TMN - CLASSIX 1 / CLASSIX 2

Title: CLASSIX 1
Label: ESCB1422
Catalog#: Epic/Sony Records
Format: CD
Released: 1993/08/21

Title: CLASSIX 2
Label: ESCB1423
Catalog#: Epic/Sony Records
Format: CD
Released: 1993/08/21
弊blog実に2年半振りのディスクレビューが旧譜、しかもTMのオリジナル・アルバムじゃなくて企画モノってのは明らかにどうかと思うが、元来ここはこんなblogだったし俺はこういう人間だったんだよってことで(いや今朝なんとなくクルマで聴いてたんですよこのアルバムをええ)。
『CLASSIX 1』ならびに『CLASSIX 2』は、TM NETWORKがTMNと名乗っていた1993年に発売されたベスト・アルバム兼リミックス・アルバム。
発売時期としては、1991年のアルバム『EXPO』から1994年の「TMNプロジェクト終了」までの間の開店休業期にあたり、いわゆる「つなぎ」的な企画アルバムではあるものの、当時の小室哲哉の発言からは、翌1994年に計画していた(そして実現することはなかった)TMN10周年に向けたウォーミングアップ的なリリースであったことは想像に難くない。
また、作品のコンセプトとしては、1989年のリプロダクション・アルバム『DRESS』に続くものとされており、ただし『DRESS』が外部プロデューサーに頼ったものであったのに対し、本作では基本的に小室哲哉ひとりの手により製作が行われている。
なお、製作時期はtrfのアルバム『EZ Do Dance』と同時期とされているが、trfのプロダクションで特徴的なユーロビート/ハードコアテクノ風のアレンジは本作でも見られるものの、改めて聴くとtrfと比べると従来のTM NETWORK/TMNの作風・世界観に寄せられているように感じる。
それは、本作のリミックス曲が本来小室哲哉がライブ用トラックなどで得意としていたリプロダクションやリアレンジの手法を何故か使用せず、オーバー・ダブによる原曲を活かしたミックスであること、リミックスされていないオリジナル曲もいくつか収録されていること、そしてアップテンポなダンスナンバーだけでなくバラードやミドルテンポの曲も(バランスを考えて?)半数近く占めること、などが要因だろう。
発売当時の本作の意義としては、アルバム『RHYTHM RED』『EXPO』に未収録だった「Dive Into Your Body」や「Wild Heaven」といった近年のシングル曲がアルバムに収録されたことと、過去曲が小室哲哉の手による(当時の)最新サウンドで…みたいな部分だったとは思うが(最新?笑)、それ以外にもThe Wild Bunch(現Massive Attack!)参加の「U.K. Passenger」とか聴きどころはたくさんあるので、今だとSpotify(埋め込み以下↓)をはじめとする配信サイトでも聴けるし、CDだと数年前に1と2をセットにしたBlu-spec2盤も出てるので、この機会に聴いてくれよ。本作はファンの中でも低評価らしいけど、俺は昔から言ってる通り『DRESS』と並んで好きなんだよ。
Tracklist
CLASSIX 1
01. Channel '93
02. Dive Into Your Body (extended 12' version mix)
03. Get Wild (techno overdub mix)
04. We Love The Earth (single overdub mix)
05. Rhythm Red Beat Black (house sample foods mix)
06. Just Like Paradise (expo overdub mix)
07. Interval
08. Ano Natsu o Wasurenai (motion picture mix)
09. Human System (cafe de paris mix)
10. Confession (promotion mix)
11. Telephone Line (lover's mix)
12. The Point of Lovers' Night (rhythm red version)
CLASSIX 2
01. Channel '93 Part 2
02. Wild Heaven (extended hard core mix)
03. Love Train (extended euro mix)
04. Come On Everybody (garage mix)
05. U.K. Passenger (u.k. lap techno mix)
06. 69/99 (rhythm red version)
07. Interval
08. Time Passed Me By (moonlight mix)
09. Daichi no Monogatari (expo version)
10. 7 Days War (album overdub mix)
11. Girlfriend (motion picture version)
12. Sad Emotion (album version)
13. Time Passed Me By (zurich mix)
14. Just One Victory (single 7' version)
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- [2020/05/07 16:35]
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冨田ラボ - 冨田魚店 feat.コムアイ / 鼓動 feat.城戸あき子

