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 2007年12月 

Surgeon - This Is For You Shits (Warp/2007) 

Surgeon - This Is For You Shits
Label: Warp Records (WARPCD151)
Format: CD (0484/1000 Copies)
Released: 2007
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全日本選手権が終わり、世界選手権の代表選手が決まりましたが、男子は中庭選手かわいそうでしたね。まあ結果は結果なのでしょうがないですが。女子の方はまあ順当かなという気がします。ただ、同時に四大陸選手権の代表も発表になったのですが、今年は世界選手権の代表とカブッてるのは何でなんでしょ。どうせなら下の選手達を出してあげた方がと思うんだけど。

SurgeonことAnthony ChildによるDJミックスCDが、なんとWarpから登場! しかもWarp Martのみで1,000枚限定の販売(商品ページ >>)。SurgeonのDJミックス音源と言えば、自身のサイトにて更新されるMP3が聴けるし、オウン・レーベルCounterbalanceの音源を纏めた『Counterbalance Collection』というCDも出てるけど、純然たるDJミックスCDのパッケージ化としては本作が初。
ハードミニマル、エレクトロニカ、ボディミュージック、そしてダブステップなどを、Surgeonお得意のハードコアでインダストリアルなテイストで見事に統一して纏め上げている。聴いてると、薄暗い産廃処理場を延々と歩いているような錯覚に陥りそう。そもそも音楽を聴く行為とはトリップにほかならないと思うのですが、この種のトリップを求めるひとが果たしてどれだけいるのかなあと少々疑問にも。もちろん個人的にはインダストリアル大好きっ子なのでズッパマリで、特にAFXの「Ventolin」あたりではテンション上がりまくりです。
こんなに素晴らしい内容なのに送料含めてもおよそ1,500円とたいへんお買い得なので、お早めにどうぞってことでオススメ。
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Dave Clarke - I Love Techno 2007 (Music Man/2007) 

Dave Clarke - I Love Techno 2007
Label: Music Man Records (MM CD 030)
Format: CD
Released: 2007
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全日本フィギュア、今日と明日は観に行きません。仕事だから、じゃなくて単にチケットが取れなかったから。先ほど女子シングルの結果が出ましたが、うーん、世界選手権の代表3枠は誰の手に収まるのでしょうか(もちろん現在試合中の男子も)。

UKテクノの大御所野郎Dave ClarkeのDJミックスCDは、ラフでハードなシカゴテクノであれ、オールドスクールなエレクトロであれ、とりあえず買っておいて間違いがない。本作はどちらかと言えば前者寄りで、シカゴと言うよりは直線的な重量級ハードテクノが満載。
個人的には、前半戦ながら、Speedy JがPlus 8のサブレーベルProbeからリリースしたハードアシッドのクラシック「Three O Three」で一気にガツンとギアが入った(昨年再発されました)。
随所にゲットーテック(デトロイト・エレクトロ)なんかも挟み込みながら、最近のトラックを使っていてもどこか懐かしいテイストを感じさせるものの、ソフトウェアを一切使わずライヴ一発録りの勢いで一気にたたみかける感じが文句なしにカッコ良くて。やっぱりこの漢(おとこ)は間違いない。
DJミックスだけでなくオリジナル作品もこんな感じの作ってくれるとなお良いのですがね。
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Harry 'Choo Choo' Romero - Sessions 16 (Ministry Of Sound/2007) 

Harry 'Choo Choo' Romero - Sessions 16
Label: Ministry Of Sound (MOSCD151)
Format: CD×2
Released: 2007
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全日本フィギュアの1日目に行ってきました。待望の高橋大輔の「白鳥の湖 Hip Hop Version」を生観戦。このプログラム、TVで観てるときはどこがヒップホップなんだと少々訝しく思っていたのですが、なみはやドームの音響は結構良くて、今日でかい音で聴いてみたらヒップホップでした(笑) 他の選手の音楽と鳴りが全然違うもん。いやあカッコ良かった。あ、あと、隣のブロックの席がまるまる連盟関係者席で、TVでよく見る有名な選手やらコーチやら振り付け師やらをわんさか見れて楽しかったです。

