Steve Bug - Fabric 37 (Fabric/2007) 

Steve Bug - Fabric 37
Label: Fabric Records (FABRIC 73)
Format: CD
Released: 2007
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NOW!さんとこで知ったのですが、なな何と、X-102がMad MikeとJeff Millsのオリジナルメンバーで復活!!! Sónar2008でライヴだそうです。ヤバーーーい!!

でーっと、これも今年になって買った去年リリースの買い逃し。『Fuse presents Steve Bug』(過去レビュー >>)に続くSteve Bugの昨年2枚めのミックスCD。
僕はshooterさんとは逆で、現在のミニマルの中でもSteve Bugと彼のレーベルであるPoker Flat周辺は、いちばん自分の好みに合うタイプのサウンドのひとつです。淡々とした、感情の起伏の少ないクールなミニマルハウスというのがSteve Bugの大きな印象。そしてチャカポコしたグルーヴも僕の永遠に好きなリズムのひとつなんですが、しかしこのミックスを聴くと、単に気持ち良いだけではない別の要素、例えるならまるでドライアイスの棘のような、冷たく鋭い毒気が時折感じられる。そう言った意味で、偶然とは言え、このジャケット・デザインは中身を良く現している(左目だけを出していたりと、ここに別のメッセージを見い出すのは穿ち過ぎなんだろうけど)。
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Lowfour - Stenmark (Kupei Musika/2005) 

Lowfour - Stenmark
Label: Kupei Musika (12S01)
Format: 12"/MP3
Released: 2005
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さて、【B2B DJ風ユニットTheめがね~ず presents Kupei Musikaフェスティバル08 ~"Kupeiの拳2" 湯けむり旅情まんが道青春片道切符編・さらばユリア!強き男は死しても愛を語らず!!~】(だから長いって)記念すべき第1回、Kupei01番はスウェーデンのAndreas Tillianderの変名Lowfour。
#A1はオリジナルver.。まるでSoundhack/Smith'n'Hackのようなカットアップされたディスコサンプルがカッチョ良過ぎるカッチリしたハネ系グルーヴのテックハウス。
#A2はスウェーデンのTomi KiioskことFolieことStefan Thorによる、比較的原曲に忠実な、リズムをジャストなグルーヴのものに差し替えたリミックス。
#B1の同じくスウェーデンのFuture/Past ProductionsことAndreas Hörlénによるリミックスは、一転、ミドルテンポのディスコファンク・チューン。
#B2は、ブニュブニュしたアシッドなシンセと控えめなTB-303系のベースラインが合わせられた、僕好みのアシッド・テックハウス。
Tillianderのテックハウス路線の作品はやはり素晴らしいし、何よりレーベル第一弾のリリースでこのクォリティは、Kupeiの今後を約束したようにも感じます。

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【INDEX】 Kupei Musika祭 

megane_logo.jpg

えーこのたび構想(妄想)3ヶ月、lunemusiqueさんのblog "nowhere" と当blogのコラボ企画、シアトルのミニマル/テックハウスのレーベル "Kupei Musika" のオールカタログレビューを始めるはこびとなりやした。
題して、

B2B DJ風ユニットTheめがね~ず presents Kupei Musikaフェスティバル08
~"Kupeiの拳2" 湯けむり旅情まんが道青春片道切符編・さらばユリア!強き男は死しても愛を語らず!!~


(長いわ!)。
ちなみにボツになった意味不明のストーリーはこちら。

200X年。地球はコンタクトレンズの炎に包まれた。
あらゆる生命体は絶滅したかに見えた。
しかし、眼鏡は死に絶えてはいなかった。

コンタクトレンズ戦争によって文明と人々の秩序が失われ、残された眼鏡と硝子をめぐって争いが繰り返されるという暴力とコンタクトレンズが支配する世界で 、眼鏡神拳伝承者・孔亜奇異と不離奇異が暴徒を相手に眼鏡を振るう!


