雷マラソン - ヌルピョンも雷マラソン (ーーー/1994) 

雷マラソン - ヌルピョンも雷マラソン
Label: ーーー (N001)
Format: CD
Released: 1994
試聴 >>
Amazon.co.jp >> iTS >>
高速の料金所のおっちゃんがサンタクロースのコスプレをしてるのに笑った。(これ大阪だけ?)

モダンチョキチョキズ(当時)のヌルピョン率いるバンド、ヌルピョンと田村麿~ヌルピョンと安土城~ヌルピョンと雷マラソンが唯一遺したCDが本作だ。雷マラソンのヌルピョン以外のメンバーは梶野秀樹、吉森信、芳垣安洋、岸本基、広兼剛と、基本的にモダンチョキチョキズのメンバーであるが、モダンチョキチョキズがそうであったように、これは90年代の関西のミュージシャン/プレイヤーの精粋である。
室町幕府の征夷大将軍全十五代を歌い上げたジャパニーズ・プログレッシヴロックの傑作「足利十五代」で幕を開け、「南宮山」や「左近の桜、右近の橘」、「鳶と晒し首」といったニホンの歴史上の出来事を題材にした素晴らし過ぎる心理描写の楽曲が並ぶが、非日常的な出来事の繊細な心理描写を描いた「私にICE」や「鬼」も出色。ヌルピョンのライヴの様子がわかる臨場感あるライヴ音源「ドレミの歌」も最高。ボーナストラック的扱いながら、例の画描き歌を歌った「ボンボンチョンチョン」(山本精一がギターで参加)もまた・・・。
とまあ早い話がハズレ曲なしの大名盤なんですが、脇を固めるメンバーによるがっちりした演奏のかっこよさは言うに及ばず、ヌルピョンは優れたパフォーマーであると同時に稀代のメロディメーカーでもあったのだなあと再確認しました。
残念ながら当時、このアルバムは全国区のメディアにはほぼ完全に無視されてしまいましたが(『TV Bros』くらいじゃないか?、取り上げたのは)、90年代の関西インディー界から生み出されたニホンのロックの(ある意味)金字塔であり歴史的重要作。現在ほぼ入手不可能なのがなんとも惜しい。

・・・引き続きこんなのを取り上げてしまったことをお詫び申し上げます(笑)
Tracklisting >>
スポンサーサイト