ステキな金縛り

ある殺人事件の容疑者の弁護を引き受けることになったダメ弁護士が、容疑者のアリバイを唯一証明することが出来る "落武者の幽霊" を法廷の証人台に立てるというコメディ。
弁護士の宝生エミを深津絵里が、落武者の幽霊こと更科六兵衛を西田敏行が好演。その他のキャストも実に豪華、無駄に(公式サイトのCHARACTERSを見てください)。
三谷幸喜の法廷ドラマとしては『12人の優しい日本人』を思い出すが、あれはそもそも1950年代のアメリカ映画『十二人の怒れる男』へのオマージュなのに対し、近作は三谷幸喜のオリジナルなんですが、まぁ、もうこんなの、設定だけで面白いに決まってるじゃないか。いつだったか予告編を見たときから観に行くのは決めていましたよ僕ぁ。
笑いはもちろんのこと、ミステリあり、最後にほろっと泣かせるハートウォーミングな部分ありで、これはもうニホン映画の良心にしてエンターテインメントの極致だと言って良いんじゃないか。
ぜひとも公開中に劇場で観て、みんなで笑って過ごしましょう。
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- [2011/11/30 22:22]
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【ビール】 Bavaria (ペットボトル)

スッとするホップ系の爽快さに加え、麦芽系の心地良い苦みが舌の上で後を引く。けれど、あれえ? 以前もらった瓶のものに感じた麦の甘い余韻は感じられないなぁ。瓶とペットボトルで多少中身が違ったりするのかしら。もしくはオランダ国内用と輸出用の違い、とか? あるいは飲んだ時の体調や環境の違い?
まぁ安いし今度はケースで買おうか検討中であるくらいには美味しくいただける普段飲み用ビールだとは思いますがね。
- [2011/11/29 21:05]
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上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクト "VOICE" 日本ツアー2011 @ NHK大阪ホール 2011/11/25
■ Hiromi The Trio Project
□ Piano, Keyboad: 上原ひろみ
□ Contrabass Guitar: Anthony Jackson
□ Drums: Simon Phillips
Anthony JacksonとSimon Phillipsをフィーチュアした上原ひろみの新しいピアノ・トリオ "Hiromi The Trio Project" が、今年3月にリリースしたアルバム『Voice』を引っさげて(←使うのが恥ずかしい常套句)行うツアーの大阪公演に行ってきました。上原ひろみのライヴは3年振り3回目。
とにかく上原ひろみはライヴを体験しろ! というのは僕の持論なのですが、CDだけ聴いていても彼女の魅力や凄さは伝わらないと思う。
確かにCDを聴いても彼女の作曲家でありアレンジャーでもある緻密で繊細な部分を感じ取ることは出来るのですが、ライヴでのプレイヤーでありパフォーマーでもあるダイナミックな部分は、まるでシャーマンのごとく何かに取り付かれたかのようにピアノに向き合う彼女から、絞り出されるように吐き出される音楽を実際に体験しないと、なかなか皮膚感覚として理解出来ない。それはライヴを見るたびに思う。そして、ライヴ後に録音作品であるCDを改めて聴くと、ライヴ以前とはまた違った聴こえ方をするし、ライヴの記憶をみごとに補完してくれるツールともなる。
今回、何と2階席のいちばん後ろで背中の後ろは壁、という残念な席だったのですが、さすがNHKホール、音響的には特に問題なかった。あと、上から見おろす角度で見るのは初めてだったので、いつもグランドピアノの上にちょこんと置かれている赤いシンセ(ClaviaのNord Lead 2らしいけど)の使う様もよく見えたのは良かったかな。
前回見た4人編成のバンドHiromi's Sonicbloomにもかなりの衝撃を受けたけど、あのときはまだひろみがメンバーに引っ張られてる部分も若干あったように思うが(まぁあれはギタリストのDavid Fiuczynskiのためのバンドだったもんなぁ)、今回のThe Trio Projectでは、トリオの精神的な中心にひろみが存在するようになっていた。と言っても他のメンバーの個性が薄いのかというと全くそんなことはなくAnthony Jacksonの安定感のあるベースも、タイトだけど手数の多いアクロバティックなSimon Phillipsのドラムもキャラが立っていた。特にSimonのドラムなんて、あれもうほとんどプログレだよ。ライヴ終盤の圧倒的なドラムソロでは、ひろみもピアノから離れて踊ってたもんなぁ。
