Jay Haze - Love & Beyond (Tuning Spork/2008)
Jay Haze - Love & BeyondLabel: Tuning Spork Records (TSPORKCD05)
Format: CD/MP3
Released: 2008
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フィラデルフィア出身ベルリン在住で、Get PhysicalなどではFuckponyとしても活動するJustin McNultyの、Jay Hazeとしては3作目のアルバム。
Jay Hazeにはずっと、そこはかとなくダサイというイメージがつきまとっていたのだけれど、結局のところそれは、多くのヨーロッパのミニマル・アーティストが自身の音楽を洗練の方向へと向かわせている中で、彼はそういった流れとは真逆の、泥臭い、野暮ったい、そんな方面に顔を向けているからではないでしょうか。つまり、彼はとてもアメリカっぽいとも言うことが出来ると思う。
音楽的にも、本作はシカゴハウスへと回帰しそうなざっくりとした荒々しいグルーヴが魅力的なミニマルで、これらのトラックがフロアでかかる場面がヴィジュアルとしてしっかりと想像出来るのは、優れたクラブミュージックの条件のひとつだと思います。個人的にも、昨今のちまちまとしたミニマルよりも、このくらい大雑把なサウンドのほうがクラブミュージックとしては好きです。
それにしても、知らなかったのですがこのアルバム、CD2枚組のヴァージョンもあるそうじゃないですか。そちらはヴォーカルトラックもたくさん収録されているみたいで、でも売ってるのを見たことがないんだよなぁ。何でだ。
- [2008/06/14 00:26]
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Justus Köhncke - Safe And Sound (●KOMPAKT/2008)
Justus Köhncke - Safe And SoundLabel: ●KOMPAKT (●KOMPAKT CD63)
Format: CD/MP3
Released: 2008
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世間の例にもれず、僕も昨日ガススタに駆け込んで満タンにした。しかしまだ営業時間中にも関わらずスタンドのタンクが空になったらしく、僕らが店を出た10分後に再び店の前を通ると、スタンドの電気はすでに消えてた。いやぁ、あんなの初めて見たなぁ。
元Whirlpool ProductionsのJustus Köhncke、ソロとしては5枚目のアルバム。コ・プロデュースは同じく元Whirlpool ProductionsのFred Heimermannが担当。
ジャーマン・プログレのような肉厚のシンセ音がゆらめくテックハウスから、ノイエ・ドイチュ・ヴェレ(ジャーマン・ニューウェーブ)っぽい湿り気のあるトラック、そしてもちろんお得意のディスコ・サウンドまで、まるでジャーマン・ハウスの良心とでも言うべきポジティブなヴァイヴに満ちたアルバム。
わりと●KOMPAKTあたりが得意とするジャーマン・ハウスの陰湿な部分が僕は苦手なのですが、このアルバムは清涼感には欠けるけど美麗な世界がある。Sascha Funke『Mango』(過去レビュー >>)にも通ずる世界だなぁ。
- [2008/04/30 19:48]
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Josh Wink - Josh Wink's Acid Classics (mixmag/2007)
Josh Wink - Josh Wink's Acid ClassicsLabel: mixmag (MixMag October 2007)
Format: CD
Released: 2007
シカゴハウス好き、アシッド好きはいますぐ買うべし!
いや、何の話かって、いま出てる『mixmag』に付いてるJosh WinkのミックスCDですよ。雑誌の特集 "アシッドハウス20年記"(こちらも必見。資料的価値大!)に合わせたアシッド・オンリーなミックスなんですが、これが画期的なのは、80年代のオリジナル・シカゴアシッド期と、90年代のアシッド・リヴァイヴァル期の両方の音を混ぜ合わせているところ。いままでこの手のアシッド・ミックスって、たいていそのどちらかに偏ったものしか存在しなかったのです。これにより、80年代アシッドと90年代アシッドの世代的断絶が埋まったという意味で歴史的に重要。
中盤の1回目のピークにはHardfloorの「Acperience 1」を持って来てて、これがいままで聴いた中でいちばんカッコ良く「Acperience 1」を使ってる。クルマで聴いてて思わず両手を上げそうになりました(危ないな)。
あと、90年代にヒットを飛ばした自らの楽曲をあえて使用しない潔さにも好感が持てます。
- [2007/10/21 23:37]
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Justice - † (Ed Banger/2007)
Justice - †Label: Ed Banger Records / Because Music (BEC5772108)
Format: CD
Released: 2007
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皆さんさっき放送してた『NHKプレミアム10』"YMOからHASへ 高橋幸宏+坂本龍一+細野晴臣 音楽の旅" 観ましたか? 僕の中で何度目かのYMOブームが来そうです! 明日(日付は変わってもう今日ですが)はいよいよライヴが観られるんだなあ・・・。
飛ぶ鳥をさばいて焼いて食う勢いの時代の寵児、フレンチエレクトロのアイコン、Justice!!
