びびんばが2009年に聴いた音盤11枚 

たぶん、これが2009年最後のエントリになると思います。今年も年間ベストをやってみますよ。例年通り、リリース年にこだわらず、今年僕が聴いた音盤の中からアルバム限定で10枚11枚ご紹介します(アーティスト名等のアルファベート順)。

091228a.jpgサイケアウツG - Romz 7th Anniversary 専用 (Romz/2009)
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昔の曲もきっちり今の音にアップデートされていたで賞。はっきり言ってちょっと驚いた。

091228b.jpgDusty Kid - A Raver's Diary (Boxer/2009)
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ミニマル以外のテクノらしいテクノの中ではアタマひとつ抜けていたで賞。良作。

091228c.jpgJammin Gerald - Pump Dat Shit Up! (Dance Mania/2009)
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ゲットーハウス・クラシック賞。

091228d.jpgKaito - Trust (Kompakt/2009)
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美麗テクノの金字塔で賞。今年もワタナベヒロシの音楽はオンリーワンでした。

091228e.jpgLuciano - Tribute To The Sun (Cadenza/2009)
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今年を代表する1枚で賞。客観的に今年を代表する1枚を選べと言われたら、多分このアルバム。

091228f.jpgPlanetary Assault Systems - Temporary Suspension (Ostgut Tonträger/2009)
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完全復活で賞。Luke Slaterがこの名義で活動を再開したことは、今後のテクノシーンに希望が持てるニュースだったと思う。

091228g.jpgザ・タイマーズ - ザ・タイマーズ (東芝EMI/1989)
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清志郎が死んでからしばらく清志郎の音楽を聴く気になれなかったのだが、ある日突然タイマーズばかり聴きまくる日が続きました。僕にとっての忌野清志郎とは、タイマーズのゼリーだったんだ。

091228h.jpgユニコーン - シャンブル (Ki/oon/2009)
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多分今年いちばん聴いたアルバムで賞。過去作品も含めて、ユニコーンは今年本当によく聴いた。よくもまあ復活してくれたもんだ。来年も期待してます。

091228i.jpgWax Master - Let Me See Yo' Foot Work (Dance Mania/2009)
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ゲットーハウス・クラシック賞、その2。

091228j.jpgVA - Daniel Haaksman presents Funk Mundial (Man/2009)
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バイレファンキ風味のフィジットハウス。おバカなネタもの満載で、これぞパーティーミュージックというもので賞。

091228k.jpgVA - Hervé presents Cheap Thrills Volume 1 (Cheap Thrills/2009)
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何だかんだで今年もHervéの年だったのでは。ミックスCD(過去レビュー >>)も聴きまくったし。このコンピはガイドとしてお役立ちだったで賞。

1枚を除いてすべて2009年リリース作品なので、11枚でなく10枚にしても良かったんだろうけど、唯一今年の作品ではないタイマーズがやはり自分の中で重要なので。アルバムもそうだけど、YouTubeの『夜ヒット』の映像も繰り返し観まくりでした。

それでは最後になりましたが、皆様良いお年を。来年も当blogをよろしくお願いします。

のだめカンタービレ最終楽章 前編 (監督:武内英樹/2009) 

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のだめカンタービレ最終楽章 >>

僕、原作はパリ編の途中で読むのを挫折してしまってるんで、映画観に行くまでに読んでおこうと1巻から順に読み返していたんですけど、間に合いませんでした。なので、原作ではこうだったけど・・・みたいな感想は今回なしで箇条書き。

・オーケストラの迫力を感じたいなら、やはり音の良い劇場で見るべき。
・美しいヨーロッパの風景が美しく撮影されていて、全編うっとり出来ます。
・ぶっとばされ用の上野樹里人形、多用し過ぎ(笑)
・ここで終わるんかい!ってところで後編に続きます。

【ワイン】 alr Vinho Verde 2008 

金曜は会社を早退して全日本フィギュアスケート選手権の初日を観戦。アイスダンスのコンパルソリーダンス(2組)、ペアのショートプログラム(1組)、そして男子シングルのショートプログラム(30人)。90点超えの高橋大輔の滑りにはスタンディングオベーションでした。2日目、3日目、そしてメダリスト・オン・アイスは今回チケット取れず・・・。

