【ビール】 カインズホーム/サントリー 冴 

一野党の総裁選や役員人事なんかもう興味ないです。

ホームセンターのカインズホームのプライベートブランドである第3のビール。作ってるのはサントリーです。20年近く前にサントリーが出していたという同名の麦芽100%のドライ系ビールとは別商品。
原材料を見ると何かごちゃごちゃと入っていて、グラス(金麦の景品・笑)に注ぐと泡持ちも悪い。一抹の不安を抱きながら飲んでみると、変な甘さがまず感じられ、飲後の余韻まで雑味に支配されている。同じサントリーのジョッキ生をもっと粗悪にしたような感じか。
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Tokyo Black Star - Black Ships (Innervisions/2009) 

Tokyo Black Star - Black Ships
Label: Innervisions (INNERVISIONSCD03)
Format: CD/MP3
Released: 2009
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それにしても、CDラックの整理もたまにはやってみるもんですわ。今回は永らくなくしてたCDがぽろっと出てきたり。

ニホンのテクノ黎明期からニホンのテクノシーンを支え続けたフランス人(元F Communication代理人)Alex from Tokyoと、プロデューサーでありエンジニアである熊野功雄によるTokyo Black Starの初のアルバム。リリース元のInnervisionsはÂmeとDixonによるドイツのレーベルなんだけど、Sonar Kollektivのサブレーベルであることはもはや忘れ去られているであろうくらい、テクノの現在と未来を背負った素晴らしいレーベルだと思います。
永らくソウルを感じる良き音楽の紹介者に徹していたAlex from Tokyoが自ら表現者としてリリースした待望のアルバムは、エモーショナルかつ未来派。古い忘れ去られた単語を引っ張り出して言うけど、これはまさしく "コズミック・ソウル" の最新版。デトロイトテクノ、シカゴ・ディープハウス、アンビエント、ダブ、ブレイクビーツといった、スタイルにとらわれない、心底からソウルを感じさせる楽曲にあふれている。そして、今までの人生においてものすごくたくさんの音楽を聴いて来たであろうひとの作る音楽は、やはりものすごく信頼出来るということがよっくわかる作品です。このアルバムは2009年に届いた大きな波のひとつ。
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Abe Duque feat. Blake Baxter - Let's Take It Back (Process/2009) 

Abe Duque feat. Blake Baxter - Let's Take It Back
Label: Process Recordings (PRCS122)
Format: MP3
Released: 2009
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何故か僕とはマイミクシィのToru S.さんのオススメでチェックしてみたNYのデューク阿部のニューシングルは、先にリリースされたアルバム『Don't Be So Mean』からのカット。過去にも何回か共作しているデトロイトのオリジナル世代Blake Baxterをフィーチュアしております。
トラックの方は、Abe Duqueにしてはキレイめのミニマル。なんだけど、ここにかぶさるBlake Baxterの語りが、もうモロにオールドスクールなシカゴハウス。ダーティーです。ノーマルのありがちなテクノが一気にシカゴ化。
リミックスは、何とこちらもNYのヴェテランJoey Beltramと、もうひとりはKing Rockという僕の知らないひと。King Rockの方は、オリジナルを少しこねくり回したような感じです。
で、Beltram。ミニマルの遅めのテンポながら、全身にムチ打つかのような圧倒的な音圧のビートに100%作り替えられ、さらにかすかに金属的な触感が、昨今流行りの "ハードミニマル" ではない "ハードなミニマル" とも同期している。Beltramは復活してきましたな。
Abe Duqueと言えば、昔Program 2のサポートをしていたひとなわけで、Beltramとは実は「The Omen」(過去レビュー >>)以来の邂逅なのかな、などという楽しい妄想も広がります。
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【ワイン】 Château de la Malonnière Muscadet Sèvre & Maine 2007 

