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 2006年05月 

【ビール】 Celtia 

名前:セルティア Celtia
種類:ラガー
生産国:チュニジア

恐るべき怪奇現象が!!
いや、ね、実は前回の記事、書いた記憶がないんですわ(こ、こわー)。
一応年度末的な怒濤の仕事は終わって、次の日はようやく休み、というタイミングで、ワインも1本空けてたし、疲れもあって、かなりの睡魔の中、Macの前に座ったとこまでは覚えてるんですけどねえ。
でも改めて読み返すと、いつもとはちょっと違うテンションのレヴュー(?)だもんなあ。しかも記事だけでなくて、コメント2件も返信してるし。ま、これはこれでおもろいけど。

ほいで、昨日の休みは、カルタゴキッチンというチュニジア料理のお店でランチをして来ました。
コレはそん時呑んだチュニジアのビールね。
ラガーであっさり目で、呑みやすかったです。
クスクスやシャクシュカも旨かった。
お店でチュニジアの観光パンフレットをもらったけど、きれいなとこだー。治安もイイんだってさ。
チュニジア、一度行ってみたい国のひとつになりました。
(どうもポルトガルと言い、ヨーロッパとイスラムの折衷文化に惹かれるきらいがあるな、俺…。)

ヤン富田 - フォーエバー・ヤン ミュージック・ミーム2 (ASL Research Service/2006) 

ヤン富田13年振り(?)のライヴが先週の金曜日六本木スーパー・デラックスで行われましたが、今度はタワレコのインストア・イヴェントですよー。6月30日20時からタワーレコード渋谷店にて、出演はヤン富田、いとうせいこう、高木完、つまりNaivesだそうです。これ、観に行こうかマジで考え中。何で俺は東京に住んでないんだろう(涙)って、こんな時だけは思うな。普段はまったく思わないけど。

で、前回の続きでヤン富田の4曲入りシングル。
アコースティックでスローなDoopeesの「だいじょーぶ」に、Naives(ヤン富田+いとうせいこう+高木完)、それにForever Yann名義にde yanns名義のアイキャッチという4曲ですが、うわ何これ、Naivesかっけー!!
えー、ここで白状しますが、いとうせいこうの『MASS/AGE』、私、聴いたことありませんでしたー! でも、買う。買うよ俺。いとうせいこうの文学的なリリックと、とつとつとしたラップ、すげーいい。エントロピーを否定せよ!
トラックはNaivesもForever Yannも、過去の名曲「C-Ya!」を彷彿とさせるアンビエントテイストなシンセサウンドにチープ気味のドラムマシンが鳴るって感じで、こちらはまだ今後のリリースの前哨戦というような程度の力の入り具合なのかも。(でも好き!)

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ヤン富田 - フォーエバー・ヤン ミュージック・ミーム1 (アスペクト/2006) 

昨日、とうとう届きました、ポップの科学者であり哲学者であり音楽家、ヤン富田の『フォーエバー・ヤン ミュージック・ミーム1』と『同2』!
1が本、2が4曲入りのシングルCDなんですが、ヤン富田の新作ってだけで、もう鼻血モンです。
この1は、過去のヤン富田に関する評論やインタヴュー、そして本人による過去の原稿によって構成されており、今までのヤン富田の活動を切り取ったものとなっています。
まあ、基本的には、音楽を補完するのに文章って必ずしも有効な手段だとは思ってない私ですが、この本に関しては別。この本は、ヤン富田の活動の副読本として、とても有用です。
あと、衝撃なのが、Doopeesのキャロラインの正体がとうとうこの本の中で明かされてます。それもさらーっと(笑)。前々から言われていた通りの人でしたね。

ヤン富田、今月この『フォーエバー・ヤン ミュージック・ミーム1』と『2』が出て、来月はTsunami Sound Constructionの第2弾、Torumanの1stアルバム『友情』(ヤン富田プロデュース)が、そして、いよいよ7月28日には、みんなが待ってるDoopeesのまさかの2ndアルバム『Doopee Time 2』の発売ですよーーー!!
うわ、何かわくわくして来た。

