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 2012年08月 

石野卓球 - WIRE TRAX 1999-2012 

Artist: 石野卓球
Title: WIRE TRAX 1999-2012
Label: Loopa / Ki/oon Music
Catalog#: LPA057CD / KSCL2071-2
Format: 2CD
Released: 2012/07/04
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石野卓球が1999年の第1回から昨年までの12年分のWIREコンピに提供した楽曲をひとまとめにしてそのまま年代順に並べた編集盤。ボーナスディスクには過去のWIRE関連の未発表曲やメディア用番宣スポットやアイキャッチ音源的な物が収録されている。
今回のリリースは、『Cruise』(過去記事)のあと出す予定だったのに(たぶん、震災の影響で制作する気分になれず)お蔵入りになったアルバムの代わりということなのかな。リリースのスタイルとしては、WestBamが主催する屋内テクノフェスMaydayの毎年のコンピ収録曲をまとめたMembers Of Mayday『Anthems Of The Decade 1991-2001』がモデルになっているであろうことも想像に難くありません。
一聴して、もちろんその年々の流行りだったり当人の興味の矛先の向かっていた音というものも垣間見られはするのだが、12年の歳月の中でも共通して感じられるのは、硬くて乾燥していて、しかしどこか柔軟性のある、まるで高野豆腐のような質感のトラックが多いこと。それは手癖とか同じ引き出しといったネガティヴな意味合いではなく、卓球のクリエイターとしての根っこと言うか核になる部分(の一部)なんじゃないかと思ったり。それは例えば、ハンマービート的なビート・ストラクチュアであったりね。
ただ、おそらく各コンピ収録曲では意図的に叙情性を排除した音作りをしているようだが、卓球の音楽のもうひとつの核になる部分には叙情性や歌謡曲的・演歌的な "泣き" の要素が間違いなく存在するわけで、でもまあそのあたりは他のソロ作などで展開というか収束というかさせていくのだろうな。
現在は電気グルーヴのアルバムを製作中ということだけれど、いずれにせよ電気でもソロでも早く新作が聴きたいところです。あと、個人的にはそろそろ新しいミックスCDも出して欲しい。
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