Karafuto - Shift to the other time - KARAFUTO Live mix at UNIT 28.1.2006 (disques corde/2006)

そんな先週の土曜日、田中フミヤのカラフトによる、『Karafuto_DJ Mix 1/2』以来実に6年振り(ノベルティを除く)のDJミックスCD『Shift to the other time - KARAFUTO Live mix at UNIT 28.1.2006』がリリースされました。実はiTunes Music Storeでは先行してその3日前から販売されており、僕はそっちで購入しましたが。
先月のIndividual Orchestra名義のコンピレーション『Mind The Gap: Singles 2000-2006』(過去記事 >>)もそうでしたが、昔と比べて、Fumiya Tanaka、カラフト、Individual Orchestraの各名義の音の区別がなくなって来ていることはよく言われています。一応本人としては、例えばFumiya Tanakaはテクノ、カラフトはハウスのグルーヴ、という風に区別しているそうですが、その違いを感じ取るのは難しいでしょう。何しろ、Fumiya Tanakaでの現場でのDJプレイも、最近はBPMが落ちて来ていてハウスのテンポをキープしていますから。
それでも今回のミックスCDは、ジャケットのようなあたたかみ、そしてまったり感が感じられ、ミニマルハウス、と言うよりはハウシー・ミニマルと言った趣の、ボディブローのようにじわじわと効いてクるグルーヴがとても気持ち良い。ホームリスニングにも耐えうるミックスとなっているのがFumiya Tanakaとの違い、といったところか。
ところでIndividual Orchestraのアルバム・リリース時の某インタヴューで、フミヤの口から「自分の得意な4つ打ちで云々...」といった発言があったことに少々驚いた。昔は「別にテクノにこだわってるわけやない。」等々、円の中心から外れよう外れようとする発言が多かったのに、最近の各名義の音がテクノに集約されつつある状況といい、何とも頼もしいではないですか。
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- [2006/08/30 23:50]
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Fumiya Tanaka - Unknown Possibility Vol.3-1 (Torema/2005)

● とれまレコード特集: TRM 024 (2005)
Tracklisting:
A1. Fragrance
A2. from A
B1. Tiger Beat
B2. I will have a mixed vegetables, egg, pork fried rice.
さあとれま特集、いよいよラスト・スリーです(2006-08-26現在)。
毎日書けば1月で終わると思って始めたのに、だらだらと気付けば半年が経ってしまいました。その間にとれまのカタログは2枚増えたし、だいたい今回紹介するこのとれまの復活作も、とれま特集を始めた時点で実は持ってませんでした。この辺り、何だかレヴューのためにレコードを買うというあまり褒められない逆転現象が見られる訳であります(笑)
2005年秋/冬、とれまから、実に約4年振りに届けられた12インチ。タイトルからして、近い将来リリースされるのであろう田中フミヤの3rdアルバムのバラ売りであることは想像に難くない。
クリック/ミニマルのお手本とでも言うべきちょこまかとせわしないプチプチ音と、粘着質なグルーヴ。
田中フミヤ/とれまの2001年から2005年までのリリースのブランクは、このグルーヴィーなファンクネスを自らのものにするための時間だったのかもしれないな。
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<< とれまレコード特集 INDEX
- [2006/08/26 12:14]
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人生 (ZIN-SÄY!) - ナゴムコレクション (ナゴムレコード/2006)

