脳内ラジオ(もしくは妄想ポッド・キャスティング) 

今日の仕事中に、俺の頭の中で誰かが流していた毒電波を、抜粋してご紹介します。

Fantastic Plastic Machine - Tell Me
スチャダラパー feat. 小沢健二 - 今夜はブギー・バック
小沢健二 - ラブリー
BOØWY - B.Blue
THE 虎舞竜 - ロード
東京スカパラダイスオーケストラ feat. 奥田民生 - 美しく燃える森
ゴダイゴ - モンキーマジック
Rising High Collective - Fever Called Love (Hardfloor Remix)
Rising High Collective - Tangled In My Thoughts (Hardfloor Remix)
瀧勝 - 人生 (Hardfloor Remix)

脈絡があるのかないのか、自分でも関心しますね…。
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DMX Krew - Kiss Goodbye (Poplot/2005-08-24) 

昼から、おやつにわらびもちを作りました。
昨年買った粉(馬鈴薯澱粉100%)がまだ残ってたので。
上手く行けばblogにUPするつもりでしたが、見た目がアレだったので写真はナシです(笑)。
でもちゃんと私の好みの柔らかめに仕上がってて、美味しかったですよ。

ほんで、DMX Krewその2は、何とニホンの新興レーベルから出た新作『Kiss Goobye』。
俺的傑作『We Are DMX』路線を踏襲した80'sシンセ・ポップで歌いまくり。
軽いわ~(笑)。
もう最高でしょ。
こいつ、この6年ですっかりこの時代錯誤な芸風が身についたみたいですね。
時代錯誤だったつもりがいつの間にか、時代のド真ん中だったりして…。
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DMX Krew - Wave:CD (Rephlex/2005) 

以前ちらっと紹介したDMX Krewのニューアルバム『Wave:CD』と『Kiss Goodbye』の2枚、先日購入して来ました。
そんなわけで連続レヴューその1。

この『Wave:CD』は、RephlexからリリースしていたアナログLPシリーズをまとめたもの。
DMX Krew名義では、『We Are DMX』以来、実に6年振りのCDアルバムとなりました。
私はもうすっかり彼の存在自体忘れかけておりましたよ。
よって、この "Wave" というLPシリーズがリリースされていることも知らんかった。

"Wave" は、エド・DMXのエクスペリメンタル・シリーズっつーことなんだけど、聴いた限り、アナログシンセを前面に押し出した、ディープなエレクトロって感じにしか思えなかった。
でも私は、エド・DMXのエレクトロ・サイドも嫌いじゃないので(むしろ好き)、DrexciyaDopplereffektが好きなひとにはオススメできます(ってコレはちょっと言い過ぎか!?)。

あ、忘れてた。
DMX KrewのベストCDが付いてる2枚組です!
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VA - Kyoto Jazz Massive (For Life/1994) 

長い間壊れたままだったリビングのCDプレイヤーが修理から戻ったので、昨晩、音楽を聴きながら飯を食うことに。
「何聴こうか。」
「やっぱジャズでしょ!」
そんなわけで先日DJを聴いて来たばかりのKJMの1stコンピを聴きました。
まった~り、時には心躍らせ、そしてラストのMAWで昇天~。
すばらしいコンピです。
涼しくなって来たので、こういった和み音楽を聴くことが出来る季節になりましたね(暑いと集中力が保たないので、どうしても激しめのヤツを欲してしまう)。
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☆Taku Takahashi - Tachytelic Night ~welcomes you to the FAR EAST~ (Tachytelic/cutting edge/2003) 

えー、おとついの「FPM10」に向かうクルマの中で聴いていたのが、このm-flo高橋タクのMix CDでした。
これはもう選曲の勝利!
正直あざとい感はかなり感じるものの、ドライブ用などにはかなり汎用性高くて、便利なCDです。

んで、本サイトのポルトガル旅行記、半月振りに4日目(リジュボア→ポルト)をUPしました。
あのー、私のMacとかCD置いてる部屋(通称「子ども部屋」)って、エアコンないんです。
だから旅行記書こうとパソコンに向かってても、暑くて集中力が保たなくって…。
もうちょっと涼しくなればいいんだけどな。
以上を言い訳の言葉と代えさせていただきます。
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"FPM10" Kyoto Club Circuit 2005 @ Metro + World + Lab.Tribe + Collage 2005-09-22 

