Acquaviva & Zenker pres. A2Z - Bread & Butter (Blu Fin/2008) 

Acquaviva & Zenker pres. A2Z - Bread & Butter
Label: Blu Fin (BLUFIN 040)
Format: 12"/MP3
Released: 2008
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かつてRichie HawtinとともにPlus 8 Recordsを主宰していたJohn Aquavivaと、商業プロデューサーでありHardfloorの片割れでもあるRamon Zenkerによる "A2Z" が毎年1枚リリースしているシングルの4枚目。Blu Finは●KOMPAKTなどと同じくドイツのケルンをベースにしたエレクトロハウス系のレーベルらしいです。Jürgen DriessenやMijk Van Dijkといったジャーマントランス期のヴェテランを擁しているのが面白い。
オリジナルは#B1で、硬くてクリアな音色がいかにもRamon Zenkerな感じの、トランシーなプログレ(ッシヴハウス)・トラック。ベースシンセが刻まれていくあたりはフィジェットハウスっぽいですね。って言うか、今、エレクトロハウスをやるとどうしてもフィジェットとの同期を意識せざるを得ないのかな。でもこの手のトラックって、90年代前半にいわゆるディープトランスって括りで、昔のHarthouseの2桁~100番台辺りには沢山あったような気がする(そういうこと言っちゃ駄目なのか)。あっ、リミックスの#Aと#B2はまぁそこそこです(笑)
しかしJohn Aquavivaがこういう路線で活動しているのを聴くと、そりゃあ現在のRichie Hawtinとの方向性の違いは顕著だわなぁ、などと思います。
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Heckmann - Las Vegas (A.F.U./2008) 

Heckmann - Las Vegas
Label: A.F.U. (AFULTD.14)
Format: 12"/MP3
Released: 2008
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最近はPopofやButch(過去レビュー >>)といったミニマル通過後の若手の作品をリリースしていた、僕の敬愛するジャーマン・アシッドテクノ大明神ことT.P.H. (Thomas P. Heckmann) のレーベルA.F.U. (Acid Fuckers Unite) から、いよいよ御大T.P.H.のニューシングル。
もちろんビート感覚はかつてのハードアシッドのものではなく、やはりミニマル。エレクトロ/チップっぽいサウンドを取り入れた80'sシカゴハウスにも共通するチープさが面白い#Aも良いけど、ここはやはり#Bを推しておきましょう。
T.P.H.お得意の、まるで自身のユニットWelt In Scherbenのような非TB-303のアシッド・ベースラインがブリブリと疾走する2008年版アシッドミニマル。単にシーンの主流であるミニマルに流されるだけではなく、きちんと自身の得意分野をからめて、しかもカッコ良く仕上げてくるあたりはヴェテランの腕と言えよう。TBを使わずにアシッドな効果を出すあたりはT.P.H.の面目躍如たるところだ。
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Ellen Allien - Sool (BPitch Control/2008) 

Ellen Allien - Sool
Label: BPitch Control (BPC 175CD)
Format: CD/MP3
Released: 2008
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ドリコムRSSのメンテナンスはいつになったら終わるのでしょうか・・・。

そしてこちらはそのEllen Allienのニューアルバム。
地味、そして病的とも言えるくらいディープな、現在のミニマル通過後であろうエレクトロ(ニカ)。
ここ数年ナイフのエッヂのように鋭いフロア寄りのアルバムを発表していたEllenですが、本作ではかつてのエレクトロニカな作風に回帰しているように感じます。この変化が、果たして今後のテクノシーンをどのように占うのか気になるところです。
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Ellen Allien - Boogy Bytes Vol.04 (BPitch Control/2008) 

Ellen Allien - Boogy Bytes Vol.04
Label: BPitch Control (BPC 171CD)
Format: CD/MP3
Released: 2008
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有名人blogで久し振りに面白いと思ったのが琴欧州のblog。新しい和み系ですな。でもそのblogタイトル、きっと本人考えてないだろ(笑)