あと、のだめは『スウィングガールズ』の娘なんですね。視聴者に違和感を抱かせることなく「ぎゃぼ!」と言えるかどうかで全てが決まる(ハズ)。
この人生のナゴム時代のベスト盤に関しては、俺は『Substance III』/『V』(過去記事 >>)だけじゃなくて、キャプテンレコードから出たラスト・シングル『バーバパパ』も持ってるので、Go-Bang'sのカヴァー「愛を込めてもっともっと」1曲だけのために買うのもなあ、と思ってたのですが...あれ? 何だこの手元にあるCDは!?(笑)
「愛を込めてもっともっと」は、1987年11月30日、"ジャイアンリサイタル" と題されたライヴ会場で無料配布されたソノシート。この曲だけマスターテープが行方不明ってことで、前述の『Substance III』/『V』にも収録されなかった人生最後のレア音源だったんですよ。
ベスト盤自体は、選曲部分で、何であの曲が入ってないんだ!?、などと思わせる部分もありますが、この「愛を込めてもっともっと」は、今で言うエレクトロ・ディスコなバックトラックに卓球の歌いっぷりが気持ち良い。
オマケ:YouTube > 人生 - 世界あの店この店 >>
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- [2006/08/26 10:48]
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Chester Beatty - Live at Mago Nagoya December 28.2001 -Bodyshower After Intercourse 2- (Housedust CD-R Test Service/2006)

前作『Live at Melbourne November 14.2002』(HDX03) と同じくライヴ音源なんですが、32分とちょっと短めで、お値段1000円。
意外やドラムンベース調の曲でライヴはスタート。その後はお馴染みの黒人ディスコ+ハードミニマルで、突然ブツッと途切れて終わるラストまで突っ走り。
前作『Live at Melbourne November 14.2002』とどう違うのかと聞かれると返答に窮してしまう辺り、いかにも金太郎飴なChester Beattyならでは。
(いや、相変わらずめちゃくちゃカッコイイのでいいんだけどね...。)
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- [2006/08/24 20:28]
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DJ Shufflemaster - Missing Library Chapter 1 (Housedust CD-R Test Service/2006)

シャッフルさんの2曲入りシングルで、お値段700円。
#01は、某レーベルのコンピに収録予定だったという9分間の物語性の高いトラックで、気持ちの悪いブレイクと、同じく気持ちの悪いビザールでエレクトロニックな音色がいかにもシャッフルさんらしい。
#02の方は、以前Chester Beattyとのスプリットシングルでリリースした曲の別ヴァージョン。特に大きな驚きもない凡庸なハードミニマル(にしか聴こえないんだけど、どうなんでしょうか)。
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- [2006/08/23 23:46]
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DJ Mayuri - Reboot #002 (KSR/2003)

かつてはDJ Mik(現Miku)のトランス・パーティーKey Energyで活躍、ハードテクノ移行後は国産レーベルboldよりRed Scorpion名義でのトラック・リリース、またQ'Hey主宰のパーティーRebootのレジデント、そして何より屋外レイヴMetamorphoseのオーガナイザーとして、ニホンのテクノシーンを支え続けているマユリ姉さんによる、2003年の初ミックスCD。ずっと買い逃していたところ、先週ブックオフで250円で見つけてさくっと購入。
ハードミニマル/ハードテクノを基調としながらも、ところどころにシカゴテクノっぽいダーティーでざっくりとしたエッセンスを挿入することによって、いかにもワイルドなオットコ前ミックスに仕上がっております。何よりシカゴっぽいテイストのハードテクノ大好きな俺にはたまりまセヴン。
あと、ラストの、マユリ姉さんの私生活のパートナーでもあるDJ Sueme (ex. Subhead) のトラック、かなりキテます。
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- [2006/08/23 00:50]
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【ビール】 Maharaja / Tajmahal / King Fisher

前日ちょっとした事件があったせいで、疲れと寝不足であまり会話が弾みませんでしたが、事件(?)の当事者である相方は、何故か元気いっぱいでしゃべりまくってました(まあ取りあえず、クルマを運転するひとは歩行者や自転車にも充分気をつけましょうってことで。俺も含めて)。
もちろんインドビールも楽しみましたよ。
マハラジャ・ビール、タージマハール・ビール、キングフィッシャー・ビールを呑みました。...なんだけど、何故か写真には、キングフィッシャーの代わりに相方の呑んでいたコロナが写ってます。
タージマハールっていかにもインド風の名前とラベルなんだけど、実はオランダのビールでした。だ、ダマされた...。
個人的な好みでは、俺はマハラジャかなあ。
- [2006/08/20 02:09]
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UA × 菊池成孔 - Cure Jazz (Speedstar/2006)

