Terry Lee Brown Junior - Softpack (Plastic City/2008) 

Terry Lee Brown Junior - Softpack
Label: Plastic City (PLAC054-2)
Format: CD/MP3
Released: 2008
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気付けば3週間ぶりのディスクレビューになってしまいまった。
(注:このblogは音楽blogでふ。ビールblogではありまふん。)

ドイツのテックハウス・レーベルPlastic Cityと言えば、かつてニホンのCo-FusionがAtom名義でリリースしていたということくらいしか印象になかったのですが、近年はテクノ(ミニマル)におけるディープハウス・(リ・)リヴァイヴァルを先導するレーベルとして、シーンの表舞台に姿を現しています。そしてこのTerry Lee Brown JuniorことNorman Fellerというひとは、Plastic Cityのなかでも古参にあたるアーティストで、テクノのディープハウス化現象を語るうえでは外すことの出来ない最重要パーソンのひとり。
本作『Softpack』は、ヨーロピアンなテックハウスやミニマルのフォーマットを巧くディープハウスっぽく横すべりさせている。トラックは輪郭がはっきりしていながら、全体としてアトモスフェリックな雰囲気を醸し出しており、ゆるやかな時間が流れている。反面、黒っぽいソウルには欠けており、レーベル名通り、プラスティックで作られたかのような冷たさをも感じる。まぁこの辺りは好みだと思います。
アルバムの中でいちばんフックとなっているのがプログレッシヴ・ミニマル通過後のようなシンセ使いのリードシングル「Pulsar」だったりするところからも、あまりディープハウス・リヴァイヴァル云々とか意識せずに、はじめから最近のテックハウス/ミニマルとして聴いたほうが評価がブレずに済みそうです。
蛇足ながら、Terry Lee Brown Juniorは毎年1枚 "Terry's Cafe" と題したDJミックスCDをリリースしており、今年第11作を数えたのですが、このシリーズはなかなか良作揃いだと思います。先ずは昨年リリースされた『Terry's Cafe 10』あたりから聴かれることをオススメします。
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【ビール】 Carlsberg 

今週の水曜日は、先月大阪の南港にオープンしたIKEA鶴浜に行ってきました。何故か僕の好きなスウェーデン・ビールのSpendrups Old Gold(過去記事 >>)が売ってなかった。いや、そもそもワインも売ってなかったので酒販の資格がないのか? レストランには置いていたのに。

バドワイザー、ハイネケンと並んで有名と思われる外国ビール、カールスバーグ。EURO(サッカー欧州選手権)のスポンサーとして馴染みがありそうなんですが、もともとデンマークのビールで、ニホンではサントリーがライセンス生産。
ぴりりとした苦みがじんわりと残りつつ、レモンかグレープフルーツのようなホップフレーヴァーがフレーッシュなビール。しかし若干香料臭いのが気になるかな。

しばらく続いて外国の大衆ビールばかりを紹介してきたので、今度は普段は特に味わう事もなく胃に流し込んでるニホンの大衆ビールも改めて味わってみたくなりました。そのうち記事にするかも(しないかも)。

【ビール】 Budweiser 

昨日は友達のビール氏とワインの試飲会に行って、計28杯も飲んでしまいました。しかも1本も買わず。ただのヨッパラリ。

たぶん、ニホンでいちばん有名な外国のビール、バドワイザー。もちろんアメリカのビールですが(ニホン国内に流通しているもののほとんどはキリンによるライセンス商品)、元はチェコ・ビールのブドヴァイゼルの引用(パクリ)。
実は僕はバドワイザーはキライではありません。色も味もライトで、スイスイいける。しかも爽やか。フレーッシュ!!って感じで。ビール飲み始めの頃は、これなら俺でも飲めると、バドワイザーばかり飲んでました。
しかし、いちどチェコに行って本場のブドヴァイゼルも飲んでみたいものですなぁ。

【ビール】 キリン スムース 

台風、結局大阪は何の影響もなかったですね。仕事であれこれ準備やら心配やらしてたのが無駄になったのは、はたして良かったのか残念だったのか・・・。

新製品とあれば、とりあえず6缶パックを買わねばなるまい(笑)
と言うわけで、キリンの新しい新ジャンルビール、スムース。"低Alc.4%" "低炭酸" "低発酵" といったコピーから、スパークリングホップを踏襲したパッケージから、ビール離れが顕著だと言われる若年層や女性層を狙った商品であることが伺い知れます。
しかし低炭酸ってどんなんかと思ったが、いわゆる微炭酸ほどでもなく、粗暴でないといったところ。良く言えば上品な炭酸。低アルコールについても、それほど飲みごたえのなさを感じることはなかった。むしろスッキリしていて、決してマズくないです。
ちなみに相方評は「(苦みがラガーみたいで)キリンっぽい(から苦手)。」とのこと。
なお、キリンは来月、アルコール度数7%という、スムースとは対極の男らしい(?)ストロングセブンという新ジャンルを発売予定であり、そちらも見逃せません。プレミアム無濾過シリーズと言い、キリンは今いちばん商品開発の巧い大手メーカーだと思います。