飲みました報告。
このラベルの3文字は何と読むでしょう? という酔ひどれさんのクイズでオナジミ(誰も知らないよ!)の "alr"。A.L.R.=António Lopes Ribeiroという、昔のポルトガルの映画俳優(『アニキ・ボボ』のひとですよ!)の名を冠したワインです。どう見ても "エアー" か "エール" って読んでしまうよねぇ。
ヴィーニョヴェルデの中では濃い部類に入ると思うのですが、ぶどうの味がフルーティーで、爽快感よりも甘めな感じが先に感じられました。美味しいのは間違いないけど、僕らはヴィーニョヴェルデは辛口の方が好きかな。

Zinc - Crack House EP (Bingo Bass/2009) 

Zinc - Crack House EP
Label: Bingo Bass (ZINCCD001)
Format: CD/MP3
Released: 2009
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4年半振りに携帯を買い替えました。ディレクション佐藤可士和、サウンドコンテンツ水口哲也のやつです。安く買えて良かった(でも高いけど)。

かつてドラムンベースで名を馳せたDJ Zincは、今はダブステップとフィジットハウス以降のベースサウンドにシフトしているようで、本作は彼が提唱する新ジャンル "クラックハウス" の紹介的EP。12インチは2枚組で8曲収録されているのですが、CD及び配信だと10曲入で、1つ前のEPダブルパック『Killa Sound』の曲も再録されているので、これは実質Zincのフルアルバムと言ってしまって良いでしょう。
ジャングル、ダブステップ、ファンキー、フィジットハウス、ベースラインハウスなんかのいいとこ取りパーティー・ミュージック。って、ジャンル名羅列してもどんな音楽なのか伝わらないですよね。要はブーストしたベースがブイブイと不穏な空気を醸し出しながらコロコロと暴れる、UKっぽい混血ダンスミュージックだってことです。リズムが基本的に4つ打ちで、しかもレイヴっぽさを感じるところが重要。まぁクラックハウスという括り自体はハイプだと思うけど、ここからまた広がっていきそうな気がします。
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Lapin vs. The Megane~zu - 盲腸Mix (/2009) 

noimage.jpgLapin vs. The Megane~zu - 盲腸Mix
Label:
Format: MP3 (128kbps)
Released: 2009
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Feliz Natal!

Tracklisting:
01. 岡村靖幸 - 青年14歳
02. DJ One Finger - House Fucker (Christopher Just Remix)
03. DJ Funk - Work Dis Mutha Fukka
04. 椎名林檎 - 浴室
05. 電気グルーヴ - エキスポヒロシマ
06. TELYA - アンドロメダおまえ
07. Darude - Sandstorm
08. 藤波辰巳 - マッチョドラゴン
09. Giorgio Moroder - Chase
10. ランカ・リー - 星間飛行
11. Son of 8-bits - Oh girl, pleaseeee! (Español Version at Studio Fortune Cookie) / Age and Fashionfacts - Let me suck your ears
12. Machines Don't Care - Junk
13. DJ Sneak - U Can't Hide From Your Dub
14. Jamiroquai - Canned Heat (Calvin Harris Remix)
15. Risky feat. Where Do We Go - iwd
16. B'z - Blowin' (TK450 Remix)
17. Samantha Fu aka Soulwax - Theme From Discotheque
18. 鳥肌実 - 廃人演説 / X-102 - Ground Zero (The Planet)
19. 井上陽水 - ワインレッドの心

【ビール】 キリン ラガービール 

4年半振りに携帯を買い替えようと思うのですが、docomoはあいかわらず良い機械がないですね。モノとして保有したい欲にかられる機械は圧倒的にソフトバンクのものが多いです・・・。

そして平成のラガーなんですが、こうして改めて飲み比べてみると、ホップ感がかなり充実したビールであることがわかります。不快でない程度に感じる苦みも比較的控えめで。いや普通に旨いですな。

【ビール】 キリン クラシックラガー 

今年のM-1グランプリの笑い飯の1つめのネタ "鳥人" は、設定のナンセンス具合、ボケのヴァリエーション、展開、テンポ、どれも最高でした。"鳥人" のヴァリエーションでもう1本やってたら勝ってたんじゃないだろうか。いや残念でした。それにしても、西田の方はDJ業も忙しいだろうにたいしたもんです(違う)。

