Jay Haze - MindinBusiness Part1 "The Minimal Grind" (Tuningspork/2006) 

Jay Haze - MindinBusiness Part1 "The Minimal Grind"
Label: Tuningspork Records (tsporkcd002-2)
Format: CD×2
Released: 2006
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先日(と言ってももう10日ほど前ですが)、ひっさしぶりにアメ村でレコ屋巡りをしたんですが、いやもう何か、残念なことに完全に終わってましたね、アメ村。全体的にさびれてどんよりしていて、服屋もレコ屋もエッジな感じがまったくしなくて。僕が学生の頃はもっとわくわくする場所だったんですけどね。やっぱり昨年タワレコがなくなったのがダメージ大きいんだろうかなあ。て言うかやっぱり不景気なんですよね。内閣府の月例経済報告なんて嘘ばっかりですよ。大企業と外国企業(主に米資本)の優遇だけで景気が回復するんなら経済学いらんっちゅーの!

最新型テクノ(ミニマル)のショーケース、フィラデルフィア出身で現在ベルリン在住というJay Hazeによる2枚組ミックスCD。
自身の関わったトラックが大半を占めてますが、この底なし沼のようなドロドロな感覚には簡単には抗し難いものがあります。このドロドロ感はMatthew Dearなんかにも近い気がするけど、Matthew Dearみたいにパキッとした感じじゃなくて、本当にズブズブのグルーヴ。好き嫌いは別れるかも知れないです。でも、軽快な部分もないわけではないので、夜のお供に丁度良いかも知れません。ただ、聴くのに結構体力を要するアルバムかなあという気もします。2枚組やしね。
あと、#2-11のKrak Street Boyz「Higher Than You」、コレ最高(笑) アホや、ここにアホがおるわ・・・。
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Misstress Barbara - Come With Me... (Uncivilized World/2006) 

Misstress Barbara - Come With Me...
Label: Uncivilized World (Human21)
Format: CD
Released: 2006
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今日まで3連休です。ほぼ引きこもってます(お家大好きっ子なので)。

カナディアン・フィメールDJ、Misstress Barbaraによる1年ほど前のミックスCD。このひともハードミニマル/ハードテクノからミニマル/エレクトロハウスに移行したDJのひとりですね。しかしハードミニマル時代はいまいちパッとしない印象が強かったので、このミックス聴く限り、その転向は成功してるんじゃないかと。
昨年くらいからの流れでもある、シカゴアシッドを現行のミニマルに変換したようなトラックから、徐々にエレクトロなフレーヴァーを強め、次第にサイケデリックで鮮やかな色身を帯びていくという一連の流れは、僕が今いちばんテクノに求めてるものの典型。まあ簡単に言えば今の気分ってことなのだ。
テクノを聴き始めた頃、そこに何を求めてたかというとやっぱし刺激物としての音楽だったと思うですヨ。若かったからかも知れないけど、昔は情感に訴えてくるような音楽は重過ぎて鬱陶しいだけだったなあ(今では全くそんなことないですが)。そんな感覚を思い出させてくれるのがこの辺の流れってことで。
TrentemøllerにDominik Eulbergという注目のプロデューサーの関わったトラックを2曲ずつ使用しているあたりは、ちゃんとわかってんなあという印象。ところでJames HoldenのBorder Communityからのシングルってもう出たの?
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Swayzak - Himawari (Medicine/2000) 

Swayzak - Himawari
Label: The Medicine Label (MED9616-2)
Format: CD
Released: 2000
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"Tony vs. Paul"
http://www.youtube.com/watch?v=AJzU3NjDikY
これ、よくできてんなあ。(こうさん教えてくれてありがとう!)

