【ビール】 サッポロ エーデルピルス 

明日はいよいよIKEA鶴浜がオープンですね。といっても、今回はポートアイランドのときみたいにプレオープンに行ったりもしないのですが。また、"そちら" の方の進行状況もあまり芳しくないので、あまりさしあたっての用事はないというのが正直なところ・・・(涙)

昨年ネットで限定5,000セットを販売し、瞬く間に完売したというエーデルピルスが、今年、限定醸造で一般販売開始です。麦芽100%、ザーツ(チェコ)産のファインアロマホップ100%使用のドイツ・スタイルのピルスナーだそうです。
"高貴な苦みのプレミアム" のコピー通り、たしかに強めの苦みが特徴的ではあるものの、フレッシュなホップの味わいをそれ以上に感じるので、あまり "苦みばしった" という印象はない。
そんなわけで、ホップ好きの向きは一度飲んでみるべし。その際は、缶に記載された3度注ぎの方法でグラスに注いでみましょう。

Christian Prommer's Drumlesson - Drum Lesson Vol.1 (Victor/2008) 

Christian Prommer's Drumlesson - Drum Lesson Vol.1
Label: Sonar Kollektiv / Victor (VICP-64094)
Format: CD/AAC
Released: 2008
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今年上半期の話題盤(あれ? 昨年末あたりから出回っていたような気もしますが・・・)、Christian Prommerをプロデューサーとするジャズメンによるテクノやハウスのジャズ・カヴァー集。「Firecracker」と「Hi-Tech Jazz」の2曲をボーナストラックとして収録のニホン盤発売を待って購入(それでもずいぶん前の話だなぁ)。
昨年の「Strings Of Life」(過去レビュー >>)が原曲のテイストを損なわずジャズピアノとしてもきちんと作られていてけっこう度肝を抜かれたのでアルバムにも期待していたのですが、いやぁ、これは期待通り。
ジャズ化しても違和感のないような選曲がきちんとされているし(「Higher State Of Consciousness」だけはちと無理があるかな)、単純にピアノトリオの作品として良くできているので、仮に原曲を知らなくても充分楽しめる。
白眉なのはやはり「Strings Of Life」と、それからニホン盤ボートラの「Hi-Tech Jazz」。このアルバムは「Hi-Tech Jazz」のために、絶対ニホン盤の方を手に入れるべき。
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【ビール】 Erdinger Weiβbier Mit Feiner Hefe 

先月、父の日に白・金・黒のドイツビール3本セットをプレゼントしたのですが、実はこっそりと自分の分も買っていたのです。
というわけで、まずはエルディンガーの小麦ビール(ヴァイツェン=白)を飲んでみました。

色は白濁した橙色で、泡立ちはすこぶる良い。
口に含むと、きりりと締まった炭酸と、少しだけ酸味のある柑橘系の香りが、とても爽やか。
飲み干すと、喉の奥から口内にかけてごくわずかにひろがる蜂蜜のような甘みのフィニッシュ。

じっくりと味わいたい系でありながら、ニホン人好みのキレにもめぐまれた、バランス感覚に秀でたビールだと感じました。旨いです。

Hiromi's Sonicbloom - Beyond Standard (Telarc/2008) 

Hiromi's Sonicbloom - Beyond Standard
Label: Telarc (UCCT-9007)
Format: CD+DVD
Released: 2008
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今年のフジテレビの27時間テレビは面白かった!! 懐かしさももちろんあるんだけど、大御所と言われるベテラン芸人達の力を見せつけられたって感じでしたね。こういうの見せられると、今の若手はパワーがないか偏ってるかのどっちかなんだなぁ。