これはUAの、彼女の声にヤラレてしまっている人間にとって、正に待ち望んだアルバムなのでは!? っていうか俺がそう。
ここ数年のUAは難解というか、色々考え過ぎてしまって妙に馴染みにくい作風に感じてしまって。ただ伸び伸びとした彼女の声が聴きたいだけなんだよー、といった俺なんかの向きには特に。
UAのような声だけで存在出来るヴォーカリストにはゴテゴテしたアレンジメントはそのヴォーカルの魅力を殺すだけでしかなく、7年前の傑作アルバム『Turbo』(過去記事 >>)もそうですが、UAには彼女の声を生かすシンプルなバックトラックのみが必要だというのが持論です。なので、UAとジャズの親和性は、これはもう聴くまでもなく。
ライヴではかねてからジャズに接近してきたUAが、ジャズのスタンダード・ナンバー(+菊池成孔のオリジナル曲)を、水流のような演奏の中を、自由に泳ぐようにプリミティヴに、そして伸びやかに歌い上げます。改めて、UAというヴォーカリストの存在感と、良い意味での "天然" 具合を感じることが出来るアルバム。傑作です。
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- [2006/08/16 15:48]
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東京スカパラダイスオーケストラ - Wild Peace (Cutting Edge/2006)

来月の夏休みその2、そちらがこの夏のメインイベント(の予定)。
取り立ててスカという音楽が特別好きな訳ではないが、スカパラは好き。それは、スカとポップミュージックの距離感をきちんと認識している音作りが出来ているバンドだからだろうな。
前回の "歌モノ3部作"(田島貴男、チバユウスケ、奥田民生)とそれらを収録したアルバム『Stompin' On Down Beat Alley』(2002) は結構好きで、未だにクルマのCDプレイヤーにもよく入ってる。ゲスト・ヴォーカリストを迎えながらも、スカパラらしさでガッチリとまとまった、良いアルバムでした。
さて今回、"新・歌モノ3部作" として『Stompin' On Down Beat Alley』の2匹めのドジョウを狙う作戦に出たスカパラ、ハナレグミ、Chara、甲本ヒロトをフィーチュアした連作シングルを収録したアルバム『Wild Peace』を聴きました。それぞれのシングル曲を聴いたときはヒロトもCharaもスカパラを食ってしまってるなあと思ったが、アルバムもそんな印象を引きずってて、何となく散漫な印象を受けてしまいました。「PINZORO」とか「ゴッドファーザー愛のテーマ」のカヴァーとか、面白い曲もやってるんですけどね。作り手があまり乗り気でやってないんだろうか、とか思ったり。
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- [2006/08/16 13:29]
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Kerrier District - Kerrier District 2 (Rephlex/2006)

さて、このblogではことあるごとにプッシュし続けているLuke Vibertの新作が2枚出ました。2枚目はこのKerrier DistrictのシングルCD『Kerrier District 2』。
前作(過去記事 >>)がイタロ・ハウスっぽいディスコ・アルバムだったので今回も同じような路線だろうとタカをくくっていたところ、聴こえて来たのは、ん? 70年代風のダサめなフュージョン系生音エレクトロ・ディスコ?
いやあ、何気にすごい引き出し多いひとだなあ。彼の持つ独特のユーモアとラウンジ感覚って、多分、ジャズとかフィリーソウルとか60~70年代のサウンドトラックなんかがルーツにあるからなんでしょうね。
あと、ラスト曲「Sho U Rite」のCeephax (= Andy Jenkinson) リミックスが、長編ブレイクビーツ・アシッドでイカしてます。
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- [2006/08/11 23:24]
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Amen Andrews vs. Spac Hand Luke - Amen Andrews vs. Spac Hand Luke (Rephlex/2006)