UKのテックハウス系デュオSwayzakの2000年の2ndアルバム。タイトルはニホン語の向日葵なのかな?
ビート感が心地良いミニマルなテックハウスが基本。なんだけど、ところどころにダブやニューウェーブ趣味がにじみ出してるのが彼らの特徴であり面白いところではないでしょうか。
また、ヴォーカリストをフィーチュアしたいくつかの曲ではメロディアスながらもクラブトラックしてキチンと成立する音作りがなされていたりして、なかなか侮れません。
知名度はそれなりにあるけど、評価はいまいち地味なSwayzakですが、個人的にはこういった聴きやすいミニマルハウスがいちばんしっくりと来ます。
そんな彼らの音楽性をまとめて知るには、昨年出た『Route de la Slack: Remixes & Rarities』というCD2枚組のリミックス&ベスト仕事集が良さそう。
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Hiroshi Watanabe - Genesis (Klik Records/2007) 

Hiroshi Watanabe - Genesis
Label: Klik Records (KLCD032)
Format: CD
Released: 2007
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1年振りにCD棚(コレをひたすら並べてます)の整理をしました。しかし整理する度に棚からはみ出たCDが増えていくという不可思議な現象が起きるんですけど、何でなんでしょうねえ?(笑)

繊細、清涼感、疾走感、ダンサブル、淡い、たゆたう・・・。
ワタナベヒロシ氏の本名名義での初のオリジナルアルバムを表現するのに思いつく単語を並べるとこんな感じ。まあつまりは、基本的にはいつものワタナベヒロシなのだ。(あれ?)
前作Kaito『Hundred Million Light Years』(過去レビュー >>)に感じた重ためのメロディーは美しく昇華しており、ソウルフルなフュージョンテックから、ダンストラックに特化したミニマルにデザインされたテックハウスまで、そしてそこに彼ならではの美しく切ない清流のようなシンセサウンドが織り込まれる。このアルバムは、本当に涙が出そうな傑作。とにかく#02「Illumination」だけでも聴いてくれよ。
これはワタナベヒロシがTreadやKaitoで続けて来た一連の作風の到達点であり、きっと記念碑的な作品となることでしょう。
ちなみにこの商品も、タワレコで抱き合わせで注文した商品がキャンセルになったおかげで手元に届くのが遅れたんですが、これ、またもや特殊パッケージなんすね。ギリシャのKlikというレーベルがいかにワタナベヒロシという才能をスペシャルなものに考えているかということがよくわかって良いんだけど、やはり特殊パッケージはかさばるのがよろしくないわ。このアルバムに無理矢理ケチつけるとしたらそこだけ。
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Vince Watson - The eMotion Sequence (Delsin/2006) 

070223.jpgVince Watson - The eMotion Sequence
Label: Delsin Records (60DSR/VWS-CD1)
Format: CD
Released: 2006
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マンガは昔みたいに読まなくなって久しいですが、それでも子どもの頃から当然のようにあった雑誌がなくなるというのは何とも言えない気持ちになったりします。ってゆーか『月刊少年ジャンプ』のサイト見ても知ってるマンガなんてひとつもなかったけどな。

繊細、清涼感、疾走感、躍動感、エモーショナル・・・。
Vince Watsonのニューアルバムを表現するのに思いつく単語を並べるとこんな感じ。まあつまりは、基本的にはいつものVince Watsonなのだ。
ただ、アルバム全体が金太郎飴的なつくりではなくって、世界中のダンスフロアを揺さぶるであろうフロアチューンからホームリスニング向けのヘッドミュージックまで、ハードなユーロ・デトロイティッシュ・テクノからスペイシーなエレクトロニック・フュージョンまで、といった感じで振り幅はかなり広がってるし、何よりオリジナル・デトロイトテクノに噛み付かんばかりのイキオイでジャズからの影響を振りまき、心の琴線を深く震わせる絶妙なシンセワーク!
このアルバムが実はメイ牛山ことDerrick MayのTransmatからリリース予定だったという逸話もこれを聴けば納得で、Vince Watsonは、このアルバムで単なるデ市フォロワーから数歩抜きん出ましたね。
タワレコで抱き合わせで注文した商品の入荷が遅れた(ってゆーかキャンセル)おかげでこのアルバムを2006年のベストに入れそこなったので、かわりに2007年のベストに入れてやろうか。
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Dave Clarke - Remixes & Rarities 1992-2005 (Music Man/2007) 