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フォーエバー・ヤン ミュージック・ミーム1 フォーエバー・ヤン ミュージック・ミーム1
ヤン富田 (2006/05)
株)アスペクト

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Terence Fixmer - Silence Control (International Deejay Gigolo Records/2006) 

雨ばっかりでホントうっとおしい。野菜が育たなくて野菜の値段が上がってるそうですが、わが家のベランダ菜園も今年は不調でありまして、昨年は株分けに株分けを重ねた結果ベランダ中に群生したバジルが、今年はもう虫の息です。今年から始めた茎ブロッコリーもいまふたつしっかりしません。逆に、昨年はあまり育たなかったイタリアンパセリは、これどういうことかーってくらいににょきにょき育ってるし、これも今年から始めたコリアンダーもわっさわさと繁ってます。植物って難しいですな…(食えるもんばっかりやがな!、というツッコミはご遠慮ください)。

(さらに前回からの続き)ところで前々回、私はさらっと
> Terence Fixmerといえば、エレクトロニック・ボディミュージック、インダストリアル、それからエレクトロなんかを、ハードミニマルの形式に落とし込んだような、非常にハードかつダークで男臭い作風のテクノ・プロデューサーなんですが、
なーんて書きましたが、実のところ、ボディーミュージックなんてリアルタイムでもなければ思い入れも皆無で、Terence Fixmerの1stを聴いた時も、単にギトついたハードミニマルという認識しかなかったです。
さてそれから約5年、先日出たTerence Fixmerの2ndを聴きました(はい、つまり前2回のレヴューは今回のマエフリだったんですねー)。
1stと比べるとエレクトロ色と言うか、キレイめシンセサウンドが若干増加しており、なんちゅーか、1stの頃、何故かTerence Fixmerはデトロイトのひとだと思い込んでたのがここへ来て納得、というような力強い4つ打ちハード・エレクトロ作品となっております。もつろん、ダーティーでミニマルなシンセリフも健在。
このひと、もっと評価高くても良いと思うんですが、ニホンではあまり人気ありますん。なんでー?

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Fixmer/McCarthy - Between The Devil (Metropolis/2004) 

今月って、私にとっては世間で言ういわゆる年度末みたいなもので、1年でいちばん仕事の忙しい時期なんですが、そのわりにblogの更新頻度がいつもより上がるのは、やはりクルマでの出張が多いからではないかと。普段は実は音楽聴く時間なんてほとんどないけど、クルマで出張するとたくさんCD聴けますからねえ。

前回の続き)で、そのTerence Fixmerを見染めた(?)元Nitzer EbbのヴォーカリストDouglas McCarthyが彼と組んだボディミュージックmeetsハードテクノなユニットが、このFixmer/McCarthy。
ライヴ音源を聴いたことがあるけど(過去レヴュー >>)そこではNitzer Ebbの曲がほとんどでした。
このアルバムでは一応オリジナル中心ですが、その持ってるテイストは間違いなくモロNitzer Ebbそのもので、Nitzer EbbってやっぱりDouglas McCarthyのダミ声でシャウトする男臭いヴォーカルがキモだったんですな。
もちろん、工業油と機械臭のするTerence Fixmerのヘヴィーなハンマービートもそれに華を添えているカタチです。
Douglas McCarthyは今年のWIREにNitzer Ebbとして出演が決まったけど、となると、もうこのユニットでの活動はないのかな? 一応Terence Fixmerは復活した(?)Nitzer Ebbのリミックスなんかも手がけたりして、依然交流はあるみたいなんですが。

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Terence Fixmer - Muscle Machine (International Deejay Gigolo Records/2001) 

060523_3.jpgTerence Fixmerといえば、エレクトロニック・ボディミュージック、インダストリアル、それからエレクトロなんかを、ハードミニマルの形式に落とし込んだような、非常にハードかつダークで男臭い作風のテクノ・プロデューサーなんですが、これは彼の記念すべき(?)1stアルバムで、DJ HellのInternational Deejay Gigoloからのリリース。
2000年くらいからのエレクトロニック・ボディミュージック・リヴァイヴァルの中から出て来たアーティストのひとりですね。