・・・まあそれは本当にどーでもいいので置いといて、以下のカタログ通り、リリース順に1枚ずつ、僕びびんばことA.N.A.R.C.H.Y.と、miss luneことF.R.E.A.K.Y.が交互にレビューしていきま~す。全12回(予定)。

【"Kupei Musika" Discography】 (A.N.A.R.C.H.Y.ー☆ F.R.E.A.K.Y.ー★)
☆ 12S01: Lowfour - Stenmark
★ 12S02: Kate Simko - Strumm EP
☆ 12S03: Andreas Hörlén - Kamprad
★ 12S04: Detalles - Hello Donee EP
☆ KPCD01: Detalles - Micros Morning
★ KMP301: Kristian & Christian - Tangorabatt
☆ 12S05: Crystal Fake - Frosty Monday Sessions
★ 12S06: Andres Bucci - Chocopanda EP
☆ KMP302: Differnet - Expanding Universe
★ 12S07: Flavius E - Indicios
☆ 12S08: Jonas Bering & Kate Simko - Cityscape EP
★ KPCD02: Drei Farben House - Blending Days

Shinedoe - Fuse presents Shinedoe (Music Man/2007) 

Shinedoe - Fuse presents Shinedoe
Label: Music Man Records (mmcd 029)
Format: CD
Released: 2007
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キャッツ・アイ逮捕 >>
病んでるなぁ、こいつら3人は勿論、こいつらに "キャッツ・アイ" って名付ける警察も。おかしいよ、この国。(ところで、やっぱりレオタードで空き巣に入ってたんでしょーか?)

去年の年間ベストのエントリにもちらと書いたけど、とにかく去年リリース作品の買い逃しが多くて、今月に入ってようやくちょっとずつ買い集めてます。このミックスCDも、ずっと聴きたくて聴けてなかった1枚。
ベルギーのクラブ "Fuse" のミックスCDと言えば、1作目のDave Clarkeから5作目のSteve Bugまで当然のように持ってるし、どの作品も高いクォリティを保持していて安心して買うことの出来るのシリーズですが、このShinedoeというほぼ無名(?)の黒人女性DJのミックスもまたなかなか良い出来です。
基本はミニマルなんですが、このひとの場合ハウス・マナーに則したビートで紡がれているので、決してディープ過ぎず、カッチリと小気味よく固まっているのが気持ち良い。やはり終盤のUR「Final Frontier」がピークかな(ちょいと唐突すぎる感じはするけど)。
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【ワイン】 Quinta da Peça Porto Fine White 

ポルトガルのQuinta da Peçaというワイナリーの、ポルト(ポートワイン)のファインホワイト
一口にポルトと言っても、ルビー、タウニー、ホワイトの3種類があり、そしてホワイトにはドライとそうでないのとがあります。基本的にウチではポルトニックにして飲むためドライホワイトを好んで買うのですが、これは昨年澳門(マカオ)にある百利來(Pavilions)という店で買ったドライじゃないホワイト。まぁお店にドライホワイトがなかったからこれを買ったのですが(て言うかポルトガル系の店員さんに聞いてもドライホワイトの存在を知らなかった)、ウチではデザートワインとしてなかなかの活躍ぶりです。昨晩は食後(ビール2本ほど飲んだ後)に、干し柿、ドライイチジク、オレンジピールのチョコレートとともにいただきました。
もうすぐなくなってしまうので、また買わねばなるまい。

電気グルーヴ - モノノケダンス (Ki/oon/2008) 

電気グルーヴ - モノノケダンス
Label: Ki/oon Records (KSCL1208)
Format: CD
Released: 2008
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iPodなんかの携帯プレイヤーの容量がいっぱいになったときに、入ってる曲を取捨選択しながら削除する作業をするのですが、何か自分の色んなものを試されているような気分になるのは僕だけでしょうか。

