富鶴 (大阪・京橋) 



富鶴は、JR京橋駅南口から徒歩すぐのところにある、昭和25年創業のてっちゃん鍋と焼肉のお店です。
写真で見ての通り、とっても雰囲気のある木造2階建ての建物は、昭和レトロというよりも昭和そのもの(ましてや昭和グルーヴでもなく)。
以前より何度かおじゃましていますが、家から自転車で30分かからないくらいなので、肉食べたい気分になったときにすぐに来ることができるのがとてもありがたい。もちろん数多の有名人も足を運ぶ人気店なので予約は必須ですが(予約の際はてっちゃん鍋か焼肉かをまず聞かれます)。

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キリン一番搾り生ビールで喉を潤す。この日も自宅からお店まで自転車で来たので余計にビールがうまい。

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ナムル盛り合わせ。焼肉という食事形態はえてして野菜不足になりがちなので、このような一品は必須である。

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生センマイ。赤い酢味噌とごま油の2種類が供されます。

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焼きに入ります。まずは上タン(塩)。サシの入った、噛むと口の中に旨味がジュワッと広がるタンだ。

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上ハラミ。まさに肉を食ってる感があるのがハラミの魅力。

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極上ロース。うわぁこれは旨い肉ですねぇ。ワサビだけでいただきますが、脂のおかげでワサビの辛味がなくなります。

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極上バラ。これも塩だけでいける。吾々は基本的にタレ不要派なのだ。

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上ミノ。生センもそうだったけど、当店はホルモンがまっとうに旨い。

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生ビールはハートランドもあるということで、一番搾りを数杯やっつけた後に注文。ホップの苦味と爽やかさがバランスのいいビールだと改めて思う。

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締めはスジスープ。牛すじのかたまりがこれでもかとゴロゴロ入っており、決して締められるような生易しさは感じない。

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締めその2はビビンバ。ねぇ、ちょっとビビンバって誰!?

以上を食べて飲んで、この日はひとり9千円ほどでした。でも、別の日だとひとり7.5千円ほどだったりもしたので、頼むものと飲む量とでも結構変わってくるみたい。
また肉食べたい気分になったらおじゃまします。夏はエアコン効かなくて暑いんですけどね。



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季節料理 おでん 黒百合 (金沢) 

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金沢駅のエキナカ「金沢百番街 あんと」内にある金沢おでんを中心とした居酒屋「黒百合」は、昭和28年創業(写真は公式サイトから)。
観光客だけでなく、案外地元の旦那衆で賑わう老舗です。

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金沢を発つ前に軽く飲みながら、金沢の名残を惜しむにとても便利なお店です。
いつも混んでるけどね。



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金澤 鮨 洋次郎 (金沢) 



柿木畠の「金澤 鮨 洋次郎」は2019年5月開業。
有名な居酒屋「いたる」本店の並びと言えばわかりやすいでしょうか。

我々の中では以前から候補に挙がっていたお店で、ようやくの訪問となりました。
『ミシュランガイド北陸2021』ではビブグルマンに選出されています。

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ランチタイムは11:00~と13:00~の2回転一斉スタート。
8貫3,850円と10貫4,950円の2コースが用意されています。

一ノ箱から三ノ箱までの3つのネタケースから、好きなタネを指定の数選ぶという独特のシステムのプリフィックスコースとなっています。
これは楽しいなぁ。

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訪れた3月某日のネタケースの中身はこんな感じ。

私は一ノ箱からのどぐろ、煮穴子、能登牡蠣、縞海老、能登メジ。
二ノ箱から平目、平政、いわし。
三ノ箱からこち、さよりをそれぞれチョイスしました。

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この日も3月の金沢のくせに最高気温20℃を超え、本当に暑かった。
よく冷えたプレモルがウマい。

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ガリはこんな感じ。

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さよりからスタート。
なるほど、単純に一ノ箱、二ノ箱、三ノ箱のタネの順に提供されるわけではないんですね。

クリスタルのような美しい個体であり、本日も「吉永サヨリ」「石川サヨリ」のフレーズが登場。

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平目。

シャリはかなり芯の残るアルデンテな炊き上がりで、攻めの姿勢を感じる。
昨今流行りの赤酢ではなく、しかしかなりパンチの効いた酢具合。
俺…この店のシャリ、とても好きだ…!!