FPMデヴュー10周年おめでとー祭り「FPM10 ~Kyoto Club Circuit 2005~」に行って来ました。
20:40頃わが家に到着した王子&ちびたん夫妻と、仕事終わりの相方を迎えに行き、そのまま京都へ。
22:00過ぎに四条河原町のコインパーキングにぱんだ号赤istを駐めて、会場のひとつWorldで4会場共通パスのリストバンドをゲット(写真→)、そのままWorldに入場しました。
しばらくフロア後方のバーで座って酒を飲みながら、体力を温存しとりました。

Silva

23:40頃、Silva登場!
SilvaのDJってどんなんだろうと楽しみにしてたんだけど、めっちゃディスコ&シカゴハウス風味!
しかもレコードまわしながら歌いまくるDJスタイル。
ずっとバーで聴いてたんだけど楽しかったです。
Green Vevet「Preacher Man」と同じ演説をサンプリングしたハードハウス、あれ何だったんだろう…。

☆Taku Takahashi (m-flo)

0:30頃、「m-floの高橋タクでーす!」としゃべり始めた☆Taku Takahashiの紹介でいきなりのスペシャルゲスト、何と会場が違うため今回見るのを諦めていた野宮真貴 (ex. Pizzicato Five) 登場!
私と相方はフロアへ急行!
野宮真貴 loves m-floのライヴは2~3曲続きました(写真→)。
その後の☆Taku TakahashiのDJは、m-floの曲も交えつつ、ハイパーな4つ打ちのパーティー・ミュージックって感じで盛り上がりました。
もうひとりゲストでラッパーみたいなのが出て来たあたりでバーに退散。

Kyoto Jazz Massive

王子&ちびたんは入れ違いでフロアへ。
1:30からはKJMの沖野兄弟のDJでした。
弟→兄の順で各20分ずつのDJ、ほとんど4つ打ちだったのが意外でした。
しょっぱなのジャズ・ブレイクスの方がイイカンジだったんだけど。

Tatsuo Sunaga

2:10頃からレコード番長須永辰緒に変わったのは、バーで座っててもすぐにわかりました。
吉本新喜劇のテーマ曲を使ったイントロ・トラックでスタート。
前半はフリージャズっぽい難解なプレイで、バーで聴く分にはイイカンジだったけど、フロアの客は一気に減った感じ。
途中から4つ打ちも入れて来たけど、結構貫禄のプレイでさすがだと思わせました。
FPMのプレイをフロアで聴くため、2:50頃再びフロアに降りました。

You The Rock★

3:10からYou The Rock★のライヴ。
ってコレ忘れてましたわ。
レコード番長の次にFPMが来るもんだと思ってたから、ロックコンサート・ノリのフロアで苦々しく立ち尽くしておりました。
形骸化した表層だけのヒップホップ(まがい)、正直うんざりでした(まぁヒップホップの解釈ってひとそれぞれでしょうけど)。

Tomoyuki Tanaka

3:45頃にようやくFPMにバトンタッチ(写真→)。
このイヴェントの主賓登場によってフロアは相変わらずコンサート・ノリで、オイオイ言うたりジャンプしまくるファッキンな客が多く、とても楽しめる状況ではなかったのが残念でしたが、「Tell Me」で始まって「September」(飽きた)とか「One More Time」とか「ハレノソラシタ」とか聴けたので満足。
しかし人大杉で途中で退散し、店の外で涼んでおりました。
あとで聞くところによると、「Born Slippy」とかもかけたらしいけど。

Sugiurumn

4:50頃トリのSugiurumnが聴きたくて一旦店内に戻ったのだけれど、相変わらず人大杉ですぐに外に出て王子&ちびたんと合流、そのまま帰ることにしました。
私は見なかったけど、相方は武田真治がうろうろしてたのをトイレの前で見たらしいです。