BPitch ControlのヘンガオDJミックスCDシリーズ第4弾は、レーベル・ボス、Ellen Allienの登場。リリースのタイミング的に、自身のニューアルバム『Sool』のプロモーション的意味合いもあったのかな。
彩りに満ちていながらも愁いを帯びた、エレクトロニックな美麗ミニマル。
EllenのミックスCDは毎回本当ハズさないなぁ。大好きダ!
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Robert Hood - Fabric 39 (Fabric/2008) 

Robert Hood - Fabric 39
Label: Fabric Records (FABRIC 77)
Format: CD/MP3
Released: 2008
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元UR、デトロイト出身のテクノ界の重鎮、Robert Hoodがロンドンの人気DJミックスCDシリーズ "Fabric" に登場。そのニュースを知ったときは、Rob Hoodの地味なサウンドはFabricのテイストとは合わないんじゃないかとも思いましたが、そんな心配自体が無意味だと言わんばかりの、昔ながらのストイックでモノトーンな猪突猛進型ハードミニマル。しかしそんな中にも、ラテン・トライバルやディスコ・リコンストラクションといったハードミニマル内での振れ幅があり、さながら斜陽化したハードミニマルのオールカタログといった趣すら感じます。
と、若干ネガティヴなニュアンスで書きましたが、むかしのハードミニマルが好きだった古いテクノヘッズにはオススメのナイス・ミックス。疾走感があって文句なしにカッコ良いです。
近い将来のハードミニマルの復権はデトロイトから、というのが僕の持論なのですが、このRob Hoodもその中核を占めることになる、かも知れない。
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Kaito - Alive (●KOMPAKT/2008) 

Kaito - Alive
Label: ●KOMPAKT (●KOMPAKT 173)
Format: 12"/MP3
Released: 2008
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ワタナベヒロシ氏待望のニューシングルがリリースされましたー!!
#A「Everlasting Dub」はKaito名義初期の名曲「Everlasting」(1stアルバム『Special Life』収録)のDubヴァージョン。●KOMPAKT音源を使用したDJミックスCD『Contact To The Spirit』(過去レビュー >>)のために用意されたトラックに、さらに手を加えたもののようです。オリジナル・トラックにずっしりと重く力強いビートを投入し、シンセラインの上からかけられたエコーやディレイが、まるできらきらと乱反射しているかのようなサイケデリックな感覚を生み出している。
#B「Alive」は新曲。生っぽいベースやギターのサウンドのフレーズをフィーチュアした、夏らしい、と言うかイビサっぽくもある哀愁系メロディーのグッド・トラック。間違いなく、昨年の本名名義の1stアルバム『Genesis』(過去レビュー >>)以降のサウンドと言える。
今月には何と曽我部恵一を全編にフィーチュアした本名名義の2ndアルバム『Life, Love』をリリースするワタナベヒロシ氏ですが、近年は湿り気のあるメロディーを中心とした作風が多いことから、この先どんなところに向かって行くのだろうと楽しみ半分不安半分。願わくばクラブミュージックとの接点を持ち続けて欲しいし、例えば喜多郎や姫神のようないわゆるニューエイジ路線には走って欲しくないなあとも思います。
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【ビール】 サントリー ゼロナマ 

最近流行りの "糖質0" の発泡酒のサントリー版(商品ページ >> ←注:音が出ます)。仮面ライダーの藤岡弘がCMしてるやつですね。
(飲んでみる。)うぇへえぇい(脱力)。な、何だコレ。味なし、コクなし、甘みなし。まるで色のついた炭酸水を飲んでるみたいだ・・・。しかも後味が妙に薬品臭い。アルコール度数も低いので(4%)飲みごたえもなし。
例によって6缶パックで買ったのだけれど、これ6本も飲むのは厳しいぞ。久し振りに失敗した~。もう今度から6缶で買うのやめようかしら・・・。

