Forever Sweet (Reinhard Voigt, Tobias Thomas, Michael Mayer) [german house] 

Forever Sweet - Geben & Nehmen (Ladomat 2000/1998)

はい、ようやくここまでたどりつきました。
Michael Mayer『Touch』のレヴューを書いたあと、実はこのアルバムのことを説明しておかないとレヴューが補完できないことに気づき、それならばとマイク・インク(ウォルフガング・フォイト)から●KOMPAKTまでの道筋を追って来たケルン特集もようやくひとつめのヤマ場です。(長すぎるっちゅーの!)

さてこの『Geben & Nehmen』は、ラインハルト・フォイト、トビアス・トーマス、そしてミヒャエル・マイヤーの3人からなるフォーエヴァー・スウィート唯一のアルバムです。
当時ニホンでも人気のあったジャーマン・ハウスのレーベル、ラドマート2000からのリリース。
実験君だとばかり思っていたラインハルト・フォイトがこんなダンスフロア直撃仕様の、ポップで艶っぽいハウスを作るなんて思ってもみませんでした。
(1曲目「Don't Speak」ではABBAをサンプリング!)
でも後から思うと、このアルバムで見られるポップ感覚って、実はミヒャエル・マイヤーの仕事だったんだよなー。

いずれにせよ、このアルバムは全曲ハズレなし! ドイツのクラブ・ミュージック史上にこっそりと残る裏名盤であることに間違いありません。
現在の●KOMPAKTが好きで未聴の方、中古盤屋で見かけたら速攻ゲットしてください。
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Sturm (Reinhard Voigt) [ambient] 

Sturm - Sturm (Mille Plateaux/1999)
Sturm - Sturmgesten (Mille Plateaux/1999)


ラインハルト・フォイトはシュトゥルム名義でも2枚のアルバム・リリースがあり、いずれもアンビエント/音響ミニマルをやってます。
兄ウォルフガングのM:I:5に呼応したのがペンタックスだとしたら、同じくGasに呼応したのがこのシュトゥルムでしょう。
レーベルも同じミル・プラトーで、どう考えても偶然とは思えないと言うか、この頃のラインハルトはまだまだ兄の後ろにくっついて走ってた印象があります。

しかし、シュトゥルムの音楽も叙情的な音響に溢れていますが、Gasの音楽には希薄に感じられた希望の光のようなものが感じられます。
特に1stのラストの曲は、キラキラした音色とユルめのビートが織りなす極上のディープハウス。
ラインハルト・フォイトの最高傑作です。
アルバム『Sturm』をどこかで見かけたら、この曲のためだけに買っても損はないと断言しておきましょう。

でも2ndは一転して、終始どんよりと暗いんだよなあ・・・。