ジャズピアニスト上原ひろみが率いるバンド "Sonicbloom" の2ndはカヴァー集。プレスリリースなどを見るとスタンダード集ということですが、嘘をつけ(笑)という感じの選曲。
上原ひろみのリリース・ペースの速さは多分にレコード会社との契約の関係があるのだろうけど、チック・コリアとのライヴ盤過去レビュー >>)に続いてリリースされたのがこのカヴァー集ということで企画盤が2枚続いたわけであり、Snicbloomの1stに当たる『Time Control』(過去レビュー >>)には、やはり当人としてもやり切った感が充足していたものと思われます。と同時に、次作はおそらくSnicbloomのオリジナル作であり、それは『Time Control』以上に力の入ったものを出してくることが想像に難くないのです。
そんなわけで、今作は良い具合に力の抜けた、リラックスした作品になってると思います。と言ってもぬるい演奏なわけはあり得ず、フュージンスキーのギターをフィーチュアしたSnicbloomの緊張感のありつつ遊び心の感じる演奏は相変わらず最高。
しかし緊張感という意味においては、ボートラのライヴ版「Return Of Kung Fu World Champion」に勝るものはないです。この1曲だけで僕は昨年のライヴ(過去記事 >>)の感覚を思い出して涙が出そうになりましたよ。
DVDの方も、上原ひろみの超絶技巧をヴィジュアルで楽しむことが出来てオススメです。
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Rhythm & Sound - w/The Artists / The Versions (Burial Mix/2003) 

Rhythm & Sound - w/The Artists
Label: Burial Mix (BMD-2)
Format: CD
Released: 2003
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Rhythm & Sound - The Versions
Label: Burial Mix (BMD-3)
Format: CD
Released: 2003
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CDで聴くBasic Channelガイド 第8+9/12回

Basic Channelは、2001年になると70~80年代のNYのルーツレゲエのレーベルWackie'sのカタログ再発作業に手をつけます。また、2003年にはBasic Replayという、これまた過去のレアなレゲエの再発レーベルを開始。いよいよもってテクノとの関わりが薄まっていく中、リリースされたのがこの2枚のCD。その内容は、2001年から2003年にかけて、8人のレゲエ・シンガーをフィーチュアしてリリースされた8枚の10インチをそのまんままとめたもの。A面のヴォーカル曲ばかりを集めたのが『w/The Artists』で、B面のヴァージョン(インスト)ばかりを集めたのが『The Versions』です。これ、なんで2枚組で出さなかったんだ!? 乱暴に言うと、レゲエ好きな人は『w/The Artists』を、テクノ(?)好きな人は『The Versions』を買えってことか。
正直この辺りになるとBasic Channel=Rhythm & Soundの活動に特に思い入れることもなく、このアルバムもそうそう何回も聴いていなかったりしたのですが、今回久し振りに聴いてみると、お、けっこういいやん、という感じ。前にも書いたけどRhythm & Soundのレゲエ/ダブは夏に聴くべき酩酊音楽だわ。とくに『w/The Artists』の方は気付けばリピートしてしまっていました。僕はこのアルバムに関してはヴァージョンよりも歌入りの方が好きだなぁ。
しかしRhythm & Soundのダブは確かに好きなんだけど、かつてはBasic Channelという革新的な音楽をやっていた2人がわざわざメインプロジェクトとしてやることなのかという疑問は、うっすらとではあるが常に付いて来ます。
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Stakker - Eurotechno / Humanoid - Sessions 84-88 (Rephlex/2003) 