MOSのシリーズの中でも比較的アンダーグラウンド色の強い印象のある "Sessions" に、ラテン・ハードハウスのHarry 'Choo Choo' Romeroが登場。このひとのことは10年以上前にGossipからリリースしていた頃しか知らないのですが、どうやらその後UKハードハウス~プログレッシヴハウスのシーンで人気を得たようで。
1枚目はラテン風味のアッパーなエレクトロハウス。オーヴァーグラウンドなUKハードハウスのシーンではこんなのが人気あるんでしょうな、と思わせるような今風サウンドながら、ラテン魂は忘れておりません、このひと。
で、2枚目も同様のテイストだろうなと思いこんでいたら、何と、2枚目はミニマルやってるんですね。バンギンな、ハイファイ感のあるアシッド・ミニマル。ハードテクノのひとが安直にミニマル化するのと違ってオリジナリティも感じられるのですが、それにしてもChoo Choo Romeroですらミニマルをまわす時代なんだなあと昔日の念を感じざるを得ません。
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電気グルーヴ - 少年ヤング (Ki/oon/2007) 

電気グルーヴ - 少年ヤング
Label: Ki/oon Records (KSCL1186)
Format: CD
Released: 2007
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フィギュアスケートの全日本選手権に織田信成出場せずのニュースには驚かされました。全日本は来年3月の世界選手権その他国際大会の選考会を兼ねているので、つまりこれは今シーズン1年まるまる棒に振るという意味なのだ。全日本→世界選手権という復帰ルートをわざわざ用意した処分の仕方を考えてくれた連盟のためにも、もちろんファンのためにも、彼は今回の全日本には何が何でも出ておくべきだったと思うんだけどなあ! て言うか殿の復帰戦観るために明日の男子ショートプログラムのチケット取ったのになあ! まあ高橋大輔の "白鳥の湖" 観れるからいいか・・・(本音はこちらの方が楽しみ)。

HMVのオンラインショップと店舗のポイントカードが統一されてしばらく経ちますが、なかなか店舗に行く機会がなくて新しいカードに移行出来てなくて、日曜日に買い物に行ったショッピングセンターにたまたまHMVが入ってたのでポイントカード移行のためだけに買った電気グルーヴ8年振りのシングル。ラジオで聴いてイマイチ買う気が起きなかったのですが、なんだかんだ言って昔好きだったバンドが今どんな音出してるのかってやっぱり気になるじゃないですか(ああ、とうとう言っちゃったよ過去形)。
「少年ヤング」も「男一匹エレクト郎」も、一聴してまだリハビリ中という印象。電気グルーヴとスチャダラパーのアウトテイクのようにも聴こえる。この曲だけではまだ電気が本気モードだとは思えないなあ。
て言うか電気は「弾けないギターを弾くんだぜ」の頃から脱力感むき出しですね。それ以降、きちんと脈絡があるとも言えるけど。次作『モノノケダンス』では本気モードの電気が聴けるかな?
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【ビール】 琥珀ヱビス 

今年も発売になりました。ヱビスの期間限定ヴァリエーション "琥珀ヱビス"。サッポロのサイトの説明によると、麦芽使用量を通常のヱビスよりも増やしたアンバービールというカテゴリーで、アンバーエールやドゥンケルとも違うのだそうで。
色は透き通ったきれいなアンバーカラー。まさしく琥珀色。飲んでみると苦みがけっこう強烈。苦いと言うより渋い感じかな。通常のビールよりもコクや旨みは当然あるんだろうけど、この渋みに隠れてしまってよくわからん。ちょっと上級者向けのビールという気がしました。