エレクトロニック・ボディミュージック・リヴァイヴァルを促したのはRichie HawtinとDJ Hellの2人だと私は考えていて、Richieは "DE9" シリーズの初作『Decks, EFX & 909』(1999) でNitzer Ebbを使用したことで再評価熱に火をつけ、Hellは『Electronic Body House Music』(2002) なんていうミックスCDでボディミュージックを現代のクラブ・ミュージックの解釈で提示。両者の影響はやはり見逃せません。
ただ、Richieはその後特にボディ・ミュージックへの色気を見せる素振りは見せていない中、対するHellは自らのレーベルでソレ系のリリースを積極的に手がけ、さらにはアシッド・リ=リヴァイヴァルとも同期させた『Acid Rocks』(2005) をリリースするに至っては、ほぼ彼の独走状態という様相を呈しつつあります。

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あと、何か、FC2にAmazon.co.jpの商品へのリンクが貼れる機能が追加されてたので、試しに使ってみます(あ、一旦FC2のページが開くんですね)。

Muscle Machine
Muscle Machine
Terence Fixmer (2003/08/12)
Gigolo

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VA - Fuwa Fuwa (Sweet Smelling Surfaces/2006) 

先日、フランスのネットレーベルSweet Smelling Surfaces(以下 "SSS")のジェロームさんからメールを頂きました。
以前このblogでSSSの033番、Plastique de Rêveの『Nekobus EP』(過去レヴュー >>)という作品を紹介したことがあり、それがきっかけでこのblogを見つけられた模様。
SSS version2記念の『Fuwa Fuwa』というリリースが私が好きそうという案内だったので、早速ダウンロードして、ずっと聴いています。
基本は4つ打ちのミニマルものなんですが、ディープであったりちょいハードめであったり、またブレイクビーツやノンビートの曲もあり、結構色んなタイプの曲が収録されていて、しかもどのアーティストもクォリティが高い。私は特にTampopoの曲 (#04) が気に入りました。
これは実に粒ぞろいなコンピレーションです。オススメ!
ちぇけらー!

VA - Fuwa Fuwa [sss036] >>
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【ワイン】 Quinta da Aveleda 2004 

ワイン名:Quinta da Aveleda
種類:Vinho Verde
生産年:2004
生産地:Portugal
生産者:Aveleda
購入価格:¥1,008-

以前紹介したQuinta da Aveleda(過去記事 >>)のラベルが新しくなりました☆
昨年ポルトガルのセルヴェジャリアで出て来たのはこのラベルだったので(そのときの相方のblogに写真があります)、新しいのがようやくニホンにも入って来たということかな。
お味は、新しいうちに開けたから、とってもフレーーーッシュ!!
ま、もともとVinho Verdeはフレッシュなワインですが、さわやかな微発泡とフルーティーさと、そしてキリッとした辛口で、あいかわらず旨い。
すぐに1本空いてしまいましたとさ!

Toby - Cisco Golden Week Fair 2006: Recorded at Sabaco (Cisco/2006) 

060521.jpgあーさんのやってた成分解析を俺もやってみた。

びびんばの54%は怨念で出来ています
びびんばの36%は黒インクで出来ています
びびんばの7%はミスリルで出来ています
びびんばの3%は心の壁で出来ています


何かすげーダークネスですね。ちなみに本名だと、

*****の72%はビタミンで出来ています
*****の15%はマイナスイオンで出来ています
*****の7%は言葉で出来ています
*****の5%は成功の鍵で出来ています
*****の1%は理論で出来ています


って感じでした。少なくとも90%は理論的でありたいと思ってるんだけどなあ。

GW期間中にCISCOのオンラインショップで買い物したら同梱されていた、TobyさんのおまけミックスCD。
意外や意外、ディスコ・ハウス/ディスコ・テクノに、いわゆる「Rocker」以降なジャーマン・テクノ少々って感じで、BPM120あたりをキープ。ディスコと言えども、デケデケした典型的なエレクトロ・ディスコは使ってません。
CDの12分あたりから入って来る、LFOの昔の曲をアッパーハウスっぽくカヴァー(サンプリング?)した曲は一体何だろ? 詳細キボンヌ(←久し振りに聞いた言葉)。

