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 2007年09月 

Markus Guentner - Lovely Society (Ware/2006) 

Markus Guentner - Lovely Society
Label: Ware (ware cd 15)
Format: CD
Released: 2006
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本日、抜歯跡の抜糸でした。これで酒が飲める酒が飲める酒が飲めるぞ~。
そうそう、1週間のらまだんで若干やせましたよ。皆さんも一度どうですか? 抜歯ダイエット。

●KOMPAKTとWareから2枚ずつアルバムをリリースしているMarkus Guentner。本作はWareからの2枚目に当たる昨年リリースの最新アルバム。ちなみにWareは、このblogでは何度もプッシュしているMathias Schaffhäuserのレーベルです。
レーベルカラーに沿ったミニマルハウスを軸に、時おりミニマルテクノっぽさも出しながら、ウワモノはあくまで繊細、を通り越して微細で優しい。総じて地味なトラックばかりではあるが、ときに軽快でときに浮遊感のあるメロディが心地良くスッと心に染み込んで来る。また、実は低域がかなり重たく出ているので、クラブの音響で聴いてみたいと思わせる内容。DJにとっては使い勝手が良いアルバムなんじゃないかな。
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Hernán Cattáneo - Renaissance: Sequential (Renaissance/2006) 

Hernán Cattáneo - Renaissance: Sequential
Label: Renaissance (REN26CD)
Format: CD×2
Released: 2006
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プログレッシヴ・ハウス界では絶大な人気を誇るという(スイマセン、詳しくは知りません)アルゼンチンのDJ/プロデューサー、Hernán Cattáneo(エルナン・カッターニョ、かっこいい名前!)の昨年のミックスCD。
テクノがプログレッシヴ・ハウスに接近していると同時にプログレッシヴ・ハウスのミニマル化も顕著な昨今の風潮を反映しており、ミニマル、エレクトロ・ハウス、プログレッシヴ・ハウス、トランスをCD2枚に渡って縦断。●KOMPAKTのGui Borattoでスタートして徐々に温度を上げていく様が気持ち良い。プログレッシヴ・ハウスならではのドラッギーで金属的なシンセラインやトランス寄りなわかりやすいメロディーはときとしてトゥーマッチに感じるものの、いっときのユーロトランスほどベタベタ感もなく、案外シャープな音像なので充分聴ける。まあ、若干初心者マークのひと向けのサウンドかも知れない感じがなきにしもあらずですが。
「今からテクノを聴こうと思うのなら、先ずはプログレッシヴ・ハウスを聴け!」などという、ひと昔前であれば禅問答にしか聞こえなかったような台詞も、今現在、きちんと成立してしまうのが現在のテクノシーンの一端です。
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Autechre - Incunabula (Warp/1993) 

Autechre - Incunabula
Label: Warp Records (WARP CD 17)
Format: MP3
Released: 1993
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手術翌日の日曜日、明け方まで断続的に出血が止まらず、左アゴがはれて顔の輪郭が変わっちゃってるなか、昨年に引き続きプリンスアイスワールド大津公演に行ってきました。S席最前列というバッチグー(古)な席。こういう座席運は俺らほんとツイテルんだわ。プリンス独特の演出も2回目ということで耐性が出来て、何かだんだんこれはこれでオッケーのような気になってきました(笑)。それにしても、先月新横浜で見た時も思ったけど、荒川静香さんものすごい痩せてるけど大丈夫か!? あと、恩田美栄さんビールマンスピン出来たのか! 現役中に見たかったぞ(いや、普通のスピン自体もすごい速くきれいになっててびっくりしました)。

1993年、Warpの "Artificial Intelligence" シリーズ第7弾として発表されたAutechreの1st。
Richard D. Jamesの敷いた道に続いたインダストリアル・ヒップホップとすべてのエレクトロニカの始祖。僕、やっぱりノイジーでメタリックなブレイクビーツが大好きなんだなあ・・・。

ところで現在BleepではWarpのアルバムが1枚あたり6.99US$で叩き(?)売られてますよ。僕はカートに入れすぎてまだクリック出来てませんが、今月いっぱいみたいなのでちぇけらー!!
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【ビール】 アサヒ 本生 クリアブラック 

