【ビール】 煌き麦 

どこで買ったかよくおぼえていないが、メーカー名不明の第3のビール "煌き麦"(きらめきむぎ)。僕が普段飲んでいる麦豊穣(過去記事)と同じくベトナム産だったのでわりと安心感を持って飲んでみた。
なるほど、実は飲むまで中身は麦豊穣と同じじゃないかと思っていたが…麦豊穣よりも少し苦みが強め。クリアで後味も悪くなく、充分飲める。
激安第3のビール市場では、国内大手メーカーの商品にひけを取らない無名の外国産商品も多い印象。これだからビール・ディグはやめられない。
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風立ちぬ 

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風立ちぬ 公式サイト

零式艦上戦闘機(いわゆるゼロ戦)の設計で知られる航空技術者、堀越二郎の半生を描いた、宮崎駿監督による長編アニメーション。

実在の人物である堀越二郎の10代から30代にかけてのエピソードを基にしながらも、堀辰雄の自伝的同名小説『風立ちぬ』のエピソードが盛り込まれており、映画の登場人物である堀越二郎は、実在の堀越二郎と小説家堀辰雄のふたりを融合した人物設定がなされている。
宮崎駿の監督作品としては『崖の上のポニョ』以来5年振りの作品であるが、題名に "の" の文字が入らないという点は珍しい。
(蛇足だけど、ポニョの感想文に「個人的には、次作は『紅の豚』のように宮崎駿の趣味を全面に押し出した映画が観たいなぁ。」と書いたけど、まさしくその通りになりましたね。)

宮崎駿監督は、「この映画は戦争を糾弾しようというものではない。ゼロ戦の優秀さで日本の若者を鼓舞しようというものでもない。本当は民間機を作りたかったなどとかばう心算もない。自分の夢に忠実にまっすぐ進んだ人物を描きたいのである。」と述べている。しかし監督の反戦のメッセージは観る者に強烈に伝わってくるはずだ。作中、そして作外においても。
関東大震災、復興、そして行く先には破滅しかない戦争へと突き進む時代に生きる登場人物達。そんな時代の物語を、あえて今作ったのは何故か。

宮崎駿監督は、間違いなく、2013年の現在が、のちに "戦前" と呼ばれるであろう時代なのだと認識している。