今回のイヴェントはとにかく客層が悪かった。
メジャー・アーティストのクラブ・イヴェントにありがちなコンサート・ノリなのは仕方ないにしても、すし詰め電車状態のフロアで回りの迷惑考えず暴れる客ってのはどうもいただけない。
FPMだけではないけど、もうちょっといいお客さんを育てないと今後のクラブシーン先行き不安ではないかなあ。
そんなわけで、楽しかったけど、個人的には消化不良なイヴェントでした。
何か、久し振りにフツーのクラブに行きたくなってきた。
あと、会場が違ったのでハラカミさまを拝めなかったのが非常に残念です。
こんなことなら移動して観に行けば良かったかも…。

DJ Rush - 97/99 Motherfuckin' Tracks (Omnisounds/2000) 

Artist: DJ Rush
Title: 97/99 Motherfuckin' Tracks
Label: Omnisounds (France)
Catalog#: 5288502 / PM617
Format: CD×2
Released: 2000

先日取り上げたChristopher Justのコンピに収録されていたWestBam「Roof Is On Fire (Christopher Just RMX)」、どこかで聴いたことあると思ったら、FPMの『Sound Concierge #404 "Electric Carnival"』(以前のレヴュー >>)でした。
昨日クルマで聴いてて気付いたんですが、FPMとChristopher JustやWestBamって、自分の中では接点ほとんどないので意外でした。

さて、今回紹介するアルバムもChristopher Justのコンピからの流れ。
「Motherfucking Bass」のC. Just RMXが収録されていたDJ Rushのコンピレーションどす。

DJ Rushのキャリアは長く、Green VelvetRelief Recordsが注目され始めた90年代半ば当時、すでにシカゴでは、多くのDJのリスペクトの対象となるベテランDJだったらしいです。
シカゴハウス以前はディスコやファンクを回していたようで、どこかで音源を聴いたことがあります。
トラックメイカーとしては、前述したRelief Recordsからのリリースあたりから活動を始め、ベルリンに移住する直前の90年代末に一気に人気が爆発しました。
彼女(あ、このひと、シカゴハウス・シーン出身者にはありがちなオカマです)の作るトラックは、ゲットーハウス譲りのファンキーなごっついビートと、ハードミニマルのようなスピード感を併せ持つ、非常に激しいグルーヴを持ったものです。
しかもそんなハードなトラックをバックに、自らオカマ口調で歌い(語り?)ます。
シカゴのヤツのやることはよくわかりませんなあ。

昨日はこのCDを爆音でかけながら、出張の行き帰りのクルマを走らせました。
ハードミニマルとかゲットーハウスとかガバとかハードコア・ジャングルとか聴きたい時って、心のどこかがささくれ立ってる時かも知れないな。
今日も仕事帰り、ゲットーベースのCD買いに行ったんだけど、欲しいのがなかったので心落ち着く静かな音楽を買いました。
まあ元々買うつもりではあったものですが、そのうちきちんと紹介しますよ、『Tread 5』。
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【ワイン】 Vasco da Gama Douro 1999 

ワイン名:Vasco da Gama Douro
種類:Vinho Tinto
生産年:1999
生産地:Douro, Porutugal
アルコール度数:12%
購入価格:¥840

新カテゴリ「ワイン」です!
CDやレコードと同じく、備忘録のイミも込めて、素人レヴューしていきたいと思いますのでよろしくお願いします。

一発目は昨晩呑んだポルトガルのドウロ・ワイン、ヴァスコ・ダ・ガマ・ドウロ1999です。
ドウロ・ワインは芳醇な香りと濃厚さが最大の魅力だと思います。
例えばこれだけの濃厚なワインをフランス産で探そうと思えば、多分何倍もの金額を出さないといけないでしょう。
ポルトガル・ワインはそのコスト・パフォーマンスも魅力なのです。

Christopher Just - Let There Be Pop ~Remixes from 1995 to 2003~ (Giant Wheel/2002) 

Christopher Justといえば、ハードコア、アシッド、エレクトロ、ディスコ、と結構カメレオン的な活動を続けているヴィエナの中堅アーティストで、ニホンではWIREへの出演経験もあります。
このアルバムは、彼の手がけた他アーティストのリミックスをコンパイルしたもの。
ディスコ、エレクトロ、ハウス、そして変態テクノと、振り幅はかなり大きいですが、このひと、ひとを食ったような曲調が多いものの基本的にきっちりと作ってるので、音はすごくいいです。
特に低域の抜けと高域の鳴りのバランスがさすが。