11月までの限定醸造というアサヒ本生(発泡酒)の黒。先日実家に帰った際に父にお土産に持たされました。
グラスに注ぐと缶のイメージと違ってかなり濃い黒の液体なんだけど、泡は何故か白っぽい。そして飲んでみると、その目で見た黒い液体が嘘だったかのように黒ビールらしさがほとんど感じられないのにびっくり。
僕は黒ビールの甘みや味わいのある苦みが好きなんだけど、これはさすがアサヒ、ちょっとドライ過ぎるなあ・・・。
父上、もしや自分が飲まないから僕に持たせたわけではありますまい? (いや、けしてそんなことはないと思いますが・・・。)

相方のひとこと「にがい!」

【ビール】 サッポロ ドラフトワン 

今日はさすがにアルコール飲めないので(涙)せめてblogだけでも・・・。

第三のビールの中では僕はこのドラフトワンがいちばん好きでした。先週久しぶりに買って飲んでみたけど、基本的に薄い。水みたい。換言すると、嫌な雑味がなくて飲みやすい。どんなシーンにも対応可能とはよく言ったもの。これからも便利に使えそうです。
パッケージは前の方が良かったな。

相方のひとこと「コロナより薄い!」

Luke Vibert - Chicago, Detroit, Redruth (Planet-μ/2007) 

Luke Vibert - Chicago, Detroit, Redruth
Label: Planet-μ (ZIQ175CD)
Format: MP3
Released: 2007
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はい、横に寝て前に向いて生えていた親不知、引っこ抜いてきました(正確には粉砕)。今回は左の上下。抜く時は2年前の前回ほど痛いめに合わなくて助かりました。ただ、ぼちぼち麻酔が切れはじめて痛くなってきました、ううう・・・。そんなわけで気を紛らわすためにblog更新。

さて、このblogではさんざん取り上げてる僕の大好きなLuke Vibertですが、今年2作目のアルバムは本名名義で(今年1作目のレビューはこちら)。Planet-μからは2枚目のアルバムになります。
今作も例によってアシッド・エレクトロに決まってるさ、と思って聴いてみると、#01は軽快なジャズピアノのサンプルが跳ねるブレイクビーツ。おっ、これはWagon Christ名義の大傑作アルバム『Tally Ho!』の再来かッ!! #02以降もまさしくLuke節、オプティミスタっぷり全開のブレイクビーツだったり。#03のスピーク&スペルが喋りまくるアシッド・ブレイクビーツハウスや#07のペラペラのリズムがLukeっぽいアシッドハウスなど、アシッド・サウンドも健在。ジャングル/ドラムンベースはやってないにしても、このアルバムはこれまでのLukeの活動の総決算のように聴こえます。傑作!

それにしても、Planet-μはいま本当にイキオイのあるレーベルですね。μ-Ziqはもちろん、このLuke Vibert、前回取り上げたShitmat、そして何と元No Future一派のNeil Landstrummまでもがアルバムをリリースしている。いまやここがエレクトロ/ブレイクビーツ・ミュージックの最前線でしょう。

(気づけばLuke Vibert、もうニューアルバム出てます! 『Moog Acid』。創作意欲あり過ぎ!)
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Shitmat - Killababylonkutz (Planet-μ/2004) 

Shitmat - Killababylonkutz
Label: Planet-μ (ZIQ089CD)
Format: MP3
Released: 2004
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Shitmatがμ-ZiqのPlanet-μで展開しているアーメン・ジャングルについては『Full English Breakfast』(iTSへのリンク)という大傑作アルバムや、『Grooverider』(iTSへのリンク)というリリース間もない最新アルバムがありますが、今日紹介するのは何故か2004年の1stアルバム(なのかな?)。
#01の「Original Babylon」がその名の通りオリジナルだと思われ、ほかに8ヴァージョンの「Babylon」と#06「On A Ragga Shit」という曲が収録されている。トラックはアーメン多用のハードコアなラガ・ジャングルが基本で、その中にも大ネタサンプルやブレイクコアっぽい音作りが見られる。アーメン好き、ラガ・ジャングル好きにはたまらんものがありますなあ。

