Akio Milan Paak - Gulcia EP (Torema/1996) 

● とれまレコード特集: TRM JPN 019 (1996)

Tracklisting:
A. Gulcia
B1. Laticia Gulcia #1
B2. Laticia Gulcia #2


3枚めはアキヲさんの3rd。このリリースをもってとれまはフミヤのプライヴェート・レーベルとなり、まさに先月末にKarafuto & Yoshiki (TRM 026) が出るまでの10年間、とれまのリリース・カタログにフミヤ以外の名前が乗ることはなくなるのであります。
アキヲさんのMilan Paakのトラックは、音の選び方と組み立て方に本当に無駄も隙もないです。この音を選別する能力に匹敵するのはLFOのMark Bellか砂原良徳くらいなものだろうと私は思っていて、でも、この緻密なんだけどまったくか細く聴こえないリズムの組み立て方をも兼ね備えた人っていうのは、いまのテクノシーンにはちょっといないんじゃないかなあ。
アキヲさんは、私が心からシーンへの復活を願うアーティストです。

(試聴はなしよ)

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Fumiya Tanaka - Time EP (Torema/1996) 

● とれまレコード特集: TRM JPN 018 (1996)

Tracklisting:
A1. gloss
A2. insistence
B1. JAMMI'N
B2. ungloss


2枚めはフミヤのソロEP3枚め。ちょうど『Mix-Up Vol.4』(過去レヴュー >>)をRocketsでライヴ・レコーディングした頃の作品で、そのミックスCDにも使われています。
A1はフミヤには珍しい比較的ストレートなアシッドもの。ストレートと言ってもそこはフミヤのこと、TB303は使ってないっぽいんだけど、シンセ音をレゾナンスで変化を付けて展開して行くっていうオーソドックスな手を使ってるって言う意味でストレート。
A2はダークで煙たいベースラインでもって行く例の『Mix-Up Vol.4』2曲めのトラック。
B1はその前の1曲めのトラックでミックスCDではイントロっぽくしか使われてなかったけど、これはいま聴くとダブ・クリック。しかしこれもとてつもなくダークだわ。
最後のB2はA1のアシッド風シンセ抜きのヴァージョン。
このシングルって出た時はイマイチ感が強かったんだけど、こうして改めて聴くと今でも通用しそうって言うか、クリックへの移行ってフミヤにとっては本当に自然なことだったんだなあって気付かされる。実は音の感触は今も昔も変わってないんだなあ。

試聴 >>

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Speaker - Vein/Mine (Torema/1996) 

昨日の記事はいかにもテヌキ記事でしたね。だいたい音源の内容にすら触れてないですから。まあ実は、いちどアップローダに上げてみたかったっていうだけだったんですが…。

● とれまレコード特集: TRM JPN 017 (1996)

Tracklisting:
A. VEIN
B. mine


で、久し振りのとれま特集。いいかげんやっつけてかないと終わらなさそうなので、3枚同時リリースだったEPを3連続UPといきますか。
1枚めはフミヤ+アキヲのHoodrumコンビによるSpeakerの2nd。
どこかBasic Channelを思わせるもわ~っと煙たい感じのシンセ・フレーズが少しずつ音に変化を付けながら上がって行くA1と、ミョン!ミョン!っていうシンセが跳ねてたかと思ったら途中からズンドコしたタムが入って来るB1、どちらもソリッドなリズムが肝です。これは最近の "minimal"(いわゆるクリック/ミニマル)全盛のシーンにもド真ん中ではないか!?、なんて思うんですけど、どなたか使ってみませんか?

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