Stakker - Eurotechno
Label: Rephlex (CAT 129 CD)
Format: CD
Released: 2003
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Humanoid - Sessions 84-88
Label: Rephlex (CAT 130 CD)
Format: CD
Released: 2003
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UKアシッドハウスのオリジネーターのひとりであるHumanoidは、The Future Sound Of Londonの片割れであるBrian Dougansのソロプロジェクト。彼の80年代の過去作品を、Richard D. Jamesの奇形電子音楽レーベルRephlexが2003年にリイシューした2枚がこちら。
先ず『Eurotechno』は、Stakker名義で1989年にVHSでリリースされたCGによる映像作品のサウンドトラック盤。アシッドハウスのトラックが数小節単位で電子音のサウンドエフェクトに阻まれ、『Limited Edition Not For Sale』(過去レビュー >>)を彷彿とさせる、せわしないトリップが繰り返されるカットアップ作品となっている。
いっぽうHumanoid名義の『Sessions 84-88』は、そのタイトル通り1984年から1988年までの作品集。#07、18、19、23の4曲が1984年作、#16、17、20、21、22の5曲が1987年作、残る14曲が1988年作という内訳。Humanoid最大のヒット曲「Stakker Humanoid」(のリミックスヴァージョン)で幕を開け、シカゴ産のアシッドハウスとは違った電子音を前面に押し出すタイプのUKアシッドハウスのトラックが、短めにつながっていく。ピークは名曲「Cry Baby」。その後は一転、土着的な響きのモノトーンなブレイクビーツや小品の電子音楽が続く。
このあたりのUKアシッドハウスが、ユーロテクノ、レイヴへと続く道となるのです。
昨年、Humanoidの作品をFeadzをはじめとする数々のアーティストがリミックスした作品集『Your Body Robotic』がリリースされ、何度目かのHumanoid再評価も起こりそうな気配。そちらは僕は未聴ですが、近々手に入れたいと思っているところ。
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Scion - Arrange And Process Basic Channel Tracks (Tresor/2002) 

Scion - Arrange And Process Basic Channel Tracks
Label: Tresor (Tresor.200CD)
Format: CD
Released: 2002
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家でエスプレッソを入れるのに初めてポッドを使ってみたけど、楽チンなのに美味しくてイイカンジイイカンジ! もうミルで豆挽くことはなくなるかも(入れるのも挽くのも相方ですが)。

CDで聴くBasic Channelガイド 第7/12回

これはBasic Channelの作品というよりも番外編に近いかな。Basic Channelレーベルのバックカタログから、ScionことSubstanceとVainqueurの2人が選曲し、 Ableton Liveでミックス、再構築したという1枚。と言ってもRichie Hawtinの『DE9』のように原型を留めないほど細切れにエディットされてるわけではなく、DJミックスの延長線上として聴ける。
ぐわんぐわんとエコーのかかったアブストラクトなウワモノと性急なビートが織りなす初期Basic Channelの世界を、これでもかとノンストップ仕様で聴くことが出来るのはこのアルバムだけ! 鳥山明先生の作品が読めるのはジャンプだけ!
そんなわけで(?)先日出たばかりの初期Basic ChannelのコンピCD『BCD-2』が気に入った向きは、このCDも何とかして探し出してみて下さい。オススメ。
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Deskee - No.1 Is The Number (RCA/1990) 

Deskee - No.1 Is The Number
Label: RCA (2429-2-R)
Format: CD
Released: 1990
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今日、会社のビルの全館冷房が故障してストップした。オフィスはみるみる灼熱地獄に(笑)

ラッパーのCrumpley、WestBamことMaximilian Lenz、そしてその長年のパートナーでエンジニアのKlaus Jankuhnによるヒップハウス・ユニット、それがDeskee。このアルバムを中古屋で見つけてDiscogsのページをざっと見たときに、あ、2ndアルバムなんだなと早とちりしたのですが、『Dancetracks』という名前のアルバムは本作と同内容であり、本作は1stアルバムでしたわ。
シカゴハウス、当時のニューヨークハウスっぽいディスコハウス、WestBamの趣味であろうAfrika Bambaataa直系のエレクトロ、レゲエ/ダブ、それらのトラックの上をもっさりしたラップが乗っかるというスタイル。現在のWestBamにつながるようなサウンドにはあまり感じられない。しかもアルバム中いちばんヒップハウスっぽくてカッコイイ「No.1 Is The Number」はWestBamの手による曲ではないし・・・。
それでもAmazonのマーケットプレイスでは何枚も1円で売られているし、ヒップハウス好き、それからWestBamファンの向きはいちど手にしてみても良いのでは。
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Rhythm & Sound - CD (Rhythm & Sound/2001) 

Rhythm & Sound - CD
Label: Rhythm & Sound (RSD-1)
Format: CD
Released: 2001
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3月に島之内のアジアマートで買ったまま保存していた三農のスタ麺(パッケージはリンク先のものとは別)を食った。・・・辛っらぁ~!!