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日本酒も何種類かいただきました。

シャリの味わいがしっかりしていることもあって、これはお酒を飲まらさる鮨だ。

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平政。

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こち。

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牡蠣はリゾットと言うか雑炊風に。

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縞海老。

ところで、当然お客さん毎にチョイスしたネタはそれぞれバラバラなわけですが、それを個別に、提供するペースは合わせて、提供する順番はそれぞれのタネの特性を考えながら握ってる大将の頭の中は一体どうなってるのだろうか、とつい考えてしまった。

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のどぐろ。
これは飛び上がるくらい美味しかったですねぇ。
人生最高ののどぐろだったかも知れません。

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いわし。

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能登メジ(メジマグロ)。

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煮穴子。
これで10貫フィニッシュです。

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ここからは追加で、あじ。

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〆に追加の、穴子胡瓜巻。

お酒を飲まらさるかなり挑発的な鮨ですが、決して喉が渇くことはありませんでした。
ってこれ、いい鮨の条件だと思うんだけどなぁ。

以上、10貫に2貫追加してビールと日本酒を何度かおかわりして、おひとり1万円でお釣りがきました。
いい店。この店はいい店だ。
次回は是非夜に、つまみもあるコースでお願いしたいですなぁ。
金沢の鮨は本当に奥が深い。そのことを垣間見たような気がします。



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広坂ハイボール (金沢) 

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柿木畠にあるバー「広坂ハイボール」には、金沢を訪れた際にはほぼ毎回おじゃましています。
多い年は金沢1回の滞在中に2度訪問したことも。

1989年開業ということなので、今年で34年を迎えることになるのですが、「本物の酒と泣かせるつまみ」のスローガンの通り、おいしいお酒と多岐に渡る手作りのおつまみ、そしていつまでも若々しいバーテンダーの宮川元氣さんの人柄が、地元客にも観光客にも愛されているのを感じます。

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私は普段はハイボールという飲み物をそれほど好みませんが、この店のハイボールだけは別格。
店名を冠した広坂ハイボールは、スコッチウイスキーのデュワーズを使ったクラシカルな一杯で、自家製のスモークナッツとの相性は抜群です。

いろんな種類のハイボールだけでなく、クラフトビールや旬のフルーツを使ったカクテルなどが楽しめるほか、オムレツやサバサンドからパフェまで、看板メニューも豊富。

この店のカウンターに座ると、ああ金沢に戻ってきたなぁと感じる、気持ちの落ち着く私の好きな酒場です。



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ビストロユイガ (金沢) 



明治から戦前の昭和の趣を持った住宅地の中でひっそりと営業する古民家ビストロで、コース料理とワインのペアリングをいただきました。
店内の雰囲気がとても素敵です。

料理はメインを魚か肉から選べるということでお肉を選択。

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料理は寡黙で少し早口のご主人、接客とワインのセレクトと店内BGMのプレイリストを奥様が担当されていました。
地元の食材をふんだんに使用したクラシカルな料理はどれも美味しく、ワインも物語性のあるおもしろいものが次々と出てきました(気付けば8杯も)。
店内BGMもチルアウト、シューゲイザー、ドローン、インストゥルメンタル・ヒップホップといった感じでおもしろかった(ちなみに奥様は偶然にも私と同郷でした。驚き)。

これだけたくさん飲んで、ひとり1万円でお釣りがくるというお値打ち価格にも満足。
紹介してくれた友人のおかげでまたひとつ金沢で素敵なお店に出会うことができました。



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