たぶん、Sonicbloom以後しばらくThe Stanley Clarke Bandのメンバーとしてフロントに出ない活動を続けたことから得られた経験や心境の変化が彼女をそう変えたのだろうな。言うのは簡単だが、またひとつ成長したのだと思う。
そして、ぴょんぴょん飛んだり跳ねたりしながら演奏する上原ひろみを見ていると、ジャズって楽しい、音楽って楽しい、って思うのだ。
Hiromi Photo Blog 旅の思ひ出 > Osaka (Japan) 1 >>
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今回も絶対楽屋で堂島ロール食べてるだろうな、などと開演前に思ってたのですが、よもやラーメンまで・・・(でもこのお店の別の支店でつけ麺食べたことあるけど美味しいですよね)。
あと、弦が2本も切れたのは初めての経験だったそうです。前回は切れた弦を客席に投げたら危ないからって怒られたそうで、今回は手に持ってくるくる回しておられました(笑)
□ Piano, Keyboad: 上原ひろみ
□ Contrabass Guitar: Anthony Jackson
□ Drums: Simon Phillips
Anthony JacksonとSimon Phillipsをフィーチュアした上原ひろみの新しいピアノ・トリオ "Hiromi The Trio Project" が、今年3月にリリースしたアルバム『Voice』を引っさげて(←使うのが恥ずかしい常套句)行うツアーの大阪公演に行ってきました。上原ひろみのライヴは3年振り3回目。
とにかく上原ひろみはライヴを体験しろ! というのは僕の持論なのですが、CDだけ聴いていても彼女の魅力や凄さは伝わらないと思う。
確かにCDを聴いても彼女の作曲家でありアレンジャーでもある緻密で繊細な部分を感じ取ることは出来るのですが、ライヴでのプレイヤーでありパフォーマーでもあるダイナミックな部分は、まるでシャーマンのごとく何かに取り付かれたかのようにピアノに向き合う彼女から、絞り出されるように吐き出される音楽を実際に体験しないと、なかなか皮膚感覚として理解出来ない。それはライヴを見るたびに思う。そして、ライヴ後に録音作品であるCDを改めて聴くと、ライヴ以前とはまた違った聴こえ方をするし、ライヴの記憶をみごとに補完してくれるツールともなる。
今回、何と2階席のいちばん後ろで背中の後ろは壁、という残念な席だったのですが、さすがNHKホール、音響的には特に問題なかった。あと、上から見おろす角度で見るのは初めてだったので、いつもグランドピアノの上にちょこんと置かれている赤いシンセ(ClaviaのNord Lead 2らしいけど)の使う様もよく見えたのは良かったかな。
前回見た4人編成のバンドHiromi's Sonicbloomにもかなりの衝撃を受けたけど、あのときはまだひろみがメンバーに引っ張られてる部分も若干あったように思うが(まぁあれはギタリストのDavid Fiuczynskiのためのバンドだったもんなぁ)、今回のThe Trio Projectでは、トリオの精神的な中心にひろみが存在するようになっていた。と言っても他のメンバーの個性が薄いのかというと全くそんなことはなくAnthony Jacksonの安定感のあるベースも、タイトだけど手数の多いアクロバティックなSimon Phillipsのドラムもキャラが立っていた。特にSimonのドラムなんて、あれもうほとんどプログレだよ。ライヴ終盤の圧倒的なドラムソロでは、ひろみもピアノから離れて踊ってたもんなぁ。
たぶん、Sonicbloom以後しばらくThe Stanley Clarke Bandのメンバーとしてフロントに出ない活動を続けたことから得られた経験や心境の変化が彼女をそう変えたのだろうな。言うのは簡単だが、またひとつ成長したのだと思う。
そして、ぴょんぴょん飛んだり跳ねたりしながら演奏する上原ひろみを見ていると、ジャズって楽しい、音楽って楽しい、って思うのだ。
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今回も絶対楽屋で堂島ロール食べてるだろうな、などと開演前に思ってたのですが、よもやラーメンまで・・・(でもこのお店の別の支店でつけ麺食べたことあるけど美味しいですよね)。
あと、弦が2本も切れたのは初めての経験だったそうです。前回は切れた弦を客席に投げたら危ないからって怒られたそうで、今回は手に持ってくるくる回しておられました(笑)
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- [2011/11/27 15:31]
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【ビール】 サントリー レッドロマンス