【ビール】 サッポロ VIVA!LIFE 

最近流行りの "糖質0" の発泡酒のサッポロ版(商品ページ >>)。ナイナイがCMしてるやつですね。
(飲んでみる。)糖質0をうたいながらも、いや、だからか、甘味料のヘンな甘さがかすかに残ります。また、爽快さにつけてもキリン スパークリングホップ(過去記事 >>)と比べるとぼやけた感じで少し劣るように感じます。総じてちょっと中途半端な仕上がりだなぁ。

【ビール】 アサヒ あじわい 

先日、残業のお供に、まだ飲んだことのなかったアサヒの新ジャンルビール "あじわい" を買ってみました。
(飲んでみる。)おおう、なるほど、思ったよりもちゃんと麦の味がするではないですか。少しヘンな酸味もあるけど、スーパードライのアサヒのわりにはまぁまぁ及第点ではないかと。
新ジャンルビール界においては、ホップをフィーチュアしたキリンのスパークリングホップ(過去記事 >>)に対して、麦芽をフィーチュアしたアサヒのあじわい、といった対比も成立するかもしれませんね。

DJ Hell - Hell Boys: Italo Megamix (Gigolo/2007) 

DJ Hell - Hell Boys: Italo Megamix
Label: International Deejay Gigolo Records (Gigolo 222)
Format: CD
Released: 2007
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こちらはインターナショナルDJジゴロことDJ Hellによるイタロディスコ・ミックス。なんか、数年前にCD-Rで少量出回ってたのがGigoloから正式リリースされたものらしいですね。前回取り上げたI-Fのミックス(過去レビュー >>)と比べると、Donna Summer「I Feel Love」(定番)、Giorgio Moroder「Chase」(また出た!)、Cerrone「Supernature」(Hellの十八番)、P.L.「Trans Europe Express」(もちろんKraftwerkのカヴァー)などなど知ってる曲が次々と出て来て、聴いてて単純に楽しい。そしてラストはなんとYMO、しかも「Rydeen」!!
YMOって、こういったエレクトロ・クラシックスやイタロディスコの文脈で聴かれるのが実はいちばん健全なんでしょうね。ニホンだと未だ崇め奉られて半ば神格化されてしまってるけど、そーゆーのは気持ち悪いなぁ、と思います。
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I-F - Mixed Up In The Hague Vol.1/2 (Panama Racing/2006) 

I-F - Mixed Up In The Hague Vol.1
Label: Panama Racing (PR-001)
Format: CD-R
Released: 2000/2006
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I-F - Mixed Up In The Hague Vol.2
Label: Panama Racing (PR-002)
Format: CD-R/MP3
Released: 2006
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90年代に「Space Invaders Are Smoking Grass」がヒットしたオランダのエレクトロ・アーティスト "I-F" こと、Ferenc E. van der Sluijsによるオールドスクールなイタロディスコ・ミックス。おそらくは自身のレーベルだと思われるPanama Racingより、2006年にCD-Rでリリースされた2枚。ただし、Vol.1については2000年にCDでリリースされたものの再発盤。
僕がこのあたりのエレクトロやイタロディスコのクラシックにあまり明るくないというのもあるのだろうけど、かなり↑マニアックと思われる選曲。Vol.1のほうはまだGiorgio Moroder「Chase」とかKraftwerk「Tour De France」とかA Number Of Names「Sharevari」といった有名曲が所々に配されていて安心するのですが、Vol.2なんてもうわからんよ僕は。それでもグッとクル曲や流れなんかはVol.2のほうかも知れん。
ところで、この2枚のミックスCDの音源も含むI-Fの膨大なDJミックスのMP3ファイルが、以下のページに存在します。さすがに僕は時間がなくて全然聴けてないけど、とりあえずは今回紹介した2枚あたりから聴いてみてはいかがでしょ。

RobotDJ.net > I-F MIXES >>
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VA - Classic Cuts (Clone/2008) 