とりあえず聴いて欲しいのは、DJ One Finger (Christopher Just + Clemens Neufeld + Tim Taylor)「Housefucker」と、Captain Funk「O.Y.M」の2曲。
DJ One Fingerのは正に変態ハード・シカゴテクノ。
キ○ガイじみたオヤジのヴォイス・サンプルに、エレクトロ気味のドスの効いたジャスト・グルーヴなハード・トラックがスバラシイです。
フロアで聴いたら狂乱の嵐でしょう。
そしてオオエ・タツヤのCaptain Funkとしてのデヴュー曲「O.Y.M」のリミックスは、原曲はどファンキーなねばっこいベースラインが特徴的なディスコ・ファンクだったのを(原曲もサイコーです!)、何故かYMO「中国女」のシンセ・フレーズをそのまんま乗っけてエレクトロポップ風にリ・アレンジ。
意味が分かりません。

Alter Ego「Rocker」をエレクトロポップにした「Popper」と言い、彼にはこれからもひとを小馬鹿にしたような活動を続けていって欲しいものです。
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Fantastic Plastic Machine - Sound Concierge #502 "Tell Me" (cutting edge/2005) 

会社でインド料理を食いに行ったんですが、何故かポルトガルワインが3種類ほど置いてあって、社内でもだいぶポルトガル好きであることが浸透してしまったのか、ダンの赤ワインを頼むことに。
でも薄味でした…。
食後のカラオケではスカパラの「美しく燃える森」なんかを熱唱(笑)。
ラストは毎回恒例、私の「リンダリンダ」(The Blue Hearts) で〆ました。
どんな会社だ(笑)。

さてさて、FPMのメジャーデヴュー10周年イヴェント「FPM10」のタイムテーブルが発表になりましたね♪
すでに前売り券も買って行く気満々なんですが、私の見たいのは
DJ: 田中知之(当然!)
DJ: ☆Taku Takahashi (m-flo)(Mix CDかなり好きでした)
DJ: Silva(どんなDJするのかとても気になる)
DJ: 石田壱成(同上)
Live: レイハラカミ(ナマでライヴ観たい!)
DJ: Sugiurumn(ポストMondo Grosso 気になる存在です)
DJ: サワサキヨシヒロ!(昔は好きでした…)
DJ: 須永辰緒(一緒に行く友達が好き)
DJ: Kyoto Jazz Massive(同上)
Live: Oui Oui(野宮真貴姉さんを見たい)
あたり。
でも全部は見れなさそうだなあ。
作戦会議が必要ですな。

そんなFPMこと田中はんの最新Mix CD、イヴェントの予習のイミも込めて購入。
Benjamin Diamondをフィーチュアした新曲「Tell Me」を1曲目に収録。
Mixの前半は何とミニマルハウス~ディープテクノなグルーヴ!
田中はんの新境地か!
後半は今までのFPMっぽくハウシーなんだけど、それでもハマリ系で若干地味め。
最後は「Tell Me」のアカペラで〆ます。
いや~、どうしちゃったんでしょうか、今回はシヴイです。
キャッチーなキラーチューンもなし。
その代わりめちゃくちゃグルーヴィーですけど。
「FPM10」当日、どんなDJするのかすごい楽しみです。

それにしても「Tell Me」、田中はん、相変わらずいい曲書くなあ…。
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Mariza - Transparente (EMI Music Portugal/2005) 

ポルトガル土産CD その4/4

これまでの3枚(123)はいずれもクラブミュージックでしたが、最後に紹介する4は、ポルトガルのトラディショナル・ミュージック「ファド Fado」です。
ファド関連のディスクは以前2度ほど取り上げましたね()。

まあ私はファドにはまったく詳しくなく、実を言うとそんなに興味もないのですが、素朴で寂しげなギターラ(ポルトガル・ギター)の音色と、マイナー調で郷愁の念を誘われる力強い歌声を聴くと、サウダーデな一面のポルトガルの風景が脳内に甦って来るような気がするのです。