【ビール】 アサヒ 北の職人 長熟 

Macau Beerのエントリhanaeさんに教えていただいた北海道限定の "北の職人 長熟"。先日義弟が仕事を辞めて北海道へ自分を見つめ直すひとり旅に出ることを聞きつけ、これ幸いと、買ってくるよう頼みました(ひどい義兄だな)。
アサヒと言うとどうしてもスーパードライを作っているメーカーという所為で印象が悪いんですが、これは麦芽とホップだけで作られた副原料なしのきちんとしたビールなんですね。長熟とは、通常の3割長く熟成期間を取っているという意味だそうです。
飲んでみるとぶわっと口の中に広がるクリーミーでマイルドな麦の甘み! 苦みもしっかりと後まで残るけど嫌な感じじゃない。飲み応え感は少し高めのアルコール度数(5.5パーセント)のおかげかな。ああ、これはなかなか旨いビールです。近所で簡単に買えないのが残念。

【ワイン】 Conchay Toro Frontera Cabernet Sauvignon / Nuestra Senora Portal 2005 


一昨日は友人宅でクリスマスパーティー。ワインを痛飲グ。
コンチャイトロ・フロンテラ・カベルネソーヴィニョンはチリ、ヌエストラ・セニョーラ・ポルタルはスペインです。ヌエストラ・セニョーラ・ポルタルのラベルのデザインがとにかくカッコイイですな。
この2本の前にウチから持参したヴァスコ・ダ・ガマ・ブリュットを空けてたので、ちょっと飲み過ぎました。翌昨日は頭痛が・・・。

宮(クン) (MBC/2006/韓国) 


第二次世界大戦の終戦により日本による韓国の統治が終了した後、朝鮮王朝が復権して現代まで韓国に皇室が続いているという設定の韓国ドラマ(全24話)。
祖父同士の約束により結婚した皇太子シンと庶民の家に生まれた女子高生チェギョンという、いかにも韓国ドラマな設定の2人の恋愛コメディを軸に、皇室の権力闘争やらなんやらを描く、有り体に言えば『フルハウス』プラス『大長今』のような作品。

何度も書いてるとおり、韓国ドラマはあれこれツッコミながら観るのが基本なので、こういったコメディタッチのものの方がサクッと観れるし楽しい。
劇中では、皇室なので、先月見に行ったばかりの景福宮に住んでたりするし、ソウルの街並みもよく映るので、観ていてまた韓国に行きたくなりました。あと、これはネタバレになるけど、最終回の舞台がマカオなので、マカオにもまた行きたくなってしまったり。

宮 ~Love in Palace BOX 1 [日本語字幕入り]宮 ~Love in Palace BOX 1 [日本語字幕入り]
(2007/02/02)
ユン・ウネ、チュ・ジフン 他

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宮 ?Love in Palace BOX 2[日本語字幕入り]宮 ?Love in Palace BOX 2[日本語字幕入り]
(2007/03/02)
ユン・ウネ、チュ・ジフン 他

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宮1.5宮1.5
(2007/07/25)
ユン・ウネ.チュ・ジフン

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雷マラソン - ヌルピョンも雷マラソン (ーーー/1994) 

雷マラソン - ヌルピョンも雷マラソン
Label: ーーー (N001)
Format: CD
Released: 1994
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高速の料金所のおっちゃんがサンタクロースのコスプレをしてるのに笑った。(これ大阪だけ?)

モダンチョキチョキズ(当時)のヌルピョン率いるバンド、ヌルピョンと田村麿~ヌルピョンと安土城~ヌルピョンと雷マラソンが唯一遺したCDが本作だ。雷マラソンのヌルピョン以外のメンバーは梶野秀樹、吉森信、芳垣安洋、岸本基、広兼剛と、基本的にモダンチョキチョキズのメンバーであるが、モダンチョキチョキズがそうであったように、これは90年代の関西のミュージシャン/プレイヤーの精粋である。
室町幕府の征夷大将軍全十五代を歌い上げたジャパニーズ・プログレッシヴロックの傑作「足利十五代」で幕を開け、「南宮山」や「左近の桜、右近の橘」、「鳶と晒し首」といったニホンの歴史上の出来事を題材にした素晴らし過ぎる心理描写の楽曲が並ぶが、非日常的な出来事の繊細な心理描写を描いた「私にICE」や「鬼」も出色。ヌルピョンのライヴの様子がわかる臨場感あるライヴ音源「ドレミの歌」も最高。ボーナストラック的扱いながら、例の画描き歌を歌った「ボンボンチョンチョン」(山本精一がギターで参加)もまた・・・。
とまあ早い話がハズレ曲なしの大名盤なんですが、脇を固めるメンバーによるがっちりした演奏のかっこよさは言うに及ばず、ヌルピョンは優れたパフォーマーであると同時に稀代のメロディメーカーでもあったのだなあと再確認しました。
残念ながら当時、このアルバムは全国区のメディアにはほぼ完全に無視されてしまいましたが(『TV Bros』くらいじゃないか?、取り上げたのは)、90年代の関西インディー界から生み出されたニホンのロックの(ある意味)金字塔であり歴史的重要作。現在ほぼ入手不可能なのがなんとも惜しい。

