Carl Cox - F.A.C.T. (React/1995//Resist/2006) 

Carl Coxによる10年以上前の2枚組DJミックスCD『F.A.C.T.』が再発されています。
Carl Coxと言えば、今ではバキンバキンのハードテクノを回してますが、この頃はまだジャーマントランス・エクスプロージョンの残り香漂う芸風で、リリースされた当時は、かなり古臭く感じた記憶があります。と言うのも、1995年と言うとすでにシカゴ再評価とハードミニマル・ショックが起こってテクノ界の勢力図が一変しており、解りやすく言うと「アンタまだトランスやってんの?」という感じ。Carl Coxは移り変わりの激しいテクノ界の流れについて行けてないダサイDJの代名詞的存在でした。
と言ってもそれはニホンでの話で、ヨーロッパでの人気は衰えず、『mixmag』のファン投票では、何年か連続で1位になったりしてましたが。ニホンでの評価が一気に上がったのは、卓球プロデュースのDJミックスCD『DJF250』をリリースしてから...ってこれはまた別の話。

CD1では、ジャーマントランスの流れで出て来たアシッド・トランス~アシッド・テクノをこれでもかとミックス。つなぎは荒いんだけど、ひたすらビキビキミョンミョンピシャピシャビヨビヨ言うてて最高でおます。特にJeff Mills「Late Night (Mills Mix)」、Union Jack「Cactus」、Joey Beltram「Fuzz」、DJ Hell「Hot On The Heels Of Love (Dave Clarke Remix)」、The Pump Panel (Damon Wild + Tim Taylor)「Ego Acid」、Drax (Thomas P. Heckmann)「Phosphene」なんていう黄金時代の名曲も揃っててステキ!
CD2は、アシッド控えめのトランス~テクノでかんなりドラッギー。Drax (Thomas P. Heckmann)「Amphetamine」とDJ Hellハードミニマル時代の名作「Like That」が光ってます。昔はみんなE食って、こんな音で踊りまくってたんだなあ。

アシッドがたまらなく好きな人(ただしトランシーなのが大丈夫な人限定)、昔のテクノで懐かしみたい人、それから昔のテクノを知らないのでまとめて聴きたい人にオススメ。

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【ビール】 ヱビス vs. ザ・プレミアム・モルツ(その2) 

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サントリーがヱビスへの対抗馬として送り出した刺客、ザ・プレミアム・モルツ。発泡酒、第3のビールと低価格化ニーズが強まっていると思われがちだった今の世の中において、"プレミアム・ビール" というマーケットが確実に存在することを証明したのが、このザ・プレミアム・モルツだったのではないでしょうか。
そして後に、このマーケットを意識したアサヒも "プライムタイム" を投入することとなります。

私は普段飲みのビールはサントリーのモルツなのですがーーもっとも、本当の普段飲みは第3のビールなんですが(笑)ーーザ・プレミアム・モルツは、モルツ好きには飲みやすい、でも深い苦みを味わえるビールでした。しかしヱビスを意識するとやはり少し物足りないかなあ。
しかし私は、ヱビスにしてもモルツにしても、余分な不純物を一切入れないというビール造りの考えに共感を覚えるのであります。