さて、このblogではことあるごとにプッシュし続けているLuke Vibertの新作が2枚出ました。1枚目がこのAmen Andrews vs. Spac Hand Lukeの『Amen Andrews vs. Spac Hand Luke』。
Luke Vibertが主にドラムンベース/ラガ・ジャングルをやるときの名義であるAmen Andrewsと、グライム/ダブ・ステップなEPをリリースしたばかりのSpac Hand LukeというLuke Vibertの新しい名義によるコラボレーション・アルバム。つまりは両方Luke Vibertなんですが。
このAmen Andrewsが担当したと思われる楽曲が(って同じひとなんだけど)、その名の通りアーメン・ブレイクを多用したワイルドかつ疾走感ある、本当に素晴らしくカッコ良ろしいドラムンベースになっていて、ラウンジ風味も良いスパイスとなっており、これはつまりPlug(過去記事 >>)の2ndアルバムだと言い切ってしまっても良いのではないかと。
と思ったら、何とPlug復活のニュースが! SoundMurderer (= Todd Osborn) 率いるデトロイトのドラムンベース・レーベルRewindから、Plug名義のニューシングルが出るそうですわ!
ちなみに、Amen Andrewsの音源については、以前紹介したこのミックスでたっぷり聴くことが出来るので、未聴の方はいちどお試しを。
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- [2006/08/10 14:05]
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Yo-C - Universal Techno Tribe Vol.1 (Sony/1994)

ちなみに "U.T.T." は、結局わずか2枚でそのシリーズを打ち切られたのでした(笑)←笑うとこか?
時期的にはちょうどSonyが石野卓球の粋な計らいにより(?)R&S、Warp、Rising Highの3レーベルとライセンス契約を結んだ直後で、『電気グルーヴのテクノ専門学校』(テク専)というコンピレーション・シリーズも始まった頃。Yo*Cってまだほとんど名前が知られていなかった頃で、なんと言うか、ソニテクの父弘石氏の耳は早かったんだなあ、と感心します。
で、売れたのはやはりテク専の方だったんですが、1曲1曲バラバラで収録されているテク専よりも、ミックスされているこのアルバムの方が、今改めて聴くと楽しいしすんなり聴ける。
プログレッシヴ・ハウスやUKトランスからダッチ・ハウスまで、一言で "テクノ" と言うにはそれなりに幅の広い選曲がなされているようでも、耳障りはキラキラした不思議な統一感が感じられるのは、これがこの当時の空気ってこと。今思うと混沌とした音楽性をそうは感じさせないシーン全体のパワーみたいなものがこの時代のテクノにはありました。
だってこの頃はデトロイトの連中も普通にトランスとかかけてたし、だいたいYoji BiomehanikaとCarl Craigが同じパーティーでプレイするなんて、今ではありえないでしょ(いや、昔大阪であったんですよ、そういうイヴェントが...)。
アシッド・トランス時代のDavid Holmsの名曲「Johnny Favorite」に始まり、Warpのダンス路線の代表曲でハイパー・ハウスなCircle City「Moments Of Inertia」にCJ BollandのユニットSonic Solutionの「Bagdad」、そして何と言ってもUnion Jack「Too Full Moons & A Trout (Caspar Pound Mix)」! ほとんどゴア寸前の荘厳な長編トランス。Caspar Poundはやっぱヤヴァい。ガンガン盛り上がって行って一気にピークに!
なのでここで一旦リセットして後半戦スタート。Speedy J「Pepper」のカッチリしたリズムからダッチ・ハウスならではのハネたグルーヴが気持ち良いTomba Vira (The Good Men, René et Gaston)「La Mandarina」、Perry & Rhodan「The Beat Just Goes Straight On & On」と続き、OrbitalのPaul HartnollのユニットGolden Girls「Kinetic」で〆る後半の流れも気持ち良い。
トランシーなキラキラ☆テクノ満載です。
[古くて試聴なんてないよね]
- [2006/08/09 21:03]
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Vince Watson/Yohei Ishijima - Live At Irizo (Fenomeno Inc./2006)

