Underground Resistance - Revolution For Change (UR/Network/1992)

1990年から1991年あたりの12インチからコンパイルされたURの初期作品集。
当時のURの構成員はMad Mike、Jeff Mills、Robert Noise (aka Robert Hood) の3人だったのですが、実質音作りをしてるのはMikeとJeffの2人。ジャケにもRob Hoodは写ってませんね。というのも、当時彼はMCでしたから。
最初期の「Sometimes I Feel Like」や「The Theory」といった後のG2G路線につながりそうなハウシーな作品も良いんだけど、やはり「Riot」「Punisher」そして「Sonic Destroyer」といったハードコア路線こそ初期UR! でも今から思うと、この当時のURのハードコア路線ってJeff Millsが担っていた部分が大きかったんじゃないかなあ。
特にtrk12のユトレヒトでのライヴ音源が、オーディエンスを煽動するRob HoodのMCがやたらとカッコ良い。田中フミヤもこのMCの部分をDJで使ったり、もっと有名なのは初期URのハードコアサウンドに衝撃を受けて音楽活動を始めたというAlec Empireがサンプリングしたりもしてますな。
この頃はMikeも海外ライセンスに積極的で、このアルバムにしてもそうだけど、前年に出たX-101もドイツTresorからで(Tresorの1番!)、ニホンのAlfaにもライセンスされている。
なお、私が所有しているこのCDはUK Network盤ですが、NO CATEGORIZEのレヴューページに、当時のニホンAlfa担当者による興味深いエピソードが記載されていて一見の価値アリ。
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- [2006/01/25 15:00]
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