この冬もキリンラガーの明治と大正の復刻版が期間限定で発売されました(メーカーサイト >>)。パッケージは昨年と変わっているものの、飲んだ印象は昨年(過去記事1 >> 過去記事2 >>)とさほど大差なかったので、今年はキリンラガーの昭和と平成を飲み比べてみたいと思います。
先ずは昭和40年代の頃のキリンラガーの味を再現したというクラシックラガー。これ、熱処理された(=生ビールじゃない)ビールです。強い炭酸と苦みがあり、若干の酸味も感じられる。僕が子どもの頃、おとな達が飲んでいるビールといえばこんなだったなぁ。

Luciano - Tribute To The Sun (Cadenza/2009) 

Luciano - Tribute To The Sun
Label: Cadenza (CADCD05)
Format: MP3
Released: 2009
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ミニマルの最高峰レーベルCadenzaの総裁Lucianoの5年振りセカンド・フル。民族的で呪術的なヴォーカルやヴォイスサンプル、そして生楽器も容れた粘着性有機ミニマルは、トリップ・ミュージックとしても最高峰。僕はもう1曲目ですっかり牙を抜かれてしまったよ。
どうしても比較してしまう同じチリ出身のRicardo Villalobos同様に、Lucianoはミニマル、ひいてはテクノの次時代を模索し、見据えているアーティストであると思うのですが、Villalobosが本当に余人の届かぬ場所まで余人を置き去りにしたまま突き抜けてしまうのに対して、Lucianoのほうは、過去の産物であるはずのテクノやクラブミュージックの文法に沿った部分、つまり僕たち一般のリスナーやクラバーにとって親しみやすさを感じる部分が遺されている。これはVillalobosよりも突き抜け方が甘いという意味ではなく、実はLucianoのバランス感覚の顕現に他ならないのでは。しかし、この現世とのつながりを保持しようとする本能的なバランス感覚と、一方にあるオカルティズム寸前のシャーマン趣味は、Lucianoの中で一体どのようにバランスしているのだろう。
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Dusty Kid - A Raver's Diary: The Extended Versions (Boxer/2009) 

Dusty Kid - A Raver's Diary: The Extended Versions
Label: Boxer Recordings (BOXER CD 070EV)
Format: MP3
Released: 2009
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そろそろ旅行の準備も考えないとね・・・。

一昨年あたりからBPitch Control、Kling Klang、Systematic、そしてSouthern Friedといった並み居るレーベルからリリースを重ね、今年に入ってからはこのBoxerからのファースト・フル、Wire09への出演と、その露出を高めてきたイタリアのDusty Kid。このアルバムはCDだとミックスされている(らしい)のですが、配信版は全曲エクステンデッド・ヴァージョンで、ボーナストラックを加えた12曲で1時間と50分超えの大作。
ダークな雰囲気を醸し出した、ミニマル以降の濡れた感覚を持ちながらも90年代のオールド・テクノっぽい明快なリズムトラックと、ブリーピーな単音シンセで引っぱっていくタイプの曲が多い中、終盤の「America」~「Agaphes」~「Nemur (Walls Of Guitars)」の流れがほんと素晴らしい。
「America」は、柔らかい広がるようなシンセサイザーの波と繰り返されるフォークギターのフレーズが非常におだやかなトランスを用意してくれる17分強の長編。ラスト3分ほど続くフォークギターのソロは賛美歌のようなシンセサイザーとともに幕を下ろし、そしてそのまま次の「Agaphes」のイントロへとつながっていく。(この部分、CDだとミックスされてるんだろな!) 「Agaphes」は牧歌的なエレクトロ(ニカ)なんだけど、突如トライバルなズンドコ・ハードミニマルにスイッチする。何だこれ(笑) アコースティックギターをフィーチュアした歌ものの「Nemur (Walls Of Guitars)」でアルバムは終わる(ボートラ「Train No.1」除く)んだけど、ここにどういったストーリー性を織り込んだのか、その作家の意図するとこまではつかめないまでも、最近のテクノにしては珍しく(?)展開としてよく練られた良いアルバムだと思います。
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【ワイン】 Borba Alentejo 2007 

そろそろ年間ベストも考えないとね・・・。

飲みました報告。
今年の正月にポルトで買ってきたアレンテージョ・ワインBorbaの赤を、Arroz de Tamboril(あんこうのリゾット)に合わせてようやく開けた。このラベルのBorbaはFroizというスペイン系のスーパーマーケットでしか売っていないのだとか(違ったっけ)。
口あたりがやさしいにも関わらず深みがあって、ニホンで買えるBorba(過去記事 >>)よりも美味しく感じたのは気のせい?