さて、親不知でも引っこ抜きに行って来ようかな・・・(鬱)
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Shitmat - Hang The DJ (Wrong/2006) 

Shitmat - Hang The DJ
Label: Wrong Music (WNG011CD)
Format: MP3
Released: 2006
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明らかにどこかの某人気2人組DJユニットのパロディであると思われる、ハードコア界の鬼っ子Shitmatによるブレイクコア版マッシュアップ作品。ブレイクコアと言えどダークな音像は一切なく、あふれんばかりのユーモアが全体を覆い尽くしていて、これはもうげらげら笑うしかない。
それでもShitmatの本領は、やはりレイヴィーなアーメン・ラガ・ジャングルによって発揮されるのです。
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DJ Rush/Felix Kröcher - U60311 Compilation: Techno Division Vol.6 (V2/2007) 

DJ Rush/Felix Kröcher - U60311 Compilation: Techno Division Vol.6
Label: V2 Records (UNI048052)
Format: CD×2
Released: 2007
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最近テクノシーン全体がディープめな音に傾きすぎてるとお嘆きのハードミニマル・ファンの皆様、お待たせ致しました! ゴリゴリのシカゴテクノを聴かせるDJ Rushと、バキバキのシュランツを聴かせるFelix KröcherによるダブルネームのDJミックスですよ。
先ずはDJ Rushによるゴリンゴリンのシカゴテクノ・ミックス。"シカゴテクノ" って呼び名は実はあんまり流通してないんだけど、シカゴハウスのテイストやグルーヴを持ったテクノのことを佐久間英夫氏がこう呼んでいて、わかりやすくて良いなあと思ったので僕はよく使わせてもらってます。DJ DeeonやBeltramなんかのトラックを使った前半はまさにシカゴ・ライクなテクノ。ジャストなグルーヴが基本です。中盤、自身の「Get On Up」のChris Liebingによるリミックスで一気にピークへ。うわあ、久し振りに聴いたけどこのトラックやっぱカッコイイ! 終盤はBPMも上がり目のちょいハーコーな展開へ。
一方今年のWIREでニホンでの人気を不動のものにした感すらあるFelix Kröcherのミックスは、意外や意外、前作(過去レビュー >>)と比較するとBPMはかなり抑えめ。中盤ラテントライバル・タイムもあったりして、これはほんとに一昔前のハードミニマルだわ。ラストは自身のトラックで、一歩間違えばハッピーハードコアかってくらいアゲてくんだけど。
それにしてもこのミックスCD聴いて感じたことは、とうとうハードミニマルもノスタルジーの対象になったのかということだなあ・・・。
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Motor - Unhuman (NovaMute/2007) 

Motor - Unhuman
Label: NovaMute (NOMU177CD)
Format: CD
Released: 2007
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今年のWIRE出演も果たしたアメリカ人とフランス人によるロンドンのバンドの2nd。
ロックっぽい雰囲気のあるテクノだっていう評判を聞いてたんだけど、なるほど、これはエレクトロニックボディミュージック (EBM) にブリープやアシッドを加えてテクノっぽくアップデートしたものですな。バンド名も、アルバム・タイトルも、アーティストイメージも、すべてEBMの文脈で読むと辻褄が合う。俺のカラダの筋肉はどれをとっても機械だぜ!
HMVのインタビューを読むと、アメリカ人の方の好きなアーティストがNizzer EbbにDAF、LFOっていうのがまんま過ぎ、って言うかその答えは優等生過ぎるんじゃないか。というわけでこのバンドの中でイニシアチブを取っているのはこのアメリカ人の方なんだろうな。フランス人の方はとにかくMr. Oizoが好きな感じだけど、こっちの方の個性ももう少し出るようになるともっと面白くなりそう。
まあ今でも悪くはないけど、この音は僕にはちょっと中途半端に古くさく感じてしまいます。
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Modeselektor - Boogy Bytes Vol.03 (BPitch Control/2007) 