当初は、わざわざ僕なんかが紹介しなくても、もうみんな買ってるでしょ、と思ったので、このアルバムのことも書くつもりはなかったんだけど、やっぱり2007年にこのアルバムを聴いてるか聴いていないかで、2年後、5年後にとてつもなく大きなリスナー間の断絶が出来ていそうなので、やっぱり書いておきますね。
伊福部昭ばりの荘厳なイントロで幕を開けるアルバムは、#02「Let There Be Light」〜#03「D.A.N.C.E.」と既発曲を続けざまに何のよどみもなく進行。Uffieが参加した#08「Tthhee Ppaarrttyy」までのアルバムの構成、曲の並びとつなぎは完璧で、全てに脈絡があって筋が通っており、一気に聴かせてしまう。アルバム終盤に向けて収録曲のテンションはさらに上がる一方、中盤までの考え尽くされたかのようなスムースな構成がちと雑になってしまうのは残念。とは言っても、充分許容範囲内で、全く何の問題もない。ピークはやはり#11「Waters Of Nazareth」。
1曲1曲の個性も素晴らしいけど、とにかくアルバムとしての構成力が半端じゃない。実はこのアルバムは2年前にはすでに完成していて、今までそこから何曲かシングルカットしていただけなんじゃないかという錯覚を憶えるくらい、完璧な構成力と完成度。そして、昨今のフレンチエレクトロなるムーブメントは、実はJusticeとその他フォロワーの集まりでしかなかったのではないか、という錯覚も感じてしまうほどの圧倒的な個性と存在感。
僕は、Justiceに関しては、長い間その出自を嗅ぎ取ることが出来なくて、聴く度に戸惑いやある種の居心地の悪さを感じたりしていたので、このアルバムも、聴くまでは、あまり僕好みじゃないだろうなあ、とか勝手な想像をしていたのだけど、結局はフレンチエレクトロもJusticeもフレンチディスコの延長だったんだな、という当たり前のことにようやく気づきましたわ。つまりは、大沢伸一ではないけど、ディストーション・ディスコとでも呼ぶと個人的にはわかりやすいのかも(もちろんlapinさんの書いてたデスメタル・ディスコというコトバでも可)。
あと、何だか世間ではポストDaft Punkと称してDigitalismとこのJusticeの名前が取りざたされているけど、この2組は音楽性も違えばアティテュードと言うか指向も全然違うように思うし、ポップでキャッチーな部分はDigitalismのほうがっぽいかも知れないけど、10年後のシーンにまで影響を与える存在という意味ではJusticeに間違いなく軍配が上がるんじゃないだろうか。
2007年は音楽史にとって、ひとつの重要なくぎりの年になるだろう。Justiceの1stアルバムがリリースされたという意味で。
- [2007/07/07 00:52]
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Joris Voorn - From A Deep Place (Green/2007)
Joris Voorn - From A Deep PlaceLabel: Green / Technorient (GR-101CD)
Format: CD
Released: 2007
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UnderworldのRick Smithがギリシャのフェスティバルで暴漢に襲われて負傷したそうです。
http://www.underworldlive.com/index/home/ejekt-statement.html
今年はニューアルバムの予定も伝わるUnderworldですが、たいした怪我でないことを祈ります。
シングル『Lost Memories Pt.2』とアルバム『Future History』(過去レビュー >>)のTechnasiaフォロワーとも言えるある意味わかりやすい王道テクノ・サウンドで一躍シーンのド真ん中に躍り出たオランダのJoris Voornによる2ndアルバム。今作も、決してシーンに新たな一石を投じるとか、今までにない実験を施しているとかは一切なくて、デトロイティッシュな繊細なメロディとヨーロピアンな疾走感のあるビートという、みんなが大好きなテクノの王道ここにありといった作風となっている。以前出たミックスCD『Fuse presents Joris Voorn』(過去レビュー >>)なんか聴くともう少しミニマルでディープな作風にシフトして来るのかと思っていましたが、基本路線は前作とほぼ同じで、ちょっと日和ったかな〜とも思わないでもない(笑)
ちょっと辛口になってしまったけど、僕も基本的には嫌いなサウンドじゃないし、「MPX 309」あたりのミニマル・アシッドには新機軸も感じるし、今後も注目のアーティストであることには変わりありません。惜しむべくは、もう少しだけ冒険してくれたりすると、何も構わず支持するのだけれど。