【ビール】 Castello Bionda 

そろそろ年賀状の図案を仕上げないとね・・・。

イタリアのビール、カステッロ・ビオンダ。ホップの香りがかなりスッキリしており、かつ、麦芽の苦みもあり、直球勝負で飲みやすくて美味しいビールですね。ライトではあるけど決して物足りない感じはなかったです。飲んだのは先月28日なんですが、とりの日パックにもちょうど合いましたよ。

Diskokaine - Bikinini (Gomma Dance Tracks/2009) 

Diskokaine - Bikinini
Label: Gomma Dance Tracks (Gomma DT002)
Format: CD-R
Released: 2009
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disk unionのオンラインショップで送料無料キャンペーン(注:1,500円以上購入の場合)をやってるってことで、ヤバ~い感じのCD-Rを1枚だけさっくり購入。disk unionはいつもアングラなリリースものを入荷してくれるのが良いですね。
僕はこのDiskokaineというひとのことは知らなかったんですけど、marfloWというオーストリアのアーティストの変名だそうで。タイトル曲「Bikinini」はフレンチタッチ・リヴァイヴァル的なフィルターディスコ・チューンで、ヴォーカルにシカゴのDJ Funkをフィーチュアして、アッパーなヒップハウスに仕立て上げている。そのDJ Funkによるリミックスは、シカゴハウスのシャッフルしたビートにニューエレクトロっぽいカットアップ感覚を持ち込んだ新機軸。さらにヤバいのはひとつ前のシングル曲「Riminini」のChristopher Justによるリミックスで、フィルターディスコからレイヴ・ピアノが弾け、最後にはフーヴァーノイズが暴れまくるオールドスクール・レイヴになるというわけのわからない、ある意味Christopher Justの得意とするサウンド。やっぱChristopher Justはアタマおかしいとしか思えないです。最高。
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Ken Ishii - The Works + The Unreleased & Unexpected (70 Drums/2009) 

Ken Ishii - The Works + The Unreleased & Unexpected
Label: 70 Drums (IDCK-1006)
Format: CD
Released: 2009
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事件事件! ポルトガル・ビールのSuper Bock Stout(スタウトという名のシュヴァルツ)がニホンで買えちゃいます!! 100ケース限定だそうですが、これは是非ともレギュラー販売して頂きたい。
リカマン > スーパーボック (ポルトガル) >>

今年はケニシがニホンでデビューしてから15周年だそうで。ベルギーのR&Sからの純粋なデビューから数えると今年で16年という何とも色んな意味で中途半端な区切りを無理矢理(?)記念して、先ずはベスト盤『KI15: The Best of Ken Ishii』とリミックス仕事集『The Works + The Unreleased & Unexpected』の2枚がリリースされました。ケニシの作品はほぼすべて持ってる身としてはベスト盤の方は用がないので(選曲は悪くないと思うけど)、このリミックス仕事集のみ購入。
とにかく個人的にはSubvoiceの「Vampirella」(過去レビュー >>)初CD化。これが事件に思えてならない。まだダンストラックを量産する以前のケニシによる、透明度の高いビザールな音色で構築されたガラス細工のダンストラック。この14年前のリミックスが現在のシーンにCDとして蘇生したことは重要だ。Subvoiceは「Vampirella」のオリジナル・ヴァージョンはじめ、数多の名作をCD化か配信かすべき。
世間一般にはやはり電気グルーヴ「N.O.」が収録されたことが注目なのかな。ケニシを最初にニホンに紹介したのが『電気グルーヴのオールナイトニッポン』で、そのつながりでなのか何だかわからんけどリミックスを依頼して『N.O.』のシングルCDに収録されたのがこのヴァージョン。ものすごく久し振りに聴きましたが、ちゃんとイントロのメロディを奏でていたのな、これ。今更ながら新たな発見でした。
アルバム全体を通しで聴くと、結構曲によって色々なことをやっていて、ケニシのアーティストとしての器用さが改めて浮き彫りになるアルバムではないかと思います。
Tracklisting >>

