Fumiya Tanaka - 20th 

Artist: Fumiya Tanaka
Title: 20th
Label: Torema Records
Catalog#: TRM029
Format: 12"+CD
Released: 2014/02
昨年末に出たとれまの20周年ミックス・コンピCD(過去記事)に収録されていた田中フミヤの1999年作の未発表曲2曲がアナログカット。

「1999」は声ネタのハネ系ミニマル。
「Do op to far」は単調なズンドコ系ミニマル。
いずれもめっちょドープなトラックながら、輪郭のくっきりした低音がちょう出てるのでこれは間違いなくフロアユース。

さらに、くだんのミックス・コンピCD『20th』と同じ内容のCDがオマケに付いてるんだけど…これは余計だったかもですね。おそらくこのアナログは海外向けのリリースなのでこういう形態を採ったのでしょうけど、どうせCDを付けるのなら収録曲は同じでもミックスされていない音源を入れるとか、やはりひと工夫欲しかったです。

20TH20TH
(2013/12/18)
VA - FUMIYA TANAKA PRESENTS

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Tracklist
[12"]
A. 1999
B. Do op to far
[CD]
01. Akio Milan Paak - Gulcia
02. Fumiya Tanaka - Three Storied Pagoda
03. Hitian Twin - Jajouvka Funk Mix
04. Fumiya Tanaka - 1999
05. ARP-2600 - Trancer-2600 (From Time To Time Re-Construction)
06. Fumiya Tanaka - Pitch Black
07. Karafuto - Karafuto
08. Dove Loves Dub - Tokyo Tone - Toner Mix (Tanzmuzik Remix)
09. Speaker - Mine
10. Fumiya Tanaka - Do op to far

Fumiya Tanaka ‎- Unknown Possibility Vol 3-3 

Artist: Fumiya Tanaka
Title: Unknown Possibility Vol 3-3
Label: Torema Records
Catalog#: TRM028
Format: 12"×2
Released: 2013/06
順番が前後したけど、とれま20週年の昨年、田中フミヤが2008年にリリースしたCDアルバム『Unknown 3』(過去記事)のアナログ版(誤字じゃないよ)が、『Unknown Possibility Vol 3-3』の名前でリリースされました。

"Unknown Possibility Vol 3-n" のシリーズと言えば、2005年にVol.3-1(過去記事)が、2006年にVol.3-2(過去記事)がそれぞれ12インチシングルでリリースされており、おそらく当初はあまり間を空けずにVol.3-3を出した後CDにまとめる構想だったのではないかと予想しているのですが、その後このシリーズは立ち消えとなり、数年後、何故かタイトルから "Possibility" が消えて全曲新曲の『Unknown 3』がリリースされたという経緯があります。
そして、本作でもって、当初予定していた形なのかどうなのかはわかりませんが、とりあえずUnknown Possibility三部作はこれをもって完結、ということになるようです。

収録曲はCDアルバムとほぼ同内容。アルバムのラストをかざった「Happenings」のみ未収録で、「What's That Called Water?」「Hus3」「Ant Win Chain」「123」の4曲はヴァージョン違いとなっている。ただし「Hus3」の別ヴァージョンである「Hus3 (Drive)」は、2011年にフミヤのパーティーChaosにて配付された12インチCHAOS LTD 002からの再録。

個人的にはフミヤの他のレーベルのop.discもSundanceもあまり追っかけていないし、フミヤのDJもながいこと聴けていないようなダメファンではあるけれど、こうして途中で棚上げになっていたシリーズが形だけでも完結してくれるのは嬉しいもんです。
どうせならついでに、同じく途中で立ち消えになったHoodrumの "Classics" シリーズも完結させてくれやしないか。

Tracklist
A1. What's That Called Water? (Dub)
A2. VVV
B1. Hus3 (Drive)
B2. Ant Win Chain (Beats Mix)
C1. Bijay
C2. 123 (Beats Mix)
D1. Für Elodie