Modeselektor - Boogy Bytes Vol.03
Label: BPitch Control (BPC 151CD)
Format: CD
Released: 2007
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毎回担当アーティストのヘンガオでオナジミのBPitch ControlのDJミックス・シリーズ "Boogy Bytes"。第3弾はBPitch Controlの変態部門担当、Modeselektor!
ニューアルバムが出たタイミングでこのDJミックスCDを紹介するのもちょいビミョーですが、まあ気にせず参りましょう。とりあえず彼らのノンジャンル感が先ず気持ち良くて好きなんですが、2 Many DJsみたいに「たーのしーーー!!!」って感じじゃなくって、ジャーマン・エレクトロの中にエレクトロミニマル、フレンチ・ヒップホップ、ダブステップ、エレクトロニカといった雑味が良い意味で感じられるといったところ。
ラストはRadiohead「Idioteque」でキレイにシメてるんだけど、この曲をミックスCDに使ってるのを聴くのはこれが2度目だ(1回目はDave Clarkeのんでした)。Thom Yorkeは彼らのニューアルバムにも参加してるし、こんなところにも人脈が!?
個人的には、めがね~ずを真面目にやればこんな選曲になるのかもな~、なんて思います(笑)
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The Velvet Underground & Nico - The Velvet Underground & Nico (Verve/1967) 

The Velvet Underground & Nico - The Velvet Underground & Nico
Label: Verve Records (V6-5008) / (823 290-2)
Format: LP / CD
Released: 1967 / 1986
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昨日のSuicideもそうだけど、NYパンクを聴いてたら当然の如くこのバンドに戻ってしまった。ヴェルヴェッツ!
ユルいよー。トロトロですわ。このダウナー感、気怠さは多くのNYのバンドの特徴でもあると思うのですが(最近だとClap Your Hands Say Yeahとか)、元凶(?)はこのアルバムでしょう。
退廃の美学と快楽。

(僕は#01の「Sunday Morning」が大好きなんですが、本日、日曜日の朝、これを聴いていました。)
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Suicide - Suicide (Red Star/1977) 

Suicide - Suicide
Label: Red Star Records (RS 1) / Mute Corporation (MUTE 9104-2)
Format: LP / CD×2
Released: 1977 / 2000
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アヴァンギャルド・エレポップ・パンク!
1977年当時にこんなの聴かされたひとたちのほとんどは、狂人の作った音楽にしか聴こえなかったんじゃないだろうか。
刹那と退廃。
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Aril Brikha - Winter EP (●KOMPAKT/2007) / Akire (Poker Flat/2007) 

Aril Brikha - Winter EP
Label: ●KOMPAKT (KOM 151)
Format: MP3
Released: 2007
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Aril Brikha - Akire
Label: Poker Flat (PFR 083)
Format: AAC
Released: 2007
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ちょっとタイミングを逃して紹介出来なかったAril Brikhaの復活シングル2枚(ちなみにこのあと5月にPeace Frogからアルバム『Ex Machina』が出てるのですが、残念ながらまだ聴けてません)。『Winter EP』はBeatport、『Akire』はiTSにて購入。僕がEPをアナログではなくサウンドファイルで買う理由は、例えば2曲入りのアナログを1,200円出して買うよりも、サウンドファイル2曲を300円とか400円で買った方がお財布に優しいという、単にそれだけの理由です。まあ僕はDJでもないし、iPodで聴くのもCD-Rに焼くのも楽やしね、て言うのは二次的な理由。
先ずAril Brikhaの復活作となった『Winter EP』は、#Aがいかにも最近の●KOMPAKTらしい扇情的なシンセラインがオーロラのように幾重にも重なりながらゆらめいて叙情的なメロディを奏でるという、美し過ぎる泣きのエレクトロミニマルで、●KOMPAKTのトランス・サイドを象徴している。Kaito『Contact To The Spirits』(過去レビュー >>)では感動的なラストを飾っていましたが、それまでデトロイトフォロワーだと思われていたAril Brikhaのこの作風の変化には驚かされました。今年出た曲の中で個人的には一番、かも知れない。#Bでは今までの作風に近いデトロイト印のシンセが光る。
一方『Akire』では、今度はいかにもPoker Flatらしいミニマルハウスの#A、「Sueno Latino」のような心地良いフレーズが浮遊感を感じさせる#B1、過去の作風に近いピュアテクノ風の#B2と、こうして並べて聴くと、共通しているのは非常に繊細な音作りと、決してフロアを熱狂の渦に巻き込むようなタイプではないけど着実にフロアを暖めてクラウドをきっちりとハメて行くグルーヴを持っているといったところか。一途な職人的なイメージもあったけど、実は結構器用なアーティストなのかもしれませんね。前述のアルバムは来月には僕の手元にも届くはずなので、楽しみにしています。
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Lovely Chords - The Lovely Cut (DJs Are Persons/2007) 