1,000枚余出来てしまったCD-Rのプラケースは、引取先が決まりました(^^)/

パリ農産物コンクール2008金賞受賞ワイン、シャトー・ドゥ・ラ・マロニエール。産地はロワールです。ミュスカデ・セーブル・エ・メーヌについては僕の語彙では説明が難しいので、こちらのページをご覧下さい。
冷た目に冷やして頂いたのですが、フレーッシュ、かつ、ぶどうの旨味を感じる超辛口。フランスワインでも、探せば生活応援価格で美味しいものって見つかるんですね、という良い見本のようなワイン。オススメ。

【ワイン】 Afros Vinho Verde Vinhão 2007 

盆休みから始めたCDラックの整理もようやく終わり。まだiTunesを使う以前、ネットで手に入れたDJミックスなんかはクルマで聴くためかたっぱしからCD-Rに焼いてたのですが、そんなものはやはりかたっぱしから捨てました。CD-Rのプラケースが1,000枚分以上空き、CDラックも全体の一割ほどが空いたのですが、このプラケースはどうやって処分すれば良いのですか。

ワインポルトガル館で買えるヴィーニョヴェルデの赤。これはこの時買って帰ってずっと冷蔵庫に眠っていたものをようやく開けることが出来たのですが、うわ~、ものすごく濃いわ~、色も味も。そしてほのかな酸味とヴィーニョヴェルデ特有の微発泡感があくまで爽やか。しかしこの瓶ケツ漏れするんですけど・・・(ランチョンマットとテーブルクロスが赤紫色の被害に)。

Josh Gabriel - Eight (Different Pieces/2008) 

gabriel.jpgJosh Gabriel - Eight
Label: Different Pieces (DPCD001)
Format: MP3
Released: 2008
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先週、The めがね~ず vs. 八ビットの息子で大阪観光。大阪城とか通天閣とか、普段大阪に住んでると行くことのないところに行きました。もちろんレコ屋にも。八ビットの息子の自国オランダのビールをお土産にもらって感動。とにかく楽しかった!
んゅー。

ちょっと古いけど、Josh Gabrielの1年ほど前のアルバム。Josh Gabrielについてはほとんど知らないのですが、リリース元でもある自身のレーベル "Different Pieces" がArmin van Buurenの "Armada Music" 傘下だということで、おそらくユーロトランス~プログレッシヴハウス出身のひとだと思われます。
音の方もまあそんな感じで、最近のミニマルっぽいビート感の中に、プログレ(ッシヴハウス)っぽい粒子の細かいシュワーッとしたウワモノが舞い、ブリーピーなモノ・シンセがときにアシッドに、ときにエレクトロっぽく弾ける。しかしいちばん特徴的なのはやはりそのリズムの音圧で、ちまたにあふれているディープめのミニマルなんか相手にならないくらいどっしりとしていながら引き締まったベースドラムは、フロアから永らく離れている僕なんかが聴いてもその機能性を感じ取ることが出来るし、久し振りにあの暗闇のフロアに身を投げ入れたくなる衝動をかき立てられるのにも充分の迫力がある。
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20世紀少年 最終章 ぼくらの旗 (監督:堤幸彦/2009) 

20th.jpg
映画「20世紀少年」オフィシャル・サイト >>

公開前から原作とは違うラストであることが大々的にリークされていた『20世紀少年』の完結編。
(注意:以下の記事には物語の核心に触れる部分が含まれます。)

まず、原作では消化不良気味だった "ともだち" =カツマタ君という真相を、フクベエとカツマタ君の関係、そしてカツマタ君が生きていることの説明が比較的破綻なく描いている部分を大いに評価したい。ラストのラストも、原作で描こうとしたことを大衆的にわかりやすく翻訳出来てるのではないかと。
一瞬、すわヨシツネがともだちか!?、と思わせる演出も悪くなかった。ただ反面、ヨシツネとカツマタ君の関係の描き込みが少し足らなかったかな。
そしてUFOとロボットのシーンから音楽フェスのシーンにかけては、そのリアリティのなさに辟易としてしまったよ(相方からは露骨に欠伸が)。
まぁ原作が原作なだけに、映画スタッフはよく頑張ったのではないかと、ファンの贔屓目でそのように評価したい。あと、出演陣の無駄な豪華さには3作ともに笑わせてもらいました。
1、2作と、もういちど見直すとまた細かいところが色々と見えてきそうです(グラウンド・ゼロの犠牲者の石碑の中に長崎尚志の名前が刻まれていたり、春波夫の車のナンバーが "8686" =ハロハロだったり、そういうネタ的な部分も含めて・笑)。