(試聴・トラックリストなし)

東京事変 Tokyo Incidents - 大人 Adult Pour Homme (Virgin/2006) 

大方の(?)予想通り、風邪気味だったのも一晩寝たらすっかり治っていた。この体力が恨めしい…。火曜日の休みまでもう少し、気合い入れて乗り切らねば。

東京事変の2nd、ダイブ前に手に入れてたんだけど1回も聴かないままほったらかしていて、そういえば持ってたな、と思い出して昨日初めて聴きました。
いや、これ、いいっす。
椎名林檎時代の何がやりたいのかわからんような過剰なアレンジメントが全く排されていて、基本は黒い粘着質のファンク/ロックそしてジャズ。たまにボッサっぽかったり、AFXばりのインダストリアル・ジャングルだったりもしますが、やはり一点集中型のアレンジだと椎名林檎の声も生きて来ますな。初期衝動の暴力性を保ちながらも、角の丸さも感じさせるのは、メンバーの円熟の技量でしょう。何せ、とびきりのプレイヤー集団ですから、このバンドは。
こうして1st過去レヴュー >>)、2ndと聴いてみると、椎名林檎がソロを辞めてバンドを始めたのはつくづく正解だったと思わざるを得ないです。

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Superpitcher - Today (●KOMPAKT/2005) 

今日は雨の中ソトシゴトで、帰宅するとちょっと鼻風邪気味になってしまった。明日も明後日も仕事なので(しかもかなり大事な)休んでる場合じゃないんだけど、一晩寝たら治るかしら…。

さて、ミニマルもののミックスCDといえば、●KOMPAKTから出てるものはどれもこれも水準以上のクォリティを保っていてスバラシイですが、その中でも個人的に好きなのがコレ。
DJ Kozeと並んで●KOMPAKTの若手代表、Superpitcherによる『Today』です。
クリック/ミニマル、アシッド、エレクトロハウスって感じのミックスですが、DJミックスと言えど、このユートピア幻想とも取れるロマンティックでメランコリックな統一された世界観はどうだろう!
かと言って、全編に渡ってほとんど甘ったるさを感じさせないところがほんっと、お見事。
そしてラストのSebastien Tellier「La Ritournelle」でキレイに落として◎

●KOMPAKTは、最近は彼ら若手がとても元気ですが、最近音沙汰のない(?)Wolfgang Voigt (Mike Ink) やJürgen Paapeらにも是非是非頑張ってもらいたいところです。

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Richie Hawtin - DE9 Lite: Electronic Adventures (mixmag/2006) 

元・和尚ことマスター・オブ・ミニマル(mixmag命名)、Richie Hawtinの最新ミックスCD!
…と言っても、いま出てる英mixmag誌の付録ですが("mixmag誌" ってよく考えると言葉的に変だな)。
クリック/ミニマルと言えば、やはりRichieでしょう。オリジネイターであるか否かは置いといて、現ミニマルの第一人者でありアイコンであることに異論はあるまい。

本ミックスCDでは、クリック/ミニマルハウス~テックハウス~エレクトロハウスを、比較的リラックスした感じのミックスで纏めており、これを聴いて改めて感じたことは、Richieって、作り込んだミックスよりも、こういったちょっと肩の力の抜けたものの方が良いよなあ、ということ。昔の『mixmag live!』とかもそうでしたが(あっ、これもmixmagでしたね)。
それと、結局はすべてハウスなんですよね、イギリス、って言うかロンドンのひとたちにとっては、ってこと。昨今のミニマル人気も、テクノとして、ではなくて、あくまでもハウスとして、っぽい気がします。

それにしても、"マスター・オブ・ミニマル" とか、このCDのサブタイトル "Electronic Adventures" とか、mixmagのセンスはサイテイですな。
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Matthew Dear as Audion - Fabric 27 (Fabric/2006) 