CDで聴くBasic Channelガイド 第6/12回

Rhythm & Soundレーベルは1997年から2002年にかけて、7枚の12"と1枚のコンピレーションCDをリリースしている。同じRhythm & Sound名義でリリースするBurial MixがTikimanをはじめとするレゲエシンガーをフィーチュアしたダブ・レーベルであるのに対し、このRhythm & Soundは主にダブのインストゥルメンタル・トラックをリリースするレーベルという位置付けであるようだ。
本コンピでは、02番から06番までの5枚の12"からの9曲と、2001年にPK Recordsよりリリースされたスプリット10"収録曲 (#01) の10曲が聴ける。1曲 (#05) を除きすべてインスト作品であり、ざらつき、霞がかった音響のディープなダブが気持ち良過ぎる。しかしそれよりも何よりも、#01「No Partial」の完全にルーツダブなサウンドの快楽指数の高さと言ったらもう!
蒸し暑く日差しの強い夏の日、クーラーのよく効いた部屋で寝転びながらビール片手に聴くとズッパマリの楽園音楽。もう日がな一日とろーんと酩酊していたい。楽天的要素はほとんどないにも関わらず、本作は、今の季節に聴くのにピッタリのチルアウト・アルバムです。
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Holy Noise - Organoised Crime (ARS/1991) 

Holy Noise - Organoised Crime
Label: ARS Productions (656757-2)
Format: CD/MP3
Released: 1991
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諸事情あって2日ほどアルコールから離れたのですが、今晩ビールを2缶飲んだだけでけっこう酔いがまわってしまった。たまに抜くと効きが良くって困ります(困りません)。

レイヴ期に大ヒットしたL.A. Styleの「James Brown Is Dead」(一説によると世界で最も売れたテクノのレコードだとか)のアンサーソングとして勝手にリリースされた「James Brown Is Still Alive!!」で一躍有名になったHoly Noise。その正体は、後にRotterdam Recordsを設立してガバ・ムーヴメントの先陣を切ることとなるオランダのガテン系DJ、Paul Elstakである。
「James Brown Is Still Alive!!」以前の小ヒット曲「Get Down Everybody」はヒップハウスmeetsハードコアテクノって感じでドライヴィンなラップがけっこうカッコウ良くて、このアルバムの1曲目。収録曲は若干異なるもののこのアルバムのニホン盤のタイトルもこの「Get Down Everybody」だ(Amazonへのリンクはこのニホン盤のものしか見つけられず)。
「James Brown Is Still Alive!!」は今聴いてもかなりやりすぎ感ただようハードコア・レイヴではあるが、ガバ好きだった僕にはこの過剰さは今でもけっこう好き。そしてアルバム総じて後にガバにつながって行くその予兆は充分見て取れると思う。こういうの聴くとガバの連中が自らをハードコアと呼んでいたのはよく理解できるし、ちょっと自分の中で交通整理された感じだ。
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Round One to Round Five - 1993-99 (Main Street/1999) 

Round One to Round Five - 1993-99
Label: Main Street Records (MSD-1)
Format: CD
Released: 1999
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うひょう! ヤン富田の昨年のワークショップがDVD化!!
今年はヤンさんリリースラッシュですなあ。DVD2枚組だそうです。楽しみ。