【ワイン】 Borges Gatão Rosé 

電気グルーヴのツアー "叫び始まり 爆発終わり" のチケットを先行予約でサクッとゲット。電気を観るのは『Voxxx』リリース後の "ツアーツアー" 以来実に8年半振りなのでとても楽しみです。

猫のラベルで(ポルトガル通の間では)有名なポルトガル・ワイン、ガタォン。いつもはグリーン・ブルーのラベルのヴィーニョ・ヴェルデを目にするのですが、これはロゼ。ラベルにも瓶裏のシールにもロゼとしか書いてなかったので、これは普通のロゼ・ワインだろうと思って開けてみたのですが、口に含むとシュワッとした爽やかな口当たり。
ああー、これヴィーニョ・ヴェルデなの? いや、でもヴィーニョ・ヴェルデのDOC表示がないからやっぱり違うのかな? ま、とにかく、まるでヴィーニョ・ヴェルデみたいな極微炭酸のロゼ・ワインってことです。
美味しかった。また買おうっと。

20世紀少年 第1章 (監督:堤幸彦/2008) 

映画「20世紀少年」オフィシャル・サイト >>

当blogでも単行本が出る度(?)に取り上げていた浦沢直樹&長崎尚志による同名原作漫画の実写映画化。原作は、かねてより映像化は非常に困難と言われ続けていただけに、どのような作品に仕上がったのか、非常に興味深かったのであります。

原作付きの作品を映像化した場合、原作を知っているひととそうでないひととの間で評価が分かれるのは当たり前で、また、原作を知っているひとを対象に作るのか、それとも知らないひとを対象に作るのかによって、映画の性質も大きく変わってくると思うのですが、この映画は、原作のキャラクターデザインを大いに尊重したキャスティングからも分かるように、原作の持つ世界観を非常に大事に扱っていて、明らかに原作を知っているひとに向けて作られているようです。
それでいつつも、映画独自の脚本構成の組み直しが行われていたり、原作では膨大な伏線の一部であるかのように描いていたものの結局最後まで回収されなかった思わせぶりな描写の数々が省かれていたりと、原作を俯瞰しつつ再構築を図っており、原作を知らないひとのために新たな視点を加える努力も感じられます。
ただ、努力は認めるものの、時間というどうしようもない制約からはやはり逃れられなかったのか、まるでダイジェスト版を延々観ているかのような錯覚に陥りそうなほど、ストーリーが詰め込まれていて、かといってテンポが良い、進行にメリハリがある、というわけでもないしなぁ。
あと、子どもケンヂの子役も、おとなケンヂの唐沢君も、あんまり芝居が上手じゃないのは結構致命的のような気ガス・・・。

と、色々書きましたが、それでも充分面白かった。原作を知らないひとはどのような感想を持つのかも知りたいところ。第2章、第3章も本当に楽しみであります。

【ビール】 Heineken Dark Lager 

きっこのブログ > 三笠フーズ殺人会社 >>
"事故米" なんて呼び方はさっさとやめて、素直に "毒米" "殺人米" とかにするべき。

ハイネケンのダークビール・ヴァージョン。スタイルはデュンケルになるそうです。ま、どうせハイネケンやろ? などと思いながら買ったのですが・・・。
グラスに注ぐとカフェオレ色の泡(泡がほとんど消えた残念な写真で大変もーしわけありません)。飲んでみると、焦げ臭のなかに甘みのあるカラメル・フレーヴァーが。おっと、なかなか旨いではないの。それでいて飲後感は割とスッキリしており、多くのニホン人にも好まれそう。いや、ナメてましたスイマセン。
ところでデュンケルとシュヴァルツって、基本的に製法やらは同じみたいなんですが、単に色が淡いか濃いかの違いだけなの? 誰か教えてプリーズ。