Lovely Chords - The Lovely Cut
Label: DJs Are Persons (Episode 10)
Format: MP3
Released: 2007-05-20
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ちょっとタイミングを逃して紹介出来なかったアルゼンチンのエレクトロ・ユニットLovely ChordsのDJミックスMP3。以前からLovely Chordsをプッシュし続けているmiss luneさんがたまたま(?)Lovely Chordsの記事を書いてたので、びんじょります。
基本的にいわゆるニューエレクトロ的なミックスなんですが(はい、僕も "フレンチエレクトロ" と呼ぶのをやめて "ニューエレクトロ" と呼ぶことにしましたのだ、ややこしいから)、ドイツ初のハウスミュージックのレコードとされるWestBam「Monkey Say, Monkey Do」や、シカゴアシッドのクラシックLil' Louis「Video Clash」(あれ? これTyreeのトラックじゃないの?)といった結構マニアックなクラシックス、それからCornelius「Beep It」あたりがミックスの振り幅を広げているように感じます。あと、JusticeやMSTRKRFTといったニューエレクトロの売れドコロを使ってないのも良い。
今ニューエレクトロのDJミックスってくさるほどたくさんあるけど、例えば必ずJusticeが使われていたりして、そういう意味ではまだまだ底の浅いシーンだと思うんですよね。一晩のプレイの中で例えばJusticeガラミのトラックを1曲も使わずにセットが成立するくらい層の厚いシーンになれば、もっと色々変わってくるのかなあと思います。

ちなみになんですが、Lovely Chordsの最新トラックはMr Brownのリミックス。下のリンクからダウンロード出来ますよ。
Mr Brown - I dance for money (Lovely Chords Remix) >>
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【ビール】 サントリー 金麦 

いわゆる "新ジャンル" という呼称についてはバーゲンブロー・ノイヴェルトの記事matsさんに教えてもらった通り、いわゆる第三のビールも含めたそれ以降のビール風アルコール飲料(?)の総称のようです。最近は発泡酒にリキュールを添加したものが世間のモードなのかな。
で、このサントリーの金麦も発泡酒のリキュール割りなんですが、各所でかなり評判が良いので飲んでみました。
先ず味覚を刺激するのは、結構強烈な麦芽っぽい苦み。あ~、なるほどね~。よくできてるわ、これ。同じサントリーのジョッキ生みたいな嫌な甘みがない。ただ、この苦みが最後まであとをひくのは好みが分かれるところかも知れないけど。あと、飲み続けると2缶目あたりから口内にかすかながら不自然なアルコール臭が残るのが気になるかな。まあそれでも普段飲みには充分堪え得るのではないかと。

【ワイン】 Muros Antigos Loureiro 2005 

これも昨年9月にマカオで調達したヴィーニョヴェルデですね。62.50パタカだったので千円前後ですか。
ワインは比較的置いといても大丈夫っぽい気はするのですが、やはりヴィーニョヴェルデはフレッシュなうちに味わうのが良いので、昨日ポルトガル料理とともに開けることに。
飲んだ第一声「うわ、うま!」
かなり輪郭のしっかりしたマスカットのようなフルーティーな味が前面に来るのですが、ヴェルデ特有のフレッシュなすっきり感のおかげでまったく嫌みがありません。ま、食事のお供にはやはりちょっと甘めなのが気になりましたが・・・。