…というのは先日の渡ポ以前の話。
真夏のラテンな明るい一面を体験したいま、私にとってポルトガルにファド属性はほとんど感じません。
確かに、ニホン人好みの物悲しさや懐かしさもあることはあるけど、ポルトガルはそんなに暗い国じゃないですよ。
ポルトガル人は、よく食べ、よく呑んで、よくしゃべり、でもちょっとシャイで、ニホン人よりもよっぽど人生を、生きることを楽しんでいるように思います。

Tread - Tread 2.5 Mirror ep (norm/2002) + Tread 3.5 In-Version ep (norm/2004) 

今日は私も相方も休みだったんですが、2人とも仕事の疲れでバテてたので、特にどこにも行かずだらだら過ごしてました。
まあそれでも、私はCDプレイヤーの調子の悪いクルマをディーラーに持ってってついでに曲がってたヘタクソ棒を直してもらったり、買い物に行ったり、相方はわが家のストック食を作成したりしてましたが。
さて、いよいよあさってにニューアルバム『Tread 5』がリリースとなる、ヒロシワタナベと北原剛彦によるTreadですが、先日normのサイトで買えるTreadのCD-R EP 2枚が、わが家に届きました。
内容は既発曲の別ヴァージョンだったりしますが、やわらかくてゆるやかな音色とビート、有機的でエモーショナルなメロディは相も変わらずといったところで、非常にいい塩梅です。
テクノやハウスといった4つ打ちのエレクトロニックなプログラミング音楽は、えてして無機的なものが多く、また、その無機質さが最大の魅力だったりもするのですが、ヒロシワタナベの音楽はとても感傷的で、繊細ではかなくて美しくも、未来へと向かう力強さを備えているように思います。
そんな4つ打ち音楽を作るひとは、ニホンでは希有な存在ではないだろうか。
『Tread 5』、楽しみです。

Pascal F.E.O.S. - From The Essence Of Minimalistic Sound (PV/1999) 

巷で話題のiPod nanoをさわって来ましたけど、いやー、薄い! 軽い! 欲しい!
いままでデジタル・ポータブル・オーディオは欲しい欲しいと思いつつも、マカーなので当然iPodが最有力候補だったのですが、容量を優先すると、でかい、重い、ということで躊躇してたんですよ。
でもあの軽さなら4GBでもオッケーかも。
欲しいです…。

さて、この土・日・月・火と出張(肉体労働含む)続きで、ちょっとバテ気味です。
そんな出張中に聴いたCDその2を(その1はPlugでした)。

Resistance Dであり、レーベルPlanet VisionまたはPVのボス、Pascal F.E.O.S.によるソロ1stアルバムですが、ジャーマン・トランス上がりだけあって、クリアな録音、緻密なプログラミング、しびれるような機能的な重低音はさすがです。
基本的にハードミニマルを通過したジャーマン・テクノ。
でもテンポはハウス。
この微妙なグルーヴが音の良さと相まってキモチイイです。
特に「I Can Feel That」はテクノ・シーンのみならず、当時のUKハウス・シーンでもヒットしました。
アンダーグラウンドな姿勢をキープしながら、結果として、メジャーシーンにまで訴え出る音楽を送り出す、ということはなかなか出来ることではありません。
1999年のベスト・テクノ・アルバム!

Plug - Drum'n'Bass For Papa + Plug EP's 1,2&3 (Blue Planet/Nothing/1997) 

私は先週期日前投票しましたけど、選挙権あるひとは投票に行った方がいいですよ。
5年後10年後、「こんな世の中に誰がした!」ってボヤく権利もないですよ、投票行かなかったひとは。
後々後悔しないように、ジブンのアタマで考えて、1票を投じましょう。