CDで聴くBasic Channelガイド 第5/12回

Moritz von OswaldとMark Ernestusにより、1994年から99年にかけてリリースされたRound OneからRound Fiveまでの5枚の12"をまとめたのがこのCDアルバム。
Round OneとRound TwoではAndy Caineなるヴォーカリストを迎え、かなりハウス寄りの、音の輪郭がはっきりしたサウンドアプローチを見せている。これまでは主にデトロイトとのつながりをフィーチュアしていたBasic Channelが、Round OneではChez DamierとRon Trentといったシカゴハウスのオールドスクーラーを参加させている。一方Quadrant名義のセルフミックスはモロBasic Channelなダビーなアブストラクト・テクノ。そしてRound Twoの「New Day」はクールかつソウルのある最高のハウスチューン。この曲は色んなコンピやミックスCDなんかにも収録されました。僕もすごく好きな曲。
Round Three以降はTikiman(現Paul St. Hilaire)とのコラボレーション。て言うか、このRound ThreeがおそらくBasic ChannelとTikimanの最初の邂逅。これがきっかけとなって、Basic ChannelはRhythm & Soundとしての活動が本筋となるのです。
Rhythm & Soundのダブももちろん好きだけど、可能性としてRound OneやRound Twoのような、Mシリーズとはまた少し違ったハウス路線も続けて欲しかったなと思います。
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Human Resource - Dominating The World (2B Free/1991) 

Human Resource - Dominating The World
Label: 2B Free Records (2BF101-2)
Format: CD/MP3
Released: 1991
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昨日、ひさしぶりに心斎橋のマンゴーシャワーカフェでランチしようとしたら、ACTUSのビルの地下階がまるまる閉まっててびびった。仕方がないので別の店に向かっていた途中、移転したマンゴーシャワーカフェを偶然発見したので入ってランチ。ベトナム風チリポークライスとハートランドビール、旨かったです。

1991年にベルギーのR&S Recordsからヒットしたハードコアテクノ・クラシック「Dominator」を含むHuman Resourceのアルバム。
ニュービート(ベルジャン・ハードコア)が後のジャーマントランスの原型となったことはよく言われていることですが、このアルバムでは「Dominator」のような派手派手しいサウンドはそれほど聴かれず、どちらかと言うとドリーミーな、ハードコアテクノからトランスへと移り変わる過程の音を聴くことができます。そしてこの狭間の音から、C.J. Bollandなどが台頭してくるのです。
また、リミキサーとしてJoey BeltramとFrank De Wulfが1曲ずつ参加してますが、Beltramはこの時代からすでに凄まじい音圧で流石。一方Frank De Wulfは最近名前を聞きませんが、昔も今も僕にはこの人の良いところはよくわからんです・・・。
「Dominator」は2年前にHellがカヴァーしてましたね。好きだったんでしょうか。しかしこの動きは世間のハードコア・リヴァイヴァルとも不思議と符合してました。
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Rhythm & Sound w/Tikiman - Showcase (Burial Mix/1998) 

Rhythm & Sound w/Tikiman - Showcase
Label: Burial Mix (BMD-1)
Format: CD
Released: 1998
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Basic Channel特集なんてものをblogでやっておきながら、諸事情あって先週末のMoritz von Oswald Trio @ sunsuiには行きませんでした。せめてアルバムリリースを楽しみに待ちたいと思います。