フィギュアスケート・ジャパンオープンの感想。
1. エマニュエル・サンデュの放送だけがなかった件について。
以下略。
それはそうと、高橋大輔がポルトガル合宿を敢行するそうで、非常に羨ましい限り。元々大ちゃんのトレーナーがポルトガル人だからなんですが、どのあたりでトレーニングするのだろう。やっぱリスボンかな? 行きたいなあ…。
(以上、相方に書けと言われたので書きました。自分のblogに書けばいいのにさ。)

Villalobosと同じく現ミニマル界の人気者Matthew Dearによる、彼の現在のメイン・プロジェクトと思われるAudion名義の(?)ミックスCDが "Fabric" シリーズの最新作に登場。
乾いた硬い空気感はこのひとならではな感じで、色気というよりは狂気が渦巻く暗黒のミニマル・ファンクの中にも、時おりフイにすごく美しい風景が垣間見えるあたりが何ともトリッピー。
いやあ、このひとはドロドロですなあ。

(なお、Matthew Dearに関してはshooterさんの記事を参照されたし。)

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Ricardo Villalobos - Salvador (Frisbee/2006) 

先日のCHaOS以降、また私の中でミニマルづいてるので、これから何枚か、クリック/ミニマルものが続くかもしれません。

いまやテクノ界隈では結構な人気のRicardo Villalobosさんなんですが、実は今までこのひとの曲を熱心に聴いたことがなくって、まあミックスCD位しか聴いてないんですけど、そのミックスもどうもいまひとつ掴みどころがないというか、中途半端というか、これという特徴を感じることが出来なかったんです。
このアルバムもレコード屋で見た時は「あ、VillalobosまたミックスCD出したんや。」と思ってスルーしてたんですが、いや、これ、過去作品からのコンピレーションだったんですね。
何となく手に取って聴いてみたんですが、クリック成分は皆無で、ハウスのテンポのテクノって感じで音数も多めです。チリの人っていうことで音楽的な特徴になってるのかどうかはわかりませんが、ラテン風味の楽天性とユーモアはそこはかとなく感じ取ることが出来る作風ですね。音数多めと書きましたけど、その音の密度の濃さは結構テクノとしてのノリの良さと重心の低さをを醸し出していてなかなかカッコ良い。
あと、ボートラのSenor Coconutの曲のリミックスがラテン・クリックの真骨頂って感じで、聴いてて楽しいです。
8曲入りなんですけど、長尺の曲ばかりなので、80分弱というCD1枚めいっぱいのボリュームも満足。

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Todd Bodine - Surfaces (Tresor/2006) 

昨日新しい差し歯が入りました。イヤッホーイ☆
先生からは、残ってる左の親不知の抜歯をススメられてるんですが(右の親不知は昨年抜いた)、正直気が進みませぬ…。いや、抜いた方がいいのは百も承知なんですけどね。あのイタイのはまだ当分いいです。

先日のCHaOSに来日したTodd Bodineは、惜しまれつつなくなってしまったTresorのクラブでレジデントを務めていたひとだそうで、この『Surface』は彼の2ndアルバム。
Daniel Bellを彷彿とさせるモノトーンでディープなブリープ・ミニマルなんですが、音数少なめで、音のひとつひとつの輪郭は結構しっかりしているので、クリック/ミニマルと言えどフロア強度はバツグン。
あと、特徴的なのはシカゴ・アシッドの血を引いているオールドスクールなサウンドの雰囲気が感じられるとこですかね。Neil Landstrummがいまクリック/ミニマルやってたらこんな感じだろうな、と思わせるような芸風でもあります。って、この例え、どのくらいのひとに訴求するんだろうか。わかってくれるひとにはドンピシャなハズなんだけど…。
それにしてもTresorからクリック/ミニマルのアルバムってことで一部で珍しがられてますけど、私は別に珍しくもなんともないと思っていて、TresorはStewart Walkerのライヴ盤なんかもライセンスしてるし、そもそも "Globus Mix" ってテックハウス系のミックスCDシリーズでは、前述のDaniel BellやBlake Baxter、それにHerbertもリリースしてますからね。