4月に8年振りのアルバム『J-POP』をリリースするおっさん2人組バンド電気グルーヴのアルバムからの2ndリード・シングルは、TVアニメ『墓場鬼太郎』のOPテーマ(って観たことないけど)。
タイトル曲#01はエレクトロディスコ調で、まぁ電気グルーヴとスチャダラパー「聖☆おじさん」の亜流ではあるものの、これ聴くと、電気は長らく続いていたリハビリ状態から脱しつつあるのかなという印象。
それよりも#02のトランプ重井「有楽町で溶けましょう」が! これまんま昭和ムード歌謡なんだけど、まさしく瀧勝の再来! しかし軽く衝撃だったのは、瀧、歌上手くなってる?
#03は「有楽町で溶けましょう」のリミックスなんですが、ベルリン密室系地下テクノでヤバ過ぎ。これは是非アナログ切るべき。
1stリード・シングルだった『少年ヤング』がイマイチだったので心配していたのですが、今作にしろ、公式サイトのワークショップに更新されてるエレクトロニックなダンストラックにしろ、アルバムに俄然期待と興味が湧いてきた。『J-POP』楽しみですな。
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Asylum Seekers - Hardcore House EP (Firstcask/2007) 

Asylum Seekers - Hardcore House EP
Label: Firstcask Records (FSK013)
Format: 12"/MP3
Released: 2007
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Ceephax (a.k.a. Andy Jenkinson) やAce Of Clubs (a.k.a. Luke Vibert/過去レビュー >>) なんかもリリースしているベルギーのFirstcaskから、Ed DMX (a.k.a. DMX Krew) の変名Asylum Seekersの約4年半振りの2ndシングル。ここ最近、Rephlex/AFX周辺アーティストのレイヴ回帰の動きが顕著だと感じるのですが、これもそんな流れの1枚。
#A1はフーヴァーノイズに高速ブレイクビーツ(って昔呼んでたなあ・笑)、そしてチップマンクス系ムシ声とソウルフルなヴォイスサンプルのかけあいという王道ハードコアテクノ。まるでAltern 8みたいだ! と思いきや、中盤からはレイヴィーなピアノ連打におセンチなブリープシンセというEな展開。レイヴ/ハードコアの要素をすべてこの1曲に詰め込んでる!?
ラガテクノ風アーメンブレイクの乱れ打ちにシンセのオケショットがリフを刻む#A2も、Steve Poindexter「Work That Mutha Fucker」まんまのシャッフルしたビートにJBのシャウトと「Can You Feel Iiiiiiit!!」と叫ぶオナジミのサンプル、そしてサイレンが鳴り響くというお祭り状態の#B1もいい!
#B2は一転アトモスフェリックなアフターアワーズ系ブレイクビーツテクノ。このトラックに限らず、4つ打ち+ブレイクビーツは、僕が永遠に好きなリズムパターン。
DMX Krewのときと芸風は違えど、どこまでが冗談でどこまでが本気なのか、にわかには判別し難いサウンドなのは同様。いやあ、こいつやっぱり好きです。オモロい!
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Pink Skull - The Chicago EP (Pink Skull/2007) 

Pink Skull - The Chicago EP
Label: Pink Skull (PS-02)
Format: 12"/MP3
Released: 2007
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長らく工事中だったリスボンのロッシオ駅が開通したそうですね。地下鉄がサンタ・アポローニャまで延びたという話も聞くし、これでポルト行きの特急列車に乗るのにわざわざ一旦バスに乗り換えて駅まで行くなどということをしなくてもよくなりますね(まぁそれはそれで楽しかったのですが)。

matsさんが紹介していたのを試聴してあわてて手に入れた、Pink SkullっていうニューエレクトロのひとたちがシカゴハウスのクラシックスをカバーしたEP。シカゴハウス好きとしてはやはり押さえておかないとねっ。
#A1のネタはLil' Louisの「Video Crash」。原曲はニューエレクトロのミックスに使われてることも多いですね。アシッドなシンセフレーズにエフェクトかけてイマっぽく仕上げてます。ハットの刻み方なんかは明らかにニューエレクトロっぽい。
#A2はRobert Armani「Circus Bells (Hardfloor Remix)」ネタ。正直原曲とどこが違ってるのかよくわからんのですが、マイナーなオリジナルではなくメジャーなHardfloorのヴァージョンを使ってるあたりが、良くも悪くも彼らのセンスなんだという気がします。
そしてイカレてるのがMr. Fingers「Can You Feel It」ネタの#B。原曲のアトモスフェリックな持ち味をまったく無視したバウンシーな仕上がり。あのイントロのシンセフレーズとキング牧師のサンプルがかろうじて原形を留めてるといったところか。いや、このトラックはオモシロイ。やるならやはりここまで独自の解釈を加えてくれないと。
全体的には、ニューエレクトロのシーンに対応可能なシカゴハウス風のニューエレクトロという印象の1枚。こうしてシカゴハウスが色んなシーンにこっそり忍び込んでいく様を見るとなかなか痛快です。
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Dan Curtin - We Are The Ones We've Been Waiting For (Headspace/2006) 