CDで聴くBasic Channelガイド 第4/12回

Chain Reactionレーベルを始めた翌1996年、OswaldらはTikimanなるレゲエシンガーをフィーチュアしたRhythm & Sound名義での10"リリースをひっそりと開始。それまでのディープ&ダビーなテクノからさらにレゲエ/ダブ色を強めたアプローチを展開することになるのですが、当時の印象としてはまだまだBasic Channelのサイドプロジェクトといった認識以上のものはなかったように思います。
このアルバムは、Tikimanを擁してリリースされた5枚の10"の5曲とそのヴァージョン(インスト)全10曲をまるまる1枚のCDにパッケージングしたもの。Basic Channelはこの手の商法が非常に多いのですが、これは別に商売に汚いとかいうわけではなくて、当時のヴァイナルの購買層とCDの購買層は明らかに違うものだという認識を持っていたということでしょう(と、思いたい)。
TikimanのトリッピーでドープなヴォーカルとOswaldらの手によるさらに深遠さを増したトラックの相性がまた素晴らしく、Oswaldらの活動はここからさらにレゲエ趣味を全開にしてズブズブと沈み込んで行くのです。まさか今後このRhythm & SoundがBasic Channelのメインプロジェクトになろうとは。
ちなみにTikimanは、現在ではPaul St. Hilaireの名前で活動中。本作も再発盤ではクレジットがw/Paul St. Hilaireになってます。もちろんBasic Channelとの関わりは引き続き健在。
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VA - ...Compiled (Chain Reaction/1998) 

VA - ...Compiled
Label: Chain Reaction (CRD-06)
Format: CD
Released: 1998
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自動車運転免許の更新に行って来ました。それにしても、違反者講習で見せられるビデオってクルマを運転する気をなくさせますよね。いやあ事故はこわいです。

CDで聴くBasic Channelガイド 第3/12回

Basic Channelレーベルの終了後、Oswaldらが新たに立ち上げたレーベルがこのChain Reaction。1995年の1stリリースScionの『Emerge』から2003年のHallucinator『Morpheus』まで、12"を35枚とCDを11枚リリースしている。一方でOswaldらの活動は、よりレゲエ/ダブ色を強めたRhythm & Sound名義にシフトしており、音楽的にはBasic Channelの正統な後継レーベルであるChain Reactionは、外部アーティストや新人を積極的に拾い上げる場として機能することとなった。
本作は、現在のところ唯一のChain Reactionのコンピレーションで、95年から98年までに12"でリリースされた作品がまとめられている。
Maurizioレーベルからも12"をリリースしていたVainqueurをはじめ、のちに他レーベルからもリリースするようになるScion、Porter Ricks、そしてMonolakeといったタレントを発掘しており、それぞれがBasic Channelの影響下にありながらもその独自性を保持するという高いクォリティを有している。中でもContinuous Mode「Direct Drive Mode1」といったアシッドからの流れをも感じさせるトラックは個人的にお気に入り。
ちなみにChain ReactionからリリースされたMonolakeの1stアルバム『Hong Kong』は、先ほどリマスタリングのうえ再発されています。コンピにまとめられていないChain Reaction後期の作品にも素晴らしいものが多いと思うので、いちど『BCD-2』よろしくCDでまとめてくれないかなあ。再発やデジタルリリースにも理解のあるBasi Channelですが、ことChain Reactionに関してはほとんど再発されていないもんなあ。
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T99 - Children Of Chaos (Who's That Beat?/1992) 

T99 - Children Of Chaos
Label: Who's That Beat? (WHOS 67 CD)
Format: CD/MP3
Released: 1992
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いや、ここでT99なんて取り上げる予定はなかったんですよ。でもQuadrophoniaのエントリでT99の記載に対する食いつきを頂いたので、アルバムをiPodに入れて聴いてみたんですね。
T99は、こないだも書いたけどPatrick De Meyer (Technotronic) にOlivier Abbeloos (Quadrophonia) とPhil Wilde (2 Unlimited) を加えた、当時のポップダンス界のドリームチームとでも呼ぶべきユニットで、一聴しても、Technotronicや2 Unlimitedと比べると幾分アンダーグラウンドな、当時のレイヴ・ムーヴメントに則したサウンドであることが判る。
有名なのはやはり「Anasthasia」に代表される、フーヴァーノイズと呼ばれる暴力的で派手派手しいデジタルシンセのリフが特徴的なレイヴチューン。テンションがガンッと上がる。しかし、他にもアグレッシヴなブレイクビーツにラップがからむトラックや、ミドルテンポのアンビエント/ニューエイジ系トラックまで、アルバムだからなのかそうでないのかは定かではないけれど、けして一本調子さはない。ただ、そうした緩いめの曲が今の耳で聴いて面白いかと言うとそんなこともない。しかし、当時のダンス・プロデューサーは今と違って音楽的バックグラウンドの豊かなひとが多かったので、そういった意味で、単なる馬鹿騒ぎのための音楽でありながらも、そこはかとない深みを感じる瞬間がある。

