UA × 菊池成孔 - Cure Jazz (Speedstar/2006) 

UA菊池成孔によるジャズ・アルバム。
これはUAの、彼女の声にヤラレてしまっている人間にとって、正に待ち望んだアルバムなのでは!? っていうか俺がそう。
ここ数年のUAは難解というか、色々考え過ぎてしまって妙に馴染みにくい作風に感じてしまって。ただ伸び伸びとした彼女の声が聴きたいだけなんだよー、といった俺なんかの向きには特に。
UAのような声だけで存在出来るヴォーカリストにはゴテゴテしたアレンジメントはそのヴォーカルの魅力を殺すだけでしかなく、7年前の傑作アルバム『Turbo』(過去記事 >>)もそうですが、UAには彼女の声を生かすシンプルなバックトラックのみが必要だというのが持論です。なので、UAとジャズの親和性は、これはもう聴くまでもなく。
ライヴではかねてからジャズに接近してきたUAが、ジャズのスタンダード・ナンバー(+菊池成孔のオリジナル曲)を、水流のような演奏の中を、自由に泳ぐようにプリミティヴに、そして伸びやかに歌い上げます。改めて、UAというヴォーカリストの存在感と、良い意味での "天然" 具合を感じることが出来るアルバム。傑作です。

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東京スカパラダイスオーケストラ - Wild Peace (Cutting Edge/2006) 

日曜から今日まで夏休みその1でした。ネット活動も休みにして、それぞれの実家に帰ったり生パスタを打ったりレンタルCD屋に行ったり古本屋(ブックオフとか)をハシゴしたりして過ごしてました。特に何もナシ。
来月の夏休みその2、そちらがこの夏のメインイベント(の予定)。

取り立ててスカという音楽が特別好きな訳ではないが、スカパラは好き。それは、スカとポップミュージックの距離感をきちんと認識している音作りが出来ているバンドだからだろうな。
前回の "歌モノ3部作"(田島貴男、チバユウスケ、奥田民生)とそれらを収録したアルバム『Stompin' On Down Beat Alley』(2002) は結構好きで、未だにクルマのCDプレイヤーにもよく入ってる。ゲスト・ヴォーカリストを迎えながらも、スカパラらしさでガッチリとまとまった、良いアルバムでした。
さて今回、"新・歌モノ3部作" として『Stompin' On Down Beat Alley』の2匹めのドジョウを狙う作戦に出たスカパラ、ハナレグミ、Chara、甲本ヒロトをフィーチュアした連作シングルを収録したアルバム『Wild Peace』を聴きました。それぞれのシングル曲を聴いたときはヒロトもCharaもスカパラを食ってしまってるなあと思ったが、アルバムもそんな印象を引きずってて、何となく散漫な印象を受けてしまいました。「PINZORO」とか「ゴッドファーザー愛のテーマ」のカヴァーとか、面白い曲もやってるんですけどね。作り手があまり乗り気でやってないんだろうか、とか思ったり。

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