イ・パクサ - シンパラム・イ・パクサ第一集 (TGR/1989) 

イ・パクサ - シンパラム・イ・パクサ第一集
Label: TGR (CMCD-1046) / P-Vine (PCD-3443)
Format: CD
Released: 1992/1995
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衝動的にこんなのを取り上げてしまうことを先ずはお詫び申し上げます(笑)

80年代末から90年代初頭、つまりセカンド・サマー・オブ・ラブとほぼ時を同じくして韓国で一世風靡した韓流エレクトロニック・ダンスミュージック "ポンチャック・ディスコ" の象徴とでも言うべき男イ・パクサ(李博士)。そのデビュー作が本作である。この僕が持ってるのは1992年に韓国TGR(テーガンレコード)よりCD化されたもの・・・を、湯浅学(音楽評論家)、船橋英雄(デザイナー)、根本敬(特殊漫画家)によるユニット "幻の名盤解放同盟" の計らいにより、1995年にP-Vineからニホン国内流通を果たしたもの。オリジナル・リリースはカセットテープで、1989年に発売されている。
ポンチャック・ディスコのスタイル自体は80年代はじめから半ば辺りに確立して大韓国民の間で親しまれていたらしいが、89年、ポンチャック・ディスコ専門レーベル "マンモス" の社長が観光バスで歌っていたイ・パクサを見て、そのままスタジオまで拉致して2時間弱で制作されたというこの作品が、ポンチャック界のスター、イ・パクサの誕生の瞬間である。
彼の歌唱法は一度聴いたら忘れたくても忘れられない独特のもので、伴奏と主唱と合いの手をひとりでやってしまう。しかもそれが軽~くてテキトー。永年の相棒である盲目のキーボーディストのキム・スイルがこのときから関わっているのかどうかは定かではないが、カシオトーンのプリセット音で延々ミニマルに繰り広げられるバックトラックとの相乗効果により、そのノリの良さは比類すべきものがない。すでに18年前の作品ではあるが、その衝撃(笑撃?)の破壊力は今なお健在。イ・パクサはまさに "早過ぎた韓流" の名にふさわしい。

以下蛇足。
僕は95年のニホン盤リリース時に、当時FM大阪でやっていた『世紀末的大阪』という深夜番組でイ・パクサを聴いて衝撃を受け、すぐさまCD屋に走って本作を手に入れて夢中になって聴き倒したのですが、イ・パクサはこのニホン盤リリースがきっかけで翌96年にKi/oon Sonyからニホンデビューを果たし出稼ぎにやって来ます。この年、僕は運良く彼のライヴ(て言うかショウだなあれは)を2度観る機会を与えられましたが、ジャケのサインはその2度目のライヴ(心斎橋のHMVで行われたイベント)のときにもらったもの。ちなみに初ライヴは今は亡き天保山のベイサイドジェニーにて、関西の媒体向けに行われた一般非公開のパーティーでした。内門洋とか吉村智樹が出てた記憶がありますが、あのイベント最高だったなあ。
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