François K. - Live at Sonar (Sonarmusic/2003) 

まずはひとこと言わせて下さい。ファッキン花粉!!

昨日紹介したMiss Kittin、来月またミックスCD出すそうで、しかも2枚組。UKのResistからだそうですが、これまた楽しみです。
で、今日はSonarつながりでもう1枚ライヴ音源を紹介。ミックス担当はダンス・ミュージック界の生き字引こと、NYのFrançois Kevorkianであります。
フランソワ・ケヴォーキァン: バイオグラフィ >>

このCDは、彼のゆうに30年に及ぶDJのキャリアの中でも大きな分岐点のひとつである、2002年6月のバルセロナのSonarにおける“テクノ・セット”がパッケージングされています。
最初は、フランソワがテクノぉ~?、と半信半疑でしたが、trk09以降の、Jeff Mills「Actual B1」~ Surgeon「Death Before Surrender」~ Kaito「Intension」~ A Hundred Birds「Jaguar」なんていう流れなんか、真性のテクノ狂にしか作れないものだと思いますよ。そして何より、これは有機的な、血の通ったテクノ!
テクノなんて機械が作る、ソウルのない音楽だ、なんて偏見を持ってるヤツらに聴かせたいオリジナル作品は、デトロイト系を中心に数多くあるけど、やはりテクノの醍醐味はダンス・ミュージック、というこだわりをも見せたいのなら、とりあえずこのミックスCDを聴かせてみろ。テクノの持つエモーションと、そしてフランソワの真にオープンマインドなアティチュードが感じ取れるはずだ。

それにしても、フランソワのようなベテラン選手って、リスナーにとってはある種“指標”のようなものになり得ると思うんだけど、そんな彼が、Derrick Mayとの“Cosmic Twins”と言い、今、テクノをやってるってことは、テクノ・ファンとしてすごく勇気づけられることです。

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