・・・引き続きこんなのを取り上げてしまったことをお詫び申し上げます(笑)
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イ・パクサ - シンパラム・イ・パクサ第一集 (TGR/1989) 

イ・パクサ - シンパラム・イ・パクサ第一集
Label: TGR (CMCD-1046) / P-Vine (PCD-3443)
Format: CD
Released: 1992/1995
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衝動的にこんなのを取り上げてしまうことを先ずはお詫び申し上げます(笑)

80年代末から90年代初頭、つまりセカンド・サマー・オブ・ラブとほぼ時を同じくして韓国で一世風靡した韓流エレクトロニック・ダンスミュージック "ポンチャック・ディスコ" の象徴とでも言うべき男イ・パクサ(李博士)。そのデビュー作が本作である。この僕が持ってるのは1992年に韓国TGR(テーガンレコード)よりCD化されたもの・・・を、湯浅学(音楽評論家)、船橋英雄(デザイナー)、根本敬(特殊漫画家)によるユニット "幻の名盤解放同盟" の計らいにより、1995年にP-Vineからニホン国内流通を果たしたもの。オリジナル・リリースはカセットテープで、1989年に発売されている。
ポンチャック・ディスコのスタイル自体は80年代はじめから半ば辺りに確立して大韓国民の間で親しまれていたらしいが、89年、ポンチャック・ディスコ専門レーベル "マンモス" の社長が観光バスで歌っていたイ・パクサを見て、そのままスタジオまで拉致して2時間弱で制作されたというこの作品が、ポンチャック界のスター、イ・パクサの誕生の瞬間である。
彼の歌唱法は一度聴いたら忘れたくても忘れられない独特のもので、伴奏と主唱と合いの手をひとりでやってしまう。しかもそれが軽~くてテキトー。永年の相棒である盲目のキーボーディストのキム・スイルがこのときから関わっているのかどうかは定かではないが、カシオトーンのプリセット音で延々ミニマルに繰り広げられるバックトラックとの相乗効果により、そのノリの良さは比類すべきものがない。すでに18年前の作品ではあるが、その衝撃(笑撃?)の破壊力は今なお健在。イ・パクサはまさに "早過ぎた韓流" の名にふさわしい。

以下蛇足。
僕は95年のニホン盤リリース時に、当時FM大阪でやっていた『世紀末的大阪』という深夜番組でイ・パクサを聴いて衝撃を受け、すぐさまCD屋に走って本作を手に入れて夢中になって聴き倒したのですが、イ・パクサはこのニホン盤リリースがきっかけで翌96年にKi/oon Sonyからニホンデビューを果たし出稼ぎにやって来ます。この年、僕は運良く彼のライヴ(て言うかショウだなあれは)を2度観る機会を与えられましたが、ジャケのサインはその2度目のライヴ(心斎橋のHMVで行われたイベント)のときにもらったもの。ちなみに初ライヴは今は亡き天保山のベイサイドジェニーにて、関西の媒体向けに行われた一般非公開のパーティーでした。内門洋とか吉村智樹が出てた記憶がありますが、あのイベント最高だったなあ。
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【ビール】 キリン まろやか酵母 