- [2007/06/20 23:54]
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John Dahlbäck - Pickadoll's (Pickadoll/2007)
John Dahlbäck - Pickadoll'sLabel: Pickadoll (PICK0022)
Format: AAC
Released: 2007
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モナコグランプリ、1度見に行ってみたいです。てか住みたいすわ、モナコ(セレブ臭)。
スウェーデンの若き才能John Dahlbäckが運営するPickadollから、John Dahlbäck自身のミックスによるレーベルコンピが出ましたよ。
エレクトロハウスの名の下に、ブリーピーなアシッドミニマルを数多く送り出しているPickadollの全容とJohn Dahlbäckの最近の動向を掴むことが出来るお得な1枚。
しかもiTSで買うと、ノンミックスのレーベル音源が15曲(80分超!)も付いて来てお値段1,500円と、さらにお得です。
この手のドラッギーなエレクトロハウスは大好きなので、この辺りの音も僕が勝手に言う "エレクトロミニマル" の範疇に含めてしまおう、そうしよう。
- [2007/05/27 15:34]
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John Digweed - Transitions Vol.2 (Renaissance/2007)
John Digweed - Transitions Vol.2Label: Renaissance (REN32CD)
Format: CD
Released: 2007
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昨日よりラマダーン再び。いや何か今月は遊ぶ予定が多くて、呑んでばっかりで胃の調子が・・・。でもわけあって今日さっそくビール呑んでしまったな。あぁ、だめだぁ。
新しい髪型も話題のプログレッシブハウスの雄、John Digweedの最新ミックス。James Holdenに代表されるように、プログレッシブハウスというジャンル自体ここ数年かなりテクノに接近しているので、楽しみに聴いてみた。
プログレッシブハウス独特のデジタルで金属的なサウンドが少々耳にさわりはするものの、ギラギラとサイケデリックなシンセ、浮遊感のあるウワモノ、ミニマルなグルーヴなどは、最近のテクノの雰囲気と変わりなく、これにもう少しエレクトロニック成分を注入したら、いまの僕イチオシのエレクトロミニマルになるんじゃないか、というところ。最近のテクノとの親和性は極めて高い。って言うか全然アリですアリ。
- [2007/03/13 23:50]
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Josh Wink - Profound Sounds Vol.1 (Ovum/1999)
Josh Wink - Profound Sounds Vol.1Label: Ovum Records (OVM9002-2)
Format: CD
Released: 1999
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朝、チャリで通勤してたら電動アシスト自転車のおばちゃんに簡単に追い抜かれて涙目(←花粉です)。
Josh WinkによるミックスCDシリーズ "Profound Sounds" は前回紹介したVol.3が最新作で、Vol.2は以前紹介したことがあるので、ついでにVol.1も紹介しときましょうか。Vol.1もグルーヴィーなハウス/テクノで、これまたカッチリと気持ち良くはめてくれますよ。
このVol.1が出たのは1999年だからまだ20世紀ですね。テクノシーンはまだ今みたいなBPMの遅めのミニマルの流れって顕著ではなくて、もちろんケルン辺りからクリック/ミニマルの胎動はすでにあったんだけど一般的には全然注目されてなくて、まだまだハードミニマルの残り香と、そしてニューウェーブ/ディスコのリヴァイヴァルがぼちぼち出始めた頃ってところですか。
つまり何が言いたいかというと、このミックスCDは早過ぎた。
今でこそこの辺の音は "ミニマル" という便利なひとことで片付くと思うんだけど、このCDが出た時はハウスもしくはテックハウスとしか言いようがなくて、総じて「地味だな〜。」という評価で終わってましたからね。ま、使われてる曲は当然現在のミニマルの流れのものは少なくて、やはりハウスもしくはテックハウスと呼ぶべきものが多いんだけど、このグルーヴはすでに完成してると言っていいと思う。