Dave Clarke - Remixes & Rarities 1992-2005
Label: Music Man Records (MMCD026)
Format: CD×2
Released: 2007
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がまんの効かない子、びびんばです今晩は。明日はやめとこうとか思いながら毎晩ビールを呑んでしまう今日この頃、皆さんいかがお過ごしですか。

1994年、『Red.2』というたった1枚のシングルでテクノのメインストリームを一変させた衝撃以来、常にシーンの頂点に立ち続けている・・・のはウソで、一時期失速してたくせに持ち直し、見事這い上がって来た漢(おとこ)、Dave Clarkeのリミックス仕事を集めた作品集がCD2枚組で出ましたよ。
こいつの芸風は大きく分けて、ヘヴィーなブレイクビーツ、ヘヴィーなエレクトロ、そしてヘヴィーなシカゴ風テクノの3種類あるんだけど、メジャー仕事はたいていブレイクビーツかエレクトロをやってて、ドスーンといったバスドラが魅力的ではあるものの総じて凡作。文句なしにカッコ良いのはやはりヘヴィーなシカゴ風テクノをやったとき。『Red.2』と同時期の出世作Robert Armani「Road Tour」や、失速時代からの復活作にしてテクノシーンからの再評価を得た(と僕が勝手に思ってる)DJ Rush「Freaks On Hubbard」なんかは本当に神掛かり的にカッコ良くて、つまり、こいつにはもっとシカゴハウスのリミックスをさせろ、ってことなのだ。
ところでこのCD聴いてて初めて気が付いたんだけど、DJ HellのGigoloのエレクトロ3大ヒットことChristopher Just「I'm A Disco Dancer」、Zombie Nation「Kernkraft 400」、Fischerspooner「Emerge」をすべてリミックスしてるんだな、こいつ。だから何ってことはないんだけど、しかもHellのトラックだけ2曲も入ってるし、Dave Clarke = DJ Hell枢軸って、そんなコネクションあるの?
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【ワイン】 Royal OPorto Tawny 

ワイン名:Royal OPorto Tawny
種類:Vinho Do Porto
生産年:
生産地:Vila Nova De Gaia, Portugal
生産者:Real Companhia Velha
購入価格:もらいもの

最近、来月24日にやるmiss lune主催イベントのお手伝いをしています。先週の土曜日はハコの下見に行って来ました。イベント詳細は後日改めて告知しますので、このblogをご覧の関西在住の皆さん、万難を排して遊びに来ると良いよ!

世界三大酒精強化ワインのひとつであるポルト(ポート)ワインは、むかしむかし、ポルトガルの良質なワインを船でイギリスまで輸送する際に、ワインにブランデーを添加したのがはじまりだったのだそうな。
ポルトにはルビーやホワイトもあるけど、やはり一般的なのは琥珀色のこのタウニーポルトで、食後酒、特にデザートワインとして絶大な威力を発揮します。ブルーチーズと合わせるのが有名だけど、実はチョコレートにも合うのは、わが家ではもう常識! 今回はカカオ70~80%のチョコレートとともに頂きました。
ちなみにこのタウニーのハーフボトルは、いつもワインを箱買いするH屋さんからのもらいもの。
なお、家で「あちらのお客様から。」ごっこをやったかどうかについては定かではありません。

Drexciya - The Quest (Submerge/1997) 