【ビール】 Heineken 

初めてハイネケンを飲んだとき、えらい苦いビールだな、と思った記憶がある。

もう12年ほど前になるが、大学の友人5人でLAとラスベガスに行った。僕にとって初の海外旅行。LAで泊まったホテルの0階(ニホン式に言うと1階)のロビーでは、スパニッシュギターの音楽が流れていたのを覚えている。この時の旅行では、今では考えられないことだが、このホテルの0階にあるレストランで20ドル(当時、1ドルはちょうど100円くらいだった)のステーキを食べたのがいちばんのごちそうで、ほかの食事はマクドとか、まぁそんなものだった。そういえばこの時、肉の焼き加減を聞かれて、ひとりカッコつけて「ミディアムレア。」とか言ってたっけな。
ある晩は近所の別のホテルに入ってるコンビニでカップヌードルとオレンジジュースを買い、ホテルに戻ってお湯をもらってそれを晩ご飯にしたのだけれど、そのあとちょっと飲もうってことになって、ホテルのバーで缶ビールを買い、部屋で飲んだ。バーにはバドワイザーとハイネケンが売られていて、僕はハイネケンを飲んだ。当時の僕は今みたいに普段酒を飲むことはなかったし、バドワイザーもハイネケンも両方アメリカのビールだと思い込んでいたくらいビールのことは何も知らなかったけど、あのときの苦いハイネケンの味は今でも忘れられない。

最近はニホンのスペインバルなんかでも飲む機会の増えたハイネケン。今の僕はハイネケンはアメリカではなくオランダのビールであることをちゃんと知っている。・・・しかし何でスペインバルにはハイネケンが多いんでしょ。聞くところによると、本場スペインのバールのセルベッサ(スペイン語でビールの意)もハイネケンが多いらしいです。
飲後感にきりりと締まる苦みは確かに存在するけど決して不快な感じではなく、むしろレモンのような爽やかなホップの香りが心地良い。今ではなかなか好きなタイプのビールなんですわ。
現在一般的にニホン国内に出回ってるハイネケンは、こうして家で飲んでいるものも含めて、実はキリンが国内で生産しているライセンス商品なわけですが、いつかオランダで・・・と言わずヨーロッパで本場のハイネケンを味わってみたい。その時は、かつてLAのホテルで飲んだハイネケンのことをきっと思い出すことだろう。

Spirit Catcher - High Control (Systematic/2008) 

Spirit Catcher - High Control
Label: Systematic (SYST 0045-6)
Format: 12"/MP3
Released: 2008
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各所で話題のブラウザGoogle Chromeですが、僕はまだ試せてません。今のところMac OSXには非対応なもんで・・・。でも早い(らしい)というのは大きな魅力ですわ。今度試しに職場のWin機にでも入れてみましょかね。

誰が呼んだか "煌めきディスコ・テック" のSpirit Catcherが、何とドイツのエレクトロ・ハウス・レーベルSystematicからリリース。SystematicというとJohn DahlbäckやZoo Brazilといったビッキビキのエレクトロ・ハウスをリリースしていたイメージが強かったのですが、最近は比較的正統派のハウス路線なんかにシフトしつつあるようです。
「High Control」はミュンヘン・ディスコなベースラインがブリブリと疾走しまくる、まさしくSpirit Catcherな直球ディスコ・テック。「Core Memory」は後半からガンッと盛り上がるデトロイト印の壮大なフュージョン・テック。そして「Total Confusion」はユーロハウス+アシッド。
Spirit Catcherの音楽は基本的に白いんだけど、それでも腰のしっかりとしたぶっとい音を出してる辺りが良いです。
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Kenny Larkin - You Are... (Planet E/2008) 

Kenny Larkin - You Are...
Label: Planet E (PLE 65300-1)
Format: 12"/MP3
Released: 2008
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電気グルーヴの来月に出る新しいアルバムのタイトルが発表されましたね。『Yellow』ですか。前作『J-Pop』(過去レビュー >>)同様、ニホンを自虐的に意識したタイトルなのでしょうかね。『J-pop』の延長線上の球を投げてくるのか、それとも違う球を投げてくるのか、興味は尽きません。
ツアー日程も発表されたので、観に行こうかな。特に理由はないけど、何か、このツアーを逃すと2度と見れないような気がするんだよなぁ。

デトロイト・テクノ第2世代のヴェテラン、Kenny Larkinの4年振りのアルバム『Keys, Strings, Tambourines』からのリード・シングルは、何とCarl CraigのPlanet Eから。もちろんアルバムもPlanet Eからで、Kenny Larkinがデトロイトのレーベルからアルバムを出すのは何気に初めてかも。
タイトル曲はMr. Fingers「Can You Feel It」~Green Velvet「Preacher Man」の系譜の演説トラック。最近のPlanet Eっぽい覚醒感あるシンセ使いのオリジナルもなかなかですが、ミニマル・ダブ化したトラックの上をブリーピーな電子音が蠢く「You Are... Dark」がカッコ良いです。この曲はLucianoのミックスCD『Fabric 41』にも使われていました。
「Bassmode (12 Inch Mix)」はアルバム収録曲のCarl Craigによるリミックス。原曲は未聴なので比較出来ないですが、レイドバックしたビートに被さるトリッピーなウワモノはまさしくCarl Craig仕事。Carl Craigはデトロイトいち酩酊感の強いアーティストなんじゃないかと思います。
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