結局このひとは根本的にハウスなんでしょうね。デビューがStrictly Rhythmからだから当たり前ですが(King Brittとのユニット "E-Culture")。
- [2007/03/02 23:00]
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Josh Wink - Profound Sounds Volume 3 (Thrive/2006)
Josh Wink - Profound Sounds Volume 3Label: Thrive Records (90746-2)
Format: CD×2
Released: 2006
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キターーー!!! 遂にBeatportに●KOMPAKT参入ですわ! まだカタログ数は少ないけど、さーて、一体何から買ってやろうか。
ディープアシッド&ハウシーミニマル。USアシッド大王Josh Winkの昨年のミックスCD『Profound Sounds Volume 3』は、同シリーズ初の2枚組。ちなみにUK盤はMOSから『Sessions』としてリリース(中身は同じです)。
これ、地味やけどめちゃくちゃカッコええ。俺好み直球ド真ん中!
ハウシーなグルーヴを基調として、徐々に熱を帯びながら上昇していくわけですが、一昔前のテクノのミックスにありがちだったバッキバッキになるまで上がっていく感じは皆無で、終始もっさりと抑えめながら、でもしっかりと盛り上がり場所が作られてる。とにかくめちゃくちゃグルーヴィーで、かっちりとハマってしまう。
1枚目の個人的ピークはLos Hermanos「Lines Of Nazca」とRadiohead「Nothing In Its Wrong Place (Josh Wink Mix)」がミックスされてる辺り、2枚目はOctave One「Blackwater (Alter Ego Vocal Mix)」以降Subspace「Electro Fluxx」とかJeff Mills「Expanded」って、あれ?、ハウシーなディープミニマルとか言っておきながら、結局デトロイトテクノ???
いやいや、地味渋なミニマルハウスの中で効果的に使われているからこそ、デ市テクノの存在感も生きて来るのですよ。
Josh Winkはオリジナルアルバムも全てハズレがないので(過去レビュー: 1st >>, 2nd >>, 3rd >>)、そろそろ新作を期待したいところです。
- [2007/03/01 23:00]
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Jay Haze - MindinBusiness Part1 "The Minimal Grind" (Tuningspork/2006)
Jay Haze - MindinBusiness Part1 "The Minimal Grind"Label: Tuningspork Records (tsporkcd002-2)
Format: CD×2
Released: 2006
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先日(と言ってももう10日ほど前ですが)、ひっさしぶりにアメ村でレコ屋巡りをしたんですが、いやもう何か、残念なことに完全に終わってましたね、アメ村。全体的にさびれてどんよりしていて、服屋もレコ屋もエッジな感じがまったくしなくて。僕が学生の頃はもっとわくわくする場所だったんですけどね。やっぱり昨年タワレコがなくなったのがダメージ大きいんだろうかなあ。て言うかやっぱり不景気なんですよね。内閣府の月例経済報告なんて嘘ばっかりですよ。大企業と外国企業(主に米資本)の優遇だけで景気が回復するんなら経済学いらんっちゅーの!
最新型テクノ(ミニマル)のショーケース、フィラデルフィア出身で現在ベルリン在住というJay Hazeによる2枚組ミックスCD。
自身の関わったトラックが大半を占めてますが、この底なし沼のようなドロドロな感覚には簡単には抗し難いものがあります。このドロドロ感はMatthew Dearなんかにも近い気がするけど、Matthew Dearみたいにパキッとした感じじゃなくて、本当にズブズブのグルーヴ。好き嫌いは別れるかも知れないです。でも、軽快な部分もないわけではないので、夜のお供に丁度良いかも知れません。ただ、聴くのに結構体力を要するアルバムかなあという気もします。2枚組やしね。
あと、#2-11のKrak Street Boyz「Higher Than You」、コレ最高(笑) アホや、ここにアホがおるわ・・・。
- [2007/02/28 23:00]
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