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 2008年10月 

電気グルーヴ - YELLOW (Ki/oon/2008) 

電気グルーヴ - YELLOW
Label: Ki/oon Records (KSCL 1294-5)
Format: CD+DVD
Released: 2008
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しばらくの間続いていたちょっとした作業が終わりました。これが本当に世に出るか、それともお蔵入りするかは、神なんぞに分かってたまるかってところです。

前作から8年のブランクのあったアルバム『J-POP』(過去レビュー >>)から、わずか半年のインターバルでリリースされてしまったニューアルバム『YELLOW』。このムラって、僕はいかにも電気らしいと思うのですがいかがでしょうか。
音は前作『J-POP』と同軸上の、卓球ソロ作に限りなく近いエレクトロ・ディスコ。しかし、『J-POP』に感じたポテンシャルが拡張されているとは正直言いがたい。当初、『J-POP』と同時に制作していたといった本人たちの談があり、その後、結局ほとんど作り直したと言って覆されはしたものの、やはり『J-POP』のボツテイク集の感は強いかな。
アシッド好きとして期待していた#06「Acid House All Night Long」は、シカゴアシッドやアシッドリヴァイヴァル・サウンドではなく、セカンド・サマー・オブ・ラブ期のUKアシッドハウスがモチーフに選ばれている辺りは面白いなぁと思う(でも、期待ほどじゃなかった)。
ただし#09「湘南アシッド」だけは別格。アルバム『A』の中でもひときわ光っていた「猫夏」を思い起こさせる叙情的かつプログレッシヴなエレクトロニック・チューン。
「Acid House All Night Long」「The Words」「湘南アシッド」「Area Arena」あたりに曲数を絞って12インチで出してくれたほうが、モノとしての満足感はきっと強かったと思います。
あと、残念ながら、今や彼らのギャグセンスは正直言って寒いです。
ちなみに初回盤のDVDは4月のライヴ。「Cafe de 鬼 (顔と科学)」カッコ良過ぎ。これ見せられると来月のライヴが俄然楽しみになってきた。
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