【ワイン】 Nopa Escolha Vinho Verde 

毎年恒例の社内(接待)ボウリング大会。昨年はフォースを取ったのだけれど、今年はターキー止まりでした。

飲みました報告。
ワインポルトガル館で買えるヴィーニョヴェルデ(ポルトガルの微発泡ワイン)です。
いままで普段飲み用ヴィーニョヴェルデとして飲んでいたキンタ・ダ・アヴェレーダ(過去記事 >>)と比べると炭酸はやや強めに感じますが、ぶどうの濃さは遜色なく、値段を考えると、今後はこのワインがわが家の普段飲み用ヴィーニョヴェルデになるんじゃないかしら。今度は箱で買わなきゃね。

【ワイン】 Chateau la Croix de Beaugas 2007 

Derrick Mayによる実に13年振りのミックスCDがリリース! これは事件だ。
diskunion渋谷CLUB MUSIC SHOP > DERRICK MAY NEW MIX-CD!!!!! >>

飲みました報告。
ボルドーの、パリ・コンクール2008年金賞受賞ワインです。ぶどうはメルロー、カベルネソーヴィニヨン、カベルネフラン。ラベルのいかつさをよそに、やや軽めだけどタンニンはしっかりしていて、飲みやすいバランスのワインでした。このバランスが、数種類のぶどうを混ぜて、しかもその割合を年によって変化させるボルドーならではないかと思います。

Planetary Assault Systems - Archives (Peacefrog/1995) 

Planetary Assault Systems - Archives
Label: Peacefrog Records (PF039CD)
Format: CD
Released: 1995
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グランプリファイナルでは織田信成と安藤美姫がオリンピック代表に内定しましたが、このふたりなら内定=決定で間違いないでしょう。年末の全日本選手権で決まる残る男子2枠女子2枠がどうなることやら。連盟は今シーズン絶不調と言って良い浅田真央をどうしても代表に選びたいんだろうけど、はてさて・・・。

CDで聴くハードミニマル 第7回

一方こちらはLuke SlaterがPlanetary Assault Systems (P.A.S.) の名義で1993~94年にリリースしたEP "Planetary Funk" シリーズのVol.1~4をまとめたコンピレーション。僕も含めて、P.A.S.と言えばとにもかくにもこの編集盤、というファンは多いのではないでしょうか。
#01「In From The Night」や#09「Starway Ritual」といった、これまでのハードなだけだったテクノにファンキーな要素を大きくぶち込んだこの名義の代表作は、Jeff MillsがMillsart名義で1993年にリリースした『Mecca EP』あたりの影響を色濃く受けていると思う。あくまでもこの点においてLukeはJeff Millsフォロワーなのだ。ただ、その他のいくつかの楽曲の持つエレクトロニックな浮遊感やアンビエンスなんかは、ちょうどこの時期The 7th Plain名義でアンビエント作品もリリースしていたLuke独自のものなんじゃないかな。
もちろん、#06「Gated」や#07「Booster」といったファンキーなトラックがP.A.S.の最大の魅力であることに変わりはないのだけれど。ファンキー・ミニマルとかミニマルファンクとかって言葉が使われ出したのもこの辺以降でしたね。
なお、この編集盤には第2弾も出ています(2002年の『Archives Two』)。これも何故か同時期の作品をまとめたものだけれど、本作ほどファンキーなハードミニマルが収録されているわけではありません。Lukeが本当にP.A.S.で聴かせたいのは、案外ファンキーなハードミニマルではなかったのかも知れません。
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Luke Slater - 92-94 (Peacefrog/1997) 

Luke Slater - 92-94
Label: Peacefrog Records (PF068CD)
Format: CD
Released: 1997
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ところでグランプリファイナルは、ニホンの場合バンクーバーオリンピック代表選考会も兼ねてるわけで、表彰台に乗ったニホン人選手でいちばん成績の良かった選手が即 "内定" だそうです。しかしこの "内定" という言葉がクセモノだと思うのは僕だけかな。トリノのときと同じような不透明な選考結果はもう見たくないものです。