キリンのチルドビール無濾過シリーズのひとつ、まろやか酵母。このシリーズは生産日から60日以内に飲まないといけないのですが、昨日、いつもなら1本250円するところ賞味期限が昨日までの商品が100円引きで売られていたので迷わず購入、即日頂きました。
注いでみます。ゆっくりと、泡でふたをするように。クリーミーな泡ですな。液体は酵母で白濁した黄色で旨そうです。
飲んでみます。小麦を使っているということはヴァイツェン? フルーティーな甘み、というよりは酸味があって、でも麦の味はしっかりと感じられてあと引く。瓶内の残りの酵母も瓶を振って混ぜて飲み干しましたよ。なかなか旨かったっす。これいつも150円ならなあ(笑)

(撮影:ぱんだ)

【ビール】 キリン 良質素材 

新ジャンルビールの中ではサントリー金麦(過去記事 >>)と並んで評判の良いキリン良質素材。どのあたりが良質素材なのかよくわからんですが、買ってみました。6缶で695円と、新ジャンルビールの中では高めの価格設定に期待が持てます。
注いでみます。結構透き通った黄金色。泡は荒いけど泡立ち自体は悪くないです。
飲んでみます。金麦なんかと同様炭酸ガスを添加しているのでキツめの炭酸ですが、あれっ?、これってビールやん。ほとんど違和感なしに飲める飲める。まあさすがに飲み続けると少しアルコール臭は出てくるものの、平日の晩のビール飲みたい気分は充分満たしてくれます。
いや~良く出来てます、驚いた。自分の中では金麦超え。

(撮影:ぱんだ)

【Tシャツ】 全部私がやりました 

えっと、本来音楽Tシャツ以外は本サイトの方にUPすることになってるんですけど、ちょっと本サイトのテイストと違うのでこちらにUP。

我々団(九州ファシスト党)臨時総統であらせられる外山恒一氏のオフィシャルTシャツ第一弾。mixi内でのみ販売されたもので、先月末に僕の手元にも届きました。写真を見ての通り、バックプリントの文字が最高にしゃれてます。
しかし後から手作業で1枚1枚裾にくっつけられたという "ま" のアイロンプリントは、申し訳ないけど正直いらんかった。と言うのは、1回洗濯したらボロボロになってしまったから。
ともあれ、これからもかっちょいいセンスのTシャツを作っていただきたいです。

Andreas Tilliander - Ljud (Mille Plateaux/2001) 

Andreas Tilliander - Ljud
Label: Mille Plateaux (MP 097 CD)
Format: CD
Released: 2001
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CISCOの実店舗閉店がらみで、相変わらずいろんなところでいろんなひとがあれやこれやと書いてるのを目にして、その中にはちょっと頭ん中がわけのわからなくなってるひともいるように感じる今日この頃ですが、いちばんポジティヴかつ共感できたのが昨日の田中フミヤのblogの文章でした。考えようによっては、コミュニケーションの場がレコ屋から現場(クラブ/パーティー)に体重移動するのも、音楽が買い手側にダイレクトに伝わることにより聴き手の自力が重要になってくることも、本来あるべき姿というか、健全な方向に戻ることなんだわ。だから何も惑わされる必要はない。(これは某方のところにも書き込んだことなんだけど、)たとえ世の全てのレコ屋がなくなっても、この世から音楽がなくなることはないのだから。(僕はこの話題はもうこれでおしまい。)

前回のエントリで取り上げたMokira名義のアルバムの翌年に、今度はMille PlateauxからリリースされたAndreas Tilliander名義のアルバム。本作もパキッとしたクリック音やグリッチノイズで構築されている点は同じくなんだけど、ひかえめでやわらかな、遊びのあるシンセやエフェクトによって、電子音響の中に無味乾燥ではない暖かみを感じることが出来て心地良い。繊細で難解な音像でも線の細さを感じさせないのは、奥にしっかりとしたグルーヴが貫かれているから。この音楽をダンスミュージックと呼ぶかどうかはひとそれぞれだと思うけど、唯、強めの4つ打ちのキックとベースラインの入った#06と#08は、そのグルーヴを端的に聴かせる美しいディープミニマル。
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Mokira - Cliphop (raster-noton/2000) 

