RMB - This World Is Yours (Low Spirit/1995) 

060719.jpgここのマクラ文のネタはたまってたんですけど(ジダンとかフェリポンとか)肝心の音盤紹介のネタがなくって、結局マクラネタも鮮度が落ちてしまったり。

むかしむかし、レイヴ・ミュージックと呼ばれるジャンルのダンス・ミュージックがありました。その名の通りレイヴで万人を踊らせるための音楽なわけで、テクノともトランスともハードコアとも違うちょっと独特のチャラさを持ったそのサウンドは、シリアスな音楽ファンからはバカにされながらも、特にヨーロッパを中心にかなりのマーケットを形成していたのでありました。また、その亜流サウンドが、二ホンではジュリアナ東京というディスコで大人気に。社会現象にもなったことは、私のようなおっさんにはまだ記憶に新しいはず。
さて、この1990年代初頭、WestBam率いるドイツの一大ダンスレーベルLow Spiritは、まさにこのレイヴ・ミュージックの代表的なレーベルであり、テクノ・リスナーにはWestBamともども、ハッキリ言ってバカにされていた存在であった。今からするとそんなカテゴライズこそバカバカしいものだが、当時はそんな空気だったんですよ、記録として書いておくと。

で、このRMBは、1990年代初頭から現在も活動を続けるレイヴ・ユニットの超ヴェテラン。『電気グルーヴのオールナイトニッポン』の熱心なリスナーだったひとなら「No Compromise」という曲を聴いたことがあるだろう(RMB Traxの「Innerstream Of Consciousness」って、間違って紹介されちゃった曲です)。あるいは、Frogmanクルーがコンパイルした『Spunky Chorus』というジャーマン・トランスのコンピを持ってるひとには、もしかすると「Follow Me」という曲がお気に入りになってるかも知れない。
このアルバムは、Le Petit PrinceからLow Spiritに渡り歩いて来たRMBの1995年のベスト盤的アルバム。前述の「Follow Me」もリメイクされて、BPMがかなり速くなってついでにレイヴィーなシンセも加えられたカタチで収録されてます。

何を隠そう、実は私、「Follow Me」って曲がもう好きで好きでたまらないんですね、未だに。で、先日Detroit 2 Detroitのka2さんがコメント欄でこっそりとRMBのヴィデオに触れていたので懐かしくなって、このアルバムを引っぱり出して来た次第です。
このチョッ速になった「Experience (Follow Me)」、オリジナルはオリジナルで好きだけど、これはこれでアガる。このレイヴィーなピアノとヴォーカル、歪んだキック、切ないメロディー、もう言うことナシですなあ。ka2さんの言うように、ハッピーハードコアのはしりになるのかも。
他の曲は、まあそれなりのもんでしかないです。基本的には「Follow me」だけが際立ってて、他の曲はユーロビート寸前のレイヴだったりダークなチョッ速ハードコアだったりしてね。

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