Drexciya - The Quest
Label: Submerge (SVE-8)
Format: CD×2
Released: 1997
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大学生の時に作ったパスポートが今月で10年経って期限切れになるので、改めて、パスポートの更新に行って来ました。10年前初めてパスポートを作った時は、これから10年でこの査証欄をスタンプで埋め尽くしてやろうと思ったものですが、結局使ったのは数えるほどで、ページもスカスカです。次の10年こそスタンプで埋め尽くしてやりたいなあ。

1992年のレコード・リリース以来、URのダークサイドの一翼を担う傍ら、RephlexやWarpをはじめ、CloneやTresor、Kombination Researchなど、幾多のレーベルより複数の名義で作品を発表し続け、そして2002年に突然他界したJames Stinsonによるメイン・プロジェクト "Drexciya"。この度、1997年にリリースされて以来永らく入手困難となっていたDrexciyaのCD2枚組初期作品集が、大量のデッドストックが発見されたというストーリーの下リプレスされて、HMV、@TOWER.JP、CISCOの各オンラインショップ等で販売されました。
このことについては否定的な意見もあるようですが、単純に、今まで欲しくても手に入れることの出来なかった多くのリスナーの手にCDが渡るということは、別に悪いことではないと思います。もちろん僕もその多くのリスナーの内のひとりでして、いやー、このアルバム、本当に10年間探し続けてたんですよ。10年前のリリース当時、レコ屋の店頭で確か4,000円近い値段がついていて、買うのに躊躇したんですわ。当然すぐさま後悔したんだけど後の祭り、Amazonなんかでもとんでもない高価で取引されるようになったりして、今回こうして手元にあるのを見ると、とても感慨深いものがあります。

ここには初期URを受け継ぐ純粋なハードコア魂が存在する。むき出しのドラムマシンとむき出しのアナログシンセの凶暴な音がひたすら鳴り響くデトロイト・エレクトロ。確かに古臭い向きもあるかもだけど、明らかにKraftwerk~Juan Atkins直系のファンキーなエレクトロ・トラック群は、時代を凌駕して人々のソウルを揺さぶるものであると僕は確信します。
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DJ Skurge [UR064] - Radio UR... Vol.01 (Underground Resistance/2007) 

DJ Skurge [UR064] - Radio UR... Vol.01
Label: Underground Resistance (UGCD-UR003)
Format: CD
Released: 2007
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パスポートの更新手続きに行ったのにパスポートセンターの最寄り駅に着いた瞬間肝心のパスポートを家に忘れて来たのを思い出したり、近所に和食器の並ぶおしゃれなカフェを見つけたので後日行ってみると定休日だったり、最近はそんな日々。

UR音源を使用したミックスCDって過去にもたくさん出てたけど、今回の『Radio UR... Vol.01』には、URの新曲をミックスCD上で発表するというコンセプトがあるのだそうで。担当したのは、Drexciyaの血を引くAquanautsのメンバーとしてMad MikeやDJ D'jitalと共に活動する、コードナンバーUR064ことDJ Skurge!
ダークなエレクトロを中心に、フュージョンテック、アシッドテクノ、そしてハードコアテクノと、ここには僕の大好きなURのダークかつハードコアな一面が満載であります! このミックスCDと、以前紹介したDJ Dexの『Invisible Showcase Vol. 01 Part: One』及び『Part: Two』(過去レビュー >>)を聴いて、やっぱURっていいなあ~と、何か初心に戻った次第です。
あと、これは白眉だと個人的に感じたのは、ミックス終盤に「Acid Fog」というトラックが使われてるんですけど、これは『The Return Of Acid Rain: The Storm Continues』(1993) というEPに収録されたトラックなんですよね。G2Gのコンピも出たし、Drexciya『The Quest』も再発(?)された、残るはAcid RainシリーズのCD化だけなんだよ、何度も書いてるけど! ホンマ、頼んます!!
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VA - Dirty Crapz Compilation (Dirty Musik/2006) 