Mokira - Cliphop
Label: raster-noton (cdr036)
Format: CD
Released: 2000
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Mokiraはスウェーデンのサウンドエンジニア/アーティストであるAndreas Tillianderによるソロユニット。このアルバム『Cliphop』は、Alva NotoことCarsten Nicolaiが主宰するドイツのパルス/奇形ミニマルのレーベルraster-notonから2000年にリリースされたMokiraとしてのデビューアルバム。
このアルバムでは、近年のraster-notonの諸作品に見られる研ぎ澄まされたクリスタルのような鋭角的なパルスサウンドは聴かれないが、アルバムタイトルから想像できるように、クリック音や低周波によってヒップホップのリズムを構築するという試みが成されており、グルーヴィーで肉体的なリズムと、透明な硬化プラスティックのような冷たくも繊細で硬質な電子音像との対比が素晴らしい。
このアルバムの翌年にはドイツのMille Plateauxより "Clickhop" なるタームをフィーチュアした『Electric Ladyland: Clickhop Version 1.0』のシリーズがスタートしており(もっともレーベルの一旦消失とともにこのシリーズは1作を数えるのみとなるのだが)、このMokiraの1stアルバムがヒントになったのか、それとも同時多発的に派生したのかはわからないところではあるけれども、raster-notonとAndreas Tillianderは少し先を行っていたことが想像できます。

今年もやっとこせ寒くなってきたので、パルス/奇形ミニマルの季節になりました。冷たくて硬く尖った音響で鼓膜をビンビン刺激しまくりながら、冬の寒さを楽しみましょう。
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【ビール】 サッポロ ドラフトワン スパークリングアロマ 

いかにもキリン スパークリングホップ(過去記事 >>)を意識した・・・って言うか2匹目の泥鰌を狙ったのがありありとわかるサッポロ ドラフトワン(過去記事 >>)のヴァリエーション。僕はドラフトワンは意外と嫌いじゃないので若干の期待を込めて買ってみました。
注いでみます。い、色が薄~い。一瞬泡立ちはすごくいいけど、あっという間になくなってしまった。これは缶チューハイか?
飲んでみます。一瞬ビールっぽい苦みが。そのあと、うわ、あ、甘~い。これはホップの甘みとかじゃなくて甘味料の甘さですな。ジュースっぽい。いや、やっぱりこれは缶チューハイか? ビールとはかけ離れたものになってしまってる・・・。
ビールと思わず、こういう飲み物だと思って飲めばいいのかも知れんが、いや駄目だ、やっぱり僕はビールが飲みたいんだもの。しまった、598円だったとは言え6缶買ってしまった。鬱だ・・・。
口直しに在庫のプレミアムモルツ黒(過去記事 >>)を1本飲んでしまいましたよ。

(撮影:俺)

Hiromi's Sonicbloom Japan Tour 2007 Time Control @ NHK大阪ホール 2007-12-07 

Hiromi's Sonicbloom
□ Piano, Keyboads: 上原ひろみ
□ Bass: Tony Grey
□ Drums: Martin Valihora
□ Fretted and Fretless Guitar: David Fiuczynski

待望の、初めて見る上原ひろみのライヴでした。アルバム『Time Control』(過去レビュー >>)を聴いて、このSonicbloomというバンドの音は絶対ライヴで聴くべきだと強く感じていたので。
一晩置いてなるべく冷静に書こうと思ったのですが無理! い~や~、とにかくもんのすごいエクスペリメンタルなライヴでした。
彼女はピアノとキーボード3台(?)を自在に操っているように見えた。まさかひとりで同時に弾いてるなんて、CDで聴いてるときは考えられなかった。超絶技巧すぎて弾く手の残像しか見えない。そして演奏中は何かに取り憑かれているようだった。MCでしゃべると普通の女の子なのに。
それから変拍子をがんがん入れて遊んでくるMartin Valihoraのドラムとのかけ合いが見事。そして存在感のあるDavid Fiuczynskiのギター。Sonicbloomは上原ひろみではなくDavid Fiuczynskiのバンドだと評しているひともいたけど、ある意味納得(ただし、彼女はそれを意識して作曲していると思うけど)。
濃密な最高に素晴らしいライヴでした。また見たい!