【ひとくちメモ】
★ 1991年作の「Anasthasia」を10年後の2001年にカヴァーしたのはかのヨージ様ですが(ホントは2000年)、はたして20年後の2011年にはどんなひとがカヴァーするのでしょうか。ニューエレクトロなんかのDJがレイヴクラシックをスパイス的に使うことも多い昨今、需要はあるんじゃないかなあ(でも3年後はちょっと遠すぎるか)。
★ 「Anasthasia」のヴォイスサンプルが『タモリ倶楽部』の空耳アワーで何と聞こえると紹介されたか、覚えているひといますか? 情報求む(笑)
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Maurizio - MCD (Maurizio/1997) 

Maurizio - MCD
Label: Maurizio (MCD)
Format: CD
Released: 1997
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CDで聴くBasic Channelガイド 第2/12回

Basic Channelの別動レーベルとして92年から97年までの5年間に8枚の12"をリリースしたMaurizioは、Basic Channelの音楽性をもっともわかりやすく体現したレーベルではないでしょうか。事実、4番以降のいわゆる "Mシリーズ" は、当事まだまだ垣根の高かったテクノDJとハウスDJの双方がスピンするというクロスオーヴァーヒット。後期Basic Channelのディープな音響ミニマルと比べ、足腰のしっかりとしたハウシーなグルーヴを備えていたことが勝因でしょう。Moritz von OswaldとMark Ernestusのハウス趣味が全快となったシリーズだと言えるかも。つまりは今の言い方で言うとダビーなウワモノのテックハウス。
このCDへは、Maurizioレーベルの3番から7番まで、ほとんどがCD向けの別ヴァージョンで収録されている。3番「Domina」の12"のカップリングはCarl Craigによるリミックスであり、また、ここには収録されなかった1番「Ploy」にはURのリミックスが収録されていることからもわかる通り、Basic Channelは当初デトロイトとのコネクションを重要視していたことが見て取れます。ちなみに2番は唯一OswaldとErnestusの作品ではなく、後にChain ReactionからもリリースしたVainqueurが手がけている。まぁ当時はBasic ChannelのCyrusとかPhylypsとかQuadrantとか、それがOswaldらの変名なのか別のアーティストなのか、そもそもそれがアーティスト名なのか曲名なのかもよくわからなかったものでしたが。
なんだかんだ書きましたが、テクノヘッズの必修科目にして、Basic ChannelをCDで聴くなら先ずはこのコンピレーションから、という間違いのない1枚。
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Quadrophonia - Cozmic Jam (RCA/1991) 

Quadrophonia - Cozmic Jam
Label: ARS / RCA (07863 61019-2)
Format: CD
Released: 1991
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途中で【CDで聴くBasic Channelガイド】なんてものを始めてしまったのですが、この記事の続きです。