VA - Dirty Crapz Compilation
Label: Dirty Musik (DYMCD001)
Format: CD
Released: 2006
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いやあ、明日から3連休ですねえ。ま、俺は明日も明後日もf**kin'出勤なのでカンケーないですが!(あ、"f**kin'出勤" って良いライムじゃない?w)

華の都パリを拠点に、その名の通りダーティーなゲットーウイルスをヨーロッパ中に撒き散らすゲットーサウンドのEU出張所、Dirty Musikのレーベルサンプラー的ミックスCD。
レーベルのロゴには "Miami Bass" とか書いてるくせに、このCDはゲットーベース(ヒップホップ)ではなくゲットーハウス(ディスコ/シカゴハウス)がメイン。しかもかなりディスコ度が高くてオールドスクールな空気がプンプン! マイアミベースから派生したヒップホップを軸にしたゲットーベースと、シカゴハウスを軸にしたゲットーハウスは、元々似て非なるものだったわけですが、フランスでもニホンと同様に、両方がミックスされたゲットーシーンが形成されているみたいだ。まあ、もっとも今ではゲットーベースとゲットーハウス間の交流も普通にあるし、ゲットーベースからさらに派生したゲットーテックなんてのもあるし、もはやその辺りの線引きなんて無意味もいいところではありますが。
今年に入っても活発なリリースが続いてるみたいやし(WaxmasterにEric Martinって!!!)、こういうレーベルが頑張ってるって事実は、いちゲットーミュージックファンとしてもとても心強いことです。
ちなみにミックスのあとに、隠しトラックとしてDJ Assault「Yo' Relatives」とDa Lazy/CMDick/B.Freeze「Shout To 2 Live Crew」の2曲(共にEP『The Uncatchable Round 2』収録)が入ってます。「Yo' Relatives」はAssaultのサイトでフラッシュのPVが見れるんですけど、これが最高におバカなので前にも紹介したかもだけどオススメ(Jefferson Ave > Gallery >>)。
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Klaxons - Myths Of The Near Future (Polydor/2007) 

Klaxons - Myths Of The Near Future
Label: Polydor (1720652)
Format: CD
Released: 2007
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UK発、最新型のメディアハイプ "ニューレイヴ"。
ニューレイヴについては先ずlapinさんの記事を読んでもらうとして、そのニューレイヴの代表的なバンドがこのKlaxonsなのだそうです。
芸風的には、90年代初めに流行ったレイヴ(ハードコアテクノ)風のシンセのオケヒットのリフやジャングルっぽいブレイクビーツを、ギターやドラムを使ってバンドサウンドでやってみたっていう、実はアイディア勝負の一発ノリっぽい雰囲気がプンプンします。昔『Acid Brass』って、レイヴ期のアンセムをブラスバンドでカバーしたというおバカなアルバムがありましたが、ノリとしてはそれに近いような気すら・・・。
先にシングルCD『Xan Valleys』を聴いた時には、レイヴ調のギターリフなんかがカッコいいし、新しい感じもしたんだけど、いかんせんアルバムではそういう曲調以外の部分がめっさフツーというか、凡庸なロックバンドにしか感じないですわ。ヴォーカルも線が細いし、だいたいダンスシーンに根差した音楽とも思えないしなあ。
と言う訳で、シングルは聴いても、このアルバムはもう聴くことはないかも知れません。ニューレイヴ自体、来年の今頃には物笑いの種になってたりして(今でもなってるって?)。
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Hug - Heroes (●KOMPAKT/2007) 