【ビール】 Super Bock Stout 

先ずは訂正。
本サイト用のマカオ旅行記を書いていて気付いたのですが、前回のビールの記事で「5月にマカオで仕入れてきた」と書いたのは「昨年9月にマカオで仕入れてきた」の間違いでした。旅行中の写真やメモを見ると、今年はスーペルボックは買わなかったみたい。そして瓶のラベルに印字してあった "01.2007" という数字は製造年月ではなくて賞味期限だった模様。そりゃあ悪くなってるわなあと反省。やはりビールもフレッシュなうちに頂かなくては!

そんなわけで、同じく昨年9月にマカオで仕入れてきたスーペルボックの黒い方も飲んでしまうことに。
漆黒のビールに茶褐色の泡。カラメルフレーバーの甘みが凄い。苦みは抑えめ。う、うーーーまーーーいーーーぞーーー!!!(味皇)
心配していた劣化もさほど感じられず一安心でした。
これで手持ちのスーペルボックはなくなってしまったので、またポルトガルかマカオに行った時に調達するとしよう(今度はすぐに飲みます)。

Thomas Bangalter - Irreversible (Roulé/2002) 

Thomas Bangalter - Irreversible
Label: Roulé / 東芝EMI (VJCP-68474)
Format: CCCD
Released: 2002 / 2003
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Thomas Bangalter(言うまでもなくDaft Punkの片割れ)のRouléというレーベルについてはリアルタイムではほとんど聴いてなくて、Thomas Bangalter「Spinal Scratch」とStardust「Music Sounds Better With You」くらいしか知らなかったのですが、lapinさんのオールカタログレビューを読んで試聴して以来、こんなにカッコイイ曲がたくさんあったのかと軽く衝撃を受けたクチです。でもまあ、今ではアナログ買ってもほとんど聴かないし、とりあえずCDで出てるこの映画のサントラから買いたいなとずっと思ってたところ、先日中古屋でニホン盤を発掘しました。CCCDだったけどまあいいや、ウチのMacでは問題なくリッピング出来るし。
RouléのカタログのEPからは、#04「Night Beats」(ROULE 309 #B1)、#06「Paris By Night」(ROULE 309 #B2)、#07「Outrage」(ROULE 309 #A)、#08「Outrun」(ROULE 301 #B1)、#09「Spinal Scratch」(ROULE 302 #A)、#10「Extra Dry」(ROULE 306 #A2)、#12「Ventura」(ROULE 301 #B2) の7曲が収録。テクノっぽいハネたエッヂィなリズムやシカゴっぽい直角のグルーヴがヤヴァ過ぎ。サントラと言えど、実質Thomas Bangalter作品のコンピレーションと言っても過言ではないのでは(それでも「What To Do」は入れて欲しかった。あの曲大好きなんで)。
それ以外の曲はダンストラックではなくて、ダークなまさしくサントラ風の楽曲。映画については見ていないので何とも言えませんが、ダークな音像がダークな映像にマッチしていたのだろう(多分)。
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Thomas Brinkmann - Tokyo +1 (Max.Ernst/2004) 

Thomas Brinkmann - Tokyo +1
Label: Max.Ernst (max.E. CD6)
Format: CD
Released: 2004
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タワレコNU茶屋町店の515円ワゴンから発掘したケルンのミニマリスト、Thomas Brinkmannの2004年のアルバム。
「いらっしゃいませー!」みたいな東京の街中でフィールドレコーディングされた音の断片とノイズで構築された前衛的な音響作品が中心ですが、クリック以降の音色とリズム感を持った(って言うかオリジネーターのひとりなんですが)ダンストラックもいくつか収録されている。
Thomas Brinkmannは基本的に密室的な音作りをするひとだと思うのですが、このアルバムでは外気に触れたサンプリングがところどころで使用されていることから、普段の作風と比べると若干ながら開放的な空気を感じることが出来る。とは言っても、前述のダンストラックで聴かれる音響は、冷たく暗いコンクリートの壁に打ちつけられるように重たく鈍く響く低音がやはり密室的なんだけど。
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Thomas Schumacher - Home (Spiel-Zeug/2006) 