Dan Curtin - We Are The Ones We've Been Waiting For
Label: Headspace Recordings (HS 019LP)
Format: CD
Released: 2006
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昨年12月に故CISCO大阪店で買ったやつその4(その1 >> その2 >> その3 >>)。
Dan Curtinの6年振りだかのニューアルバム(って、出たのもう2年近く前ですが)。
90年代半ばにはニホンでも結構な人気を誇ったDan Curtinですが、デトロイトテクノの叙情的な部分に影響を受けた、線の細いインテリジェントテクノやピュアテクノと呼ばれていた音は、当時の僕にとってはあまり好みではなかったのです。Dan Curtinもそんなワン・オブ・ゼムでした。実はDan Curtinの音楽には繊細さの中にもファンクがあり、そのことを嗅ぎ分ける耳を当時の僕は持っていなかったのですね(だから当時僕が支持していたのは、ハヤシ・タツロウ氏とのユニットPurveyors Of Fine Funkだけ)。
今聴くと、すごくいーんですよね、当時のDan Curtinの音楽って。決してフロアから離れた音楽というわけでもないし。その印象は今作を聴いても同じで、もちろん表層的なスタイルの変化は多少感じはするものの、それでも基本的にこのひとは、何も変わっていない。繊細で暖かみがあり、なおかつファンキー。まさにエヴァーグリーンなアーティストだと思います。
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Aux 88 - Aux 88 (Submerge/2005) 

Aux 88 - Aux 88
Label: Submerge Recordings / Soundscape (SUBJPCD-006)
Format: CD
Released: 2005
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ヤン富田、音楽意伝子シリーズの第4弾がついに登場! >>
キターーー!!! ソトシゴト集CD+ブックレット+ライヴDVDだそうです。しかし結局リリースされていない『Doopee Time 2』はどこ行っちゃったんでしょうか。

昨年12月に故CISCO大阪店で買ったやつその3(その1 >> その2 >>)。
デトロイトのエレクトロの中では、個人的に初期のDrexciyaと並んで大好きなレーベルDirect Beat。そのDirect Beatを主宰していたAux 88は、ドイツのKraftwerkの血脈をデトロイトに持ち込んだModel 500/Juan Atkinsの直系のサウンドを打ち鳴らしてくれるエレクトロ・ユニットです。本アルバムは2005年のAux 88の復活作。アルバムとしては約7年振り。
JIT(ゲットーベース)な強烈に腰にクるBPM早めのエレクトロビートと、時折覗かせるチープなピコピコしたシンセが気持ちいい。個人的にはURのエレクトロよりもこいつらだな~。
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Underground Resistance - Electronic Warfare 2.0: The Other Side Of Bling (Soundscape/2007) 

Underground Resistance - Electronic Warfare 2.0: The Other Side Of Bling
Label: Underground Resistance / Submerge Recordings / Soundscape (SUBJPCD-013)
Format: CD
Released: 2007
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夢に出そうなほどグロなジャケット(販売時はステッカーで隠してる)のURのニューアルバム。もともとアナログでリリースされていたものに、数曲追加してCD化。
この "Electronic Warfare" というシリーズは、1995年のUR復活の瞬間に闘争のエレクトロを奏でた、まさにハードシティから生まれたハードミュージックと言えるもの。12年の歳月を経て続編がリリースされたと言うことは、これはURの闘争はまだ終わりを告げていないことの意思表明である。たぶん。
全体としては、きな臭いダークな音像でBPM早めのエレクトロ。と言ういつものエレクトロ路線のUR。シンプルな音色で妙にパキパキシャリシャリしてるので、例えば、昨今のフレンチ/ニューエレクトロのセットにこっそり混ぜても特に違和感ないんじゃないだろうかと思ってしまった。
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DJ Skurge [UR064] - Radio UR Vol.1.1: A Lost Transmission (Underground Gallery/2007) 

