洋菓子店コアンドル (監督:深川栄洋/2011) 

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伝説のパティシエを江口洋介が、鹿児島から上京してきたケーキ屋の娘を蒼井優が演じる、現在公開中の作品。役者の力でそれなりに見せる映画となっているとは思うが、いかんせん安いテレビドラマレベルの陳腐な脚本が残念。例えば、コアンドルのオーナーシェフ戸田恵子が蒼井優を雇うことに決めたり、江口洋介が晩餐会の準備のため蒼井優を手伝うことを決めたり、物語の要所要所で蒼井優に好転する根拠がいまひとつ弱い。そのためどうしてもご都合主義的なストーリー展開に思えてしまう。
ただ、劇中に登場する数々のケーキのおかげで、ケーキ食べたい気分を否が応でも盛り上げてくれる。僕らは映画を観終わったあと、わざわざ以前住んでいた街までケーキを買いに行きましたよ。というわけで、スイーツ好きにはオススメ、かも。

洋菓子店コアンドル (リンダブックス)洋菓子店コアンドル (リンダブックス)
(2011/02)
村上 桃子

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洋菓子店コアンドル オリジナルサウンドトラック洋菓子店コアンドル オリジナルサウンドトラック
(2011/02/09)
平井真美子

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洋菓子店コアンドルの幸せレシピ洋菓子店コアンドルの幸せレシピ
(2011/01/10)
映画『洋菓子店コアンドル』レシピ制作班

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蒼井洋菓子店~大好きスイーツ・ベスト88~蒼井洋菓子店~大好きスイーツ・ベスト88~
(2011/01/27)
蒼井 優

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【ビール】 オリオンビール いちばん桜 

沖縄のオリオンビールが毎年冬に発売する期間限定麦芽100%ビールです。最近は沖縄以外ではアサヒビールが販売しているので、沖縄以外でも比較的手に入りやすいと思います。どちらも醸造しているのはオリオンビールなので、沖縄で飲んでも沖縄以外で飲んでも味は同じ、はずです。
ホップの華やかな香りで、爽やかな春を一足早く感じることができる、そんなビールです。

Ulysses - Acid Reflux (Throne Of Blood/2011) 

Ulysses - Acid Reflux
Label: Throne Of Blood (TOB011)
Format: MP3
Released: 2011
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The Raptureのレーベルから、NYのElliot Taubという知らないひとのUlysses名義のニューシングル。タイトル曲は80'sシカゴアシッドのミニマル風トレース。Spankyみたいなダミ声のヴォイスサンプルとTB-303っぽいアシッドシンセが不穏な空気を醸し出していて、これは僕の好物。で、このタイトル曲をPrins Thomasがリミックスしているのだが、これが原曲のヴォイスサンプルやアシッドベースを残したまま、アコースティックギターをフィーチュアした陽あたりの良い北欧コズミックディスコに変貌している。どうしてこんな事態になってしまったんだろう、と理解に苦しみ首を傾げるくらいの衝撃。いやこれはなかなか面白い。まぁ他の2曲を聴くと緩やかなディスコだったりチルアウトだったりするので、このElliot Taubというひとは元々テクノやアシッドではなくディスコ/ロック方面のひとだということなのだろうな。
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Rolando - 5 To 8 EP (Ostgut Ton/2011) 

Rolando - 5 To 8 EP
Label: Ostgut Ton (o-ton43)
Format: MP3
Released: 2011
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海外の某音楽系blogでJeff Mills『Contact Special』のエントリを見たのだが、ジャケ写が俺の私物(Jeffのサイン入り)だった。ググってみたところ、検索結果の1番上に俺のblogの画像ファイルが表示されるらしい。ま、だからどうってことはないんですけど。

どうしても未だに "元UR" という肩書きで語ってしまいがちなRolandoの新作が、何とベルリン地下ミニマルのOstgut Tonから登場。一聴したところ、エモーショナルでフューチャリスティックな典型的なデトロイトテクノからはかなり遠いところまで来たと感じる、レーベルカラーに則したストイックでモノトーンなミニマルという印象。も少し聴き込んでみると、「De Cago」は繰り返されるヴォイスサンプルがエフェクトで少しずつアシッドに歪んでいく様やクラップの使い方なんかがむしろシカゴハウスっぽい、ファンキーで荒々しさを感じるトラック。これなかなかカッコイイ。じわじわ来るワ。「Junie」のほうは、独特の浮遊感があるアンビエント調のロービート・トラック。浮遊感とは書いたが、これはふわぁっと天に昇るような感じでも、空中を緩やかに遊泳しているような感じでもない。例えるなら、高層ビルの高速エレベーターで降下したときに感じる、内蔵が少し浮き上がるような感覚にも似た気持ち悪さのある浮遊感だ。チルなんだけどバッド、といったところか。
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ele-king vol.1 (メディア総合研究所/2011) 