Thomas Schumacher - Home
Label: Spiel-Zeug Schallplatten (CDSPIEL013)
Format: CD
Released: 2006
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ブレーメンのベテラン・プロデューサーThomas Schumacherによる昨年のミニマル転向作。
バーストしたベースと扇情的なシンセラインがとにかく魅力的で、ミニマルとしては比較的アッパーな部類に入ると思うのですが、全体を覆う霞がかったスモーキーな雰囲気がアブストラクトな印象を与えます。
まあ、さすがベテラン、なんでも器用にこなすなあという印象なんですが、個人的には過去の彼のアップリフティングな作風が好きだったので、ラストの「Kickschool79」みたいなトラックがもっと聴きたいなあと思います。
蛇足ですが、iTSだとCDのミックスされた音源に加え、アンミックスのトラックも収録されているのでお値打ち感ありです。iTSはミックスされた音源の場合、アンミックス・トラック集がついてくるというパターンが多いみたいですね。
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Rufige Kru - Malice In Wonderland (Metalheadz/2007) 

Goldie presents Rufige Kru - Malice In Wonderland
Label: Metalheadz (METH008CD)
Format: CD
Released: 2007
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基本的にドラムンベースは好きです。あの二重構造のBPMは、いったんクラブなんかでハマるともうヤミツキになります。脳内と肉体がそれぞれ違うBPMで踊るという気持ち良さは、ドラムンベース以外ではなかなか味わうことができません。
んで、これはUKドラムンベース界のドン、Goldieの超ひさびさのアルバム。僕はアーメンブレイクが大好きなのですが、Goldieのトラックはスネアがタイト過ぎて、実はそれほど夢中になったことはないクチです。なんか、ハードロックのドラムみたいに感じてしまって・・・。それでもこのメタリックでむき出しのハードコア魂と圧倒的な疾走感! 昔と比べて手数が増えまくってるドラミングもイイ!
あと、#02「Shutting You Down」では、自身のクラシック「Inner City Life」のサンプリングにドキッとしました。
このアルバムは朝の通勤電車で聴くとガツンとギアが入ります。
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Christopher Just - Jeans & Electronic (Test Tube/1996) 

Christopher Just - Jeans & Electronic
Label: Test Tube Recordings (TEST TUBE 05)
Format: CD
Released: 1996
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「I'm A Disco Dancer」や「Popper」のヒットで知られるヴィエナのカメレオン男、Christopher Justの1996年の1stアルバム。リリース元のTest Tubeは、DJ ESP/Woody McBride主宰のアシッド・レーベル、Communiqueのサブレーベルです。
Test Tubeもビキビキのアシッド・テクノのレーベルで、このアルバムもレーベルカラーに負けず劣らず基本はアシッド・テクノなんですが、明るめの音色の流麗なシンセが多用されていて、足下が地面から3cmほど浮いてるような独特の浮遊感を感じさせる。
そんな中特に、25分近くあるライヴ音源の#07「Mekka Live」は、エレクトロニックな音色のフレーズがじわりじわりとアシッディーに変化して行く様が圧巻。
このアルバムは2004年に再発されているので、比較的手に入れやすいと思います。
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【ビール】 Cerveja Super Bock 

5月に昨年9月にマカオで仕入れてきたポルトガルのビール(セルベージャ)スーペルボック
ニホンのビールに近いキレ、そのあと半歩遅れてやって来るコク、そしてかすかに鼻につく鉄臭さ・・・って、あれえ? うーん、おかしいなと思って見てみると、王冠の裏がちょっと錆びてました(涙)
せっかく今回キレイな写真が撮れたのに。まあ、ポルトガル~マカオ~大阪と旅して来たビールだからなあ・・・。
何度か書いてるかもだけど、ポルトガル・ビールはニホン人にも好まれるお味でオススメです。このスーペルボックは残念ながら日本での入手は難しいですが、サグレスというメーカーのビールは大きめの輸入ビールを扱うお店に行くと置いていることが多いので、ダマされたつもりで一度お試しを。