Quadrophoniaは、T99のメンバーであるベルギー人プロデューサーOlivier Abbeloosと、オランダ人ラッパー(現在はDJ)Lucien Foortのユニット。T99と言えばフーヴァーノイズが暴れまくるレイヴクラシック(ジュリアナ・クラシックでもある・笑)「Anastasia」でオナジミのレイヴユニットであり、他のメンバーはTechnotronicのPatrick De Meyerに2 UnlimitedのPhil Wildeというおそろしい組み合わせなので、T99はこれはもう当事のドリームチームと言うべきユニットであったことは、このエントリを書くのに調べて初めて知りました(笑) 世の中まだまだ知らないことが多いです。
で、このアルバムなんですが、ブリープシンセ、オケヒット、高速ブレイクビーツ、そしてMCと・・・あれ? こんなこと、確かこないだも書きましたね。まぁつまりは典型的なハードコア・レイヴです。U96との違いと言えば、さらにダンスミュージックに特化した音作りがされているといったところか(いや、こっちのほうが古いんですけど)。
この手の音楽を聴いて血湧き肉踊るのは決して懐古的なだけではなくて、洗練されていない分、プリミティヴな衝動があるからでしょうね。Hardcore will never die!!
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Basic Channel - BCD (Basic Channel/1995) 

Basic Channel - BCD
Label: Basic Channel (BCD)
Format: CD
Released: 1995
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CDで聴くBasic Channelガイド 第1/12回

唐突に始めてしまったBasic Channel特集。それにしても2008年のテクノシーン最大のニュースは、以前書いたようにX-102の復活と、そしてこのBasic Channelの復活(プラス、MauritzMoritz von Oswald Trioの来日!)であることに間違いはないでしょう。
Basic Channelは、元Palais SchaumburgのMauritzMoritz von Oswaldと、ベルリンのレコ屋兼レーベルHard WaxのオーナーMark Ernestusによる、ユニット兼レーベル兼マスタリングスタジオの名前であり、もともとジャマイカで生まれたダブを基調とした作品を、ヴァイナル・ベースでリリースしています。
そこで今回の特集タイトル【CDで聴くBasic Channelガイド】ですが、ヴァイナル・ベースの作品をあえてCDで聴くとは、ハイ、つまりBasic Channel初級編ですね。僕自身Basic Channelの作品をヴァイナルで集めているわけではないのであまりコアな内容は書けませんが、これまでBasic Channelに触れることのなかったひとに新たな門を開くことが出来れば "してやったり" です。

ところで本体のBasic Channelレーベルは1993年から1994年のたった2年間に9枚の12"をリリースしたのがその活動のほとんど全てなのですが、それらの作品に加え、未発表曲をまとめたのがこの『BCD』。ヴァイナルから録られた曲も含めて、リスニング向けにエディットされている(ような気がします)。そしてヴァイナルライクなプチプチとノイズ混じりのざらついた音響の4つ打ちのダブは、それまでのテクノやハウスにはなかった深淵な世界を生み出している。Jamaica meets Berlin!
テクノの歴史上最も重要な発明はアシッドハウスとBasic Channelの2つだと答えたのは石野卓球ですが、彼らのこの "発明" は、後のテクノシーンに多大過ぎる影響を遺してしまった。現在も直接的なフォロワーが後を絶たず、ミニマルダブと呼ばれるジャンルが派生していることは勿論のこと、Basic ChannelがなければWolfgang VoigtのStudio 1シリーズ(過去レビュー >>)は生まれ得なかっただろうし、Studio 1がなければRichie HawtinがConcept 1シリーズを始めることも、作風を大きくミニマル化することもなく、引いてはここ数年のテクノシーンがミニマルの潮流に飲み込まれることもなかったであろうことは疑うベくもありません。

ちなみに巷ですっかり定着した "ベーチャン" という呼称、実は僕はあまり好きではないので、このblogでは長いけどBasic Channelと呼ぶことにします。Basic Channelのことを "ベーチャン" と呼び始めたのはおそらくライターの三田格氏だと思いますが、僕は三田氏は音楽を漁るうえでのガイド役として全幅の信頼を置いてはいるものの、この略称はユーモアとは言えどうなのかなと。三田氏はドラムンベースのことも "ドンベー" なんて呼んでいたけど、こっちの方は定着しませんでしたね(笑)
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【INDEX】 CDで聴くBasic Channelガイド