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小沢健二 - 毎日の環境学 Ecology of Everyday Life (東芝EMI/2006) 

小沢健二の1stアルバム『犬は吠えるがキャラバンは進む』(現在は『dogs』と改題)が好きでした。
特に「天使達のシーン」という、とても詩的で、壮大で、そして切ない曲は、僕の中ではなにものにも代え難い1曲でした、たぶん今も。
LIFE』の頃の、王子様キャラで、まるで誰かへのあてつけかのようにTVに出まくってた頃は、無理してんなあ、と思いながらも、これからどこに向かおうとしてるのだろうと多少意地悪な興味を持って見続けていましたが、目的は達したのか飽きてしまったのか、メディアからは王子様キャラとともにさっさと姿をくらまし、『球体の奏でる音楽』でジャズに接近したかと思いきや、世の中はオザケンは“なかったもの”扱いでその姿も噂も目にすることはなくなり…。
僕もオザケンのことなんか忘れていた。
6年振りのアルバムだった前作『Eclectic』ではR&B的手法でドロドロと屈折した自らの内面をぶちまけていて、かつてのバカ騒ぎのことなんて遠い昔のような趣だった4年前…。

そんな小沢健二の新作が出ました。タイトルは『毎日の環境学』。
ヴォーカルレスのインストゥルメンタル作品という話題ばかりが先行してはおりますが、とても力の抜けたジャジーでラウンジーで、エレクトロニカも少々な、そんなリラックス出来る牧歌的な作品です。
歌ってなくてもその音の佇まいは明らかにオザケンなのが不思議。
遠回りせずにもっと早くこんな音楽、こんな芸風に着地してたらもっと良かったのに、とも思うが、気負いなくこういった音楽を作るのにそれだけの月日がかかったということなのかも。いやあ、いいですわ、このアルバム。

たぶん、おとなになったんだよ、オザケンも僕も。

(そうそう、オフィシャルサイトで連載(?)されているオザケンの小説は本当に素晴らしいので、ぜひ読んで欲しいのだけど、音楽をそれ以外のもので補完するということ自体は私はあまり好きではないので、レヴュー本文の中ではあえて触れませんでした。いっぺん、下のリンクから飛んでってみてください。)

Ecology of Everyday Life: Kenji Ozawa >>
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Akio Milan Paak - Gulcia EP (Torema/1996) 

● とれまレコード特集: TRM JPN 019 (1996)

Tracklisting:
A. Gulcia
B1. Laticia Gulcia #1
B2. Laticia Gulcia #2


3枚めはアキヲさんの3rd。このリリースをもってとれまはフミヤのプライヴェート・レーベルとなり、まさに先月末にKarafuto & Yoshiki (TRM 026) が出るまでの10年間、とれまのリリース・カタログにフミヤ以外の名前が乗ることはなくなるのであります。
アキヲさんのMilan Paakのトラックは、音の選び方と組み立て方に本当に無駄も隙もないです。この音を選別する能力に匹敵するのはLFOのMark Bellか砂原良徳くらいなものだろうと私は思っていて、でも、この緻密なんだけどまったくか細く聴こえないリズムの組み立て方をも兼ね備えた人っていうのは、いまのテクノシーンにはちょっといないんじゃないかなあ。
アキヲさんは、私が心からシーンへの復活を願うアーティストです。

(試聴はなしよ)

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Fumiya Tanaka - Time EP (Torema/1996) 

● とれまレコード特集: TRM JPN 018 (1996)