AOKI takamasa - LIVE recordings 2001-2003 (Cirque.Mavo/2007) 

AOKI takamasa - LIVE recordings 2001-2003
Label: Cirque.Mavo (CQCD-011)
Format: CD
Released: 2007
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Silicom時代のものを含む、まだテクノ化(?)する以前のアオキタカマサのライヴ音源のコンピレーションが、半野喜弘のレーベルCirque.Mavoよりリリースされました。
内容は過去にリリースされたライヴCDからの抜粋ですが、荒れ狂う生の凶暴な電子音と叙情性が同居するパルス/奇形ミニマル。Alva Notoなんかをもっとパンキッシュかつエモーショナルにした感じと言えば良いかな。最近のAt○kとかよりよっぽどアナーキーかつフリーキーでカッコイイです。しかも不思議なことに踊れる音になってるんだよなあ。
次作のアナウンスはまだないけど、オリジナル作品にもますます期待です。
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Fumiya Tanaka - mur mur: conversation mix (Torema/2007) 

Fumiya Tanaka - mur mur: conversation mix
Label: Torema Records / Soundscape (TRSCCD-01)
Format: CD
Released: 2007
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吾らがとれまレコード社長、田中の中の田中、田中フミヤの本名名義としては約5年振りのミックスCD。本人顔出しのジャケット見た時は「え? どないしはったん?」と思ってしまったけど、昔はこういうの絶対嫌がってたフミヤも、今は許せる心境にあるのかな。blogの文章も最近は饒舌と言うかサービス精神が感じられるし。
このミックスCDは、昨年あたりから本人のblogで言われ続けてきたDJ本人によるDJ中のリアルタイム解説付きのDJミックス・プロジェクトの第1弾。フミヤがDJ中にしゃべってるのは後発のDVD『via』に収録されるそうで、今回聴けるのはそのミックスの部分のみ。
ディープミニマル路線移行後にフミヤが時間をかけて身につけた粘着質なグルーヴと、盛り上がるクラブの臨場感をこれでもかと感じさせるミックス。まさしくミニマル・ファンク。結構高いテンションのままの時間が続く(普通のテクノと比べるとものすごい低いテンションに聴こえてしまうかもしれないけど)。これ聴くとCHaOSの真っ暗なダンスフロアが目に浮かぶなあ。
ところで1曲目のアーティスト名のクレジットが "Bruno Prosanto" になってるけど、"Bruno Pronsato" の間違いですよね? (僕も昔間違えた。)
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Kaito - Contact To The Spirits (●KOMPAKT/2007) 

Kaito - Contact To The Spirits
Label: ●KOMPAKT (KOMCDJ002)
Format: CD
Released: 2007
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ワタナベヒロシがKaitoとして所属しているドイツの "テクノ" レーベル、●KOMPAKTの音源を使用した二ホン独自企画のDJミックスCD。僕的にはもうこの組み合わせだけでオッケーです。
他人の曲を使ったDJミックスであっても、ワタナベヒロシならではの叙情的で幽玄な美しい世界が感じられるのが流石。重く力強いビートも健在。
あと、レーベルのA&RであるMichael Mayerのライナーノーツを読んで得心したのですが、Kaitoの音楽は●KOMPAKTにとってはトランスだったんですね。トランスはエレクトロと並んでドイツで生まれた音楽であり、ドイツ人の誇りなのだそうですが、90年代半ば以降、カスみたいなユーロトランスが跋扈したおかげで、ドイツ人は忸怩たる思いを抱いていたということが想像出来ます。実際Michael Mayerは98年か99年頃の初来日時にJam & Spoonといったトランス・クラシックもプレイしていたし、初期のトランスには少なからず影響を受けているはずなんですわ。
ちょっと高音がシャキシャキし過ぎるのが気になるけど(マスタリングの所為かな?)、自信を持ってオススメ出来るキレイなミックスCDです。
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