CDで聴くハードミニマル 第6回

これまで5回にわたってオリジネーターであるJeff MillsとRobert Hoodの作品だけを紹介してきましたが、いよいよここからはフォロワー達の登場です。
デトロイトからシカゴに移ったJeff Millsの打ち出したハードミニマル・サウンドに、ヨーロッパで最初に反応して、そして自らの音楽性にその影響を色濃く取り入れたのは、ドイツのDJ Hellと、そしてUKのLuke Slaterでした。Hellのこの時代(ハードミニマル時代)のアルバムは残念ながら存在しないので、ここではLuke Slaterを取り上げることにします。
本作は、Luke Slaterが1992年から1994年の間にPeacefrogからリリースしたEP "X-Tront" シリーズを中心としたコンピレーション。『Waveform Transmission Vol.1』(過去レビュー >>)の頃のJeff Millsそのまんまの(笑)密度の高い、重厚な、そして荒々しい、アナログライクなハードなテクノが中心に並んでいる。レイヴ感、パーカッション、そして時折表に見せる浮遊感。ここにはまだLuke Slaterのオリジナリティを感じるのは難しいが、それでもこの頃からLuke Slaterは光っていた。もちろん今聴くと古さを感じてしまう音ではあるけれど、この時代のLukeの勢いは存分に感じ取れることだろう。
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【ビール】 サントリー 琥珀の贅沢 

グランプリファイナルが始まりました。男子ショートプログラムでは高橋大輔がトリノオリンピック金メダリストのエフゲニー・プルシェンコの得点に次ぐ歴代第2位の得点でトップに。東京開催ってわけでもないのだろうけど、点数出過ぎじゃないの?

サントリーの新しい新ジャンル、"琥珀の贅沢"。"琥珀ヱビス" と "オフの贅沢" をくっつけたような、どうしようもないネーミングにいきなりげんなりしてしまいますが、僕は元々この手のアンバーエール系のビールは好きなので許します(これはエールじゃないけど)。あ、これ350mlじゃなくて330ml缶なんですね。この辺りが贅沢なんでしょうか(苦笑)
飲んでみると、コクのある甘みが感じられて旨い。・・・んだけど、信じられないくらい後味がスッキリしていて、そこが物足りないかなぁ。ちょっともったいない。ん、でもかなり頑張ってる。こいつは充分飲めますよ。

【ビール】 Castello Riserva Rossa 

ワールドカップの抽選結果、ポルトガルはグループGでブラジルとコートジボワールが相手かよ(北朝鮮は論外だとしても)。イタリアのリッピ監督いはく「死の組」だと。こいつはきびしいねぇ。

イタリアのビール、カステッロ・リゼルヴァ・ロッサ。見ての通りアンバー系で、アルコールも高め(6.5パーセント)。ビアスタイルはボックだそうです。色からして旨そうですが、飲んでみると怒涛の濃厚な甘み。紹介サイトによっては "赤味噌のような" と形容されているのもなんとなく理解できます。それでいてしつこくなく、さわやかな苦味を感じさせながら、余韻を楽しめるフィニッシュ。ボックってもっとどっしりとした印象があるのですが、これは比較的飲みやすい。寒くなるとこういった濃いめのビールが美味しいですね。

Planetary Assault Systems - Temporary Suspension (Ostgut Tonträger/2009) 

Planetary Assault Systems - Temporary Suspension
Label: Ostgut Tonträger (OSTGUTCD09)
Format: CD/MP3
Released: 2009
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お蔵入りではありません! 「びびぱん in 葡萄牙国 2008-2009 ~ポルトガルで過ごすお正月~」を5ヶ月振りに更新しました。
http://bibipan.net >>

UKテクノ・シーンの良心であり、かつて佐久間英夫氏より、UKで最も信頼出来るテクノ・アーティスト、という評価を得たLuke Slaterによるハードテクノ・プロジェクト、Planetary Assault Systems (P.A.S.) の8年振りのアルバム! 2006年頃から、自身のレーベルMote-Evolverなどからこの名義でのリリースが再開されてはいたものの、ベルリン地下ミニマル・レーベルOstgut Tonträgerに活動の場を移してのアルバム・リリースには何とも驚いた。
ざらついたロウファイな質感と金属的なインダストリアル・ノイズがいかにもP.A.S.。そして現行のミニマルのグルーヴを踏襲しつつも、90年代のハードミニマルにも似た、硬質で重量感のある、目詰まりを起こしそうなビートはフロアのクラウドをねじ伏せるかのような圧倒的な力を持っている(て言うか持っていそう)。ラストの「Sticker Men」なんてもう完全にハードミニマルだものなぁ。
これでLuke Slaterは完全復活でしょう。今後の活動がすごい楽しみ。
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