『ele-king』は世界初のテクノミュージック専門誌として1995年1月に創刊した雑誌である。創刊号(第00号)は12インチレコードのジャケットサイズという不定形な大判の判型で、表紙を飾ったのはDerrick Mayとケンイシイの2人だった。第34号をもって休刊する2000年12月までの間に3回も判型を変えながら、その取り上げる対象は徐々にクラブミュージックを中心とするユースカルチャー全般に広がっていた。
2010年1月に、まだ放送開始前だったDommuneのサイト内にウェブ版ele-kingが復活し、そして今回の紙媒体での復刊、である。ウェブ版の内容がかなり充実していたので、ことさらフィジカルリリースが必要だとは個人的には思えなかったが、まぁいろいろ理由もあるのだろう(というよりも、ウェブ版自体が紙媒体での出版のための助走だったのかも)。こうして10年振りに、紙の雑誌の『ele-king』がさらに判型が小さくなって手元に届いたことは、ともかく喜ばしいことである(ただし復刊というからにはvol.1ではなくvol.35という表記にしてほしかった)。
まぁさすがに内容のほうはクラブミュージックとの関わりがさらに薄くなってしまっており(とは言ってもSeefeelのインタビューやダブステップ特集、ウェブ版に掲載されたディスクレビューの再録などはその存在感を未だ発揮しているが)、誌面の雰囲気としては、まるで最初期の『Quick Japan』や青山正明の『危ない1号』といった90年代のサブカル雑誌のようだわ(話はずれるけど、青山正明って10年前に死んでたのか。さっきWikipedia見るまで知らなかった)。
古本屋のカビ臭さと乾いた精液の匂いがする1冊(これ、一応批判じゃないつもりなんだけど)。

ele-king vol.1ele-king vol.1
(2011/01/18)
不明

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【ビール】 北海道麦酒醸造 小樽麦酒 デュンケル 

北海道麦酒醸造というブルワリーが作っているデュンケル。デュンケルとは、もともとはミュンヘンで生まれた濃色の下面発酵ビールのことです。
鼻孔を刺す甘い香りと、口に含んだあとのかなり強い酸味のギャップに驚かされ、そして惹かれる。もちろんデュンケル特有のコクも感じることができるのだが、とにかく酸味が特徴的な、ちょっと変わったタイプのビールです。

Mathias Schaffhäuser - In Concert (Ware/2011) 

Mathias Schaffhäuser - In Concert
Label: Ware (ware free digital 01)
Format: MP3
Released: 2011
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節分エントリ。
当blogで節分といえばMathias Schaffhäuserなんです(誰も覚えてないよ)。

Mathias Schaffhäuser(プルシェンコ似)のライヴアルバムが、自身のジャーマン・テックハウス・レーベルWareから無料配布されています(Twitter経由でshooterさんに教えてもらいました)。
硬質で澄んだ音色のビートで統一されたテックハウス。自身の代表曲や他人の曲なんかも新たな装いで混ぜられていたりして楽しめます。このひと自分で歌うんですね。mexicoさんみたいですね(Mathiasさんはあんまり歌上手くないけど・・・)。
あと、ラストのアシッドな曲がめちゃくちゃかっこいいと思ったら、Trentemøller仕事なのか~。って、調べたら持ってました。アテにならないな、俺。

あ、節分昨日一昨日だった。
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Thomas Schumacher - Electric Ballroom (SMEJ/1999) 

Thomas Schumacher - Electric Ballroom
Label: SMEJ Associated Records (AICT 65-6)
Format: CD×2
Released: 1999
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CDで聴くハードミニマル 第14回

場所をドイツへと移すと、ブレーメンから登場したThomas Schumacherが、ハードミニマルにより下地が作られたテクノシーンに、新たなハードテクノを投入し始める。その舞台となったのは、Dave Clarke『Red 2』によりトランスからシカゴ/ミニマルへとシーンの舵を切るきっかけを作り出したマンチェスターのレーベルBushであった。
Thomas Schumacherのサウンドは、ひとことで言えばヘヴィー。彼の作り出すキックは地の底から揺るがすかのような、これまでになく重低音の響くもの。同時に、単純でミニマルな構造のトラックではなく、展開や物語が用意された構成に凝ったものが多く、また、エレクトロやディスコ、ヒップホップなどを取り入れることが多いのも特徴だ。
このアルバムは、前年にBushからリリースされた1stアルバムを、ニホンのソニーが収録曲や曲順を編集し直した独自企画盤。比較的エレクトロ色の強かったオリジナルと比べて、ヘヴィーな4つ打ちのテクノトラックが多く収録されている。
スクラッチとピッチを上げたラップを大々的にフィーチュアした、ニホンでも大人気だった彼の代表曲「When I Rock」に始まり、中盤以降までその高いテンションを下げさせない。アルバムの構成としては個人的にはBush盤の方がよく練られていて完成度が高いとは思うが、ニホン盤にはボーナスディスクとして東京でのライヴ音源が付いてくるので、今からどちらか買うとすればニホン盤の方をオススメかな。
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