渋谷慶一郎 feat. 太田莉菜 - サクリファイス 

Artist: 渋谷慶一郎 feat. 太田莉菜
Title: サクリファイス
Label: ATAK
Catalog#: ATAK101
Format: AAC
Released: 2012/2/15
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初期のATAKは7年くらい前に好んでよく聴いていて、その頃の記憶の断片はこのblogにも残っているんだけれど(ATAK001ATAK002ATAK000)、僕は当時Raster-Noton/Carsten NicolaiやATAK/渋谷慶一郎みたいなパルスとか奇形ミニマルと呼ばれていた音楽を新しいテクノだと認識して聴いていたので、ATAKが次第に現代音楽寄りにシフト、と言うかエレクトロニックなビートから脱してノイズ化していくにつれてだんだんと興味を失っていったのと、4年前に起こった身につまされるかなしい出来事のせいで聴く気になれなくなってしまったのでした。
そんな渋谷慶一郎がポップソングをリリースしたというので聴いてみた。伊勢谷友介監督の映画『セイジ 陸の魚』のメインテーマを再構築した作品だそうで、作詞には菊地成孔も関わっている。バックトラックは、立体的な音像のエッジの効いたエレクトロ(ニカ)。最近のまりんの音を、もっと情報量多めにしたような感じ。太田莉菜の歌い方はややのっぺりとしているが、歌メロは印象的。ポップスとしては前衛的な作り方をしていて面白いと思う。
このシングルの評をいくつか読んだ中で、"中毒性の高い" という表現が出てくることがあり、確かにこの印象的な歌メロと細かに刻まれるエレクトロニックなバックトラックのシナジーはそう感じるのかもなぁと思うけど、個人的には、中毒性の高い打ち込みポップスという意味ではきゃりーぱみゅぱみゅの「PONPONPON」や「つけまつける」に圧倒的に軍配が上がる。まぁ渋谷慶一郎を高く評価するような層は中田ヤスタカなんか馬鹿にして聴いてもいなさそうだけれども。
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