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 2011年08月 

コクリコ坂から 

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『コクリコ坂から』は、宮崎吾朗第2回監督作品。宮崎吾朗監督の処女作『ゲド戦記』については僕は結構こき下ろした方だと思うけど(過去記事)、それから5年、申し訳ないけど期待値低いまま観に行きました。

本作は東京オリンピックを翌年に控えた1963年の横浜が舞台。前作のような架空の世界を描くファンタジーではないので、当時の映画などの文献(映像)を参照した世界の作り込みがきちんと描かれ、表現できている。戦後の混乱期の記憶と、学生運動前夜の学園闘争を絡めながら、海と俊の恋心を主軸に描いている。ストーリーや演出にはベタな部分も多いし、過去のジブリ作品を意識したと思われるツギハギも鼻につくが、それでもカルチェラタン取り壊し反対運動の顛末とか、海と俊の出生の秘密の解き明かしとか、観客をダレさせずに最後まで作品中に引き込む魅力を持っている。そしてそれらを支えているのはスクリーン外にまで渡る作品世界のディテールの作り込みだろう。あと、前作に引き続き起用された手島葵だけど、今作の歌はどれも良いです、ほんわかしてて。
まとめとしては、正直言って驚いた。吾朗ちゃん、頑張ったよ!
『耳をすませば』の甘酸っぱさが好きなひとにはぜひ観てもらいたい作品だ。
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