VA - Frogman Presents Spunky Chorus (Sony/1995) 

060724.jpgバイオリズムが下降時期なのか何なのかわからんけど、どうも新しいことしたくないし考えたくもない、新しい音楽も聴きたいと思わない、という訳で、ここ数日古いテクノばかり聴いてました。それもそろそろ飽きて来そうですが。
そんなわけで今日も古いテクノを。

前々回の記事でちらと触れたこのCD、Frogman Recordsの渡辺健吾と佐藤大が選曲した1990年代前半のジャーマン・トランスのコンピレーションです。当時のジャーマン・トランスの中でもハッピー・トランスと呼ばれていた、Eのための下世話なほど享楽的で叙情的な音楽を集めたもの、という印象が強かったのですが、今回聴き直してみると案外そうでもなかったことに驚き。
アシッド・レーベルNoomのNexus 6「Trés Chic」みたいなバッキバキのアシッド・トランスから、Anti Visa「Ahh Yeah」みたいなレイヴ、Metal Master「Spectrum (Caspar Pound Remix)」のインダストリアルなフレーズが特徴的なものまで、結構シリアス(?)なトランスも多かったんですね。
特にMetal Master「Spectrum (Caspar Pound Remix)」は、Sven Väthによるオリジナルを、当時のUKの盟友でありRising High Recordsのボスでもあった故Caspar Poundがドロドロにリミックス。トリップミュージックだとしても、この音ひとつひとつのトばし方、曲げ方はちょっと尋常じゃない。
あと、Mijk van Dijkの曲が3曲も入ってるのは、やはりコネクションの強かったFrogmanならでは。「Schöneberg」は好きだけど、個人的にはMijkはデジタルシンセが五月蝿すぎてちょっと好みからは外れる。一度Mijk van Dijkのライヴを見たことがあるけど、やはりデジタルシンセが五月蝿すぎて耳が痛かった...。
(ついでに書いとくと、Mijk's Magic Marble Box「Gamer's Night」はNinjahead「Pulseman vs Sineman」のリメイクなんだけど、私は圧倒的にオリジナルのダーク・ミニマル・アシッドなのが好き。さらには「Gamer's Night」をさらにリミックスしたNinjaheadこと卓球リミックスも...。)

それでもやっぱりグッとクるのは、RMB「Follow Me」、Interactive「Koma」、そしてPaul van Dyk「My World (Florin Mix)」という、切なくてメロディアスな "泣き" のトランスでしょ。
RMB「Follow Me」は前々回の記事で書いた通り。このオリジナル・ヴァージョンが聴けるのはRMBの『Heaven & Hell EP』、Le Petit Princeのレーベル・コンピ『Esprit De La Jeunesse』、そしてこの『Spunky Chorus』のみ(多分)。
InteractiveはRamon Zenkerがらみのユニット。「Koma」は、C.J.Bollandをサンプリングしたエッヂの鋭い疾走感あるリズムに、感動的で重厚なシンセがかぶさるジャーマン・トランスのクラシック。超名曲!!
で、Paul van Dyk「My World (Florin Mix)」は、憂いのあるメロディ、細やかなサウンド、そして波の音、まさに明け方トラック。この曲がトラウマになって、普段トランスなんて聴かないけどPaul van Dykだけは未だに気になるってひと、多くないですか? 一度でいいから、ビーチのパーティーで、この曲を聴きながら朝を迎えたい。きっと人生変わるだろうな。
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