DJ Skurge [UR064] - Radio UR Vol.1.1: A Lost Transmission
Label: Underground Resistance / Underground Gallery (UGCD-UR004)
Format: CD
Released: 2007
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URの構成員064番エレクトロ・アサルトDJ SkurgeのミックスCD『Radio UR Vol.1』(過去レビュー >>)と、近い将来リリースされるであろう『Radio UR Vol.2』を繋ぐミッシングリンク的な作品となるのか、DJ Skurgeによる、Underground GalleryとHMVのみで販売されたニホン限定666枚のミックスCD。しかし限定666枚とか言いながら未だにHMVで売られているのを見るに見かねて、ついでに1枚サルヴェージしてしまいました。
Sleeparchive、Joris Voorn、Deep Chordといったイマの音から、Kenny Larkin「Track」といったテクノ・クラシックまでを、デトロイトという地域性に頑なにならず、比較的幅広い選曲と同時代感を大事にした選曲で、にもかかわらずハード・シティのハードコア・スピリットを感じさせるというミックス。前半から中盤にかけては4つ打ち、後半は怒濤のビキビキのエレクトロで、デトロイトテクノやURといったことを意識しなくとも、単にテクノのミックスCDとしても十二分に楽しめる。こういうの聴かされると、『Radio UR Vol.2』にも期待だ(いや、前作が悪かったって意味じゃなくてね)。
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Commix - Call To Mind (Metalheadz/2007) 

Commix - Call To Mind
Label: Metalheadz (METH009CD)
Format: CD
Released: 2007
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ソウルの南大門が燃えてしまいました。昨年の11月にソウルに行ったときに見てきたばかりだったので、ショックもひとしお。雨の中、迷子になりながらロッテマートで買い物した荷物を持って南大門の下を通り抜けたのを思い出してしまいました。

URのリミックス・ヴァージョンが収録されていることでテクノ方面から話題となったケンブリッジの2人組ドラムンベース・ユニットCommixの1stアルバム。そのURリミックスはCommixではなくレーベルのボスGoldieの人脈により実現したものだそうで、CD11曲目の隠しトラックとして収録されている。ただし手がけたのはMad Mikeではなく、DJ S2ことSantiago Salazar。スペイシーでパーカッシヴ、流麗なれど力強さのあるズンドコ系トラックに仕上がっています。
アルバムは、前半にGood Looking/Hospital系のソウルフルなアートコア・トラックを、後半にMetalheadz系の温度の高いラフなハードステップ・トラックが配されている。#10「Spectacle」は何故か4つ打ちディープハウス。僕はドラムンベースはアーメンものかダークコア、もしくはサイバーステップなんかが好きなので、今作については取り立てて大好きとか傑作だとかは思わないんだれけど、まぁ久しぶりに聴けるドラムンベースのアルバムだとは思います。
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【ワイン】 Vasco da Gama Bruto 

今夜わが家は冷凍餃子でした。と言っても最近流行のメタミドホス入りのものではなくて、先月の休みの日に、皮から大量に作った自家製餃子を冷凍しておいたもの。
家で餃子を焼くときはだいたい僕の役目。必ず愛用の柳宗理の南部鉄器の鉄鍋を使います。今回も相変わらず旨かった。
そしてわが家で餃子をやる場合は、ビールもいいけど、たいていポルトガル特有の微発泡ワインVinho Verde(ヴィーニョヴェルデ/グリーンワイン)をお供にするのですが(銘柄は "Quinta da Aveleda" がほとんど)、今夜は同じポルトガルのEspumante(エシュプマンテ/スパークリングワイン)"Vasco da Gama Bruto" を合わせてみました。辛口かつ、シャンパーニュやCAVAとも比較される微細な泡が魅力の、一般的にはマイナーではあるものの世界的な評価を得ているワインです。これまた餃子とよく合いました。
餃子にワインと言うと驚かれることも多いのですが、ヴィーニョヴェルデやスパークリングワインとの相性は抜群なので、是非皆さんも一度お試しあれ。