VA - Classic Cuts
Label: Clone (C#cd010)
Format: CD
Released: 2008
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Serge & Alden Tyrell - Classic Cuts
Label: Clone (C#cd010.1)
Format: CD
Released: 2008
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Adult.やDrexciyaなんかもリリースしているオランダのエレクトロ系レーベルClone。その再発専門ラインであるClone Classic Cutsよりリリースされた12"が、コンピレーションにまとめられて登場です。
オールドスクールなイタロディスコ (#01~05、07、13) とオールドスクールなシカゴハウス (#06、08~12)。
やはり性としてシカゴハウスに惹かれるわけで、特に#09から#12までのLarry Heard、Mike Dunn、Rodney Bakerr、再びMike Dunn、というシカゴアシッド4連チャンにはたまらないものがあるわけですが、その意に反して#13のGay Cat Park「I'm a Vocoder」が良い。ポップでチップなヴォコーダーロック!
ちなみに初回特典でミックスCDがついてマッスル。気になる方はお早めに。
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VA - Silk and Skip present Chicago's Finest: The Chicago LP/CD (S+S/2007) 

VA - Silk and Skip present Chicago's Finest: The Chicago LP/CD
Label: S+S Records Chicago (SNS7003-2)
Format: CD×2
Released: 2007
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シルキーでムーディーなヴォーカルハウスやディスコハウスのコンピレーション。
・・・なんだけど、何を間違ったのか、ゲットーなヒップハウスやアシッドハウスも数曲収録されている。
そして、その数曲目当てにこの2枚組CDを買ったのは何を隠そうこの僕で、スムースな表シカゴハウスもそれはそれで良いけど、僕はやはりダーティーな裏シカゴハウスに惹かれてしまいます。
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VA - The House Of Muzique (Muzique/2007) 

VA - The House Of Muzique
Label: Muzique Records (Muzique CD-01)
Format: CD
Released: 2007
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1989年から1994年にかけて、故Armando Gallopが運営していたシカゴハウス・オリジナル世代のレーベルであるMuzique Recordsですが、2004年以降、そのカタログナンバー01番(過去レビュー >>)を飾ったSteve PoindexterがArmandoの遺志を継ぎ、シカゴハウス・クラシックの再発専門レーベルとしてリリースを再開している。本作は、現在のところ唯一のMuziqueのCDリリースで、レーベル再生後の12"から纏められたコンピレーションである。
ボテボテかつスココン系の、どチープなエレクトロ寄りのシカゴハウスのみならず、スムースでムーディーなディープハウスも。しかしいちばんカッコ良いのはやはり、"狂人" の異名を取るSteve Poindexter自身のユニットであるFaces Drumsの「Faces 3 (Body)」(#10)。「Work That Mutha Fucker」直系のシャッフルしたズンドコビートとダーティーなヴォイスサンプルが最高にイカしてる。
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Chick & Hiromi - Duet (Universal/2008) 

Chick & Hiromi - Duet
Label: Universal Music (UCCO-9181)
Format: CD×2+DVD
Released: 2008
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復帰した織田信成がニコライ・モロゾフに指事、というニュースにもびびったが、そのことを知った高橋大輔がモロゾフから離脱のニュースにさらにびびった。世界女王浅田真央もコーチ不在のままだけど、彼らにどんなコーチが就いたら今後面白くなるだろうか(浅田真央にはタチアナ・タラソワでいいと思うんだけどな)。

巨匠Chick Corea上原ひろみによる、昨年9月の東京ブルーノートにおける実演録音盤。
ピアノで無邪気にたわむれる子どもがふたり・・・。
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ヤン富田 - Forever Yann Music Meme 4: Variations (CCRE/2008) 

ヤン富田 - Forever Yann Music Meme 4: Variations
Label: CCRE (CCRM-6014)
Format: CD+DVD+Book
Released: 2008
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今年のGWはこの4連休だけでした。いや、3.5連休か。
5/3(sat)
昼過ぎに出張から帰宅。夕方から、ポルトガル在住時にblogで知り合った山さんが大阪に遊びに来たので、初めてお会いして駆けつけ3軒痛飲グ。
5/4(sun)
二日酔い。予定をキャンセルして、まる1日寝て過ごす。
5/5(mon)
昼間は相方と家の掃除。夜は友達家族がやって来てお好み焼きパーティー。残念ながら酒が飲めるまでには回復せず。
そして気づけばGWは明日で終わりです・・・。