Hug - Heroes
Label: ●KOMPAKT (●KOMPAKT CD 55)
Format: CD
Released: 2007
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もう1枚John Dahlbäckを。前回紹介した傑作アルバム『At The Gun Show』リリースから1~2ヶ月しか経ってないのに早くもニューアルバムが出ました。今度はHug名義で、●KOMPAKTのサブレーベルK2から出てたEPからも何曲か収録。親レーベル●KOMPAKTに出世(?)してのリリースです。
その作風はブリープアシッド・ミニマルテクノといったもの。
ここで言うブリープとは、Alter Egoみたいなブリブリしたやつじゃなくって、Dan Bellみたいなモノフォニックなやつでもなく、最初期のWarpなんかのノーザンハウス(ブリープハウス)みたいな音のことね。アーティストで言うと、LFOとかSweet Exorcistみたいな、生の電子音がピーとかプーとかいうやつね。それらが、シカゴハウスを今風のミニマルにシフトさせたかのようなリズムに同期してる。
(しかしそもそもブリープハウスって、シカゴから生まれたアシッドハウスのUK解釈だったわけだから、ブリープアシッドって表現は二重装飾のような気もするけど、わかりやすいからまあいいか。)
この名義になると、本名名義よりもテクノ(ミニマル)寄りというか、プロッグ譲りのトランシーでビキビキにエレクトロニックな音よりもちょいディープというか、でもドラッギーな部分は全然変わってないというか、このひと若いのにやっぱりわかってんなーというか、末恐ろしいというか(笑)
あのー、とにかくこのひとは今いちばんノリにノッてるプロデューサーのひとりですね。テクノ好きは聴いとかないとヤヴァいですよ、きっと。
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John Dahlbäck - At The Gun Show (Pickadoll/2006) 

John Dahlbäck - At The Gun Show
Label: Pickadoll Records (PICLADOLL 01-2)
Format: CD
Released: 2006
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昨夜は友達夫婦と日本橋にある和風広東料理のお店に行きました。美味しかったなあ。吉本の某芸人もお客で来てました。普段TVで見るよりオシャレでしたよ。「ドゥーン!!」ってやってもらえば良かった(笑)

2005年にリリースされたアルバム『Man from the Fall』なんかで見られる覚醒的でアシッドなギラギラしたシンセワークで一気に個人的注目株の1人になってしまったスウェーデンのJohn Dahlbäckによる、昨年末頃に出たニューアルバム。リリースは自身のPickadollから。
ハウシーな#01と非常に美しいアンビエンティッシュなメロディーの#02に続いて、#03以降はミニマルのグルーヴを基準においたトランシーなエレクトロハウス攻め。ミニマル、エレクトロ、プロッグ、アシッドといったハウス/テクノのスクランブル交差点に位置し、どのシーンにも対応可能な音。ビッキビキにエレクトロニックで、しかもクオリティを全く落とさない。
いやはや、今年もJohn Dahlbäckには注目ですぞ。
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Clap Your Hands Say Yeah - Some Loud Thunder (Clap Your Hands Say Yeah/2007) 

Clap Your Hands Say Yeah - Some Loud Thunder
Label: Clap Your Hands Say Yeah (CHY2 68611-2)
Format: CD
Released: 2007
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Mercury RevのDave Fridmannという外部プロデューサーを迎えてのCYHSY待望の2nd。楽曲自体は1stアルバム以前に作られたものばかりらしいが、アレンジメントが1stアルバム過去レビュー >>)の頃と比べて格段に音楽的な奥行きを増している。
だけど1stよりつまんない・・・。
僕はヘロヘロで混沌としたあの "ぐちゃっ" とした感じがこのバンドの魅力だったと思っていて、それはこの2ndアルバムでも勿論損なわれてはいないんだけど、どこか音楽的に理路整然とした感じがどうもつまらなく感じるなあ。
でも、CYHSY的インディーダンスロックの典型「Satan Said Dance」はやっぱりどう聴いてもイカすし、それより何よりラストの「Five Easy Pieces」なんて、7分近くあるソフトサイケロック。これは次元を超えてるわ!
てなわけで、決して悪いアルバムではないですよ。ただ、1stの方がもっと素晴らしすぎたってだけなんですよ、きっと。
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Luke Slater - Fabric 32 (Fabric/2007) 

