたところ、繊細で浮遊感のあるパッドが印象的なデトロイティッシュ・テクノ/エレクトロという作風に少し驚き。良い具合にチープな電子音が小刻みに揺れたり、コズミックな雰囲気があったりして、初期のCarl Craigや初期のDan Curtinが好きなひとにもぜひ聴いて欲しい。
リミキサーとしてDubb ParadeとYasuo Satoも参加。bandcampで0円からダウンロード出来る投げ銭方式のリリースなので、聴いて気に入ったら料金を支払ってアーティストをサポートしてみてはいかがでしょうか。


Tracklisting:
01. 2346
02. 300miles
03. Tour from nowhere
04. Girl 2 Girl (Dubb Parade remix)
05. Girl 2 Girl (Xasso 4more girl edit)
06. Girl 2 Girl (YSremix)

X-103 - Atlantis (Tresor/1993) 

X-103 - Atlantis
Label: Tresor (Tresor 12) / Pow Wow Records (PWD 7441)
Format: CD
Released: 1993
試聴 >>
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僕のiPodが最近馬鹿になってる。アルバムアートワークの表示が違うアルバムのものをランダムに表示するようになってしまったのだ。暑くて混乱してるのかな?

CDで聴くハードミニマル 第2回

このblogでは、このユニットをハードミニマルの始祖であると規定することにします。Jeff MillsとThe Vision (Robert Hood) によるX-103。Jeffはこのアルバムの作業過程においてミニマルの手法を "発見" したと語っています(ソース失念)。
と言ってもアルバムとしてはいわゆる典型的なハードミニマルでもなんでもなくて、アシッド、ハードコア、デトロイト、アンビエント、そして実験的な電子音響などが、比較的短尺のトラックで矢継ぎ早に繰り出される怒濤の展開。この時期のJeffが規律よりも混沌に身を置いていたことがよく分かる作品だ(しかしどのトラックも荒々しいくせに完成度高いんだよなぁ)。
Rob Hoodがこのアルバムでどのように関わっていたのかはよく知らないのだけれど、彼の才能はこの直後The Visionの1stアルバムとして花開くことになる。
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X-102 - ReDiscovers: The Rings Of Saturn (Tresor/2008) 

X-102 - ReDiscovers: The Rings Of Saturn
Label: Tresor (Tresor 234)
Format: CD
Released: 2008
試聴 >>
Amazon.co.jp >> iTS >>
1991年、デトロイトのハードコアテクノ・ユニットUnderground ResistanceのメンバーであるJeff Mills、Mike Banks、Robert Hood(当時)の別働隊として組織されたX-101プロジェクト。その後、翌92年にはX-102、93年にはMike Banksを除きX-103として活動したテクノの歴史上伝説と言って良いプロジェクトが、15年余を経て大復活しました。URのオリジナルメンバー、Jeff MillsとMike Banksのふたりを持って。
先日、スペインのSónar 2008においてライヴ・パフォーマンスを行い(YouTubeで検索すると動画がたくさん出て来ます)、そしてX-101~103のアルバムをリリースしたドイツの老舗レーベルTresorよりアルバムをリリース。
おそらく、今年2008年のテクノシーン最大のニュースはこれでしょう。

そんなX-102のニューアルバム。
まぁ、アルバムタイトルとトラックリストが発表された時点で薄々判ってはいたことですが、92年のアルバム『Discovers: The Rings Of Saturn』に未発表曲をプラスした再発盤であり、残念ながら現在のJeff MillsとMike Banksの手による新作ではありませんでした。
ハードコアテクノ以後でありハードミニマル以前であるという、ある種谷間な時期のハードテクノを曲長短めに矢継ぎ早に繰り出しながら、そしてシングルカットされた激ハードコア・レイヴ「Ground Zero」(過去レビュー >>)で大爆発! という構成は変わらずですが、うーん、なんだかアルバムとしてはオリジナル盤のほうがコンパクトにまとまっていてよく出来ていた気が・・・。未発表曲をたくさん聴けるのは嬉しいし、旧作(オリジナルアルバム)未聴のひとには意味があるリリースだとは言えるでしょうけど・・・。
本アルバムがリリースされたこと自体には全く不満はないし満足だけど、それでも僕はX-104(もしくはX-118 or 119?)名義の新作を希望します!

ちなみに、僕の手元に届いたCDは、裏ジャケのトラックリストとCDに収録された楽曲が一部違っていました。本エントリのトラックリストが正しいトラックリストだと思いますが、これはジャケットの印刷ミスなのか、それともCDのプレスミスなのか、どっちなんでしょ。
Tracklisting >>

X-102 - Groundzero (UR/1992) 

ここんとこあちこちでバラし回っているので、そろそろ自分とこにもちゃんと書いておこう。日程はもう10日後に迫って来ちまいやがりましたが、マカオに遊びに行ってきます。ついでに香港にも1泊してきます。準備は何にも出来てません。まるでギリギリにならないと何もしない子のようです。

Mad Mike、Jeff Mills、そしてRobert HoodによるX-102のシングル。いわゆる歴史的名盤ですな。ひょんなことから聴きたくなって、久し振りに引っぱり出して来ました。
このプロジェクト、X-101(UR/1991)、X-102(UR/1992)、X-103(Axis/1993)と、名を変え3年連続で独Tresorからアルバムをリリースしています(X-103はJeffとRob Hoodの2人)。

#A「Groundzero (The Planet)」はアルバム『Discovers; The Rings Of Saturn』のラストにも収録のハードコアテクノ。凶撃的なシンセのリフがめっちゃかっこええ。田中フミヤは昔よく、この曲のヴォイジャーのドキュメンタリー番組からサンプリングされたおっさんが喋ってるイントロからDJで使ってたな。ちなみにChristopher JustのPetra名義の「Belgian Happiness」はこの曲のパクリオマージュです。
#B1「OBX-A」はSuburban KnightがミックスCD『Nocturbulous Behavior The Mix』(過去記事 >>)で使ってた重戦車級の重量トラック。
#B2と#B3は溝がループになってて延々プーとかゴーとかいう仕組み。
#B4も、ヴォイジャーのドキュメンタリー番組からサンプリングされたおっさんが延々喋ってる。土星のことを喋ってるのかな?
ちなみに#B1は45RPM、#B4は33 1/3RPMという、同一面で違う回転数というややこしいEP(というわけなんですよ、ヨサさん)。
あと、盤面の溝の切り方が、Mad Mike曰く土星の輪をイメージしているそうです。どんなのかは実際に手にして確かめて下さい(←いじわる?)。

試聴 (#A, B1, B4) >> Amazon >>
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