さて、衆院選とはまったく関係のないレヴューですが、先日新しくなった社用車にはCDプレイヤーがついておりまして、今日(日付変わったからもう昨日ですが)仕事行くのに乗る予定があったので、CD持って出かけました。
それがコレ。
このblogには非常に登場頻度の高い、Luke Vibertによるプロジェクト「Plug」の唯一のアルバムです。
このプロジェクトはアルバム・タイトル通りドラムンベースをやってるんですが、厳密に言えばドラムンベースのフォーマットを借りただけで、これはまぎれもなくLuke Vibertオリジナルの音楽。
緻密に切り刻まれたアーメン・ブレイク、ジャジーなウワもの、ラウンジっぽいサンプル、すべてが素晴らしいです。
このPlugというプロジェクトがなければSquarepusherの登場はありえなかっただろうし、Richard D. James (Aphex Twin) がいわゆるドリルンベース(笑)路線に走ることもなかったでしょう。
シーンの岐路にいつもさりげなく存在する男、それがLuke Vibertです。
コイツの世間の評価、ちょっと低すぎるのではないかなあ。
音楽的な才能はRichard D. Jamesよりもよっぽどあると思いますよ。
『Analord』にしてもそうだけど、Richard D. JamesはLuke Vibertの後追いが多いように思うのですよ、実際のところ。
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Diego Miranda - Olá Love2Dance in Wonderland (Som Livre/2005) 

ポルトガル土産CD その3/4

ポルトガルで毎年行われているレイヴ「Love2Dance」の今年のコンピレーションCDです。
昨年GWにポルトに行った時は街中このレイヴの看板だらけで、Deep Dish、DJ Sneak、François K.といった出演陣でした(この看板の写真は本サイトびびぱん。の「gallery」の中の「びびぱん in 葡萄牙国 2004 APPENDIX」にあります)。
今年は、アテネオリンピックの入場式でDJを務めた世界No.1DJ(笑)、Tiëstがヘッドライナーだったみたいですね。
CD2枚組、DJ Mixを担当したのはDiego Mirandaというひと。
知らんなあ…。
Tiëstのパカパカトランス(でもビートは結構ゴリゴリ)で始まり、前半は結構トランシー。
でも徐々にラテンっぽいハードハウス~ディスコに移行して行きます。
この辺の音が本来のポルトガルのクラブシーンなんだろうなあ。
ギターラ(ポルトガルギター)みたいなラテンギターの音を使ったトラックも多し。
その辺がポルトガルだけのモードなのか、それともヨーロッパのハウスシーンのモードなのかは、私には判断出来ません。

さて、本サイトびびぱん。で連載中の今年のポルトガル旅行記は、3日目までUP出来ました。
もしよろしければお楽しみください(びびぱん。の「portugal」の中の「びびぱん in 葡萄牙国 2005 ~びびぱん はじめての里帰り~」がそうです)。
このblog的には、リジュボア(リスボン)でのCarl Coxのパーティーのポスターを見て欲しいですかね。
ではまた。

DMX Krew - We Are DMX (Rephlex/1999) 

先日タワレコに行った時、知らない間にATAKの006番が出てたので試聴しました。
正直、私の好みからは外れてしまった音でがっかりでしたが、ノイズにノイズであることの意味性でも持たせようとしてるのでしょうか。
音自体が良くなかったら何にもならんやん、と思うのですがねえ。
まあ、あくまで個人的な意見ですが。

さて、新譜といえば、DMX Krewことエド・DMXのアルバムが2枚出ています。
1枚はRephlexからのアナログ・シリーズをまとめた『Wave CD』(DMX Krewのベスト盤が付いてます)、もう1枚はニホンのPoplotから出たニューアルバム『Kiss Goodbye』。
どちらもまだ買ってませんが(近々購入予定)、懐かしくなって、DMX Krewの昔のアルバムを聴きました。

それまで、懐古趣味と当時のクラブ・シーンのモードとのバランスを巧みに取りながら、エレクトロ・ヒップホップやディスコへの愛を表現していたエド・DMXが、懐古趣味全開、時代を逆行し過ぎてかえって新し過ぎるアルバムをリリースしたのがこの『We Are DMX』でした。
出たときすぐに買って聴いて、一発で気に入り、何回も何回もリピートして聴いてましたが、当時のメディアなんかの評価はすこぶる悪かった、というかほとんど無視状態だったように思います。
何せ、音的にはクラブミュージックでもなんでもなく、80年代のシンセポップのコピーでしたから。
まあ、私も80年代のシンセポップなんてさすがにリアルタイムなわけないので、逆に新鮮に感じたんだろうと思います。
久し振りに聴きましたけど、やっぱりイイですね~、このアルバム。
ニューアルバム『Kiss Goodbye』もこの路線なので、早く買いたいです。
楽しみだ~。