Luke Slater - Fabric 32
Label: Fabric (FABRIC63)
Format: CD
Released: 2007
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かつてSubvoiceの佐久間英夫をして "UKで最も信頼のおけるテクノ・アーティスト" と言わしめ、Planetary Assault Systems名義のハードミニマルから7th Plain名義のアンビエントまで、多彩な才能を発揮していたLuke Slater。個人的にも昔から大好きで思い入れの強いアーティストだったのですが、近年はLuke Slater名義でのニューウェーブ/エレポップ路線での活動も鳴りを潜めていたところ、昨年オウン・レーベルMote Evolverを立ち上げ、そしてロンドンの人気ミックスCDシリーズ "Fabric" の最新作を担当と、いよいよ活動を再開してきた模様です。
本作は、シカゴっぽいミニマルで始まり、テクノ(ミニマル)とエレディスコ/テクノエレクトロの間を行ったり来たりしながら最後はミニマル・ダブで終わるという、普通で考えるとまとまりのないミックスになりがちなところを、ベテランの技量なのか、統一された世界観で見事にまとめられています。現在のシーンの空気感と、ここ数年の本人のニューウェーブ/エレポップ路線の作風もきちんと盛り込まれており、1本筋が通った、良く出来たミックスCDだと思います。
ただ惜しむべくは、これが "Luke SlaterのミックスCDである" ということ。
良くも悪くもこぢんまりとまとまっていて、逸脱した面白さや理屈を吹っ飛ばすくらいのパワーが感じられないんすわ。これがもし無名のDJのミックスであったなら、もう少し高い評価を与えてしまったかも知れないなあ。
やはりLuke Slaterにはいつだって大きな期待を抱いてしまうのでした。次作のオリジナル・アルバム(Luke Slater名義なのかP.A.S.名義なのかはわからんけど)に期待だ。
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Vince Watson - Echoes From The Future: View To The Past (Bio/2005) 

Vince Watson - Echoes From The Future: View To The Past
Label: Bio (BIO 017 CD)
Format: AAC
Released: 2005
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昨2006年のテクノシーンは、何度目かのデトロイト・リバイバルと、クリック/ミニマルの発展型サウンドの二極化がさらに押し進められた1年だったように感じます。今まで、個人的には後者の方ばかりを好んで聴いて来て、前者の方、まあデトロイトのオリジネーターやネイティヴ達の音楽は別として、フォロワーたちの音楽にはあまり関心を持てずにいたのですが、昨年は遅ればせながらそういったデトロイト・フォロワーと呼ばれるひとたちのサウンドにも、少しずつ興味の幅を広げていった1年でした。そのきっかけとなったアーティストこそ、Vince Watsonそのひとであります。
本当ならニューアルバム『The eMotion Sequence』を紹介したいところなんですが、タワレコのネット通販で一緒に注文した商品の入荷が遅れているため、未だ手元に届いていないんですよ。
そんなわけで今回は、先日Beatportのクーポンが届いたので何に使おうかと色々サイト内を見ていた中で見つけて、即購入した『Echoes From The Future』を紹介します。

これ、前々から欲しかったアルバムで、Vinceの主宰するBioの音源を、Vince自身がAbleton Liveを使用してミックスしたものです。デトロイト譲りのアトモスフェリックで清涼感あるストリングスとハートに染み入る繊細でメロディアスなシンセ、そしてヨーロピアンなハードテクノ譲りの力強い疾走するダンスビートが融合した、Vince Watsonの魅力的なサウンドを思う存分味わうことができる素晴らしいお買い得アルバムです。
しかも、BeatportならAACもしくはMP3形式のサウンドファイルがたった1.49US$で購入できますよ(購入ページ >>)。アルバム単位で買うと9.99US$なんだけど、中身はこの1ファイルのみですから実に謎な価格設定ですわ。このアルバム欲しいけどまだ持ってないってひとには、Beatportのアカ取ってでも買え、と言いたくなる(笑)1枚。
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