昨日のライヴでわかったこと。
☆ピアノは弦楽器である。
☆それ以前にピアノは打楽器である。
☆上原ひろみのジャズはダンスミュージックである。
☆上原ひろみはシャーマンである。
☆強烈に凄い音楽に対面すると、人間は泣くしかない。
いや、大げさでもなんでもなくてね・・・。

彼女のblogに、もう昨日のライヴのエントリがUPされてました。blogで見ても普通の女の子なんですけどね・・・。
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Todd Bodine - Different Engines (Morris Audio Citysport Edition/2005) 

Todd Bodine - Different Engines
Label: Morris Audio Citysport Edition (M.A.CITYSPORT 22)
Format: 2LP
Released: 2005
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昨日CISCO大阪店で買ってきたのその2。
昨年、Tresorから2ndアルバム『Surfaces』(過去レビュー >>)をリリースして来日も果たした(過去記事 >>)Todd Bodineによる2005年の1stアルバム。Morris AudioのサブレーベルCitysport Editionより。
軽やかに跳ねるようなリズムとコロコロした爽やかなウワモノの音色がとても心地良い、どこか春を思わせるミニマルハウス集。固めのリズムにはグルーヴも充分あり、フロア強度は抜群と思われます。
Tresorからのアルバムはもう少しシカゴハウスっぽいダークな印象があったのですが、このアルバムはクリアで彩りがあっていいですね。基本的にこういう作風にはものすごく弱いです。
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Gui Boratto - Atol (Remixes) (Harthouse Mannheim/2007) 

Gui Boratto - Atol (Remixes)
Label: Harthouse Mannheim (HH MA 005R-6)
Format: 12"
Released: 2007
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昨日は会社の研修会でいつもより早く帰れたので、今週末で閉店するCISCO大阪店に最後のご奉公に行ってきました。さすが70%OFF、掘りつくされて壁のレコ棚はほぼスッカラカンでしたが、そんな中買い逃してたものをいくつか救済してきましたよ。
しかしCISCO大阪店閉店のエントリを書いた時点では、渋谷の店舗もすべてなくなるなんて想像もしなかったなあ。まあ、わざわざ電車賃払ってレコ屋まで足を運んで買い物するという行為をしなくなった僕みたいなのが増えたのが原因なので言える義理ではないのですが、それでもやはり残念です。CISCO大阪店のスタッフの皆さん、今までありがとうございました。

で、昨日CISCO大阪店で買ってきたのその1、復活したHarthouseから今年2月に出たGui Borattoのリミックス・シングル。リミキサーはHardfloor、Alex Flatner、そしてGui Boratto自身。
Hardfloorのはお得意の跳ね系グルーヴのワイルドピッチ・スタイル。不穏な雰囲気のメロディをTB-303を使って気持ち悪く奏でています。
Alex Flatnerというひとはまったく知らないのですが、エレクトロハウス系のひとみたいですね。走るベースラインが良いです。
Gui Boratto自身のは叙情感たっぷりな展開の中にもビキビキ気味のシンセラインがかっこいいエレクトロミニマル。
オリジナルを聴いていないので比較はできませんが、この中ではやはりGui Boratto自身のリミックスが一歩抜きん出てるかな。

ところで、僕がCISCOで初めて買ったのがHarthouseの12"だったのですが(過去記事 >>)、偶然にも、最後にCISCOで買ったものもHarthouseの12"となりました(しかも両方Hardfloorがらみ)。このレーベルは僕の原点のひとつなんです。
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VA - Wires4 (Anal0g.org/2007) 