Title: 冨田魚店 feat.コムアイ / 鼓動 feat.城戸あき子
Label: HMV Record Shop / Speedstar Records
Catalog#: HR7S-036
Format: 7"
Released: 2016/10/21
冨田ラボのニューアルバム『SUPERFINE』がとても素晴らしく、まさしくポップスの精粋だと思いながらさっそく愛聴しております。
ところで、アルバム発売に先駆けて、先行シングルが、何故か7インチアナログと配信限定で、3枚出ておりました。この『冨田魚店 feat.コムアイ / 鼓動 feat.城戸あき子』はその第2弾。500枚限定。
A面の「冨田魚店」は、ヴォーカルにコムアイ(水曜日のカンパネラ)、作詞にケンモチヒデフミ(水曜日のカンパネラ)を迎えたエレクトロ・ジャズ・ブレイクス。ティーザー動画でコムアイも語っていたが、歌詞の譜割がとっても鬼畜(笑)
B面の「鼓動」は、ヴォーカルに城戸あき子(CICADA)、作詞に若林とも(CICADA)を迎えたジャジーなアーバン・グルーヴ。
軽やかにホップする「冨田魚店」に対して重厚かつシルキーな「鼓動」という、昼と夜、陽と陰、といった対比が面白いカップリング・シングルとなっています。
とはいえ楽曲自体はアルバムでも聴くことができるので、やっぱこれはコレクターズ・アイテムかなぁ(笑)
Tracklist
A. 冨田魚店 feat.コムアイ
B. 鼓動 feat.城戸あき子
- [2016/12/03 16:30]
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Unknown - Good Life (EEE Kurashi)

Title:
Label:
Catalog#: SYA-777
Format: 12"
Released: 2014
本blog記事のタイトルは「Unknown - Good Life (EEE Kurashi)」としたが、それはこの12インチを販売しているレコ屋のサイトすべてがこの表記で統一していたためそれに倣っただけであって、このジャケなし12インチのどこにも「Good Life (EEE Kurashi)」という曲名(の英語表記)は記されていません。
というわけで、初めて聴いたときから「アナログ出ないかなー。」と思ってやまなかったあの曲のアナログが、唐突にリリースされました。ワー。
A面はGonnoによる「"Shut It Horror Core" Dub」。(狭義の)バレアリックなダブ・ハウス。オリジナルのヴォーカルも使われてはいるものの効果音程度になっており、つまり原型はほとんどとどめていないタイプのリミックス。原曲のファンにとってみれば興味も聴くべきところもないと思うのかもしれないけれど、これはトロピカル感もあって気持ちええわ〜。今が夏で良かった。
B面はDr. Tettoによる「More Today Than Yesterday Mix」。はい原曲の作者さんですね。
R.H.C.「Fever Called Love」とかの90年代Hardfloorリミックス・スタイルとでも言えば良いのかな。ジワジワとアゲていって長いブレイク取って爆発っていうアシッド・リヴァイヴァル期のアシッドハウスのようなリミックス。
最高って言うの? こういうの最高って言うんだろ? うん、最高だよ…。
B面のもう1曲は「Original Japanese Vocal」ということで、原曲ですね。この手のブート(っぽいオフィシャル?)でリミックスだけでなくてオリジナルも収録してくれてるのはありがたいですね。
今週末からしばらくの間、このレコードが日本中のフロアでかかりまくるんだろうなぁ。
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Tracklist
A. Gonno / "Shut It Horror Core" Dub
B1. Dr. Tetto / More Today Than Yesterday Mix
B2. Original Japanese Vocal
- [2014/07/19 16:04]
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TM NETWORK - DRESS2