Burial - Untrue (Hyperdub/2007) 

Burial - Untrue
Label: Hyperdub (HDBCD002)
Format: MP3
Released: 2007
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珍しく大阪でも雪が積もった今日、さらに雪深い、いつもの隣県某市に仕事で出かけたのですが、さすがにクルマではなく公共交通機関を利用しました。疲れた・・・。

2006年の1stがダブステップの代表作となったBurialの2nd。リリース元のHyperdubのカタカナのロゴがカワイイですが、ここってRephlexのKode9のレーベルだったんですね。てっきりBurial自身のレーベルだと勘違いしてました。
チリチリとノイズ混じりの閉塞感を感じる陰鬱で密室的な空気を、まるで抜き身のナイフのような鋭い切れ味を持つ2ステップ直系のビートが切り込んでいく作風は、1stから特に変化はしていないものの、やはり独特のうねりを持っていて気持ちよい。ソウルフルなヴォーカルやヴォイスサンプルの使用率は、1stよりも若干高くなっているかも。
出色は、#13「Raver」。ハウスビートを刻む4つ打ちのダブステップで、まるでAndrew Weatherallが手がけたかのような煙たく土着的なディープハウス。今後このフォーマットのトラックをもっともっとダブステップシーンに展開していくとかなり面白いことになりそう。まぁそれは別にBurialがやらなくてもいいけど。
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Caspa & Rusko - Fabriclive 37 (Fabric/2007) 

Caspa & Rusko - Fabriclive 37
Label: Fabric (FABRIC74)
Format: MP3
Released: 2007
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お、岡村ちゃん、アイゴー・・・(韓国風)。

100パーセント、フロア仕様のダブステップ。攻性全方位型クラブミュージックとしてはこれがおそらく最新鋭。
耳の早い方たちがこぞってダブステップを聴く理由が、たまたまこのミックスCDを聴いてるときにようやくわかったのです。すなわち、ダブステップという音楽にあるのは限りない可能性。
ダブステップ自体ビート・ミュージックであるが故に、何でも取り込める、どこにでも行ける、そして何にでもなれるといった秘めたるポテンシャルは計り知れないものがあり、そしてそこに広がるであろう地平を思うと、これはちょっともう抗えないわ。
そんなわけでこれからはもうちょっとしっかり聴きたいと思います、ダブステップ。

ちなみに『Fabriclive 37』はそもそもJusticeが担当する予定でリリース情報が流れていたのですが、大人の事情で発売延期(中止?)になってしまい、急遽Caspa & Ruskoが担当することになった模様。
一方、そのお蔵入りとなったJusticeのミックス音源は、『Xmas Mix』という名前で昨年のクリスマスの時期に配布されたようで、以下からもダウンロードできます。

Asian Dan > Justice - Xmas Mix >>
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Fujasaki - The Breakfast (Sudd./2008) 

Fujasaki - The Breakfast
Label: Sudd. (ASMP3002)
Format: MP3
Released: 2008-02-01
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そんなわけで、新しい眼鏡を作りました。何か、昔の和尚 (Richie Hawtin) みたいなやつ。ついでにスキンヘッドにもしま・・・せん。