ん! 確かにカシスの持つ酸味と甘みは感じられるが、きちんとビールっぽく作られていて、けして甘ったるさは感じない。ベルギービールのランビック的な濃厚さを期待すると拍子抜けかも知れないが、ビールの爽やかさとカシスの爽やかさがなかなか。うん、これは "なかなか" だ。
- [2011/11/19 14:03]
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Unbalance - Unbalance#1

Title: Unbalance#1
Label: Unbalance
Catalog#: Unbalance#1
Format: MP3
Released: 2011
[試聴]
[Amazon.co.jp] [iTunes Store]
ロシアの西シベリアの中心都市オムスクを拠点に活動するDJ/プロデューサーAlexander MatlahovによるプロジェクトUnbalanceの、同名のオウン・レーベルの1番。現在3番までリリースされている。こういう、いかにもアンダーグラウンド然とした佇まいのリリースに、僕はめっぽう弱い。僕はMP3で手に入れたけど、ヴァイナルはクリア・ヴィニールみたいだ。ちなみに僕はカラー・ヴィニールにもめっぽう弱いのだ。
音の方は、ざらざらしたノイズの粒子がメタルケーブルの中を行き交い流れるようなダブ・テクノが3曲。やっぱり、こういったフィルターや音響処理で展開を作ってく手法は、まさしくテクノの醍醐味でしょう。
- [2011/11/10 21:32]
- 音楽 U |
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D4C - VCO Sputnik

Title: VCO Sputnik
Label:
Catalog#:
Format: CDR
Released: 2011
[試聴]
[Amazon.co.jp] [iTunes Store]
909stateがプロデュースした現役中学生テクノユニットD4CのデビューEP。こちらも、先日行われたM3で販売されたものです。ちなみに本エントリの画像がおかゆライスなのは協議の結果ですが、何故おかゆライスなのかは知る由もありません。
D4Cは909stateのblogによると、"僕の親戚の女子中学生と、その塾の友達で無理矢理結成させたユニットです" とのことです。正直言って新人だとも、ましてや中学生ユニットだとも信じがたい、硬くて跳ねたモノトーンなミニマルテクノ3曲にダブ・テクノ(流行りのミニマルダブではない)1曲。いや、すさまじい。
ちなみに僕のお気に入りは3曲目。モノフォニックなシンセのリフと、シカゴライクな4つ打ちクラップのカラミ、まるで昔の(ハードミニマル時代の)Damon WildとかDaniel Bellみたいだ。
とにかく、誰が何と言おうと現役中学生テクノユニットなので、まだ若い彼女たちの無限大の可能性を楽しみに次作を待ちたいと思います。
- [2011/11/09 09:17]
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VA - Musik for...

