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 2010年09月 

Takkyu Ishino - Cruise (Loopa/2010) 

Takkyu Ishino - Cruise
Label: Loopa / Ki/oon Records (LPA054CD / KSCL 1614)
Format: CD
Released: 2010-08-18
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今年のわが家のべランディングは、バジル、タイム、ミニトマト、水菜、ルッコラ、すべてダメだった。さらに室内に緑をと思って買ったベンジャミンまでも枯れた。ゴーヤに力を注ぎすぎたのか、それとも今年の暑すぎる "異常気象" の所為なのかな。

卓球先生6年振りのソロ作品が変化球のないストレートなテクノ・アルバムだということで、テクノ好きの皆さんからはずいぶんと高評価を得ているようです。僕はミニ・アルバムのリリース情報を知ったとき、その内容がテクノ・アルバムになると知ってさっぱり音の想像がつかなかったのですが、それは、卓球先生はアルバムになるとついついサービス精神を発揮してしまってディスコだったり80's NWだったりといったテイストをおそらく手癖で盛り込んでしまうという思い込みが僕の中にあったからにほかなりません。
で、実際に聴いてみた感想。
ナニこれ、テクノやん!!
・・・いやまぁテクノなのは当たり前なんですが。精神的なこととかではなくて、音楽的に狭義のテクノだとでも言おうか、いや、この音楽をテクノと呼ばず一体何をテクノと呼ぶんだ。
パーカッションとヴォイスサンプルがトライバルな(登呂ビート!)「Feb4」は、名曲「Polynasia」をイマのBPMとグルーヴでリメイクしたかのようだ。ホーン系の音をカットアップしたミニマルトラック「Spring Divide」はダブだと思ったらアシッドだった。「SpinOut」はレイヴィーなフレーズの明け方トラック。ホーンの音と巻上公一の声をサンプリングした「Hukkle」が、いちばん今までの卓球先生の印象に近いユーモラスな曲かな。まるでTechnasiaかSpirit Catcherかと見まごう、開いていく感覚が気持ち良い「Arek」は、実は卓球先生の得意とする音のひとつ。ラストの「Y.H.F.」ではシンセのメロディーと4つ打ちから脱しようとするビートが遊び回る。どの曲も閉じてる感じがなくて開放的で、丸くて心地が良いくせにやたらと音圧のあるキックと、突き刺さるようなシャープなハットが気持ち良過ぎる。そう、これをテクノと呼ばず一体何と呼ぶんだ本当に。
年内には本作とはテイストを異にするフルアルバムが出るという話ももれ聞こえているが、この芸風のテクノトラックをもう少し聴きたいよなぁ。
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