Title: DRESS2
Label: avex trax
Catalog#: AVCD-38877
Format: CD
Released: 2014/04/22
個人的にリアルタイムでいちばん聴き込んだであろうTMのアルバムは『DRESS』なので、今回のTM30周年に合わせてリリースされるセルフ・リプロダクト・アルバムのタイトルが『DRESS2』であることを知ったときは、嬉しさの反面、使える過去の財産は少しでも使って商売するぞという姿勢を見せつけられたような気になってだな…。まだ外部のプロデューサーに依頼した『DRESS』の名前を使うくらいなら、まがりなりにも小室哲哉が自前でリアレンジした『CLASSIX 1』と『CLASSIX 2』にちなんで『CLASSIX 3』とかの方がまだ良かったんじゃないかとも思ったり。
ちなみに僕『CLASSIX 1』と『CLASSIX 2』も好きでした。今思うと、聴きなれた曲が新たなアレンジに変身することによる意識の変容みたいなのが好きだったのかも。
サウンドの方は、ここ最近ずっと小室哲哉が入れ込んでるEDM路線で、これはもうどうしようもなく予想の範囲内だったのだけれど、T.UTSUのヴォーカルをほぼ全曲録り直していることには驚いたし、彼らの本気度を感じもした。
ただやっぱり、正直言って今の(て言うかここ20年の)T.UTSUのヴォーカルは残念としか言いようがないんだけれど。昔もけして巧いヴォーカリストではなかったけど、声質の張りや艶やかさはもう聴く影もないなぁ。もう少しトレーニング積んだ方が良いよ、とか周りに言ってくれるひといないのかな? 華原朋美をもう少し見習った方がいい。
ま、そんな細かい(?)不満は別として、新たなドレスをまとったTMの珠玉の作品を、僕は嬉しく楽しんでいるところです。ニューアルバムはおそらく "CAROL2" 的なものになるんだろうけど、こちらも楽しみで楽しみで。
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Tracklist
01. Come on Let's Dance 2014
02. Get Wild 2014
03. Self Control 2014
04. Be Together 2014
05. Just One Victory 2014
06. I am 2013
07. RAINBOW RAINBOW 2014
08. ACCIDENT 2014
09. 金曜日のライオン 2014
10. 永遠のパスポート 2014
- [2014/06/22 23:21]
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チームしゃちほこ - いいくらし

Title: いいくらし (全国盤)
Label: unBORDE
Catalog#: WPCL-11793
Format: CD
Released: 2014/05/14
このblogは、主にテクノを中心とした僕の好きな音楽全般(とビール)を紹介するblogなんですが、最近は一部でアシッドハウス(とビール)専門のblogだと思われてる節もあるので、やっぱりこのシングルは紹介しておきましょうか。チームしゃちほこの「いいくらし」。ええアイドルですが何か。
80年代のUKレイヴのスマッシュヒットD-Mob「We Call It Acieed」の有名過ぎる「アセーーーッ!」って声ネタから始まるイントロだけでニヤリとしてしまうけど、さらにInner City「Good Life」を彷彿させるレイヴ・ピアノ。なるほど、"Good Life"="いいくらし" なんだね。
UKレイヴを基調としたアイドル・ソングに、さらに全編に渡ってTB-303のアシッド・サウンドがビキビキと唸っているが、こちらは80年代UKアシッドやオリジナル・シカゴアシッドではなく90年代のアシッド・リヴァイヴァル期のようなちょっとダーティーな音色が使われている。電気グルーヴ「ニセモノフーリガン」を思わせる303の使い方がシヴィれますね。
さらに曲の中盤ではtrf「EZ Do Dance」みたいなフレーズまで登場し、さすがに何でもありかと思わされるけど、最後まで貫かれてるのはやはりレイヴ感、これですね。"いいくらし"="Eくらし" ではないかと各所でささやかれているのも納得。
アイドルがこんな曲歌う時代が来るだなんて、日本の未来は明るいと断言せざるを得ない。
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Tracklist
01. いいくらし
02. エンジョイ人生
03. 大好きっ!
04. いいくらし (Off Vocal)
05. エンジョイ人生 (Off Vocal)
06. 大好きっ! (Off Vocal)
- [2014/06/20 00:17]
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