MU Limited Corporation presents "NO MORE TEARS" @ Cafe Bar PRATAS 2012/6/23 

TwitterベースのネットレーベルMU Limited Corporationが主催するパーティー "NO MORE TEARS" に遊びに行きました。MUのパーティーはこれまで東京で2度ほど開催されており、大阪ではこれが初めて。タイムテーブルはこんな感じでした。

17:00 OPEN
17:00 DJ RINN (DJ)
18:00 Parts of Console (LIVE)
18:30 Moody Kidz a.k.a. DJ Mizuta (DJ)
19:30 Fantas-Tech World Project (LIVE)
20:00 D.J.Fulltono (DJ)
21:00 909state (LIVE)
21:30 NOW! (DJ)
22:30 DJ REIJI (DJ)
23:30 CLOSE

エントランスフリーのパーティーだったのですが、残念ながらこの日の僕は二日酔いだったためお酒はあまり呑めませんでした。でもビールを頼んだらエーデルピルスのドラフトだったのにはビビった。それだけでもCafe Bar PRATASには遊びにいく価値アリですわ。

さて、DJ陣は、ネット上で知ってたり交流はあるけど今まで生のDJを聴いたことがなかったひとが多く、特にMoody KidzことDJ Mizutaさんは数年来blogを愛読していたり毎週日曜夜10時からのUSTを聴いていたりしてるけど、たぶん生で聴くのはこれが初めて。レイヴ・クラシックなどを織り交ぜたオールドスクール・セットで燃えました。踊ることに躊躇してしまう状況(後述します)の中、またパーティーの前半にあたる時間帯ながらも、フロアが徐々に暖まっていく様をまざまざと見せつけられ、流石、と唸ってしまいました。
D.J.FulltonoさんのDJも、以前土曜だったか日曜だったかのお昼にやってたUSTはよく聴いてたのですが、今回はJUKEの現場、フットワークの現場を体感出来たことがとにかく僕の中では大きかった。JUKEを楽しむポイントがもう少しでつかめそう。自分が踊れたらいちばんいいのだろうけどな。
ライヴ・アクトには僕が一昨年あたりから推してる909stateも登場。D.J.Fulltonoさんからの流れでフットワーク・ダンサーをフロアにつなぎ止めることに成功した909さんのライヴはたいそう盛り上がりました。特に個人的に2011年のベストトラックである「Armed poker」(『The World Is Spinning at 33 1/3 RPM -A Cassette Records Compilation-』(過去記事)収録)ではフロアから「めっちゃかっこいい!」という声が飛ぶほど。909さんのライヴはこの1年で4回くらい現場で観てるけど、いちばんの内容と盛り上がりだったわマジで。

ところで、私事で恐縮ですが、今まで土日にも働く仕事を10数年続けてまいりましたが、実は最近ほぼ平日のみの勤務に異動になりまして、ようやく週末のクラブ遊びを再開出来るとウキウキウォッチング。嗚呼それなのにそれなのに、気づけば風営法による過剰なクラブ取り締まりの所為で遊ぶ場所がどんどんなくなっていってるという状況ですよ。
この問題は普段からクラブを意識している僕たちが思っている以上に世間には知られていないのがどうやら現状のようで、僕の周りの音楽が好きな友達とかでも関西(特に大阪と京都)のクラブシーンが危機に瀕していることは僕が話しをするまで知らなかったりします。風営法の改正を求める運動も始まっているけれども、根本的な解決には結局のところクラブ人口を増やす以外にないと思うのです(ただしクラブを一般化したいという意味ではなくて)。なのでこれからはもっと積極的に友達とかをどんどんクラブに誘って遊びに繰り出したいと思っております(これ僕の決意表明ね)。
前述した風営法の改正を求める運動については、坂本龍一やいとうせいこうなどが呼びかけ人の "レッツダンス署名推進委員会" という団体が、風営法の規制対象からダンスの削除を求める署名運動を始めています。僕もWEB署名と自筆署名、両方しました。詳しくはLet’s DANCEのサイトを見て下さい。
あと蛇足になるかもだけど、社会運動というのは自らの生活の問題と捉えることが出来なければなかなか本意気で関わることはしないのが人間なんですよね。風営法改正でも、原発再稼働反対(脱原発)でも、消費税増税反対でも、TPP反対でも、何でもそう。僕は友達に声をかけて誘ってみて、それぞれの問題を自分自身の問題だと考えてくれるひとたちをひとりでも多く増やさないといけないと思うんです。

昨日Twitterにもちらと書いたけど、今回のMUのパーティーは、"DJコンサート" や "イヴェント" ではない、まさに "パーティー" 感のある楽しいものでした。DJもライヴアクトも最高だったけど、パーティーって音楽だけじゃないんだよね。人と人とが繋がっていこうっていう主催者の気持ちはちゃんと伝わってきましたよ。

とにかくパーティーを続けよう
これからもずっとずっとその先も・・・
スポンサーサイト