tofubeats - Don't Stop The Music 

Artist: tofubeats
Title: Don't Stop The Music
Label: unBORDE
Catalog#: WPZL-30767
Format: CD + Flexi-disc
Released: 2013/11/13
[Amazon.co.jp] [試聴]
僕が音楽を、レコードやCDではなく、主に音声ファイル(オーディオ・データ)を電磁的記録装置にダウンロードする方法により手に入れて聴くようになって数年が経つ。
データが優れていたのは、レコードやCDよりも安価で、レコードやCDと違って欲しいと思った瞬間に以前は自宅から、今は通信がつながる場所であればどこにいても直ちに手に入れることができ、そしてレコードやCDと違ってかさばらず部屋の床面積を占有することもない、という部分だった。それに加えて、特にテクノというジャンルはそうなのだが、所持せずに今に至って入手困難となった過去の名盤や隠れた良作であっても、データであれば手に入るケースが多い、という状況も関係している。
反面、データだとジャケットも盤自体も存在しないので当たり前ではあるが、手に触れることも匂いを嗅ぐこともなく、そもそも "音楽を所有する" 感覚が希薄だ。とは言え、上に書いた理由で(主には経済的事情であるが)僕はレコードやCDではなくデータを選び続けてきた。
さて、先日ふと気づいたことがある。僕は普段、音楽をクルマの運転中に聴くことがほとんどなので、いつものようにクルマに積み込むCDを選んでいたところ、結構な割合で "データ購入期" 以前の作品ばかりを手にしているのだ。もちろんデータで手に入れた音楽についても、気に入ったものはクルマで聴くためにCD-Rに焼いてジャケットを印刷してケースに入れてCDラックに収納しているので選択する際の条件としてはさほど変わらないはずなのにもかかわらず。
要は、データ購入期の音楽はそれ以前の音楽とくらべて自らの思い入れが希薄なのだ。これは、データが音楽を所有する感覚が希薄なのと関係しているように思う。
何を今さら、と思われるかも知れない。しかし言えることは、音楽を愛する僕のような人間にとって、自分の人生の一定期間に聴いてきた音楽に対して思い入れがほとんど持つことがないという事実は、きわめて悲しく重大な事象である。これは本当にまずい。
そんなわけで、僕は転向する。データでしか手に入らない音楽は別として、なるべく安価で手軽なデータではなく、レコードやCDを買うように心がけたい。実は、そのためにターンテーブルも買い替えた。なんともめんどくさい音楽を所有する感覚が、本当に僕の音楽自体への思い入れを生み出すのかどうか、それは今後自己観察していきたいとは思っているけれど。

tofubeatsのメジャー・デビュー・シングル。CDなのだが初回盤のジャケットは7インチ・サイズで、しかもフレキシ・ディスク(いわゆるソノシート)がついている。"音楽を所有する感覚" を満たすのに、こういうフェティッシュな感覚って大事。
リード曲「Don't Stop The Music」は、何と森高千里が歌う、キャッチーな歌メロの愛すべきポップス。近年の関西のクラブ事情を知っている者にとっては、「朝が来るまで終わる事の無いダンスを」と同じく、そこから無理矢理メッセージを紡ぎだしたくもなるが、それよりも何よりも、この作品がJ-POPであるにもかかわらず間奏で高らかに鳴り響くアシッド・サウンドに、僕は胸を熱くする。

Don't Stop The Music (初回限定盤:CD+ソノシート)Don't Stop The Music (初回限定盤:CD+ソノシート)
(2013/11/13)
tofubeats

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Don't Stop The Music (通常盤)Don't Stop The Music (通常盤)
(2013/11/13)
tofubeats

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Tracklist:
CD:
01. Don't Stop The Music feat. 森高千里
02. おしえて検索 feat. の子 (神聖かまってちゃん)
03. 神戸で逢えたら
04. In Real Life
05. Don't Stop The Music feat. 森高千里 (tofubeats URL mix)
06. Don't Stop The Music (Instrumental)
07. おしえて検索 (Instrumental)
08. 神戸で逢えたら (Instrumental)
Flexi-disc:
01. 朝が来るまで終わる事の無いダンスを (mix for Don't Stop The Music)

