Basement Jaxx - Crazy Itch Radio (XL/2006) 

僕がいまだにBasement Jaxxを聴き続けてるのって、間違いなく初期の「Fly Life」とか「Samba Magic」っていう神がかり的に素晴らしい曲達のトラウマを引きずってるからだと思うんですよね。
彼らは相変わらず精力的なリリースを続けているものの、近作はあまりにも下世話に過ぎるし俗っぽいし、彼らの魅力であろうごった煮感と情報量の多さも、僕には暑苦しく感じてしまって、個人的にはあまりしっくり来ない、というのが正直な感想です。
今作はラジオ仕立てのアルバムで、相変わらずディスコ、ファンク、R&Bといったハウスの枠からはみ出た、にぎやかで、おもちゃ箱をひっくり返したと思ったらそれはごみ箱だった、みたいな雑食性。グッとクる曲やおもしろいなあと思う曲もいくつかあるんだけど、やはり何回も聴き返したいかと聞かれれば、そんなことはないかなあ、というアルバムです。
彼らもアーティストとして、自分達のやりたい音楽性を追求しているのだと信じたいし、ここまで "俗" にこだわって音楽を作り続ける姿勢はさすがだなあとは思います。
悪くない、かも知れないけど。単に今の気分じゃない、ってことなのかなあ。
もっとシンプルな、昔のようなハウス・トラックはもう作ってくれないのかなあ。

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VA - Copenhagen Airport: Feel the Nordic Beat (Geneon Entertainment/2005) 

キャンベルカップ(日米対抗フィギュア2006)見ましたか? 真央ちゃんが縦に伸びてたのとミキティが横に縮んでたのにびっくりでした。
(いつもこのblogを見てくれているひとの中でフィギュアスケート・ファンは皆無っぽいので、今日のマクラ文は(も?)独り言です。)

8月に京都に行った時に王子に頂戴した北欧ラウンジ・ハウスのコンピレーション。
この『Copenhagen Airport』って、僕は知らなかったんですけどシリーズ化されているらしくて、これは過去の作品からのよりぬきベスト的なもので、ニホン独自編集盤みたいです。
あの普段はドロドロにサイケデリックな作風のJohn Dahlbackも含めて、ここにはジャズ風味やラウンジ風味で、だけど硬めの質感が気持ち良いテックハウス・トラックが満載。
クルマよりはおうち向き、かな。
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Karafuto and Yoshiki - Patch Works EP 1 (Torema/2006) 

● とれまレコード特集: TRM 026 (2006)

Tracklisting:
A1. i just meet
A2. leaving house
B1. nichie(y)
B2. in 32 games

とれまからは016番(過去レビュー >>)以来約10年振りのリリースとなるカラフト、今回は古くからのとれまクルーであるYoshikiとコラボレート。Yoshikiとしてはデビュー作に当たる、のかな? とれまのカタログに田中フミヤ以外の人間の名前が載るのもAkio Milan Paak(過去レビュー >>)以来約10年振りのこと。事件事件!

ヒジョーにスカスカな音数の少ないミニマル・トラックスなんですが、繊細でトリッキーなプログラミングが何ともヘンテコな空気感を醸し出しています。
フミヤの近作にしては珍しく、あまりねばっこいグルーヴは出していなくて、どちらかと言えばBasic Channelのような淡々としたグルーヴが感じられます。

Yoshikiはこのあとop.discからAkiko Kiyamaとのカップリングでシングルをリリースしたし、これからはトラックメイカーとして活動するのかな? 楽しみにしています。

そんなこんなでとれま特集はひとまずこれでおしまい。新しいリリースがあればまた紹介したいと思います。

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