Aoki Takamasa + Tujiko Noriko - 28 (Fat Cat/2005) 

アオキタカマサツジコノリコのアルバム『28』です。

先日観に行ったタワレコでのミニライヴの模様は、アオキタカマサのサイトで見れるようになりました。
Live Reviews >>

ライヴで体験したアオキタカマサの音は、エレクトロニカとか言うよりも「踊れるパルス」って感じで、結構な衝撃を受けました。
その日に買ったアルバムも楽しみに聴いたのですが、やっぱりナマで聴いたのとは印象が違うんです。
家でCDで聴くと、ゆったりと静かな音楽に聴こえてきます。
聴く環境の所為なのか、ライヴ仕様に踊れるアレンジにしていたのかはわかりませんが。

しかし、CDで聴くアオキタカマサ+ツジコノリコの音楽も、もちろん良いものですよ。
クルマでも何回か聴きました。
聴いてると、何故か「ツジコノリコってハートの奥はアナーキーなひとなのかも」って気になってきました。

来週、アオキタカマサのライヴがあるみたいです。
行きたいけど次の日も仕事(出張)やし、考え中ナリ。

RATN / Aoki Takamasa + Tujiko Noriko - Live @ Tower Records Shinsaibashi 2005-09-03 

タワーレコード心斎橋店で行われたRATN(リョウ・アライツジコ・ノリコ)と青木孝充+ツジコ・ノリコのインストアライヴを観に行ってきました。
このイベントの存在を知ったのは今朝。
ぎりぎりセーフです。

15時ちょっと過ぎに、先ずショッキングなキミドリのTシャツを着たリョウ・アライとお誕生会みたいな金色のモールを首に巻いたツジコ・ノリコが登場。
リリースされたばかりのアルバム『J』からと思われる曲を3曲ほどやりました。
最初の頃、PAの調子が良くなかったみたい。
リョウ・アライと言えば切り刻んだビートのブレイクビーツ職人みたいなイメージがあったんですが、今回はツジコ・ノリコの不思議パワーに合わせたのか、比較的のんびりした(?)曲調でした。
って言うかリョウ・アライの音よりも、ツジコ・ノリコの歌声にやられちゃいました。
「アライさんでーす。ツジコですー。」というツジコ・ノリコの気の抜けた(?)メンバー紹介でRATN終了。
そのままの流れで青木孝充+ツジコ・ノリコのライヴに移りました。

青木孝充+ツジコ・ノリコも先日リリースされた『28』から2曲(自信ない)やってくれました。
青木孝充、PowerBookのリンゴマークの上に「HONDA」ってステッカー貼ってるのが謎でしたが、出してくる音は予想以上にダンサブルで、正直驚きました。
めちゃくちゃカッコ良かったです。
本人もノリノリやったけど、あれはクラブのPAで踊りながら聴くもんだよ。
今度ライヴある時はぜひ見に行きたいです(フランス在住やからあまり機会はないかも知れんけど)。
それにしても、このひと私より2つ年下なんやけど、その才能には正直嫉妬しますわ。

2組で40分ほどのライヴでした。
実は3人とも生で見るのは初めてだったんですが、ツジコ・ノリコがことのほか良かったのと、青木孝充が期待以上で満足でした。
ツジコ・ノリコって今までどちらかと言えば密室的な感じがしてたんですけど、全然そんなことなかった。
真っ昼間のイベントだったからかも知れませんが。
青木孝充+ツジコ・ノリコの『28』、早速買っちゃいましたよ。

ライヴ後、握手会だかサイン会だかあったらしいのですが、そんなんは別にいらないです。
でもよくこんなマニアックな(失礼?)アーティスト呼んでくれたなあと、タワレコのスタッフには感謝です。
18時から、今度はアップルストア心斎橋でRATNのインストアライヴがあるのも知ってたのですが、相方と今更ながら『STAR WARS Episode III シスの復讐』のレイトショーに行くことになっていたので、さっさと帰りました。

あと、blogのためがむばって携帯で写真を撮って来ました。
ボケボケでしたが、こんなんで勘弁してください。