tofubeats - lost decade 

Artist: tofubeats
Title: lost decade (Bonus Track Version)
Label: Warner Music Japan
Catalog#: QYTB-00001
Format: AAC
Released: 2013/04/24
[試聴]
[Amazon.co.jp] [iTunes Store]
僕がtofubeatsの存在を知ったのは、lapinさんによるリミックスを通じてだったのでもう4~5年前になる(だから正確には別名義のdj newtown)。その頃からすでに将来が約束された雰囲気を漂わせていた若きトラックメーカーによる、ようやくと言っていい1stフルレングス。
これまで僕が彼に抱いていた、若いくせして洗練に向かいすぎているきらいがあるのがもったいない、という印象は、40手前のおっさんによる20代前半という世代一般に対するひがみみたいなものも若干含まれていたのだけれど、ヒップホップとアイドル・ポップという両二極に立脚したこのアルバムを聴いていると、そんな印象もいつの間にか薄れてしまっていた。これまでのフリーの楽曲やアイドルのプロデュース曲、メジャー・アーティストのリミックスなどでは、必然的にキャッチーなキラー・チューンが求められるのに対して、本作にはアルバムという発表形態でなければ耳にすることはなかったであろう楽曲がいくつか収録されており、このアルバムでようやく彼のやろうとしている音楽の全体像(の、もしかしたらほんの一部)がわかってきたような気がする。
いつの間にか耳から離れなくなる中毒性のある「SO WHAT!?」や、アナログやiTSでのリリースがチャートをとらえたときのTwitterでの喧噪と興奮をも刻みこまれた「水星」といったキラー・チューンと並んで、僕にとってのキーポイントとなったのは「m3nt1on2u」という曲。ゲットー・テックとハッピーハードコア(ジャングル)を足して2で割ったようなこの無邪気なトラックがなければ、「SO WHAT!?」や「LOST DECADE」のようなアイドル・ポップ路線の曲は、もしかしたら僕は聴いていられなかったかも知れない。
ポップスというのは強力な共同体幻想を生む装置であるのと同時に、その共同体から外れた位置にいる者との断絶もまた大きくなるという性質を持っている。tofubeatsの生み出す共同体幻想には非常に魅力を感じる反面、僕の場合、おそらく世代的な理由で、その共同体にはすんなりと入り込むことができない。どうしても共感という部分での接点が希薄に感じられて、心のどこかで一線を引いてしまう。そして、そのことが実はものすごくもどかしい。
こんな気持ちにさせられる音楽は、そうそうない。

lost decadelost decade
(2013/04/24)
tofubeats

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university of remixuniversity of remix
(2013/04/24)
tofubeats、小泉今日子 他

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Tracklist:
01. intro
02. SO WHAT!? feat. 仮谷せいら
03. ALL I WANNA DO
04. Les Aventuriers feat. PUNPEE
05. Fresh Salad feat. SKY-HI
06. m3nt1on2u feat. オノマトペ大臣
07. I don't care
08. time thieves
09. 夢の中まで feat. ERA
10. old boys
11. No.1 feat. G.RINA
12. touch A
13. OMOI-DORI
14. synthesizer
15. 水星 feat. オノマトペ大臣
16. LOST DECADE feat. 南波志帆
17. SO WHAT!? (EXTENDED FULL POWER DIGITAL MIX!!)
18. シンセサイザーになっちゃうよ feat. オノマトペ大臣

田中知之 (FPM) - 渚音楽祭 presents In The Mix 

Artist: 田中知之 (FPM)
Title: 渚音楽祭 presents In The Mix
Label: Soul Works
Catalog#: SLWK-007
Format: CD
Released: 2011
[試聴]
[Amazon.co.jp] [iTunes Store]
東京ではすでに昨日行われましたが、大阪では今月の29日に開催される渚音楽祭2011春の公式ミックスCDを、FPMの田中はんが手がけました。当日CDの帯を持って行くと2,000円割引になるということなので、忘れずに持って行きたいと思います(同行者の分は前売券を購入済)。
さて、ミックスの内容ですが、意外やRobag Wruhmeという独アンダーグラウンド・テクノから始まって、ベースものやディスコ・テイストのトラックを経由して、アッパーなメジャーハウスやエレクトロに到達するという、田中はんらしい比較的レンジの広い選曲となっていて楽しめます。「Needin U」のカヴァーで涙!、とか。しかしCajmereの「Percolator」とか、田中はんこんなのもチェックしてるのか。
田中はんのミックスCDを聴くといつも、田中はんのこんなDJを生で聴きたいなぁと思うのだけれど、実際に現場に行くともっとアゲアゲ一辺倒の大味なプレイでどうしても食傷気味になってしまうのです。渚は野外だからさらにそんな可能性が高いのもわかってはいるのだけれど、それでも29日を楽しみに待ちたいと思います。ちなみに田中はんのほかには、テイトウワ、Buffalo Daughter、DJ Krush、A.Mochi、Yosa、Sugiurumnあたりが楽しみ。
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