ヤン富田大先生自らのアーカイヴ化作業とも言える "Music Meme" シリーズ第4弾は、自身のライフワークたる1曲「Forever Yann」のヴァリエーションもしくはワンウェイ作品集のCD、2年前に鎌倉の妙本寺で行ったライヴ映像を収録したDVD、そして『Forever Yann Music Meme 1』(過去レビュー >>)の続編的な100ページ以上あるブックレット、という複合メディアのボックスセット。
それから、長らく発売延期のままとなっていたDoopeesの2ndアルバム『Doopee Time 2』も、こっそり同梱されていました! ま、どういう形でかは、買ったひとだけのお楽しみってことで(笑)
とにかく1stアルバム『Music For Astro Age 』(過去レビュー >>)に収録されていたアンビエント・アシッド・ダブな「C-Ya!」が大好き過ぎる僕にとって、このCDはタマラン内容。てか、「C-Ya!」(#04) もヴァリエーションのひとつだったのね。原曲「Forever Yann」(#11) は1988年の作品だそうです。そしてそれをポップスとしていちばんうまく転化されているように思うのが、小泉今日子の「Moon Light」(#02) ですね。Miss A(過去レビュー >>)と言い、ヤンさんのつくるハウスは本当にいい。
ところで、6月には10年前のドクターの大作『Music For Living Sound』(過去レビュー >>)が3CD+2DVDの形式で再発されますね。これはかつてのCD-Rの内容がDVD化されただけなのかな。こちらについては買おうかどうしようか、まだ迷い中。
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BOØWY - Last Gigs Complete (EMI/2008) 

BOØWY - Last Gigs Complete
Label: EMI Music Japan (TOCT-26540 )
Format: CD×2/MP3
Released: 2008
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良くも悪くも、その後の二ホンのロックバンドのベンチマークとなったBOØWYが、20年前の1988年4月5日に行なった再結成ライヴの音源の完全版がリリース。たまに勘違いされる方がいるようなので一応書いておくと、BOØWYの解散日はあくまでも1987年12月25日であり、この "Last Gigs" は、解散から3ヶ月余り後の早すぎる再結成というのが公式見解です。
旧盤『Last Gigs』から、伝説のアンコール5曲を含む全11曲を追加収録。今回はMCも収録されており、ファンにとってはまさに待ち望んだ末のリリースと言えるでしょう。DVDも同発。一方では、ここ数年のBOØWYを取り巻くEMIの商売のやり方への批判もファンの間では渦巻いているようですが、僕個人としては、およそ15年ほどこのバンドの音から遠ざかっていたので、いい意味での距離感を持って、ニュートラルな感覚で聴くことが出来たんじゃないかと思います。まぁ懐かしい。それだけですわ。
ただ、今回新たに収録されたMCなんかを聴いて、BOØWY解散以後はひたすらマッチョイズムに突き進んでいる感のあったヒムロックの印象がちょっと変わった。これは僕にとっては20年目の収穫。あとはまぁ、BOØWY関連で各メンバーの解散後の活動も含めて、僕がいちばん好きな作品は布袋の1stアルバム『Guitarhythm』だというヒネクレ具合なもんで、やっぱり布袋のギターはライヴよりもスタジオ仕事の方がソリッドかつマシーン・ライクでカッコイイよなぁ、ということを再認識しました。
蛇足ながら、その『Guitarhythm』というアルバムは、80年代後半当時のマッドチェスター・ムーブメントと完全に同期した、最高にスリリングなエレクトリック・サウンドでオススメです(布袋はそもそもエレクトロニックミュージック好きなんですよね)。このアルバムがニホンの音楽業界ではほとんど評価されてないのが僕には理解出来ん。
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