Dusty Kid - A Raver's Diary: The Extended Versions (Boxer/2009) 

Dusty Kid - A Raver's Diary: The Extended Versions
Label: Boxer Recordings (BOXER CD 070EV)
Format: MP3
Released: 2009
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そろそろ旅行の準備も考えないとね・・・。

一昨年あたりからBPitch Control、Kling Klang、Systematic、そしてSouthern Friedといった並み居るレーベルからリリースを重ね、今年に入ってからはこのBoxerからのファースト・フル、Wire09への出演と、その露出を高めてきたイタリアのDusty Kid。このアルバムはCDだとミックスされている(らしい)のですが、配信版は全曲エクステンデッド・ヴァージョンで、ボーナストラックを加えた12曲で1時間と50分超えの大作。
ダークな雰囲気を醸し出した、ミニマル以降の濡れた感覚を持ちながらも90年代のオールド・テクノっぽい明快なリズムトラックと、ブリーピーな単音シンセで引っぱっていくタイプの曲が多い中、終盤の「America」~「Agaphes」~「Nemur (Walls Of Guitars)」の流れがほんと素晴らしい。
「America」は、柔らかい広がるようなシンセサイザーの波と繰り返されるフォークギターのフレーズが非常におだやかなトランスを用意してくれる17分強の長編。ラスト3分ほど続くフォークギターのソロは賛美歌のようなシンセサイザーとともに幕を下ろし、そしてそのまま次の「Agaphes」のイントロへとつながっていく。(この部分、CDだとミックスされてるんだろな!) 「Agaphes」は牧歌的なエレクトロ(ニカ)なんだけど、突如トライバルなズンドコ・ハードミニマルにスイッチする。何だこれ(笑) アコースティックギターをフィーチュアした歌ものの「Nemur (Walls Of Guitars)」でアルバムは終わる(ボートラ「Train No.1」除く)んだけど、ここにどういったストーリー性を織り込んだのか、その作家の意図するとこまではつかめないまでも、最近のテクノにしては珍しく(?)展開としてよく練られた良いアルバムだと思います。
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