VA - Wires4
Label: Anal0g.org
Format: MP3
Released: 2007-11-02
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少年ヤング」に続く電気グルーヴのニューシングルは『墓場鬼太郎』のOPだそうですね。「少年ヤング」まだ買ってないのですが、って言うかあまり買う気がしないのですが、セールスと真逆の展開ばかりで大丈夫なんでしょうか。

先月、FujasakiのSudd.のサイトからリンクが張ってあったの聴いてみたAnal0g.orgというネットレーベル(?)のコンピレーション。Anal0g.orgについてはよくわからないのですが、このコンピはオモロイです。
全体としてはキレイめのIDMやビートのしっかりしたエレクトロ(ニカ)が纏められているのですが、先ずJames Holdenの「Idiot」をモチーフにギタギタにした#07に度肝を抜かれ、#12のキチガイじみたミニマル・アシッド、そして#14のまるで初期AFXのようなインダストリアル・ブレイクビーツ+アシッドといったトラックにココロをわしづかみにされてしまいました。どのトラックもクォリティ高ス!
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TIAC (Three Is A Crowd) - Catalogue Of Failures (Hybris/2007) 

TIAC (Three Is A Crowd) - Catalogue Of Failures
Label: Hybris (HYBR057)
Format: CD-R
Released: 2007
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昨年iPodといっしょに買ったShureのイヤホンを痛勤電車で引っ掛けられて以来音がプツプツいうようになったので、いまはでかいモニタ用のヘッドホンを持ち歩いてます。最近は寒くなってきたので耳あて代わりにちょうど良い塩梅なんですが、それでも夏までには新しいの買わないとなあ。

lapinさんの手がけたトラックとしてはおそらく初のパッケージ化であろう、TIACのリミックスを収録したシングルが、Familjenなんかのリリースで知られるHybrisから限定100枚(シリアルナンバー入り)で登場です。
どうもHybrisのウェブショップでしか買えなさそうだったので、送料節約のため(笑)miss luneさんと共同購入したのはいいのだけど、2枚注文したのに1枚ずつ別便で届くし、一緒に(luneさんが)頼んだFamiljenのピンバッヂは未だ届いていません(30日現在)。意味不明だなあスウェーデン人。イイカゲンさではポルトガル人と張り合うかもよ。
まーそれはいーとして、僕は普段lapinさんのトラックやマッシュアップをまとめてCD-Rに焼いてクルマで聴いてるくらい自他共に認める(いや自だけか)彼のファンなのですが、リズムがのっぺりした打ち込みを使ったインディーロックといった感じのオリジナルを、ソリッドなカッティングギターのサンプルが全編跳ねたグルーヴを生み出しているフロア仕様のトラックに作りかえています。ビートがしっかりした分歌メロの泣きの部分がきわだち、後半の浮遊感あるシンセフレーズで昇天です。いやこれlapinさんいい仕事したわ。
あと、MySpaceの方で聴ける新曲「The Seven Sisters」は、今までみたいにガンッて上げてくるんじゃなくて、ミニマルにじわじわはめられるタイプのトラック。新機軸。カッコ良いです。チェック!
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【ビール】 キリン グランドエール 

今夜sunsuiでop.discのパーティーやってたんですねえ。未チェックでした。ライヴがDartriix、Ditch、アオキタカマサ、Dubleeってスゴ過ぎ。コレ、ニホンのミニマル界の精粋やんか。うわあ、行きたかったなあ・・・。

キリンのチルドビール無濾過シリーズのひとつ、グランドエール(250円/1本)。無濾過シリーズは上面発酵(エール)のビールなのだそうですが、グランドエールはその名の通りで、スタイルはイングリッシュペールエールだそうです。
注いでみます。旨そうな琥珀色。クリーミーな泡立ちもいいなあ。
飲んでみます。うん、苦みの中にもしっかりとした味わいが感じられる。飲み終わっても舌の先の方に旨みがずうっと残ってるのよ。やあ、これはなかなか旨いなあ。キリン評価ますます上昇です。

(撮影:ぱんだ)