それにしてもドリコムRSSどうなってんの? 金曜の夜から落ちっ放しらしいやん! 乗り換えるぞコノヤロー!
さて、それまでVince Watsonって、線の細い昔のピュア・テクノ(インテリジェント・テクノ)みたいなイメージしか無くてそれ程熱心に聴くことは無かったのですが、今年の3月に来日した際のライヴ・レポートをマチュさんの "Tokyo Experiment" で読んで、うわっこんなライヴなら見たかったわ!と初めて興味を持ったものでした。
Tokyo Experiment > 2006/03/10 IRIZO @ Womb >>
それがこの度、その時のライヴを収録されたアルバムが出たっちゅーことで、喜んで買って来ましたよ(ってもう先月の話になりますが)。Vince Watsonのライヴ・セットと、"Irizo" レジデントのYohei IshijimaのDJミックスの2枚組で、消費税込み2,500円。結構お得感あります。生活応援価格です。これ例えば3,000円だったら多分買わなかっただろうな。
内容ですが、Vince Watsonの方は、終始アゲっぱなしのズンドコ節。勿論繊細な美しいシンセも忘れてはなりませんが、この直球すぎる激しいビートは、現場ではそりゃあ盛り上がっただろうなあ!
対してYohei Ishijimaサイドはミニマル・テクノなんですが、ミニマルの中でも比較的メジャーな曲を多く使っていて、聴きやすい感じ。
今まであまり "白いデトロイト・テクノ" みたいな音は聴いて来なかったんだけど、やっぱり食わず嫌いは良くないと言うか、機会があったらVince Watsonのオリジナル・アルバムもちゃんと聴いてみよう。
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- [2006/08/06 01:09]
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Caspar Pound - The Secret Life Of Tokyo Trance (Rising High/Sony/1994)

1990年代前半に隆盛を誇った元祖テクノ総合商社 "Rising High Records" の音源を、レーベルの若きボス、故Caspar Pound(2004年4月30日、33歳で没)がミックスしたニホン独自企画のコンピレーション・アルバム。一応Sonyの "U.T.T." というDJミックスCDシリーズの第2弾です。
Rising High Recordsの魅力は、何と言ってもその "節操の無さ" でしょう(笑)
リリースされる音楽の幅広さと言ったらもう、ハードコア・テクノ、ジャーマン・トランス、インテリジェント・テクノ、アンビエント、ハウス、ジャングル、トリップホップ...。まるでデタラメと言うか、とてもレーベルカラーなんてあったもんじゃなくて、でも、その時その時の旬の音を的確に嗅ぎ分け、次々と世に紹介して行ったCaspar Poundの功績は、UKテクノ界のみならずテクノシーン全体に計り知れない貢献をしたレーベルだったのではないかと。
ちなみに私はRising Highのニットキャップ、未だにスキー行くとかぶってます。
で、このミックスは、前半では比較的大人しめの、アシッドな香りの漂うインテリジェント・テクノを。何たってBalilにBlack Dogですから。
そして後半は、名曲Perry & Rhodan「The Beat Just Goes Straight On & On」以降、畳み掛けるような疾走するジャーマン・トランス/アシッド・トランスを! って、基本はアシッドなんですね、やっぱり。
それにしても、Dave Angelの変名Sound Enforcerの「Re-Enforcement 1」、トランシーなデトロイティッシュ・トライバル・テクノで今聴いてもめちゃめちゃかっこええ、ちょっと速いけど。
- [2006/08/04 22:47]
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7th Gate. & Ken Ishii - Sunriser (iTunes Music Store Japan/2006)

本日8月2日より1週間、iTunes Music Store Japanから7th Gate. (from Rotation Records) とケンイシイの共作曲「Sunriser」が無料ダウンロード出来ます。
相変わらずデトロイト風味のトラックなんだけど、エレクトロニックでドリーミーに仕上がっていて良いです。
今のうちに、ちぇけらー!
7th Gate. & Ken Ishii - Sunriser >>
- [2006/08/02 20:37]
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