Tracklisting:
A1. gloss
A2. insistence
B1. JAMMI'N
B2. ungloss


2枚めはフミヤのソロEP3枚め。ちょうど『Mix-Up Vol.4』(過去レヴュー >>)をRocketsでライヴ・レコーディングした頃の作品で、そのミックスCDにも使われています。
A1はフミヤには珍しい比較的ストレートなアシッドもの。ストレートと言ってもそこはフミヤのこと、TB303は使ってないっぽいんだけど、シンセ音をレゾナンスで変化を付けて展開して行くっていうオーソドックスな手を使ってるって言う意味でストレート。
A2はダークで煙たいベースラインでもって行く例の『Mix-Up Vol.4』2曲めのトラック。
B1はその前の1曲めのトラックでミックスCDではイントロっぽくしか使われてなかったけど、これはいま聴くとダブ・クリック。しかしこれもとてつもなくダークだわ。
最後のB2はA1のアシッド風シンセ抜きのヴァージョン。
このシングルって出た時はイマイチ感が強かったんだけど、こうして改めて聴くと今でも通用しそうって言うか、クリックへの移行ってフミヤにとっては本当に自然なことだったんだなあって気付かされる。実は音の感触は今も昔も変わってないんだなあ。

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Speaker - Vein/Mine (Torema/1996) 

昨日の記事はいかにもテヌキ記事でしたね。だいたい音源の内容にすら触れてないですから。まあ実は、いちどアップローダに上げてみたかったっていうだけだったんですが…。

● とれまレコード特集: TRM JPN 017 (1996)

Tracklisting:
A. VEIN
B. mine


で、久し振りのとれま特集。いいかげんやっつけてかないと終わらなさそうなので、3枚同時リリースだったEPを3連続UPといきますか。
1枚めはフミヤ+アキヲのHoodrumコンビによるSpeakerの2nd。
どこかBasic Channelを思わせるもわ~っと煙たい感じのシンセ・フレーズが少しずつ音に変化を付けながら上がって行くA1と、ミョン!ミョン!っていうシンセが跳ねてたかと思ったら途中からズンドコしたタムが入って来るB1、どちらもソリッドなリズムが肝です。これは最近の "minimal"(いわゆるクリック/ミニマル)全盛のシーンにもド真ん中ではないか!?、なんて思うんですけど、どなたか使ってみませんか?

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James Pennington aka Suburban Knight - Fuse In Festival Detroit 2005-05-28.mp3 

060505.jpg3日のバーベキューは楽しくてちと呑み過ぎた。生死の境を彷徨いました(大げさ)。ビールとワインだけなら良かったんだけど、最後に呑んだ眞露がマズかったな…。て言うか、クラブ活動明けはやはりキツかったかも。「31歳現役クラバー!」とか言って威張ってる場合じゃなかった。GW中はもうお酒はいいです…。

で、この2日にURのパーティーで大阪にも来ていたSuburban Knight。
私はCHaOSに行ってたのでURのパーティーはまたしても逃してしまったのですが、Suburban KnightのDJだけは聴きたかったなあ。
つーわけで去年のFuse In Festivalの音源でも聴いときます。

あと、試験的に音源をアップローダーに置いときます。今後、ネットで拾ったmp3なんかをレヴューする場合はこういう形式を取るかも。

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CHaOS @ sunsui 2006-05-02 


めっちゃ久し振りにCHaOS参戦! いつの間にか "CHAOS" から "CHaOS" って表記になってるし、ハコもRocketsからsunsuiに変わってるし。
まあとれま特集(現在停滞中?)とかやってるくせに何年もフミヤのDJ聴いてないなあと思ってたところ、今回のパーティーは仕事と重なってなかったし、アオキタカマサがライヴをやるってことで、迷わず参加決定。もうひとりのゲスト、Todd Bodineって誰?、状態でしたが、先日Tresorからアルバムを出したひとだそうです。作品をいくつか試聴しましたが、Daniel Bellっぽいブリープ・ミニマルな作風のようですね。

もう日付も変わった3日の0:10頃sunsui着。すでにフミヤのDJでガンガン盛り上がってるフロアに急行。踊ってても人とぶつからない程度の客の入りで、丁度イイカンジ。この日はRocketsでURのパーティーもやってたから、テクノファンはそっちに流れたんだろうな。空いてるかも、と思ってCHaOSを選んだ俺、正解。