このblogでも何度か紹介しているスウェーデンのフヤ君ことFujasakiによる、イタロディスコなニューシングル。
生っぽい固めのドラムとフュージョンっぽいシンセのメロディがいかにもユルユルなイタロディスコなんですが、ところどころのロッキンなディストーションのかかり具合なんかがフレンチ/ニューエレクトロ以降を感じさせます。この辺のさじ加減、いいなあ。そしてこういうトラックを聴くと、好きだったアルバム『RCA』『HCA』(過去レビュー >>)の頃からは進化しているのを感じる。
このシングル、今のところMP3のみのリリースのようです(購入ページへは、上の試聴リンク、もしくはジャケ画像をクリック)。今後アナログやCDでも出るのかどうかは不明ですが、カタログナンバー見る限り、多分出なさそう。
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Boxcutter - Glyphic (Planet Mu/2007) 

Boxcutter - Glyphic
Label: Planet Mu (ZIQ187CD)
Format: MP3
Released: 2007
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土曜日に酔っぱらって帰ってきたときに、ダウン着たまま眼鏡もかけたまま、何故か敷き布団と畳の間に挟まって寝てたら、翌朝相方に眼鏡を踏まれてフレームが粉砕したので(不可抗力)、それ以来昼も夜も外でも家でもサングラス(度入り)かけて生活してます。だって何も見えないんだもん。

Boxcutterはアイルランド出身で元ギタリストという経歴を持つBarry Lynnによるプロジェクトで、『Glyphic』はその2ndアルバム。リリース元は、ブレイクビーツ・ミュージックの前衛にしてレイヴ・リヴァイヴァルの先鋒でもあるPlanet Mu。
曲によっては細かく切り刻まれてエディットされたドラムンベースや、90年代初頭のBlack Dogなんかを彷彿とさせるインテリジェント・テクノといったサウンドも垣間見せてはいるものの、基本的なスタイルとしては、重苦しさのあまり感じない、御伽草子のように軽妙なダブステップ。
僕はダブステップはたくさん聴いてないのでそんなに比較は出来ないのですが、元々レゲエ好きだったので(90年代前半にニホンのクラブにテクノが入ってくる以前、レゲエのクラブで遊んでたもので)ダブ/レゲエ色の濃い緩やかなトラックがやはり気持ちいい。まぁそれならルーツレゲエ聴いとけやって話ですが。
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Neil Landstrumm - Restaurant Of Assassins (Planet Mu/2007) 

Neil Landstrumm - Restaurant Of Assassins
Label: Planet Mu (ZIQ174CD)
Format: MP3
Released: 2007
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土曜日は韓国料理屋~ワインバーで箕面ビール~チャミスル~オーストラリアワインを痛飲。翌日曜日は近年稀に見る二日酔いでした(笑)

Neil Landstrummは2ndアルバム以降、そのペナペナした触感はそのままに、徐々に自身のエレクトロ趣味を散りばめたマシン・ライクなサウンドを展開していたのですが、最新作は何とブレイクビーツ・ミュージックの前衛にしてレイヴ・リヴァイヴァルの先鋒でもあるPlanet Muよりリリース。
ブリープテクノやハードコアテクノ、そしてラガテクノといった、アーリー90年代のオールドスクール回帰を感じさせるサウンドのテイストを盛り込みながらも、現在のダブステップなどにも共通するヘヴィーな暴れ回るベースラインを武器にオリジナルな世界を構築している。本作にとって、Planet Muというレーベルはカテゴライズし難いという意味において正に最適なレーベルだったのではないだろうか。そしてNeil Landstrummのその10年余のキャリアにおいても、復活作の名に申し分ない1枚。
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Neil Landstrumm - Brown By August (Peacefrog/1995) 

Neil Landstrumm - Brown By August
Label: Peacefrog Records (PF040CD)
Format: CD
Released: 1995
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4月発売の電気グルーヴ8年振りのニューアルバムのタイトルは『J-POP』! うーん、なんだかまた脱力系の悪寒が・・・。