電気グルーヴ - 20 (Ki/oon/2009) 

電気グルーヴ - 20
Label: Ki/oon Records (KSCL 1425-7)
Format: 2CD+DVD
Released: 2009
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梅田の阪神百貨店の輸入ビール売場が一掃されてしまいました(涙)
ただでさえビールが売れていないと言われる昨今、値段も高いし中身もわけのわからない(?)外国のビールなんて、買うひとは少数派なんでしょうかね・・・。

2007年の電気グルーヴ活動再開以後、3作目のオリジナル・アルバム。電気グルーヴ20周年を記念した、アルバムタイトルは『20』。この生き急いでる?的なリリース・ペース、今回のアルバムはぼちぼち企画モノかボツテイクの寄せ集めのどちらかだろうな、とリリース情報を知ったときから勘ぐっていたのですが、聴いてみると、やはり企画モノでした(ボツテイクの寄せ集めなのかどうかは不明)。しかし決してクォリティを落としてるという訳ではありません。まぁトラック自体は卓球の手癖だけで作ったかのようなエレクトロ・ディスコにアシッド少々な感じなんだけど、今回は歌の方が問題で、シングル「少年ヤング」以降、明らかに意識して取り入れていると思われる昭和の時代の歌謡曲テイストが全開。こいつは歌い上げると気持ち良さそうな曲ばかりだ。ライヴを意識したソング・ライティングなのかしらね。
もちろん、個人的にはハッピーハードコア化した「ピエール瀧の体操42歳」とかも大好きです。でもこれはDVDの方で映像を見て欲しい。
ちなみにボーナス・ディスクはアルバムのカラオケと、「モノノケダンス」のSugiurumnによるリミックス、「かっこいいジャンパー」のKagamiによるライヴ・オケ、そして「弾けないギターを弾くんだぜ」のエレクトロクラッシュ・ヴァージョン。でも僕はディスク1の方を聴きます。そして歌います。
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Shitmat - One Foot In The Rave (Planet μ/2009) 

Shitmat - One Foot In The Rave
Label: Planet μ Records (ZIQ224)
Format: CD/MP3
Released: 2009
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NOW!さんDJ Mizutaさんらとモツ鍋をつつきながら、誰が(ほぼ)893だの、誰が捕まっただの、かれが捕まっただの、聞きたくない話をたくさん聞きました(笑) 僕はピュアでいたいんだ!
あと、お2人とは初対面だったのですが「もっと世捨て人みたいなひとだと思ってた。」「電気屋街に通いつめてそうな感じかと思ってた。」「もっとひょろっとしてるかと。」「結構普通ですね。」「URのTシャツ着てそう。」といったありがたい感想を頂きました。確かに僕はビール好きのただの一般人なんですが、なんかムカつく(笑)
それはともかく楽しかったです。また遊びましょう。そして広げていきましょう。

そんな昨日聴いてたShitmatの新しいやつ。
Shitmatの作品は大きく分けてガバ/ブレイクコア路線とジャングル/ドラムンベース路線の2通りがあるんですが、今回は後者。アーメン・ブレイクとレイヴシンセがガツガツと暴れまくり、MCやレゲエのベースラインがあおりまくる、最高にアーリー90年代のニオイがするハードステッピンでレイヴオンな(?)アルバム。曲によっては "お前はAltern-8か" 的なトラックがあったりと、とにかくレイヴ/初期ハードコアテクノ/ラガジャングルが大好きな(僕のような)向きには、もうどうにもたまらない1枚となるはずです。
Shitmatはハズさないなー。
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