びびんばが2006年に聴いた音盤10枚 

こんにちは、びびんばです。
さて、今年最後のエントリは、昨年に引き続き、【びびんばが2006年に聴いた音盤10枚】と題して、2006年リリース作品にこだわらず、私が今年出会った音盤の中から、お世話になったものや衝撃を受けたもの、個人史的に重要と思われるものを10枚選びました。
なお、並び順はアーティスト名のアルファベット順であり、順位ではありません。

Angela Aki - Home (Sony/2006)
Amazon.co.jp >> iTS >> 過去レビュー >>
何気によく聴きました。メロディーが好きです(歌詞は聴いてません)。

AOKI takamasa - PARABOLICA (op.disc/2006)
Amazon.co.jp >> iTS >> 過去レビュー >>
パルスとテクノ(クリック/ミニマル)の再会。ここまでの切迫感と研ぎすまされた音の凄みは無比。
5月に見たライブも凄まじかった!

Clap Your Hands Say Yeah - Clap Your Hands Say Yeah (Clap Your Hands Say Yeah/2005)
Amazon.co.jp >> iTS >> 過去レビュー >>
いかにもNYっぽい気だるさと、明らかにレイヴ(クラブ)カルチャー通過後の感覚を併せ持つロックバンド。これもよく聴きました。
来年早々に出る2ndアルバムは期待と不安が半分半分。

Dublee - Pseudo Harmonia (Mule Electronic/2006)
Amazon.co.jp >> iTS >> 過去レビュー >>
叙情的な響きが特徴のニホンのテックハウス勢の中でも、ボトムの太さとその名の通りダビーな感覚が魅力な名古屋のひとの2nd。アルバムのオマケだったライブCD-Rも含めて良かったし、今後のリリースも注目してます。

Mexico - Bit Suite (Tokuma Japan Communications/2006)
Amazon.co.jp >> iTS >> 過去レビュー >>
叙情的な響きが特徴のニホンのテックハウス勢の中でも、音の硬さと、そして何より本人の美しいヴォーカルが魅力な山辺さんの3rd。メジャー仕事ってことで色々とあったみたいですが、これからの活動も応援してます。
mixi経由で発表された『his master's voice』(2006)『Synthesize Me』(2003)『Defenitive Moment (2006 remasterd)』(2003)『Abbey Road of Mexico』(2004) も最高でした。

Pascal FEOS - Synaptic (Level Non Zero/2006)
Amazon.co.jp >> iTS >> 過去レビュー >>
ベテランがシーンの動向を見据えながら、オリジナリティを失わず良質な作品をリリースしてくれた恐るべき1枚。

Trentemøller - The Last Resort (Poker Flat/2006)
Amazon.co.jp >> iTS >> 過去レビュー >>
シーンやジャンルのボーダーを小気味良く無意味化していく若手の急先鋒による1st(の2CDの2枚目)。ギラギラしたサイケなシンセがカッコ良いです。

Underworld - Live In Tokyo 25th November 2005 (underworldlive.com/2005)
Amazon.co.jp >> iTS >> 過去レビュー >>
Underworldの昨年のエレクトラグライド東京でのライブ録音盤。内容にも、CD3枚のボリュームにも満足です。
買って来てくれたlunemusiqueさんは神様です。

Villalobos - Fizheuer Zieheuer (Playhouse/2006)
Amazon.co.jp >> iTS >> 過去レビュー >>
2006年の最終コーナーを曲がり切って直線の後半で滑り込んだ1枚、かつ、シングルだけど無理矢理ランクイン(70分以上ある作品だから許せw)。
このダビーなトリップ感はずば抜けたヤヴァさ。最高のスタッフ。

Susumu Yokota - Triple Time Dance (Koplatiko/2006)
Amazon.co.jp >> iTS >> 過去レビュー >>
この【びびんばが2006年に聴いた音盤10枚】は基本期に順位を決めていないんだけど、今年に限って言えば1位はこのアルバムに捧げたい。
失礼な書き方を承知でさせて頂くけど、これは横田進の復活作!
3拍子のハウス/テクノ。聴ける・踊れる・オリジナル、と評価も3拍子揃った、今年最大の衝撃と興奮。横田さんはやはりすごかった!

あと、今回は次点として、ヤン富田 - フォーエバー・ヤン ミュージック・ミーム2 (ASL Research Service/2006)過去レビュー >>)の名前も挙げておきたいと思います。果たしてDoopeesの2ndアルバムは本当に出るんでしょーか!?

最後になりましたが、本年も当blogに遊びに来てくれた皆様、コメントしてくれた皆様、本当にありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願いしまーす。
それでは皆様、良いお年を。Até Já!
by びびんば 2006-12-31
スポンサーサイト



Villalobos - Fizheuer Zieheuer (Playhouse/2006) 

Villalobos - Fizheuer Zieheuer
Label: Playhouse (Play CD021)
Format: CD
Released: 2006
試聴 >>
Amazon.co.jp >> iTS >>
大掃除が微妙に終わらないびびんばです、こんばんは。
今年のディスクレビューもこれが最後。次回は【びびんばが2006年に聴いた音盤10枚】をやりますよ。

さてさて、Ricardo Villalobosと言えばRichie Hawtinと並んでクリック/ミニマル界隈では人気者な訳ですが、先日リリースされたシングル『Fizheuer Zieheuer』がたいへんやばいことになってます。「Fizheuer Zieheuer」って曲は彼のライブではおなじみの曲らしいんだけど、これが37分もあるのね。しかもその曲のクラブ仕様バージョン「Fizbeast」も35分以上で、2曲入りシングルなのに70分超えちゃってる。お前はX Japanか!、ってツッコミは若い人には訴求しなさそうだから軽く流すとして、その内容も、一聴するともはやテクノとは言い難いようなミニマル・ダブ。ダビーなミニマルじゃなくて、ミニマルっぽいダブね。ダブが基本、これ大事ね。
「Fizheuer Zieheuer」は抑えめのホーンのフレーズが繰り返される中、トツトツとしたビートと、うねんうねんとまわるエフェクトが、目の前の景色を次々と違ったものに変えていく。かと思ったら、自分自身もいつの間にか縦にみよーんと伸びてたりなんかして、突然ホーンが高らかに鳴り響いたかと思えば、気付いたら今まで来たことのない場所に自分は立っていて、でも実はたった半径1mほどの場所を何度も何度もただぐるぐると回っていただけだった、みたいな、不思議な世界。包み隠さず言ってしまうと、クサ系の音なんだけど、めちゃくちゃ曲がるわー、気持ちいいー(悪りいー)みたいな感じかなあ(笑)
まあ冗談(?)はともかく、こんな逸脱した音が突然出て来るからテクノはやっぱり面白い。メインストリームから積極的に外れよう外れようとする意識こそがテクノなのだと言い切ってしまえば、このVillalobosのシングルは、今年最もテクノ的な作品であったと言えましょう。
ちなみに「Fizbeast」の方も、ホーンの音がなくなってビートの音圧を強めにエディットされてはいるけど、基本的に同じ性質。DJはこちらの方が使いやすいかもしれないけど、30分以上ある曲をどうやって使うのだろう、と思ったら、12"の方は15分と22分なんだと(それでも長いけど!)。
Tracklisting >>