Title: Musik for...
Label: musikfor.info
Catalog#:
Format: CDR
Released: 2011
[試聴]
[Amazon.co.jp] [iTunes Store]
『Musik for...』は、『TB OR NOT TB be invoked』(過去記事)と同じく、先日のM3にて販売されたJackmaster YOSHIKIことtecra監修によるコンピレーション。アシッドと対になる作品というアイデアが企画の発端だということで、今作はアンビエントのコンピとなっております。ジャケットは、アートワークを担当したphasmaによるハンドメイド。ジャケに空いた穴の大きさや位置、インナーの写真、ステッカーの貼り方がそれぞれ異なるため、1枚として同じデザインのものは存在しないということです。本エントリの画像は、YOSHIKI(無論薔薇ではなくJackmasterのほう)が僕に送ってくれたCDのジャケット。インナーの写真の裏にはシリアルナンバーが書き込まれていて、僕のは89/100でした。
僕は今まで積極的にアンビエントを聴いてこなかったのであまり詳しくないのですが、参加アーティストのTREMORELAさんとTwitterで話を聞いたときに "眠くなるけど飽きない" というフレーズが出てきたことからもわかる通り、丸かったりささくれ立っていたり、エレクトロニックだったりアコースティックだったり、刹那的であったり牧歌的であったり、モノトーンであったりカラフルだったり、上を向いていたり下を向いていたり、色んな角度からのアンビエントが聴くことができて面白い。
このアルバムはめでたくM3の会場で完売し、再販の予定もないそうです。手に入れることが出来た方はラッキーでしたね。で、おそらくこのアルバムを聴いたひとたちの中からも、また新しい面白い動きが出てくると信じています。て言うか、そう思わせるだけの力がこのコンピにはあったということ(それはTB OR NOT TBシリーズも同様ですが)。
- [2011/11/08 08:42]
- 音楽 VA |
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VA - TB OR NOT TB be invoked

Title: TB OR NOT TB be invoked
Label: Acid Gelge
Catalog#: AG-303
Format: CDR
Released: 2011
[試聴]
[Amazon.co.jp] [iTunes Store]

Title: TB OR NOT TB Supplement 2
Label: acid303.net/be_invoked
Catalog#:
Format: CDR
Released: 2011
[試聴]
[Amazon.co.jp] [iTunes Store]
で、エクスクルーシヴ・ダウンロードのほうを先に紹介しましたが、こちらが本体です。"ハードオンリーの日本産アシッドコンピレーション" CD『TB OR NOT TB』(過去記事)の第2弾『TB OR NOT TB be invoked』。前作から引き続き名を連ねているアーティストよりも新しく参加したメンバーのほうが多いというあたりにも、単なる続編ではないぞという意気を感じる。
レイヴィーなハードコア・アシッドから、シャッフルするグルーヴィーなアシッドハウス、オールドスクールなシカゴ・アシッドに、幻想的なミニマルまで、何故か奇妙な統一感を持って、より先鋭的に、よりドープに、そしてよりアンダーグラウンドに。
テクノ好きなひとのなかでも僕みたいにアシッドが何よりも好きってひとがどれくらいいるのか、最近は僕にはよくわからんのですけど(ミニマルは相変わらず人気あるしねぇ、いやそれも悪かないけど)、そんな特異な(?)向きが高揚感を得られること間違いなしの1枚だと思います。
このCDが販売されたM3はもう終わってしまいましたが、特設サイトのほか、JET SETととらのあなでの通販では購入可能なので、売り切れる前に手に入れてほしい。
ちなみに、今回、光栄にも私びびんばがライナーノーツを書かせていただきました。webで読むことができますのでご覧下さい(夏の日の1993 ~あなたはアシッド・テストにパスしたか?~)。
あと、前作でも作られた "Supplement" は今作にも存在します。前回は収録曲のセルフリミックスとかでしたが、今回は909stateとJackmaster YOSHIKIの未発表曲が2曲ずつ収録。これもエクスクルーシヴです。M3の会場でオマケとして配布されたということなので、手に入れることが出来た方はラッキーでしたね。
『Supplement 2』の在庫はわずか数枚だそうですが、特設サイトの通販で前作『TB OR NOT TB』と今回の『TB OR NOT TB be invoked』を2枚まとめて買うと、『Supplement 2』もついてくるそうです(ただし在庫限り)。
- [2011/11/02 13:43]
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