フミヤのDJは、ピキコキカキコキしたクリック系のサウンドとチャカポコしたハネ系のグルーヴが気持ち良くて、うひょーーー☆たのしーーー☆☆☆
気付けば自然と笑顔でガツガツ踊ってました。全くハッピーな曲とかかからないのにニヤニヤしてましたけど、変ですかね、俺。
フミヤはあまり調子良さそうじゃなかったけど、楽しかった。やっぱりフミヤのDJで育った(?)俺にとって、CHaOSはホームグラウンドだわ。知らんやつから飲み物が回って来たり、フレンドリーな雰囲気も変わってなくて安心。

1:15頃ゲストDJのTodd Bodineに交代。音の輪郭がはっきりした、タイトなリズムが特徴的なDJで、2時間という時間軸に図太いリズムが貫かれており、いつの間にかきっちりハマってた。ソフトウェアも使ってるっぽかったけど、ようわからんかった。いや、こいつ最高ですわ! アルバム買おうと決意。

3:20頃、惜しまれながらTodd BodineのDJ終了。と思ったら、ブースと反対側のステージでアオキタカマサのライヴがスタート。本人ノリノリです。op.discから出るアルバムからの曲なのか、意外と4つ打ちの曲が多かったけど、そもそもコンピュータの音ってとても暴力的で、破壊的な倍音と凶暴な破裂音がフロアを揺らす、そんなライヴでした。耳イテー! でもパルスのような電子音とダンス(?)ビートというアオキタカマサはやはりカッチョイイっす。
自らの作家性を重んじるあまり、ダンスフロアを軽視するようなアーティストが多い中、彼のアーティスティックな部分とフロアミュージックの狭間でもがき続けている様を見ると、アオキタカマサの音楽はフロアミュージックなんだと声を大にして言いたい。いやー、op.discからのアルバムがますます楽しみになって来た。

丁度4:00頃アオキタカマサのライヴが終わって、またフミヤのDJが始まったんだけど、気付けば4時間ノンストップで踊り続けていて、さすがに疲れたので休憩。最後15分だけまたフロアに出て、5:00にsunsuiを後にしました。パーティーはまだ続いてたけど、実はこの日、友達とバーベキューに行くことになってたので、始発で帰って少しでも寝ておきたかったんですわ。
で、後日、買い逃していたとれまの024、025、026の3枚とTodd Bodineのアルバムを注文したのは言うまでもない…かな?

060504_b.jpgFumiya Tanaka - DJ Mix 1/2 [Mix.Sound.Space] (Torema/2002)
フミヤのクリック以降の唯一のミックスCD。
(未レヴュー)

060504_c.jpgTodd Bodine - Surfaces (Tresor/2006)
ブリーピー・ミニマリストTodd Bodineの2ndアルバム。
(未レヴュー/試聴 >>

060504_d.jpgAoki Takamasa - Simply Funk (Progressive Form/2004)
アオキタカマサの傑作アルバム。
過去レヴュー >>

Miss A (Yasuko Agawa) - Dancing Lover's Nite (Victor/1989) 

先週の金曜日に仮歯が入りますた。来週の木曜まで、この仮歯ちゃんと寝起きを共にします。

阿川泰子によるMiss A名義の1989年のカヴァー集。
Arranged & Mixed by Yann Tomita!
以前取り上げたことのある12インチ『Lowdown』(過去レヴュー >>)は、このプロモ盤に当たります。
このアルバム、前々から欲しかったんだけどとっくの昔に廃盤で、この度Amazon.co.jpのマーケットプレイスで1,200円で購入。
やはり聴きドコロは、ヤン富田による二ホン初のアシッドハウスである「I'm Gonna Make You Love Me」だと思います。あと、「Lowdown」もキラキラしたまったりディスコハウスで、E前夜の時代の空気を現わしております。って、これ2曲とも『Lowdown』って前述のプロモ12インチ収録曲ですね。しかももっとアシッドがビキビキな別ミックスの「Acid, Make You Love Me」はこのCDには未収録ってことで、要は12インチ『Lowdown』持ってたらそんでオッケーっていう内容でしたわ。
なので皆さん、何とかして、12インチの方を探して下さい。奇跡的に数百円で手に入れた私みたいなひとも中には居るから!
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