Dance Maniaやなんかの次に紹介するには一応辻褄が合ってる気もするんだけど、スコットランド出身で、Cristian Vogelを中心とするNo Futureの一員でもあったNeil Landstrummの傑作1stアルバム。
ちょっと話は逸れるけど、No Futureって、今にして思うと実態はほとんどなかったんじゃないかなあ。そもそもCristian Vogelが「オレら今日からNo Futureな?」とかって訳のわからないことを言い出した所為で、Neil Landstrumm、Tobias Schmidt、Dave Tarridaとか周辺にいた奴らの顰蹙をこぞって買って、みんなサーッと離れて行ったってのが真相のような気がする。結局Cristian VogelはJamie Lidellという新たなパートナーと活動をリスタートせざるを得なかったわけで、一方Neil Landstrumm、Tobias Schmidt、Dave Tarridaなんかは今でも交流があるみたいだし。
話は戻って、この頃のNeil Landstrummのサウンドのキモは、シカゴハウスとハードミニマルのリズム感を併せ持ったブゥン!ブゥン!っていう重た~いベースドラムと、ペナペナに歪んで音の割れたシンバルやカウベルなどの金物、そしてアシッド&ブリープなキ○ガイシンセ。つまり要素要素がみんなハードなんですわ。にもかかわらずテンポは決して速くなく。まぁ今聴くとやっぱりこの時代ならではの音ではあるし、逆にこの時代でしか出せなかった音でもある。んだけど、久しぶりに聴くとやっぱり意識跳ばされタワー。
昔はPeacefrogもこんなフリーキーなハードテクノを出してたんだよー。んで、このアルバムでテクノ界の総合商社ことTresorに目を付けられて、2ndアルバム以降まんまとTresorに移籍するんだけど、残念ながら2nd以降の作品はこの1stほどのインパクトはないのよね。それでもこの時期(96年くらいかなあ)、僕はNeil Landstrummのライヴを1回だけ観てるのですが、それはそれはものすごかったことを覚えています。
蛇足ながら、このアルバムもiTunesでリッピングしたらジャケ画像を取得してくれたのだけれど、何故か上下逆さまの画像になってる。iTSのジャケ画像自体がそうなってるけど、どうしたらこんなことになるんだ?
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DJ Funk - Ghetto House / Ghetto Tek (Dance Mania/2007) 

DJ Funk - Ghetto House
Label: Dance Mania Records (DMR 1003)
Format: CD-R
Released: 2007
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djfunk2.jpgDJ Funk - Ghetto Tek
Label: Dance Mania Records (DMR 1004)
Format: CD-R
Released: 2007
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今日から仕事復帰。まぁ昨日はもともと公休だったので、それほど仕事もたまってなくて一安心。

引き続きdiskUNIONのオンラインショップで買ったものを紹介しますが、これは凄いですよ~。何と、シカゴ・ゲットーハウスの第一人者であり人気ナンバーワン、現在はDance Mania RecordsのA&Rを務めるという噂のDJ Funkのベスト盤! しかも2枚! 勿論CD-Rでジャケなどあるはずもない。いままで同じようなトラックばかり入ったアナログをこつこつと集めていたであろうDJ Funkファンの大半がガックリ来そうなくらい、この2枚のCD-Rで彼の代表的なトラックはほぼ網羅してしまいます。
『Ghetto House』のほうはパンピンでチープなリズムにアホアホなヴォイスサンプルの連打といった典型的なゲットーハウス/JUKEスタイル、『Ghetto Tek』のほうはバウンシーなビートにアシッドなシンセといった比較的テクノファンにも好かれそうなトラック、といったカテゴライズがそこはかとなく感じないでもないですが、まぁ実際はどちらもよく似たもんです(苦笑)
「Knock Knock」「Pump It」「Work That Body」「Run (UK Mix)」といったテクノのフロアでもオナジミのトラックから、Justiceのリミックスだったはずがいつの間にか自身名義のトラックになってた「Bounce Dat Ass」や、Lil' Luisのシカゴハウス・クラシックの勝手リミックス「Video Clash Part 2」、そして数々のゲットーハウス・クラシックス。
バッキンバッキンでガッツンガッツンしたラフでワイルドなシカゴハウスの精粋と、ダーティーでブーツィーなゲットー成分、そしてほかのゲットー勢にはあまり感じないテクノっぽい強度を併せ持っているあたりがDJ Funkの魅力でしょうか。とにかくこのリリースは大事件。借金してでも手に入れろ!
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